THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,149 江別市民会館 大ホール(PART,2)

2018-03-15 21:46:37 | Live Set List

江別バンド・フェスティヴァル4のライブ・レポート(part,2)のはじまり、はじまり~!

4、15:30~「タクミビースト」

全員男性ばかりの若者5人組。

ちなみに2番目に出演したピアノ弾き語り「UnlieSky」のタクマくんは、このバンドにも参加しています。

全曲をハード・ロック、もしくはへヴィー・メタルで網羅しています。

編成内容はといいますと・・・・・ギター&ボーカル・タクミくん(「ギブソンデラックス・レスポール、チェリー・サンバースト)、リード・ギター・チバくん(アイバニーズ・ブルー・カラーボディ)、ベース・イトウくん(フェンダー・ジャズ・ベース白、ローズ指板)、ドラム・ナナオくん、キーボード・タクマくん(ヤマハ)という陣容。

バンドからのメッセージ「札幌でライブ活動をしているバンドです!是非遊びにきてください!」

本来ならば、セッティング完了後、ミキサーとアイコンタクトからタッキーが華々しくバンド名をコールしてライブがはじまるのですが、その作業を割愛していきなり開演となりました! 

これも若さ故の初々しき醍醐味。

「seek&destroy(メタリカ)」

こいつを聞かされたら、体内の血液が勢いよく逆流しそうだ。

さあ!この日一番へヴィーなサウンドを轟かせるのは伊達男タクミくんが率いるバンド。

早速ジェームス・ヘッドフィールド役のタクミくんは会場に向かって「ヘイ!ヘイ!」とシャウト。

ザクザクと切り刻まれるリフの山。

なんとまあ、王者の風格まで兼ね備えてます。カリスマの様相までをも呈しています。若さ溢れる躍動感が羨ましい。

多少の緊張感は今後の経験次第でいくらでも克服できますよ。まあ、いずれにしても賑やかこの上ない布陣でオープニングから、じゃじゃ馬のような楽曲にトライする意気込みはなかなかに立派だね。

「細かい展開部分までをも、こだわりぬいてコピーしているよ」と、そばに座っていたバンドマンがしきりに褒めていたのが印象に残りました。

軽くジャブをかましてから、肩の力も抜けてきたし、さあ、舞台は整った模様。

体もちょうど温まってきたし、ウォーミングアップも万全に整ったご様子だ。

タクミくん、ギターを肩から外してスタンドに置き、水を一飲みしてから・・・・

「どうもはじめまして!皆さん、タクミビーストです。ハード・ロックのコピーをやっています。最初にメタリカのコピーをやりました。楽しんでますかあ!?今日も超満員で所狭しとひしめき合っております(笑)なんとか床が抜けない程度に頑張ります!次にちょっとドリーム・シアターの曲をお届けしたいと思います・・・・・peruvian skies」

2曲目も高度なテクニックを駆使する、天才集団の楽曲に挑戦。

その怖いもの知らずの意気込みは、大いに高評価。

手拍子の要求。

すでに掴みはオーケー!

イントロでは目一杯にリヴァーヴを深めに響かせた、イトウくんのベースが唸りをあげる。

怪しく揺らめく照明。

ズッシリと重くのしかかるようなボトムの進撃。

力強く不気味な重量級の戦慄が流れる中、ヴォーカリストのタクミくんはクールかつ情感豊かな歌心はもちろんのこと、観客いじりも巧みにドッカンドッカンとかましまくります。

ここではじっくりと落ち着き払ったかのように低く語りかけ、徐々に熱を帯びるにつれて吠えまくる。

爽快そのもの。これは彼の持って生まれた才能ですね。決して磨き上げて育んだパフォーマンスではない。

本人に確認してみたところ、バンド・ボーカル歴はめちゃ浅いんですよ。

ライブ・ボーカリストになるべく運命の星の元に生まれた男なのだあ!黒いTシャツには世界一有名なるロゴ「ローリング・ストーンズのベロマーク」が鮮やかに描かれていて仕込みもバッチリ。用意周到ですね。

再び愛器のギブソン・レスポール・デラックスを肩にかけつつ「人口密度もマックスで今日のライブ・チケットを入手できなくてモニター・ライブ・ビューで見ている人達、残念ですね、可哀想に・・・・(爆笑)」

またもやメタリカで「the unforgiven」

ミディアム・テンポが渋い!

