THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,185 小樽雪あかりの路オールディズライブ14(稲葉美紀DEAR FRIENDS編)

2022-03-01 20:16:12 | Live Set List

意外にもこのライブレポートは多方面の人たちが閲覧しているようで執筆している私本人が驚愕しているくらいだ。

ライブ会場で「読んでいますよ!」と何度も声かけられて絶賛の嵐。

たまに辛辣なご意見も頂戴するけれど、そんことには目もくれずただひたすら頑張って続けていこうと思いますので今後とも叱咤激励をよろしく!!

 

****さあさあ、ここでSTAともひじょうになじみ深いバンドの登場ですよ!!

心してライブ・レポートを読んでね!それでははじまり、はじまり~~!!****

 

バンド入れ替え中に流れているBGMはスティクス「ミスター・ロボット」、ザ・ビートルズ「ア・ハード・ディズ・ナイト」、ウイルソン・ピケットの「ダンス天国」で派手に決めて、締め括りはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」・・・・・

シットリ感動的でムードが盛り上がるねえ。

 

コロナの感染状況を考慮してこのイベントは夜8時までには終了予定。

通常ならば10時くらいまでガンガンに賑わっているんだけどね。

まあ、これも仕方のないこと。

 

3,14:00~14:25

「稲葉美紀DEAR FRIENDS 」

***早くもライブ・レポートの第4弾に突入だよ!お楽しみに!!***

 

札幌からの出演となる5人組で4年ぶりの2回目(ベーシストが不在・・・それでも全く違和感がないところなんてたいしたものだ)。

全員が落ち着いたイデタチによるファッションで統一。

このバンドは古くからのSTAファミリーなんだよ。

顔なじみのメンバーどころかSTAでガンガンにプレイしていたナイスガイまで在籍しているしね。

それでもここと対バンを組むのは超久しぶりだ。

手元に残っている記録によると、去年の7月18日(日)小樽浅草橋オールディズ以来(11月のSTA企画ピグスティでは.Jで対バンを組んではいますがね・・・・)

本当ならば去年8月の小樽・北運河サウンドエナジーなんかでも一緒になるはずだったのに、このコロナ騒動で泣く泣く出演を辞退していたのさ・・・・。

近年はアコースティックプロジェクトに着手してグッと落ち着いた雰囲気を醸し出していた彼ら。

全員が椅子になんか座ったりしてね。

若干のメンバーチェンジも施しているようだし(でも見たことのある顔ばかりだけど・・・笑)。

皆、元気にしていたかい?

彼等がエントリーするとしないとでは、イベントとしてのクォリティに差が顕著に現れてしまうことでしょうね。

結果的には実現してくれて良かった、良かったよ。

ここでのメンツは、全員が長年にわたって他のバンドでもSTAとはしょっちゅうタイバンを組んでいる。

ご多分にもれず、今回の彼らもバンド掛け持ちにと多忙(コロナの影響で多少は落ち着いたのかな?!)。

 

まずはバンド・サイドからのメッセージが届いていますので、ここでご紹介させていただきますね。

「実力派ヴォーカリストの稲葉美紀を前面にフューチャーして、プレイヤー達は彼女を盛り上げるバックバンドに徹するのが基本コンセプトです。

得意とする八神純子を中心にオールジャンルへとチャレンジし、自らだけではなく会場の皆さんと一体になれるステージをお届けいたします。

これからもドンドンと進化し続けますよ。

興味津々でしょう。

小樽ダンサーの皆さんの癒しとパワーになるよう歌います。

どうぞよろしくお願いいたします」

う~む・・・なるほどなあ。そういわれてみればどことなくアダルティックなムードを醸し出している。

 

それでは今更説明や解説をするのも野暮というものではありますが、いきます。

ヴォーカルに華麗なる歌姫ミキちゃん。

本人によるコメントを紹介

「私失敗しないのでとドクターXを気取ってはいるが、密かに歌詞を間違えている・・・・(爆笑)」

彼女は多方面のバンドに所属しています(ポップスはもちろんのこと、アニソンから様式美へヴィーメタルまで)。才色兼備とは彼女のこと。

なんと驚いたことに網タイツ姿でイングヴェイマルムスティーンのカバーバンド「J」でも堂々と演奏していました。

今回は遂に念願のSTAとのゲスト・ジョイントが実現。

我々もずっと夢にまで見ていたのだよ。

ここまでの道のりは長かったあ・・・。

これもひとえにアキちゃんによる奔走、セッキーの助言、そしてもちろんミキミキちゃんの寛大なる心意気によるもの。

めちゃくちゃハードスケジュールなのに、ありがたいことだ。

 

リーダー兼ドラマーは元STAのセッキーちゃん。

「最年長でドリンクを飲んで頑張っています(ミキミキ談)」

一昨年はカホンとウィンドウチャイムなどを巧みにこなしていました。

今回は本来のドラマーとしてその目を見張るようなドラミングを披露(スローンはヤマハ製。備え付けのドラムセットのシェルは銀色)

