THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,175 2020 otaru浅草橋オールディズナイト17&北運河サウンドエナジー9合同イベント(PART,15)

2020-09-24 17:46:30 | Live Set List

****曲者集団がこの後にも続々と登場しますよ。

要覚悟のうえでライブレポートへと臨むようによろしくお願いいたしまする!!***

17, 18:00~18:20

「REMIX」

2年連続2回目。

隣町・札幌から、「ホットタイム」「モダンタイム」共にSTA企画「リブレーション」に出演したリミックスが今年の2月・小樽公会堂雪明りの路に次いで4たびSTAとタイバンでの登場!(去年7月の浅草橋オールディズ・ナイトもインパクトがあったなあ)

和洋織り交ぜたROCKバンドは不動の4人組だ!

このバンド名の由来は・・・「色々な曲をごちゃ混ぜにする・・・というそのままの意味。ハードロック、アニメソング、昭和歌謡、パンクなどジャンルの壁も軽く超越して遊び心満載です」

なるほど・・・面白そうだな。

こういうチャレンジ精神は立派でも、いざ取り組もうとするとセンスとテクニックがまるで伴わなくって、ものの見事にずっこけてしまうというもの。

そういう頭でっかちなバンドはたくさん見てきましたら・・・・。

理想と現実は大違い。中には勘違いして悦に入ってる輩もしょっちゅう見かけますが。

でもこのバンド、リミックスはバッチリと演じてくれましたよ。

会場のあちこちからは、常に感嘆の声が漏れていました。

オモチャ箱、ビックリ箱を連続してひっくり返したような、愉快痛快なるヒトトキを過ごさせていただきました。

何度見てもハイ・クオリティだ。いや益々進化しているのではないか?

メンバーの構成・・・・・リーダー&ギター&ボーカルはこの日13バンド目にも出演したミッドナイト・クライシスのミュージシャン。上半身黒尽くめのコントラストが鮮やかなKNIGHTイトウくんです(ナイトは騎士の意味ね。涼しそうな水色のボデイカラー・ギターを使用。メイプル指板。これは去年の12月、モダンタイムにて速弾きギタリスト上村くんとマサは自信をもってタイラーだと思っていたら、本人に確認してみたところ斉藤楽器のオリジナルなんだそうです。ビックリ!ナイトくんはゆうに100本の貴重なるギターを所有しているんだとか・・・驚愕のコレクターだ。ちなみにストラップも水色で統一するというコダワリぶり)。

紅一点のボーカルはスレンダーボーディが一際目を引く元気一杯で陽気なお洒落美女のメメ嬢。元モデルなんだそうで長身且つスタイル抜群なのも頷ける。どうりで煌びやかなるアクセサリーと派手で銀ギラな衣装も両肩を堂々と露出していてとってもファッショナブル。普通の女性ならば勇気がいるところだけど麗しのメメ嬢はサラッと着こなしていてとってもお似合い。ヒールもスパッツも赤色。スラリと伸びた脚線が目に眩しく光る。マサは「今期待の新進女優、松本穂香ちゃんに似ているね!」と言ったら大喜び。

でも本人は「バービーボーイズの杏子に似てると言われた」とのこと。なるほどねえ。

この日のイベントでは個性の異なる素晴らしい女性シンガー達の競演と相成りました。

お得感満点。ラッキーなひととき。男どもよ、うかうかしてはいられないよ~~!!

1タム仕様のドラムはマズくん。

以前彼に、マサはなんか会ったことがあるなあ・・・と思っていたらスタジオでもタイバンでも何度も会っていたさあ。

特にナンバー9というバンドは強烈だった。そこのメンバー達の近況も聞いたんだけど懐かしいな。

そして以前からマサとは名刺交換もしてシカゴ、ブラスロックの話題で意気投合しているニシヤンがベース(白ボデイカラーのフェンダージャパン・プレシジョン使用。ローズ指板)!