ここでも盛大なる臨場感を演出。

カーク・ハメット・フリークのチバ君がイントロのアルペジオをプレイ中に、タクミくんはチューニングに勤しんでいます。

ドラムのリズム・パターンはラーズ・ウルリッヒ直伝。癖あるフィルやタメまでもね。

やっぱり本家メタリカの曲はどこをとっても別格。

心に染み入る憎いほどのメロディラインで牽引。

完成度が半端ではない。

プロデュースも最大限にバンドの力量を引き出しているし(徹底した妥協を許さぬ創作活動が透けて見えそう。駄作なんてありえない。やはりへヴィー・メタル界の王者だ!)。

どんな歌でも説得力込めて歌いこなす、タクミくんの実力は折り紙つき。器用なボーカリストです。

絶品だね。

などと思いを巡らせていると、キーボードのタクマくんがアレンジを施した独自の解釈プレイで応戦。

確かな素養を、まんべんなく駆使している姿が飛び込んできた。

ギター・ソロに絡めて、その後もじっくりと築きあげた分厚き音像で、エクスタシーに達する。

ヤング・パワーの勝利か。

またギターをスタンドにかけて・・・・

「皆さん、ドリーム・シアター好き?う~~ん・・・そうでもない?知っている人いるかな?それでは、一番有名な曲をやります。皆も歌ってよ~!一緒に楽しみたいと思います・・・・・pull me under」

壮大でプログレッシブなムードはあいかわらず継続中。

このバンドのメンバーも殆どが黙々とプレイに没頭。

バックとフロントとのバランスが、ほど良くとれているね。

曲調に合わせて照明がとても煌びやか。もちろんステージ上、ピンスポットライトがリズムにのって絶え間なく点滅しています。

ムード満点。ドラマーのナナオくんは表情のヴァリエーションも豊富だけど、バスドラとフロアタムを中心に一打一打に対する気迫は鬼気迫るもの。そのくらいのほうがライブ栄えするんだからたいしたものですよ。ただでさえドラムって奥に引っ込み気味だけど、ナナオくんにはそんな心配は取り越し苦労だった様子。

「今回も各バンドさん、色々なジャンルの曲を披露してくれます。我々もじゃあ最後にいきましょうか!?皆で歌おう!カン・コーヒーのCMでもお馴染みです。ディープ・パープルで・・・・black night!!」

タクミくんが呼びかけると、大合唱で観客も即応。

灼熱、猛烈、激烈、一体となった会場のヴォルテージはとどまる事を忘れたかのよう。

タクミくん、絵になる粋な男だ。うまいんだなあ、これが!

「皆、盛り上がってますか!?江別、最高!」パン!パン!とクラッカーがあちこちで炸裂。

70年初期。この時代を多感な年頃で原体験しているダンサーのアベさん。熱狂的ブリティッシュ・ロック・ファンを公言するアベさんは、かぶりつきで常に好サポート。

スネアのアタック音にあわせて皆が皆、手にしているタオルをブンブン振り回す光景は一種独特なロックの祭典を見ているよう。

トドメの一発は轟音の塊に直撃弾のごときタクミくん渾身のシャウト炸裂だ。

「暑い~!!ありがとう~!!」

タッキーのインタビューにも、もちろんタクミくんが対応。

前のライブではボーカルのみだったらしくて、今回タッキーにとってはギターを弾くタクミくんがとても新鮮に映ったようだよ。

バンドは結成してから2年ほど。メンバー達とは、ライブごとのタイバンで知り合ったのだそう。

で、キーボードのタクマくんは、つい最近の加入だとのこと。先月まではコンスタントにライブを行っていたんだけど、今後の予定は未定。

誘ってください!と猛烈にアピール。

6、16:50~「FREEZE MOON」

全曲、尾崎豊のカヴァーです。

バンド名も尾崎の曲から命名。

メンバー?・・・・・皆、お馴染みの顔ぶれがズラリだよん(笑)

