新型コロナウィルスの報道が毎日あちこちでせわしなく流れている。
本当に近年、世の中はおかしい。何かが狂っている。
一昨年のブラックアウト、今冬の雪不足、そして今回の感染騒ぎ。
長年生きてきたけれども、こんな初の経験が連続している。
令和になっても落ち着いた生活ができないよ・・・・・。
マスク不足、そしてデマでトイレットペーパー品切れ。
もう笑うしかない。
暖かな冬はありがたいけど、こんな深刻な事態になるくらいなら豪雪のほうが大歓迎。
ずっと楽しみにしていたプロ野球のオープン戦。
皆勤賞を狙っていたのに、まさかまさかの全てが無観客試合。
最初ファイターズは負けてばかりの試合だったのに、急遽無観客試合になってから負け知らず。
この調子ならば今年の全試合を無観客試合にしたら優勝したりして(笑)
中田、早くもホームラン2本炸裂。
やはり自宅のテレビではなく球場に足を運んで生で見たい!!
しかし、ここはジッと我慢の時だね。
さてさて、STAの企画ライブ「リブレーション」のためのスタジオリハ2回目!
今回はパーカッションとキーボードなしの7人編成。
当初は8人体勢だったところ、1人が離脱。
そしてコロナウィルス対策でミキティも・・・・。
そこはファニーの計らいで、いきなり懐かしのオカッチが復帰。
これは嬉しきサプライズだ。
ここまでは先週、ここに記しましたね。
1回目のリハ直後、今度はクル氏がコロナ対策で参加が不可能に・・・。
でも、ここでも頼もしい助っ人が登場!
な、な、なんと、パーカッション担当のニシやんがその人。
彼はマルチプレイヤーだけど、本業はギタリスト。
今までにもSTAのリハで、何度かギターを弾いてもらいました。
で、今回もその座に堂々の君臨。
しかも念願のライブで弾く事になったんだから2つ返事でオーケー!
力の入り方がハンパ無いです。
嬉々として望んでいたよ。
改めまして今回のメンツをば・・・・。
マサ、ヤス、ジュン、ニシヤン、ファニー、ダイちゃん、オカッチ。
久し振りの野郎組だ。
ワイルドに暴れちゃいましょうよ。
でもスタジオのギターアンプ選びにニシやん、まずは四苦八苦。
ローランドのJC-120は嫌い、フェンダーは歪まない、でオリジナルのMXRエフェクター(!?)持参でマーシャルをセレクション。(持参いた怪しい黒のレスポールが気になる・・・・・)
音出し、音作りにもジックリとアンプと格闘。
ニシやんはクル氏と全くタイプの違うギタリスト。
クル氏は計算されつくしたフュージョンスタイルが特徴。
それに対してニシやんの方は、もろに70年代風なハードロックを踏襲。
ラフにギンギンと弾きまくっていました。
ライブが成功するか否かはニシやんの腕にかかっている。責任重大。
今回、スケジュールの都合でダイちゃん、オカッチは欠席。
でもこの2人は前回リハに参加しているからどうにかなるでしょう。
というわけで、今回のスタジオ・リハはニシやん中心でジックリと展開。
でも、ニシやんはシカゴ通だからそこは大きな強み。
テリー・キャスのことならば細々とした説明なんて無用。これは楽だね。
スムーズに溶け込んでいましたよ。
そうは言ってもクセモノの楽曲ばかりだから
ニシやんの方から遠慮なくドンドンと質問してくる。
変な気遣いなんて無用。効率よくいきましょう。
オープニングのベルトーンを話し合い。
マサの指元を時折盗み見ながらコードを確認して進行。なるほど、器用な男ですな。
クル氏曰く「あれだけ難解な曲だらけなのに、この短期間でモノにするなんてさすが!」とのこと。滅多に人を褒めないクル氏だけに、これは本物でしょう。
お互いギタリスト同士、共鳴しあうものがあるのですね。
変態的なコード進行が特徴のギターソロもバッチリと決めていました。
今後がすこぶる楽しみだ。