このベースは相当の年季モノ。

フェンダーUSAの本家よりもクオリティが高いと高評価だった時期の貴重なる1本だ。これがまた貫禄タップリにいい音を出していたよ。

そうなんだよね。

このバンドを初めて見たのは去年の7月、小樽・浅草橋オールディズナイトのステージ(ミッドナイトクライシスはもっと前から見ているけれどね)。

インパクト抜群で改めて西やんとマサが、ステージ裏にて再度話し合ってSTAへの加入が決定した次第。

縁とは奇成なるものだ。

ナイトくん同様、彼も本日はミッドナイト・クライシスに引き続きの出演。つまりSTA も含めて3バンド!クニと同じさ。

皆、よほどライブ中毒に侵されているご様子だ(笑)

メッセージが届いております

「原点回帰!・・・・それって楽しさ?面白さ?限りなくストレートに、そしてシンプルに・・・・・」

前置きが、かなり長くなりました。

さあ、はじまるよ!!!!(曲が目まぐるしく変化するので…との注意事項が西やんから提示されました!!)

おお・・・・・この不気味で妙にワクワクとアドレナリンが吹き出しそうなイントロに導かれて始まったのはオープニング「ブラックアウト(開巻からいきなりスコーピオンズ黄金期の代表曲が炸裂!)」

でもそれはほんの序章に過ぎなかった。あっという間に「私は嵐(SHOW-YA)」へ突入!!ジャパニーズハードロックバンドのアンセム!血沸き肉躍る申し分なき采配。

ここはメメちゃんの真骨頂。

でもそれだけでは収まらない・・・・・・もしかしたら??・・・・・・

ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」バージョン「ハイウェイ・スター」だあ!!

開巻から思わず、ぶっ飛んでしまったよ。その流れからお約束ともいえるリッチー・ブラックモア必殺のリフ攻撃で「紫の炎」

もうこれ一発で観客達はステージに釘付けだ。息も絶え絶えだ・・・・。勘弁してくれよ、もう・・・・(笑)。

思いっきり伸ばした手足を駆使して明るく華麗に舞うメメ嬢が、本家イアン・ギランばりにかっこよくシャウトをぶちかましてくるのかと思っていたら、いきなりキュートな「キューティー・ハニー」に豹変だ。

こいつは掟破りのアレンジ・テクニック。

セクシー・モード全開のアニメ・ソング代名詞だ。

倖田來未の出世作だよね。多分そちらのテイクを参考にしたのかな。

西やんいわく「ハイウェイ・ハニー」なんだってさあ(笑)

2曲目はダメ押しとばかりに引き続き、新兵器の脳天直撃「バック・イン・ブラック(AC/DC)」。

どてっぱらを突き破る勢い。失禁するほどのおきて破り。

泣く子も思わずヘッドバンギングしながらお漏らししちゃうよん。破壊力満点。

そうかと思えば今度は昭和歌謡曲の世界に乱入してきて沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」

「ジュリー~~!」と腰をくねらせつつも身悶えしちゃいそう・・・・。

全く次に何が飛び出してくるのか予測不可能な状態。

もうこうなったら、ドンドン期待に胸を膨らましちゃおうよ。とどめとばかりに竹内まりやの「元気を出して(1994年発表のアルバムimpressionsに収録されている超スタンダード)」でしっとりとエンディング。

これはメメちゃんのリクエストなのかなあ??・・・・

マサが必死にベストショットを狙っていたら、メメ嬢がビシッと指差しポーズを決めてくれた。さすがわかってらっしゃる!嬉しいときめき。

まったくもう、ごく限られた時間内でよくもまあこれだけの楽曲を詰め込んだものだ、と感心しきり。

これって今回のライブ用に仕込んだバージョンでしょう。

毎回度肝を抜かされるほどの連続だけど、さらなる高みへと浮上した感あり。

完璧に脱帽だ。どれもこれも仕掛け人はナイトくん。

彼の頭の中に渦巻いているアイディアをジグソーパズルのようにああでもないこうでもないと、はめ込んで構築した結果がこれだ。

多分、秒単位で計測なんかもしたのでしょう。

血と汗と涙の結晶。

ナイトくんのバックボーンが垣間見えたようですこぶる嬉しいよ。

何はともあれ一致団結して才能開花だね。大成功!

内情は自らひねり出したメドレーに一歩つまずくと混乱をきたしそうにもなるのだとか‥‥それもわかるような気がするよ。

メメちゃんはそれら黄金の楽曲群をメンバーたちに逐一丁寧に解説してもらい、一切聞き漏らさぬようどん欲に吸収しているのだとか。真面目で熱心なレディ。

まあかしこまった能書きを語るよりも、はじけまくりの笑顔を振りまきながらステージせましとばかりに縦横無尽、軽やかに、ステップ踏みながら歌うメメちゃんの神々しいことよ。たまりませんなあ!!