彼等はいつも多忙なのに、よくもまあ、次々と色々なバンドを結成して合流するもんだねえ。私にはとてもじゃあないけれども、真似ができませんよ。

心の底から、音楽、バンド活動、演奏、ライブが好きなんだね。

健全なるワーカ・ホリックでしょう。

男女混合の7人編成で・・・・・ヴォーカル・ジンにゃん、ギター・ヒコちゃん(お馴染みシェクターのブルー。PUはSSH配列仕様。ローズ指板)&テッちゃん(フェンダーUSAストラトキャスター。タバコサンバースト。メイプル指板。なんとアメリカン・デラックス2004年50周年記念モデル!)、ベース・キラーちゃん(シェクター・ブルー・カラー。メイプル指板)、ドラム・カズくん、キーボード・キムキム教授&ルーちゃん!

バンドからのメッセージが届いています「2017年結成。ボーカルじんにゃんのカラオケ尾崎豊を聞いて、めっちゃ似てた為いつかやろうと思っていましたがやっと実現。お楽しみください!!」

この連中のことだから、またいつものように陽気な感じで繰り広げてくれるのかと思いきや、ちょっと微妙に雰囲気が違うなあ・・・。

だってレジェンド尾崎豊だもんね。

噂にはずっと聞いていたんだけども、想像以上にぶっ飛んでいました。もちろんいい意味でね。

「1・2・3・4~!!」

1曲目「DRIVING ALL NIGHT」

会場はジンにゃんの独壇場と化していたでしょう。

開巻からはやくも身軽で運動神経抜群のジンにゃんは、ピョンピョンとジャンプをするわで物凄い事に。

尾崎がジンにゃんに降臨(スバルちゃん風に解説すればね)

常に前傾姿勢で、トクトクと歌いこむジンにゃん。

そうとう研究してきたのか、はたまた根っからの尾崎フリークとして全身に滲みこんだものなのか!?

その辺のお楽しみは、後日にでも本人に確認してみましょう。

同一の志で結成されたバンドだけあって、チームワークもピカイチ。

エンディングでは片膝ついてシャウトのジンにゃんがメッセージを送り続け、テッチャン&ヒコチャン鉄壁のツイン・ギターも唸りをあげる。

一糸乱れぬフォーメーション。弦楽器トリオがガップリと組み合う。

キラーちゃんの肩に片手をかけて歌い続けるジンにゃんの横では、必殺技のギター歯弾きプレイを披露するヒコちゃん。

ジンにゃんは一瞬も休むことなく寝転がっての歌唱続行。

ジンじゃんMC「皆さん、こんにちは!フリーズ・ムーンと申します。今日は超満員の中1005人(笑)満員御礼ありがとうございます!

テンションあがります。あいつ、おかしいんじゃあないか・・・・転げまわって。尾崎豊を知らない人はそう思うんじゃあないかなあ。

尾崎はもっと凄いんだよ。とんでもないところから飛び降りたりね」

ヒコ「やってみる?(笑)」

ジンにゃん(焦りながら、頑なに拒否)「やばい!やばい!!・・・最後までよろしくお願いします!」

2曲目は美しくきらめくピアノ・イントロに導かれて、涙なしでは聞けない永遠の珠玉バラードで「I LOVE YOU」

溜息と共に、拍手喝采。

なぜだか感傷的になって、キュンと胸が締め付けられホロッと泣けちゃうんだよね・・・。

ギターによるボリューム奏法と、甘く切ないメロディが滲みるなあ。

友人は「この曲を聴いていると日頃の嫌な事も忘れさせてくれる」としみじみ語っていました。

これは素晴らしい事ですよね。音楽の本来あるべき根本的存在価値はこれに尽きるわけですから。人に震えるような感動、勇気、希望と愛を与えられたらミュージシャン冥利につきます。

