THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

concert(chicago)

2021-12-02 01:42:28 | CHICAGO

演奏会は、専ら音楽そのものを聞きにくる聴衆をターゲットとして音楽を演奏するイベント。ポピュラー音楽においては専ら、ライブあるいはライヴ とも呼ばれている。生演奏でなくても、「フィルムコンサート」「ビデオコンサート」というように使われる場合もある。 ウィキペディア

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VOL,183 白石LIVE HOUSE PIGSTY(S・T・A後編)

2021-12-02 00:13:18 | Live Set List

****もう泣いても笑っても正真正銘のラストに突入します。

もうお約束の展開であれが飛び出しますよ!

覚悟のうえでご用心。ぜひとも心してね。****

 

残響音が不気味に果てしなく支配するその様を引き摺る様に

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・程よい頃合いだね・・・・・・それでは極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

アキちゃん、ミキティを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」

驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。

その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかミキティ、カツ、マッキーはタンバリンを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。

ギターも、これ以上ないほど過激に攻め立てる。

マサも一緒にメインリフを弾き始めると、ヤスも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い!

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。

この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじとフォーメーションを維持しつつ大奮闘。

なるほど心強き存在感。

白熱するホーン隊は、キュートなミキティ姉御を筆頭に拳を突き出すタイミングが絶妙。

リエ&アッキーの美魔女コンビも、セクシーポーズでエキサイティングなプレイを披露しての挑発。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って

「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしの拳突き上げ体制)。

もうこれで本当に終わりだと察してか、余力を振り絞って全員グチャグチャでどこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサはマッキーちゃんと背中を合わせて仰け反って、コミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて中央フロントで両膝つき、気迫のヴォーカルを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。

締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。これも究極のフィンガリングで完成形とみた。オフステージの時にマサは西やんに言った。

テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。

そう言われた西やんもまんざらではない様子で思わずニンマリ)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。

トドメはきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックスによるハイノートで対等に渡り合うミキティ。

パワフルなレディがホーンセクションに在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは小柄な彼女も、いざステージに立つと偉大なる存在感を誇っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、野郎どもよ!

マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。

恍惚の領域に到達したのではないか!?

これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。

マサのリードボーカルにマッキー&リエ&アキのコーラスも初体制。

リエちゃんは黒いタンバリン打ち鳴らしも担当。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。

我々にも皆目見当がつきません。

まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。

やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。無理難題だよなあ・・・・・笑)。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。

ベースギターを肩からはずして、ボディー上面にパンチを「ガツーン!」と食らわせるポーズ。

いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?

もう制御がきかない。

何年も前にも、このステージで繰り広げたんだけど、あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションがいきなり首をもたげちゃった。

まずはベースギターのネックを目前のモニタースピーカーに擦り付けた・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。

「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??

さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし・・・・当たり前だよ(爆笑)

とどめはベースを高々と掲げて腕を伸ばしダメ押しとばかり、PAスピーカーにしつこく張り付ける。

ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワンギュワーン!」。

ホーン隊は必死の形相で、血管ぶち切れ寸前まで吹き続ける。

極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。

「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

というわけでしてノリが最高!

やはりライブはこうでなきゃあね。

正真正銘のライブバンド面目躍如だ。

疾風のごとき出来事で恍惚状態。(マッキーは改めて度肝を抜かれたようだよ。まあ、その内に慣れるさ・・・笑)

心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。

「ありがとうございました!また会いましょう!!」

身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。

アッという間の30分が過ぎ去った・・・・・

意外にもここでアンコールがかかった。

「えええ!!??・・・」

想定外の事態だ。

マニアックなバンド故に、滅多にこんなことってないからね。

ミキミキちゃんやあちこちから「そんなわけ、ないでしょう!!」と言われちゃった。

実は「長い夜」でエネルギーをそうとうに使ってしまった。

「ありがとう!!15分ほど押してるけど、沖野くん、いいかな??」

沖野くんから丸印のサインが示された。

「オーケー、じゃあもう一発いこうか!!」

「v( ̄Д ̄)v イエイ」

 

