THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

大滝詠一さんの偉業を改めて知り敬服してしまった

2020-05-27 17:14:31 | free form space

日本におけるロックが本格化しはじめた頃、キャロルはストレートに英語と日本語の融合にチャレンジして見事成功。わかりやすくかっこいいロックンロールにのせて実現してくれました。
対局に位置していたのが伝説のバンド、はっぴいえんど。
鈴木茂、細野晴臣、大滝詠一、そして松本隆という奇跡の布陣だあ!
とにかくはっぴいえんどは日本語ロックに並々ならぬこだわりを持っていましたね。
その流れは今に繋がる。皆が皆、元来日本人の血にはないロックをどうやって再現するか…に苦慮する中で素晴らしいお手本を示してくれました。

私にちょっとしたベースのアドバイスをしてくれた先輩がいまして、その人は普段クールなんだけど、無類のはっぴいえんどファン。国立競技場で実現したはっぴいえんど再結成ライブを最前列で観た時には思わず落涙したそうです。結局はこれが大滝詠一さんのラストライブになってしまったんだけど。

70年代にありとあらゆる革新的な事を確立していった大滝詠一さん。ジャパニーズポップの父だね。
ナイアガラレーベルを立ち上げるも、ごく一部のマニア受けの範疇にとどまる程度だったのです。
ところが1981年、通称ロンバケをリリースするやいなや、ジワジワと知名度が拡散!
結局は爆発的なヒットを記録しました。
大滝詠一さんの代表作品。
ちなみにこのアルバムは日本における邦楽初CD(洋楽はビリーのニューヨーク52番街)
渋谷公園通りパルコの壁一面にこのアルバムジャケットがドカン!と描かれていましたね。あの頃の暑い夏は何処へ行ってもBGMがロンバケだった!

そうそう私はその年の12月に渋谷公会堂で行われた大滝詠一コンサートを観ました!
これがまた大滝詠一さんらしい風変わりな内容。なんと観客はヘッドホンを持参。椅子にセットされたFMラジオに接続してライブを体験するという前代未聞な試み。
だからヘッドホンを外してステージに目を向けるとシンバルの生音がパッカーン!と遠くに響いてる。他のメンバー達も当然生音した聞こえない。
改めてヘッドホンを付けるとクリアなバンドサウンドを堪能できるというもの。
バックのメンバー達も当然ながら超豪華!
なんで松田聖子ちゃんの「風立ちぬ」を歌うんだろう?なあんて思ってしまった恥かしい僕…(^◇^;)
太田裕美さんに提供した「さらばシベリア鉄道」も名曲。
「冬のリビエラ」「熱き心に」など大滝詠一さんが演歌?と戸惑ったけど、全体を覆っているのは紛れもない唯一無二のナイアガラサウンドだ!

自主レーベル発足、プロデュースクレジット、ロックミュージシャンのCM制作、カラオケをCDに収録、CDマスタリングなどなどのハシリも大滝詠一さんです。

コメント
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