もうこのあたりから、ジンにゃんが、尾崎に見えてきた・・・。

スバルちゃんは、客席から動画配信中。

ジンにゃん、渾身のラブ・ソングを懇切丁寧に歌いきる。

中々そこいらの輩には真似のできない、ナルシストたっぷりと取り入れた素晴らしいパフォーマンスだ。

しかしそのナリキリぶりは立派だ。

「僕が僕であるために」

歌詞の一言、一言がこちらサイドの胸にグサグサと突き刺さってくるほどだ。まさに青春の代弁者だけに、会場内には共感を覚える人達も数多い事でしょう。

ジーンズに、白のシャツは前をはだけて髪振り乱して一心不乱に語りかけるジンにゃん。

節回しに至るまでそっくりで、完コピだ。

テッチャンが、グッとさりげなく、かつスマートに前面に出てきてフレーズを弾きまくるそのお姿は、ギター小僧羨望の的。

ギターを持つシルエットが、自然と似合う憎い奴。

とても繊細で粒立ちも歯切れも良い、クリアーなトーンを演出していました。

とにかくスーパー・カメレオン・ボーカリストのジンニャンは色んなジャンルのバンドで歌っているところを今までにも目撃していますが(爆風スランプのコピーバンド「中年スランプ」ではサンプラザ中野くんになりきりスキンヘッドカツラにサングラス姿で熱唱していましたが、見事にはまっていました。初めて彼を見たのはMR,チルドレンだった)、そのパワフルで声域の広い喉には毎度のことながら驚愕です。ある人は「彼なら大会場でも見劣りせず余裕に歌いこなせる」と太鼓判。マサは「そのボーカルテクニックはどこかで習ったの?」と本人に聞いたところ「全くの独学です!。朝から毎日酒飲んでいます!!」なるほど、それが自己流トレーニングかあ・・・持って生まれた才能だね。羨ましいなあ。観るたびに今でもドンドンと成長しているんだから驚きだ。純粋に貪欲に吸収する勉強熱心なジンにゃん、天晴れ!

「ありがとうございます。じゃあここでね、メンバー紹介をしたいと思います。せっかく1005人もいるのに見えないなあ・・・。今日いっぱい皆さんいるのでコール&レスポンスをしてもらおうかなあ!なんでもいいです(笑)。サンシャイン池田みたいに叫んでください。

指差したらきっとお客さんは応えてくれます。安心してください。考えてる?・・・・。パッといかなきゃあ!レスポンスよろしく!

(客を指差しながら・・・)イヨ~~~ポンッ!!ありがとうございます!レスポンス、悪かったね(苦笑)。」

ジンにゃんは、メンバー各箇所のところに行ってマイクを向ける

ルーちゃん「心配ないさ~!」

キムキム教授「いきますよ!今日もいけてるかい~!?」

ドラムのカズくん「高いところからいきますよ!オー!イエイ!凄いですね。見えませんね」

テッチャン、力入れて魂込めて・・・「オーケー、ベイビー!イエーって言え!」「難しいなあ・・・」「今のは清志郎・・・・知らないかなあ・・・・」

さあ、リーダーの天然ヒコちゃんは何をやってくれるんだろうか・・・?「いいですかあ・・・・・・!?>===**~$&、、。。\\~|()#」}{」

よく聞き取れなかった・・・・「滑りました・・・」(大爆笑)

