異常気象の兆しはたしかにジワジワと迫りつつあるのですね。
先日は札幌が東京や大阪よりも5度高い暑さでした。北海道には梅雨というものがなかったはずなのに、今は蝦夷梅雨というものが当たり前の現象になりつつあります。
今週は寒暖の差が激しく、体調管理を万全にしておかないといっぺんにがおってしまいます。
私は先月から咳が治らず辛い日々が続いていますが、スタジオ・ロビー・カウンターには無料「のど飴」が置かれていて(写真参照)とても助かります。
バンドメンバーの中でも管楽器は当たり前といえば当たり前ですが息を吹き込むものですし、ボーカルも喉のケアを万全にしておかないとトラブルの元。
常にマスク装着を欠かさない完全装備のメンバーもいます。ああ・・・強靭な喉が欲しい。
さあ、連休明け、練習再開です。
8人が集結、驚いたことにその半分以上の5人がブラス・セクション。編成はTPx2、BSx1、TBx2です。
もちろん迫力倍増です。賑やかなことといったらもう。
この日は圧倒的に管楽器談義で大盛り上がり、楽しいひと時です。
ミツとヤマちゃんのボントロ・コンビ、唯一のサックスがミユキ嬢、ペッターはミユキ嬢の師匠ことタツ、そして初参加はミユキ嬢と小樽でクラッシュ・ビートで吹きまくっているクニ氏。
クニ君とはSTAで何度もいたるところでタイバンを組んでいるので面識は以前からあるのですが、一緒にプレイするのは今回が初。
彼は音源もスコアもない状態でスタジオ入りして、まあ、だらだらと能書きこいていてもラチがあかないので手っ取り早く「セーノ!」で合同演奏しました。これがやっぱり一番でしょう。(譜面はマサ持参のものを手渡し)
物凄い刺激になったようだよ。しょっぱなから歌いだしたとたんにブーム・マイク・スタンドがゆっくりとお辞儀しだしたんだけど、両手は休みなく弾きまくっていたのでシールド・コードの隙間を歩み寄ってミユキ嬢が元に戻して締めなおしてくれました。女性はこういうところ気がきくねえ。大助かりさ。
そしてそのミユキ嬢からの紹介で、また新たな人脈確保ですな。
しかも最近は札幌を飛び出して小樽方面に進出中。
マサが1曲、1曲の流れと入り方をクニ君に説明。エンデイングを迎えるたびに「何か御質問は?」「大丈夫!」
今回はスケジュールの関係でシン&ミキ嬢は休み。
よってシンのボーカル部分はマサ&ケンが交互に兼任。
これはこれでとても勉強になります。シンの視点で曲を見つめることができますからね。
もちろんピアノのリフはマサがお馴染の口演奏でスタート。
数か月前からトライしている課題曲も、ここぞとばかりにやっちゃいましたよ。
この日のファースト・テイクを終えると、皆が皆、無言で不満顔・・・
「あれ・・・?前よりもまとまりが悪いじゃんかよ・・・」
アンサンブルがとっちらかり気味。納得いかない。
ノブの「もう一丁行こう!」の一声でテイク2。
まあまあ、さっきよりはマシという程度。もう一度、各自でおさらいのしなおしですな。この曲はVOハイートーンが半分以上を占めているので3テイクが喉の限界。ミユキ嬢はじめ、以前寄り話題になっていた日本語バージョンも英語バージョンと交互に歌ってみましたが、韻を踏み部分がまったく逆だったり、とにかく日本語と英語ってこうもイメージが別物だということを肌で実感した次第です。メンバーの一人が英語の歌の流れに対して日本語で歌う場合「アグネス・チャンのひなげしの花」を引き合いに出したのはとてもわかりやすかったね。
ノブがぼそっと一言「やっぱり、シンの存在はでかい」こういうとき、尚更痛感するものです。
セット・リストの決定にも毎回悩みます。ごく限られたライブ持ち時間内に起承転結、開場、客層、タイバンのイメージに照らし合わせてもちろんSTAのコンセプトに基づいて毎回組み立てていくわけですが、MCの場所、スタミナ配分も考慮。
初期シカゴ中心のブラス・ロックは絶対にぶれたくない主軸なのですが、STAがお気に入りで取り上げたい曲でも客の反応がイマイチだったり、演奏すれば絶対100%踊り狂ってバカ受けするのはわかっているんだけど、「これはSTAのイメージとはかけ離れているんじゃあないか・・?」という曲。その他もろもろの制約など。
その中にサプライズやらゲストやら、新たに加わったシカゴ曲、更に復活物をカバーしたり・・・。
最後は恒例になりつつあるメンバー達へのアンケート!
今回のテーマは「あなたにとって想い出深い邦画は?」
マサ・・・男はつらいよ
ノブ・・・人間の証明
クニ・・・復活の日
ミツ・・・キタキツネ物語
タツ・・・天空の城ラピュタ
ケン・・・ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦
ヤマちゃん・・・風立ちぬ
ミユキ・・・ハイ・ティーン・ブギ