THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

FREE heartbreaker CD

2020-05-24 15:26:03 | free form space

ハートブレイカーって、同名異曲が多いね。
しかもどれも名曲だ。

フリーの代表作品にしてラストスタジオ盤「ハートブレイカー」
究極にブロージーでソウルフルなロックサウンドなんだけど、デビュー時のメンバー達はまだ10代だったんだもんね。
恐るべし、ブリティッシュロック界の奥深さ。
官能的なコゾフのギター。タメの効いたサイモンのドラミング。独特な個性的フレーズを黙々と連発するベーシストのアンディ。
魂の熱唱ポールロジャース。エモーショナルな表現力は絶品。
「夜明けの刑事」は当時の奥様マチさんの身内がTV局関係者だった為に実現したもの。
フリーも来日公演が実現したものの、バンド内のゴタゴタが続いてましたね。

イアンギラン脱退でパープルが心底欲しかったボーカリストがポールロジャース。
結局はバドカン結成話が進行中の為に
丁重に断られたらしいです。
で、第3期パープルのめちゃ渋い「ミストリーテッド」という曲。
これはフリーのハートブレイカーを参考にしたそうです。そう言えばデビッドカバーディルもポールをリスペクトしているとの事。

いまだに衰え知らずの喉の持ち主ポールロジャース。
一度だけ北海道コンサートが実現してます。
いやはや素晴らしいのひとときでしたね。
あの節回しでコブシを込め歌い出しただけで思わず感涙にむせんでしまった。バックメンバーも曲者のテクニシャン揃いだった。

フリーに話を戻します。
あのMR.BIGも結成時の基本コンセプトはフリー!だけにバンド名はフリーの曲からの命名。しまいにはライブでMR.BIGがMR.BIGを演奏していたもんなあ!^_^

フリーはどのメンバーも凄腕揃いだけど、個人的にはアンディフレイザーのベースは特筆もの。
カルメンマキ&OZのベーシストも深夜ラジオで言ってた。
「ベーシストならば、アンディのベースを絶対に聴け!」とね。

そして誇らしいのは日本としてミッキーカーティス&サムライでアメリカライブ経験のある山内テツさんが加入していた事。彼のユニオン問題で中々フリーとしての活動が軌道にのらなかったのにしっかりと中核メンバーに君臨!
「ウィッシングウィル」という名曲にも力を発揮。凱旋来日も実現したもんね。
正直当時はユニオンって何?…だったけど。
その後はフェイセズに加入。こちらも来日公演にまで参加。
結局はロンウッドのストーンズ加入。ロッドのソロワークの為にバンドは解散。
テツさんは帰国して森園さんとバンド結成。アルバム発表、ライブにと積極的に活動。
そのステージはテレビでも放映されていました。
グレコからナチュラルボディカラーのプレシジョン山内テツモデルが発売されて音楽雑誌にドカン!と告知されていた。憧れの一本。クリエイションにも参加するも、今は何をしているのかなあ?

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wishbone ash初期のプロデューサーderek lawrece死去…

2020-05-24 14:27:44 | free form space

1969年末から70年前半にかけてブリティッシュロック界のプロデューサーとして大活躍したデレクローレンスが今月亡くなったそうです…。

彼が関わったバンドは錚々たるモノ。
ジェスロタルのデビューシングル。
ヴァニラファッジの影響化の元、まだアートロック志向だったあのディープパープル第一期3作品!
そして何と言ってもデレクローレンス最大の功績はリッチーブラックモアからの紹介でプロデュースすることになったというウイッシュボーンアッシュのデビュー作からの3枚などなど。
特にヒプノシスがデザインしたジャケットがあまりにも有名な最高傑作「アーガス」はデレクローレンスにとってのベストワーク!
(ウイッシュボーンアッシュのギターソロにチャイルドインタイムと同じフレーズが飛び出してきてビックリした)

私が10代の頃、誰もがハマったパープル、ツェッペリン、グランドファンクなどのハードロック王道路線の洗礼を受けた後、もう1ステップ踏みこもうとしていた矢先に知ったのがこのウイッシュボーンアッシュ。
ハードなんだけど、ちっとも野蛮で汗臭いやかましさが感じられない。
いかにもブリティッシュサウンドのお手本ともいえる美しくも品のある独特な味わい深きツインギターによる旋律、それでいて骨太でガツンとくるリズムセクションが琴線をびんびんと振るせてくれました。
オールマンブラザーズバンドのような埃っぽくて粗野な感覚は皆無。
ただひたすらに華麗。
ツインリードギターという編成の素晴らしさを初めて思い知らされたきっかけにもなりました!

私が高校生の頃、田舎町の市民会館にウイッシュボーンアッシュのコピーバンドがコンサートに来ましたよ!
もちろんオープニングナンバーは「キングウィルカム」だあ。
観客のほとんどはぼうっとして観ていたけど。おかげで自分もチラッとコピーなどしてバンド演奏してましたね。

ウイッシュボーンアッシュはテッドターナー脱退後、元ホームのローリーワイズフィールドを迎えいれます。
そしてアメリカ進出を画策。
テクニックはもちろんのこと、若くてルックス抜群のローリーはアメリカ人。
彼の加入もそれらを計算しての事。しかし徐々に人気は失速。メンバーの脱退や出戻りを繰り返しながらも、今もウイッシュボーンアッシュは現役で頑張っています。
オリジナルメンバーはフライングVのアンディパウエルのみですが。
大御所の名にあぐらをかくこともなく、頻繁にアルバムをリリースしています。
やたらとライブ盤も多いけど。
ライブ曲は当然70年前半の全盛期モノに集中してますが。
私個人的にはハンサムなマーティンターナーが歌いながら奏でるベースラインや音質が大のお気に入り。
オリジナルメンバーではすでに叶わないにしても、一度は観てみたいバンドです。

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