東京在住の人があんまり東京タワーに登らないように、札幌在住の人達ってあまり時計台には入りません。
で、写真の旭山記念公園もずっと前から存在は知っていたのに、中々行く機会がなく、先日やっと足を運ぶ事ができました。
テレビなどでも札幌の雄大なる景色が映されたりしていて「綺麗だなあ・・・」と思いながらも、タイミングがつかめなかったのです。
ここは夏になるとよく音楽コンサートなども開催されたりしていますね。さすがにロックコンサートはありませんが(笑)。
急に最近暖かくなってきたけれども、ここは山の上だけに物凄く寒かったですよ・・・。
やっぱり夏に改めて行こうっと・・・・。
そのほうがじっくりと楽しめそうですね。
とにかく恐怖のインフルエンザもようやく収まったようでなによりです。
さてさて、来月はススキノライブハウス「810」にてSTAが久し振りに出演します。5バンド中のオオトリです。
そのためのスタジオ・リハーサルが、先日はじまりました。
ロビーでマサが一番乗りしてくつろいでいたら、今月小樽と江別の2本ライブで大活躍してくれたナカジが表敬訪問。
しばしマサと、今後の動向を話し合いました。
で、今回も2回のスタジオ入り。
8人編成ですが、恒例のメンバー入れ替えがあります。
まずは2月以来のシバちゃんがキーボードで復帰。
トランペッターとして、1月以来のシゲちゃん。
トロンボーンは今月エビちゃん、そしてカツが担当でしたが、810では再びエビちゃんに。
ドラマーは去年のピグスティで叩いていたヤスが返り咲き。でもヤスは去年末ホットタイムでのクリスマス・ライブ(ワッキー企画)でレッド・ツエッペリンのカバーバンドで会っているのですよ!
そしてもう一人、トランペッターとしてビニーズ・バー以来の復帰でタツ!
どうです!文句なしに強烈でしょう!!
で、1回目のリハですが、3人が欠席ゆえに5人での音出しとなりました。
マサ、ヤス、ジュン、コニタン、タツという布陣。最初はそれなりの感じかなあ・・・と思って取り組んだのですが・・・・・・・・いざ音出ししてみたらメンバー同士が目を見合わせて笑っちゃうほどに、分厚く重たくてタイトで素晴らしいグルーヴ。
なるほど、改めて感じちゃいましたが、迫力あるサウンドって人数じゃあないね。
要は個々のプレイヤーの腕です。自画自賛になっちゃいますが、まさにそのとおりなんだから仕方がない。
いつものようにほぼ決定済みのセット・リストを、マサが壁に貼り出して皆スコアの準備に取り掛かります。
前半を終えて、しばしの休憩を挟み後半という流れ。
丸々全曲を網羅。
初のミュージシャンにしてみればそうとうにキツイ曲目ではありますが、そこはツワモノ集団ゆえにかるくあしらうことができます。
現在のメンツにおちつきはじめてから、グッとSTAに渋みと貫禄とまとまりが出てきましたね。
音の粒立ちも良く、整理されてきました。
怪しい音も解消されてきて、気持ちがいいくらいに抜ける感じ。
俄然プレイするほうも相乗効果で、ノリが出てきて格段に素晴らしい。
タツは後半からの合流だったので、前半のホーンはジュンのアルト・サックスのみ。しかも彼はヴォーカルもこなすのでけっこう体力的にも精神的にもきつかったみたい。
でも我々にとってはアルトのみのフレーズが聴けて、とても新鮮で勉強になりましたよ。
だからタツが現れた時のジュンの嬉しそうな表情といったら、そりゃあはちきれんばかりでした。
コニタンとタツは初対面なので、まずは両者をマサが紹介してご挨拶。
ヤスとコニタンもピグスティ、ホットタイムで遭遇してはいますが、STAで共にしのぎを削るのは初めて。
ヤスもタツもブランクなんか微塵も感じさせないんだから凄い。頼もしい存在だ。
コニタンは驚愕しっぱなし。
そりゃあ、そうだろうね。
毎月毎月、マサが編成するSTAは必ずといっていいくらいにメンバーの顔ぶれが変わるんだから。
混乱をきたしても仕方なし。
でも対面するメンバーがそれぞれに凄腕揃いなもんだから、コニタンも感動しっぱなし。
なんなの?このバンドは・・・?っていう具合。
まあ、長年在籍している連中にとっては慣れっこのパターンなんだよね。
タツ、ヤスのプレイスタイルを絶賛していたコニタンなんだけど、そのヤス、タツにしたってコニタンのアグレッシブなるギタープレイににんまりしていたよ。
とにかくコニタンは単純にコピーするのだって難解な曲をさらっと己のものとして、それに落ち着かず更なる実験や挑戦を事あるごとに繰り広げています。それがまたセンス抜群でカッコイイ。
自己鍛錬を常に欠かさない。
いつも曲をよりよくするために考察に没頭。
あれだけ嫌っていたエフェクターのコーラスもディレイと連動してみてローランドJC-120に連結。バラードで鳥肌モノの音色を響かせていました。
美しくも奥行きある演出効果。他にもナイスなタイミングで切り込んでくるアドリブが益々冴え渡る。
それに感化されて他のメンバーも、よりアクティブな態度で臨んできます。
だから輪になって進行する演奏も共に刺激が強烈すぎて、ヒートアップしていく様がビシビシと伝わってきます。
普段はポーカーフェイスのヤスも、ドラミングについては独自の解釈論を熱く語ってくれます(もちろんその都度に録音してストイックに聞き込み)。
ブレイク時でのカウントも実際に演じてくれるからわかりやすい。
マサとヤスのリズムセクションもすこぶるシックリと溶け込んでいてコミュニケーションがとりやすい。
ここ数ヶ月のSTAは5人体勢で毎月ドラマーが替わっていました。
これって異常以外のなにものでもないよね。普通はそんな無謀な活動なんてありえない。ましてや変態楽曲満載での毎月ライブだなんて。
それを平然とこなしちゃうんだから、やはり只者軍団じゃあない。
入り込んじゃうと感覚が麻痺してくるけど、クニ曰く「トラの穴」はだてじゃあない。
ギターソロをもっと長くしたほうがいい?とコニタンがヤスに相談。これにはヤスも速攻で「そのほうがカッコイイ!」とアドヴァイス。早速コニタンは尺を伸ばすそうですよ。楽しみ。
ただ単にダラダラと自己満足に終始するのではなく、しっかりと起承転結の展開を本能的に組み立てるし、切り込みと締めの知りリングなるテクには見とれちゃう、聞き惚れちゃうほどに定評があります。
タツも再確認の意味で、スコアに熱心に書き込み。
フリューゲルホーンも持参だよん。
ジュンはタツが横に並ぶとイキイキして吹き込んでいるよ。
ホーン・セクションが居並ぶ時のピッチ、呼吸、強弱、ノリなどがドンピシャにはまったときの快感をジュンが幾度も熱弁ふるっていました。
息抜きタイム兼お遊び兼ウォーミングアップとしてのインスト・タイムもやりはじめたら結局はストイックなほどに懲りまくりの様相を呈いしちゃいました。
そういうわけでして、とても身になるスタジオリハでした。
予告です・・・・・・来月後半からは某有名バンドのメンバーらが、STAの中に合流してきますよ。乞うご期待!!