「こんなメンバー達で、楽しく仲良くやっています。気を取り直していきますよ!・・・15の夜!」

ドラム4カウントからリムショットへ。テッチャンの真骨頂ともいえる、豪快無比なるギターが吠えまくる。

ジンにゃんはドラムの台からダイビング。ビックリたまげたでしょ。

アベさんは名物ネオン・スティックを振り続ける。

そんじょそこいらに転がっている、単純能天気馬鹿なだけのバンドとは大違い。

「あっという間に最後の曲です。」「ええ~!?・・・」「もう一回言います。最後の曲です」「ええ~~!!・・・(笑)」「本当に今回はありがとうございました。あれ!?さっきまでは1005人いたのに、いなくなった。オールライト・ギター!・・・・SCRAMBLIN’ROCK’N’ROLL!」

ジンにゃんはついに会場へ降り立って、階段を駆け上がる。観客席の間を、縫うように走り回る。

客の一人一人にマイクを向けて、交互に合唱と会場全体へ掛け合いを要求。

テッチャンも物凄い勢いで飛び出してきて、トドメのチョーキングを一発ギュイーン!と引っ張りあげる。

それに負けじとヒコちゃんも参戦。戻ってきたジンにゃんは、ステージの段差に腰掛けてポーズ。

手馴れたステージングには思わず舌を巻いちゃうね。

余力を振り絞ってジンにゃんと2フィンガー・プレイのキラーちゃんが追いかけっこ。

無事に終了の大団円、「ありがとう~~~!!」「ピイ~!!」

インタビューはジンにゃんとヒコちゃんの担当

タッキー「はい、ありがとうござました。熱唱、御疲れ様です。倒れるんじゃあないかと思ったよ。よくもまあ、体がもつね。

このバンドは結成8ヶ月だそうです。」

「きっかけはけっこうアバウトで、元々ヒコバンドが仮のバンド。

それが飽きて洋楽・・・・それも飽きて、単純に尾崎がやりたい、と呟いたら・・・あーいいんじゃあない!

バンド自体が軽い気持ちでやってるんで。

このバンドで特に思い入れのある曲は、アイ・ラブ・ユーです(ヒコ)。

やっぱり、北の国から、初恋でしょう。あの山小屋でのジュンとレイちゃんのシーンがいいんだな。この曲が流れるのさ。ドラマ中、尾崎豊の話題で2人が盛り上がってね。横山めぐみちゃんが、とっても可愛くていいんだよ。」

 「ジンにゃんはいつものようにライブ前はアルコールがかなり入ってるでしょう」「もうすでにかなり抜けかかってる」「うちのバンドはドーピング検査があるから、俺は(ヒコちゃん)飲まないよ。女性メンバーで酒豪がいます。名前は伏せておくけど・・・・」

「あれ!?1人しかいないから、もう誰だかバレちゃったでしょ(笑)」

「ジンにゃんの無茶振りチームワーク・バンドです。今日はたくさんの皆さんにお集まりいただきありがとうございました!」

7、17:30~「.J」

オオトリに控えしは噂の超絶技巧派光速天才ギタリスト、イングヴェイJマルムスティーンの5人組コピー・バンド。

これはマジで事件ですよ。

遂に神秘のヴェールを脱ぐわけだ。

ここのメンバー達も顔なじみ。

編成は・・・・ズマッチ(VO),マサキヨ(G・フェンダー・ストラトキャスター。オレンジ・ボディ。ローズ指板),セッキー(DR),トミー(Bフェンダー・ジャズ・ベース。白ボディ。ローズ指板。PUはUSA製),キーボード&コーラス(ローランド)は紅一点のミキミキちゃんだ!