さあ、ドンドンとぶちかましてもらいましょう。

間髪入れずにメドレーで、お次のナンバーは往年のへヴィー・サイケデリックロックフリーク達がひれ伏してしまう「パープル・ヘイズ」

永遠のスーパーギタリスト、ジミ・ヘンドリックス初期のお馴染みギターリフがトリッキーに炸裂。

ナイト君も当然カリスマのジミヘンに心酔しているんでしょ!時代を軽く超越して今でも根強いファンがワールドワイドに増殖中なんだよね。

理屈抜きで骨抜きにされちゃうような痺れるお約束のフレーズだ。

ジミヘンのキャラクターも絶品だし、ぶっ飛びの奏法も革新的だった。

と思いきや再び嬉しき裏切り行為に及ぶのだ。

ブルースフィーリングに満ち溢れた「ウィッシング・ウェル(フリー)」にヘンシ~ン!。

これらの曲を嬉々として演じ続けるしたたかなるリミックスのメンバー達。さぞかしスタジオで練り上げる最中もワイワイと賑やかに盛り上がったんだろうなあ。

アラララ・・・・?「メリーアン」(アルフィーが1983年、大ブレイクするきっかけになった記念碑)に突入。

和洋問わず、時代もジャンルも軽く超越しちゃうんだからね~。

原曲の持っている美味しいところを損なうことなく、究極のツギハギプレイで一緒にトリップだ。

快感地獄にドップリと溺れちゃうのも一興。

「空と君との間に(5分35秒)」

北海道が誇る歌姫、中島みゆきさんが1994年5月14日に発売した31作目のシングル。アルバム「ラブ・オア・ナッシング」に収録。オリコン週間ミリオン1位を記録。

ただ単に曲を引っ張りだしてきて適当に捏ね繰り回すのではなく、ちゃんとメメ嬢のイメージに沿った構成を構築しているところなんてさすが知能犯。

それだけにとどまらずダメオシとばかり、随所に鋭いトリックを忍ばせている抜かりなさ。

ボーっとしてるんじゃあないよ!とチコちゃんに怒られるよ(笑)

いきなり息の根を止められるんだから。

・・・・・・なんじゃらほい。

心憎い演出だ。

バッチリと思惑どおりにはまって、翻弄されつつもニンマリしている観客の姿を見つめつつ内心「してやったり!」なんだろうね。

何でもござれのバンドらしいベストなセレクション。

ナイト君とメメ譲によるMC「ありがとうございます。先ほどご紹介にあずかりました、リミックスと言うバンドです。リミックスとしてはこの会場は2回目。

こんな素敵なイベント会場に誘ってくれてサイトウさん、ありがとう!!皆さん、どうぞヨロシクお願いします!メンバーは他のバンドでもここお馴染みなんだけどね。

聞いているとなんかあれに似ているぞ・・・なんて思う曲ってあるでしょう。そういうものを色々とミックスして披露していこうというのが我々の基本コンセプトであります。複数の既存曲に新たな生命を吹き込んで好き勝手にプレイしています(笑)」

リスペクトを込めて、懇切丁寧なるメンバー紹介もこなすメメ嬢。

「パワフル・ドラマーのマーズくん。彼は去年、雪で転んでドラマーの命ともいえる指を骨折しちゃったんですよ。今でも指が曲がっています・・・・。そんでもってうちのお笑い芸人でミスター・ベースマンのニシヤン。ギターは我等がリーダーでございますナイトさん。YEAH!!そして歌わせてもらっているのが私メメでございます。私のカーナヴィは古いのでここに来る時の表示がおかしくて4キロぐらい先に行っちゃいました(笑)・・・・・よろしくお願いします!」

ナイト君のMC「メメちゃん、真夏の格好をしているけど、もう汗かいてるね~!私はリミックスのアレンジでステイホームの間、煮詰まってしまいました・・・・・というわけで、ポンポンとノリのいいやつでいきます!」

マーズくんのドラム・スティックがハイハット・カウントを打ち鳴らす。

ザ・ブルー・ハーツの「リンダ・リンダ」だ。

しかもリミックス流のスペシャル・ヴァージョンだというんだからこれまた芸が細かい。御見逸れしました。

Yプロジェクトの伊達男、マッツも狂喜乱舞でしょうよ。

すでにお手上げ状態。もう好きにしてくれい!(笑)