懐かしきシカゴⅢからのシングル・ヒット曲で「ロウダウン」

珍しくもリズムセクションのピーター・セテラ&ダニー・セラフィンによる共作。

だからからなのか、変態的なコード進行とリズムが入り乱れているのに、不思議とハード・ポップに仕上がっているという妙に癖になりそうな曲。

これを1番は日本語、2番は英語で歌うマサ。

キーがメチャクチャに高い。(オリジナルではピーターがリードボーカル)

曰く付きの曲。

スタジオに入るたびにニシヤンが、この曲のイントロをしゅっちゅう弾きながら訴えていたのだ。

マサがそれならばと機会を伺うも、情けない話し相変わらずメンバーが固定しない。

そうこうしているうちに、この曲を気に入るメンバーが続出。ミキティ、カツ、アキちゃん・・・・。

まあその頃はまだアキちゃんは加入していなかったけど・・・・。

でもハモンドのリフがないと魅力半減冴えないので、ほぼ諦め状態でずっとお蔵入りしていた。

忘れもしない・・・2016年11月13日の日曜日、同じピグスティでプレイしたっきり。

今年になって威勢のいいメンバー達が続々と在籍してきたのをキッカケに蘇った「ロウダウン」

明るい兆しが一気に見えてきた!

ところが、ライブ予備にずっと甘んじていて中々陽の目を見ない・・・・。

で、やっと今回めでたし、めでたしだ。おめでとう!

でも一筋縄ではいかないのさ。

じゃじゃ馬のようにてこずるのは避けたい。

それでいて、観客にはあまり難解さは伝わらない。

どの曲もそうだけど、この辺がシカゴの底知れないほどの恐ろしいところ。

でも皆、頑張りましたよ。

メンバー達はすこぶる満足げだった。

ならば結果良しとしましょう!!

10年ほど前にシカゴ自身が日本の音楽業界の方から、この曲を是非とも取り上げて欲しい!とリクエストされてトライしたけれども断念したといわれるもの。

マッキーがガッチリと随所にコーラス&トランペット&パーカッションと、せわしなく絡んできてくれてグレード・アップに貢献。

マサがマッキーにレパートリーの歌詞を送っただけあって成果はあった。

 

これですべての工程が終了。

昼過ぎからこの時点で夜9時半。

それでも多くの人達が残ってくれていて感動したよ。

恒例のマサによる感謝のメッセージ。(サングラスと薄暗いステージと老眼と小さくて汚い自分の字で中々読めず苦労する。

10バンドの詳細がビッシリと書き込まれているものでねえ・・・と言い訳…(-_-;)

タイムテーブル用紙を手に取り丁寧に出演バンドらへコメントを読み上げる。

その都度、拍手、拍手!!

スタッフの3人とピグスティにも拍手。

最後にオーディエンスにも拍手!!

大団円だ!!

またすぐにでも会いましょう!!

コロナがもうすぐ収まることを願いつつね・・・・

 

VERY SPECIAL THANKS TO・・・ABECHAN&RUCYU&RYOKOⅭHAN&KEIKUN&KEIKO&IKU&LEⅯONTEA&JASMINE TEA&OKINOKUN&AYACHAN&ANNACHAN&GASKUN&CHICAGOⅤ&LA BROCANTE&DEGUYAN&GECTYU&TUTTU&TETSU&JOHNNY&SEKKEY&MIKIMIKI&RIECHAN&UMIKUN&TSUKASAKUN&RYUYAKUN&NABESAN&KUDOHKUN&NAKASHIBETSU&KATABOH&RACTYO&MEMECHAN&KNIGHTKUN&MAZUKUN&TOMICYO&MYOHTEN&SUGICHAN&FUKUSAN&ENCORE!!!

 

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