彼等は数多くのバンドでも活躍中の猛者たち。

マサキヨくんは、アンクルキャッツ、乙!帝國ゆるゆる団でも名を馳せていた男(オフ・ステージにおいての行動もイングヴェイにならっているのか単独行動でミステリアス。マサ同様に方向音痴らしくて、駐車場で迷子になっていました・・・笑)。

ズマッチはセブンス・ワン。トミー&セッキー&ミキミキチちゃんもブレイク・スルー他ここに書いていったら相当な行を必要とするほどのマルチぶり。

さて、このシンプルだけども、強烈にインパクトがあるバンド名はイングヴェイのミドル・ネーム。

こだわりどころは「ドット」が付いているところだね。

バンドからのメッセージ「マサキヨさんの為に結成されたバンドです。ボーカリスト、ズマッチとの2枚看板のバンドです。」

徹底振りはそのルックスやコスチュームにも如実に反映されています。まずは全員がカラフルなロン毛。

更には極上のへヴィー・メタリック・ファッションやサングラス姿に変身。

皆の顔つき、目つきまでも変わってきちゃった。

ダメオシにセッキーは愛するコージー・パウエルにちなんで、リストバンド着用でツーバス連打攻撃。

最も特筆すべきはミキミキちゃんのアミアミ悩殺タイツ。これには並みいる男性陣もやられちゃいました。

ライブ鑑賞に集中しようにも、チラチラと見ちゃったりして・・・・。目のやり場に困るほど。

とにもかくにも血沸き肉踊る、ブリティッシュ様式美へヴィー・メタルが堂々再現されます。

とくとご覧あれ!

「NOW IS THE TIME」

アルバム「オデッセイ」から。

轟音のような例のバロック調イントロから、すでに威風堂々としています。

ミキミキちゃんによる、パイプオルガン風のバッハ・アレンジが冴え渡っていますよ。

エッジのかかった一体感から震えがきちゃいます。

マサキヨくんのイングヴェイに対する崇拝度は、計り知れないものがあります。

あのやや崩し気味に荒々しくプレイするスタイルまでをも、なりきって黙々とピッキング。

弾丸のごとくほとばしる、フレーズの嵐でふやけきった俗世間を一刀両断。

ここでまずはじっくりと、 ミディアムテンポながら後方よりドラマティックな演出効果を狙う。

ジョー・リン・ターナー役のズマッチによるハイトーンシャウターっぷりも、なかなか板に付いてきたね。

マサキヨくんとの駆け引きもスリリングで絶妙。

2曲目もアルバム「オデッセイ」からで、プロモーション・ビデオもなんまらかっちょいい「HEAVEN TONIGHT」

実はイングヴェイ本人はあまりにもポップすぎるからという理由で、嫌っていた曰く付きの曲。でも完成度はもとより、レインボーっぽさも加味されていて私も大のお気に入り。

当時はお互いをソウルメイトなんて呼び合う仲でもあった、蜜月時代の奇跡的傑作でしょうよ。

で、本家でさえイントロの美しくも華麗でパワフルなアカペラ・ハーモニーは、スタジオ音源を流していたのに(ジョーが脱退して違うボーカルが加入したライブでもジョーの声を使用していた・・・笑・・・・イングヴェイらしい)、なんとまあ.Jは実際に歌ってくれたのです。

ズマッチとミキミキちゃんの男女2声によるボーカルでね。これが正確無比でビックリ(ミキミキちゃんはマサ同様にヘッドセットマイクを今回から使用しています。これは大正解でしょう。自由がきくからダンスもやり放題だよん・・・笑)。

タイミングといい、呼吸の間合いや音の伸びまでもが忠実に再現されていて、鳥肌が立ってしまい恍惚状態に陥ってしまった。

この2人でなければ、実現不可能でしょう、これは。

絶対的なる自信がなければ、いくらなんでもこの2人でもチャレンジはしなかったことでしょう。

そうとうに練習したのでしょう。

ライブ前にリハでも慎重に歌っていたもんね。

ミキサーの腕前もベリーナイス。

コーラス、キーボード、ボーカルなどなどバランスよく、迫力も伴っていました。

当然、お約束の目にも止まらぬギター・プレイは続行中。よくもまあ、指が攣らないね!