まさにライブにはもってこいのナンバーが一気にスパーク。

下手に改まった能書きなんか、この激しいビートの前では木っ端微塵に消し飛んでしまう事でしょう。

歌姫メメちゃんは悩殺ポーズを連発で決めて、最前列に陣取った男性オーディエンス達を誘惑しながらも弾けまくる。

ハッピーモード全開。満面笑顔のメメ嬢が「HEY!HEY! 」とコール&レスポンスの要求。

あららら・・・・ここでもお茶目なひねりを加えた曲に連結。

な、な、なんと今度はヒトミの「ラブ2000」に雪崩れ込み。

2000年発表のアルバム「ラブ・ライフ」に収録。17枚目のシングル。オリコン週間ランキングでは5位を記録。

Qちゃんも愛聴していたことでも有名ですね。

この強引なまでに目まぐるしくブレンドしちゃう発想力は、一体全体どこから湧いてくるの?と思わず聞いてみたくなっちゃった。

ほんでもってこの曲があるということはコアなファンならばご存じの曲が控えている・・・・。

「ダンシング・タイムですよ~!」の1・2・3・4号令と共に「スピード・キング」(第2期ディープ・パープル)だあ!ヘヴィメタルの夜明けともいえる狼煙はここでしたたかに放たれた。  

マズ君が豪快に全身全霊を託して叩き込む。「ワンモア・タイム!」の雄叫び。黒いさらさらなストレート・ロングヘアをなびかせるキラキラスパンコール姿のメメ嬢はステージ映え満点。

マルチプレイヤーの西やんはフィンガーでもフラットでもベースピッキングはお手のもの。

スムーズなプレイで指板上を駆け巡る。

余裕の表情で虎視眈々と構えつつね(本人曰く「いかにもギタリストらしいベースラインだね」と言われるそうだけど、そうかなあ・・・・・ベーシストのお手本のように見事映えるんだけど)。

再度「紫の炎」が激しいサウンドと共に現れて締めくくり。

マズ君もテクニカル且つ歯切れの良い刻みで、変幻自在にリズムをキープし続ける。

腰にさりげなく手を添えて、妖艶なポーズを堂々と構えるメメ嬢も華やか。

近寄りがたいほどのオーラを放ちつつね。

「次もちょっと懐かしいやつを・・・・・・あれ、なんだっけ?」「唯一のバラードです・・・・・大人の恋愛をベタな感じで歌った曲。皆さんもこんな経験をしたことがあるんじゃないかな?」

ムード一変して・・・・・・場面転換ドラマティックなイントロ。

オオ!!大友裕子の「傷心」がはじまった!・・・・ 

切なく泣かせて胸に迫るシチュエーション。ここはジックリと聞き入っちゃいましょう。 

ナイト・イトウ君のギターテクニックは折り紙つき。

あの一種独特なるかっこいいギター・リフを忠実に再現。ミュートの指クセから音色、ピッキング・ハーモニクスのタイミングに至るまで完コピだ。

相当に研究し尽くしたんだろうね。

と油断していたら、やはり、落とし穴が待っていた。

ここでは驚いたことにJ-WALKのデビュー曲「ジャスト・ビコーズ」にバトンタッチだ。

とにもかくにも発想の妙がモノを言うだけに、観客が度肝抜かれてビックリしている表情を見ながら演奏する気分は最高なんだろうねえ。

メメ嬢とナイト君による怒涛のツインヴォーカルも光っている。新生面を発揮。

「今ならあなたを・・・・・~♪」中間部でも渋く仕掛けてきた。

見せ場ともいえる、お約束のギターソロも唸りをあげる。

締めくくりではエリック・クラプトン「レット・イット・グロー」のフレーズが顔を覗かせる。

燻し銀の進行。アルペジオはゼップの「天国への階段」にそっくり。

ニシヤンいわく「コード進行は全く同じ」とのこと。

そうかあ・・・・・そういう曲をツギハギしたらこのリミックスのようになまら面白いレパートリーが生み出せるわけだ。

大きなヒントを提示していただいた。終盤では、迂闊にも不思議とエクスタシーへ達してしまった。

ところでこれは「傷心なジャスト・グロー」と呼ぶのだそうです。

終盤に控えしは「太陽にほえろ」

一体全体リミックスにどれだけの隠し玉が存在するの?