ニシやんとクル氏の2人がSTAのギターポジションを陣取ってくれるという贅沢極まりない現状。まさにシアワセなバンドだよ。
ヤスは屋台骨を淡々と叩き進めてくれます。
ファニーとジュンは不在ポジションのソロワークを振り分けて吹き込む。
マサは弦楽器同士だから、逐一ニシやんの質問に答えて運指を何度も披露。
ニシやん、必死の形相でプレイ。
彼ってスコアは見ないし、口頭のやりとりのみで書き込みも一切無し。
頭と耳と指での真剣勝負一発。
非常にスリリングなヒトトキ。
テンションは常にマックスだ。
2曲目のエンディングはヤスがありとあらゆるライブを掘り起こして研究してきたらしくて、新たな提案を出す。先月はリコーダー奏者が2人もいたのに、今回はなし。よってヤスのアイディアをマサが即座に採用。
バッチリと切れが出てきたね。
3曲目は中々日の目を見ない宿命みたいなカッコイイ曲。
イントロのインパクト絶大な絡みがニシやん、中々タイミングとれないために何度も繰り返す。
どうしてもひっくり返っちゃう。
ヤスのバスドラキックとハイハット刻みがアクセント。
これさえ習得できれば突破口をつかめる。
「聞いておきます・・・・ただギターソロのコードはそれなりに今回はやるね」
そうそう、このソロはオリジナルではハモンドオルガンなのです。
そのメンバーがいないために、ギターにお鉢が回ってきた。
厄介極まりない構成ゆえに、ここでも頭を抱える。
そこそこ雰囲気は出ているよ。
本番までには、まとめてくれるでしょうよ。
組曲もカウントから話し合い。
ギターソロは難なくクリア。
ヤスは今回、ツインペダルをリュックに詰め込んで臨んだだけあってパワフルそのもの。
先週は1バスだったために納得がいかなかった部分も、今回はバッチリ爽快。豪快に突き抜けているよ。
理想形が確立。こうなりゃあ、後は大船に乗ったつもりでトライだ。
ニシやんが半音ずれていたとこは、マサがストップをかけてやり直し。
こうしてドンドンと噛み合ってきたよ。
凄みが増してきた。
ジュンにほとんどのリードボーカルを託しているので、エモーショナルで渋いセットリストだ。
5人だけでもそこそこに、淡々といけるもんだね。
各自が阿吽の呼吸で、補助しあっているからなんだけど。
痒いところに手の届く役割分担。
和気藹々とリラックスしながら、終盤に雪崩れ込み。
ここまできたら、もうもらったも同然。
最新のレパートリーに取りかかる。
前回はギクシャクしていたけど、皆が宿題として予習してきただけあって余裕がでてきたよ。
殆どを把握しているから、もう完成の域に達したね。
エンディングにおけるジュンの合図は、念入りに納得のゆくまでやってみる。
腕上げと、合の手の順番。小節数もファニーと検討。
不鮮明だったところも解決だ。
またもや、オルガンソロをギターで弾く曲。
ここでのニシやんはVOXのワウペダルを思いっきり踏み込んで「ギャンギャン!」とけたたましく唸りを入れる。これは効果覿面。
ラストソングのギターソロでは敬愛するテリー・キャス伝説のラインを忠実に再現。
チョーキング、プリング・オフ、グリッサンド、トリル、そして必殺技ワウペダルでトドメを刺す。
ファニーからの指示でアイコンタクトをニシやんが送ると、ブラスセクションが吠える。
ひととおり、リハを終えた段階で小休止。
ある程度のステージングが見えてきてホッとしたよ。
残り時間を使ってギリギリまで修正箇所を点検。
なんたってオオトリをつとめるんだから、恥ずかしい真似はできません。
今回のライブほど難産なイベントはないですね。
STA以外、4バンドがコロナウィルスでキャンセルになっちゃいました・・・・。
でもちゃんと新たに5組が出演しますのでご心配なく。
それでは8日、白石区のライブハウス・ピグスティで会いましょう。
絶対に満足してもらえる内容は保障します。
是非とも元気一杯、遊びに来てね!!