曲間にちょっとでも空間あろうならば、すかさずすばしっこくビッシリと音数で埋め尽くすのだ。油断も隙もあったもんじゃあないね。

スィープ・ピッキング、タッピング、アーミングを次々と滑らかに繰り出す。あれだけ弾けたらさぞかし気持ちいいだろうね。

実際にマサキヨくん、陶酔の表情だし。

「.Jです。イングヴェイのカヴァーをやらしてもらっています。今日はトリということで、がんばっていきます!

決してこのような格好をしているからって、お前等、いけ~!なんて言いませんよ(笑)。じゃあ次の曲、いいですか?

・・・・・・CRYSTAL BALL」

これもまたまた「オデッセィ」からのセレクションだ。

この時期のイングヴェイは交通事故からの復帰直後だったけれども、カッコのよさでは群を抜いていたもんね。まだ若くて痩せていて(!)独身で!

テクニック的にはちょっと緻密さがラフになったと囁かれていたけど・・・・。

オーケストレーション・サウンドを一手に担ってるキーボードのミキミキちゃん。

ズマッチとのハーモニーだけでも責任重大なのにね。受け持つパートがでっかいけど、やりがいのあることでしょう。実力あってのモノダネです。

ズマッチも突き抜けるようなボーカルは、セヴンスワンとはまた一味違った魅力を発揮してもいます。

新境地開拓だ。これを知れただけでも有意義なる収穫ライブ。

金髪のズマッチによるMC「ありがとうございます。さっき曲目スルーしてきた。次はあれです。インストで皆さんの耳と目に焼き付けます。

その間、私はちょっと休憩・・・・」

ミキミキちゃんが間髪入れずに「蕎麦うっていてよ!(笑)」

そうなのですよ、ズマッチはなんと、あのミシュランガイドにも載った江別市大麻が誇る名店「蕎麦処神楽坂」の大将なのです。

「とても美味しい!」と大評判なのですよ!これは商売繁盛祈願ライブでもあるね!

でも今は正真正銘生粋のヴォーカリストなのだ。

「FAR BEYOND THE SUN」

遂に出た!やっぱりこの場面ではこいつが決定打。

泣く子も失禁しまくりのクラシカル要素ふんだんに導入した、緊張感マックスの完成度を誇るへヴィーメタリック・アンセム。

縦横無尽に天空を舞うギター。呆気に取られて言葉を失う目まぐるしきバトル・プレイの応酬。

ギター、キーボード、ギター、キーボードと交互に白熱のソロ大会。レッドゾーンを振り切るほどの緊迫感。

目と耳で追うのも大変な作業だ。

「イエイ~!どう?凄いでしょう!けっこう俺も昔は練習したんだけど無理だったさ(笑)。できなかったよ。

ラストの曲、のりのりで、声が出なくなっても行きますので・・・・NEVER DIE!」

アルバム「ザ・セブンス・サイン」からのナンバー。

このオリジナルではボーカリストに元ラウドネスのマイク・ヴェセーラを迎え入れてレコーディングしています。

だから多少ワイルドな仕上がりなのですが、ズマッチはモニター・スピーカーに右足を乗せて器用に歌い分けているので全くもって違和感なし。

キーボードの女魔術師、はたまた女ジョン・ロードかエマーソンことミキミキちゃんは、まっこうからマサキヨくんのギター攻撃を受けて立つ。

マサキヨくんのフレットボードには、スキャロップド加工は施しておりませんが、しっかりとセンター・ピックアップは沈めております。

しかし指の動きが見えないほどに、凄まじきフィンガリング。ストレッチも万全に行っていないと腱鞘炎になりかねないね。

気の遠くなるほどの鍛錬を積み重ねた成果だろうね。

立派だ、心底敬服しちゃうよ。

「ありがとうございました。.Jでした!」

タッキーによるインタビュー。

「バンドメンバー間には20歳の年齢差があります。

特別に拘りのある曲ならば断然ファー・ビヨンド・ザ・サン。マイクを持ったら歌っちゃう(笑)情熱のギタリスト・マサキヨくんがどうしてもやりたくて、メンバー達に嫌がられながら、それでも達成しました。繰り返しがない構成だからけっこう難しい・・・。間違えてもごまかしがきかない。