まだまだ氷山の一角なのは間違い。

井上堯之バンドといえば真っ先に脳裏に浮かぶあのフレーズ。そしてかっこいい刑事たちが大都会にそびえたつビル街を疾走するシーンもね。

何度聞いても鳥肌が立ってきちゃうよ。不思議と全然古臭さがない。多くの世代に支持されるインストウルメンタル。

そこからメメちゃんのテーマソングともいえる「どうにも止まらない」(山本リンダ)。

キュートなハーフアイドルで売れていたリンダちゃんがいきなりセックスアピール振りまいて世の男どもをノックアウトした、ラテン系パーカッシブビートの衝撃的な歌。

でもメメちゃんが歌うとちっともいやらしく感じないところが好感もてるね。これも人徳ということ。

ナイト君のMC

「いやあ、難しいね。自分でもやっていてなにがなんだかわけがわからなくなってくるさあ。やってみるとわかるんだけど、こういうのってすごいこんがらがりそうになるんだよね。

テクニックではなくって歌詞のほうがね・・・・・でも誰も気付いていないでしょう(笑)大丈夫?はい!さあ、それでは次でラストです!」

早いなあ。

・・・・・王道ともいえるナンバーで攻め立ててきたよ。

ここで、神々しき響きを伴って陶酔のイントロだ。

突き抜けるように勢いそのまま「ロックンロール・バカ」改め「ロックンロール・ボケ」でトドメを射す。

期待にワクワク。

歌い出しから猛烈に煽りまくるメメ嬢。

癒し系のお色気を振り撒くことも忘れないしたたかさ。

ありがたいくらいに受け取ったよ。

そのあまりにもアグレッシブに振舞うパフォーマンスに翻弄された観客達は恍惚状態に陥る。

「ヘイ!ヘイ!」

ナイト君はギターソロにアーミングも絡め、コーラスにと真骨頂。

思わずひれ伏しちゃいそうになっちゃったさ。

マズくんは鮮やかなるスティックワークを駆使。

多才なキメワザを発揮しながらも、激しい攻撃が炸裂。

この曲はもろにチャック・ベリー「ジョニーBグッド」の流れを汲む3コードのお手本なんだけど、伝説のバンド「外道」もレパートリーに取り込んでいました。

リミックスがカバーしたのは、クリエイションがバックをつとめて樹木希林さんがボーカルだったというテイク。

まだ悠木千帆と名乗っていた頃です。

実は私、高校生の時にこのライブをテレビで観ていたのです。

確か「内田裕也」のライブ番組だった。

で、裕也さんがちょっとはにかみながら「マイ・ワイフ」と紹介したら、この曲がはじまった。

タイトルは裕也さんに対し、敬意を表して呼ばれていたもの。

すると会場の後方から、観客席中央を歩きながらスポットライトを浴びた樹木さんが入場!

当時の当たり役「お婆ちゃん」の姿でね。

「お婆ちゃん!!」の絶叫渦巻く中、皆が握手を求めても不機嫌そうに全てを払い除けて(もちろん演技)ステージヘ。

そしてこの曲を暴れまくりながら歌いまくったのです。

その様を見ていた裕也さんは、ただただ苦笑いするのみ。

もう樹木さんが一番受けていたもんね。他を食いまくっていたし。

彼女は生まれた時から、正真正銘生粋のロックンローラーなんだろうなあ。

今でも鮮明に記憶しています。そのくらいに衝撃的だったんだもん。

さて、リミックスもこの曲ではフロントの3人がノリノリで振りつけフォーメーションを豪快に繰り広げて、極め付けはナイトくんのダッグウォークも飛び出した。

「ワンモア!ツーモア!!スリーモア!!!ありがとう!!!!リミックスでした!!!!!」

エンディングでは驚愕のギター早弾きでフィニッシュ。

全然飽きることもだれることもなく、あっという間に過ぎ去ってしまったリミックスのエキサイティングなショーでした。

続きは次回のお楽しみということでね。

ひとまずはお疲れさん!!!

 

****さあ、残すところ2バンドとなりました!まだまだヒートアップするのは確実だ!大やけどにご用心を!!****

 

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