ズマッチが蕎麦うちに忙しいので、彼がバンド活動に参加できない時には、彼なしでもインストならば大丈夫と言うことで頑張って取り上げました。」

最後は特別にミキミキちゃんによる「丸秘お肌モッチモチになるための必殺美容講座」で締めくくり。

 

***~~~ハイ!ライブ・レポートPART,2はこれにて終了です。

え!?STA??大丈夫です・・・・PART,3に続きますよ~!(笑)

よろしくね。~~~***

 

 

 

 

 

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tropical fish(chicago)

2018-03-15 13:57:16 | CHICAGO

熱帯魚は、熱帯や亜熱帯に生息するの魚類の総称。狭義では観賞魚となるものをいう。 グッピー、 エンゼルフィッシュ、ネオンテトラ、コリドラスなど、観賞に適する美麗なものが大部分で、そうでなくとも外観上の際立った特徴があるものが飼育の対象になっている。 ウィキペディア

masa's art chicago logo respect gallery

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johnny winter LIVE IN NYC'97(CD)

2018-03-15 13:52:46 | free form space

100万💲のブルースギタリストなあんて、最高にめちゃくちゃカッコいい肩書きだよね。
故ジョニーウィンターにとってはオフィシャル最後のライブアルバム
johnny winter
LIVE IN NYC'97
9曲入り
晩年はジョニーウィンター本人監修のもとに膨大なる過去の音源からセレクトしたオフィシャルブートレッグシリーズもありますが、まあそれはそれとして(これがまた貴重かつ素晴らしい内容)
ジョニーウィンターのライブと言えば、やはり私もファンのキッカケになった全盛期の「アンドライブ」そして「キャプチャードライブ」が決定版。
でもこちらの盤もそれらに負けないくらいにイカしてますよ。
場所はニューヨークの伝説的ハコのボトムライン。
そんなに大きくない会場らしく、それがかえってバンドと観客との間近な距離間としてリアルなリアクションと、化学反応を起こしてプラスに作用しています。やはりブルースは下手なギミック抜きにこうでなくてはね。
トリオ編成だから、ジョニーウィンターのギター、ボーカルがクッキリ鮮明に随所から飛び出してきます。
これはジョニーの意向でファンが最も望む曲中心にセレクション。
オープニングからいきなりフレディキング「ハイダウェイ」そしてレイチャールズなどなど勢い良くほとばしるハードなブルースロック!
がなりたてるぶ厚いやさぐれボーカル、鬼気迫るスライドギターも疾走しまくりで絶好調!
まだまだこの頃のジョニーは元気いっぱい。聞き応え満点、あっという間に終わってしまった^_^!

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chicago/the studio albums 1969-1978&1978-2008

2018-03-15 11:51:20 | CHICAGO

chicago studio albums 1969-1978
1979-2008
シカゴのオフィシャルスタジオアルバムのボックスセット
10枚組が2種類
第1弾は、シカゴの記念すべきデビューアルバム「シカゴトランジットオーソリティ」からテリーキャス亡き後の復活作「ホットストリート」
第2弾はディスコサウンドが物議を醸した「13」から一時はお蔵入りした曰く付きの「XXXⅡ」まで。
ライノが最新のデジタルリマスターを施し、更にボーナストラックまで収録されています。
各紙ジャケット仕様。
これ以外の音源としては、ライブ、クリスマス、ベスト、シンフォニー、セルフカバーそして「NOW」をゲットすれば大体はパーフェクトです^_^!

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