とにかく彼はリズムマシーンを片手に数段腕をあげた。

それはお世辞抜きに方々から聞こえてきた沢山の賛辞が証明しているよ。

テインバレスまでを操っていたし。

彼のスティックの持ち方はレギュラーグリップなんだけど(写真を参照のこと)、その握りであれだけ叩けるドラマーって通のドラマーに言わせるとそうそういないらしい。

普段は笑顔を絶やさずフレンドリーな佇まいなんだけど、いざステージにスタンバイするとキリリとかっこよく表情も引き締まって豹変するのだ。

彼も、フュージョン系ブレイクスルーを手始めに数多くのバンドを掛け持ちというモテモテ・ミュージシャン。

病的なくらいに根っからのバンド好き男。

その温厚な人柄からは想像もつかないくらいの熟練技を発揮。

一見の価値アリ。 

 

ベーシストには去年の夏、アミノ酸ことアミノ君がプレイしていたんだけど、今回は残念ながら欠席でした・・・・。

その穴を他のメンバー達が見事に埋めていたよ。

 

一昨年末からめでたくギタリストとして加入しているシモムラさん。

小樽マリンホールではヤマハの独特なデザインのサイレントギターを使用。

骨組みシェイプのあれね。

これは軽量で名器だ。

アノ時はアコースティック系だったからのこだわりか・・・・・

去年の夏にもユニークな仕様のレスポールを持参(レモンドロップのボディカラー)。

なんとビグスビーのアームユニットをマウントしていたのだ。

で、今回は真っ赤なエピフォンのセミアコギターでプレイしていました。

相当のギターコレクターとみた。

これは面白いね。マニア心を存分にくすぐるところ。今度ゆっくりと楽器談義をしてみたいよ。

「酔っぱらっていても何故かギターはしっかりと弾く。内股になるけど・・・・(笑)」

実際に会場ではオフステージ中、椅子で居眠りしていたり、オリジナリティ溢れる(!?)(!?)ダンスを披露したりで人気者。

ずっと注目の的でした。

演者が食われるほどに。

目立った者勝ちの世界観だ!((´∀`*))

 

そしてキーボードレディが2名というゴージャスさ。

これならばミキミキちゃんも歌に全力で専念できるというものだ。

このスペシャルなシフトは大正解。

ミキミキの八神様スタイルのキーボード弾き歌唱も絶品だけどね。

一人目のキーボードは、な、な、なんとその名もジュンコさん!

八神純子を弾く淳子さま。

20代の頃、ミキミキと一緒にバンドを結成していてポプコンや、キリン・ポップスグランプリなんかに出演してブイブイ言わせていました。

ボケ防止のために再度返り咲いた次第!

めでたし、めでたし!!

ちなみにKORGのKROSSを使用。

 

もう一人のキーボード(ローランドを使用)はお馴染みのハルコちゃん。

益々可愛くなったね!!

キーボードもスタンドも真っ白。

とても鮮やかで素敵だ。

コーラスも兼任(ヘッドセットマイクを装着)。

バンドの平均年齢を一気に引き下げてくれました!

ミキミキの大学の後輩。

ミキミキ先輩が在学中に生まれたというそら恐ろしい事実が発覚((-_-;)・・・・

 

ミキミキちゃん&ハルちゃん以外はコロナ感染防止対策のために白いマスクを装着。

 

「八神純子さんの楽曲をメインとし、ハルコちゃんのコーラスを秘密兵器にバンドとのハイブリットバージョンが売りです。伸びやかなるハイトーン、クリアヴォイスのミキミキをお届けします。」とのこと。

つまりはバンド形態プラスアルファの変則編成に落ち着く事と相成りました。

2017年のベッシーホールでは、インストウルメンタルとボーカルを織り交ぜた編成の5人組フュージョン・ロック・バンド、2018年1月のスペース・アート・ホールではピアノ弾き語りを中心に据えたバンド編成、同年8月の北運河サウンド・エナジーではMIKIMIKIヴォイスとトークを散りばめてくれました。

一昨年1月のモダンタイムではギターレス、ツインキーボード体制での初お披露目だった。

思い返せば今回の実験的ひな型だよね。

つまり見るたびに微妙な変化があるわけだ。

色々と試行錯誤の繰り返しなんだね。

バンド維持って何かと大変。

まあそれだけやりがいのあるジャンルではあります。

 

以前には、会場入りした彼等をマサが捕まえて素朴な疑問を投げかけてみた。

「ブレイク・スルーとこのバンド、結局どのように区別するのかな?」

とどのつまり、ブレイク・スルーはセッキーによる純粋なる多重プロジェクト。

そしてこちらも表向きはセッキーがリーダーなのですが、実質的に影で取り仕切っているのはミキミキちゃんだとのこと(裏ボスね)。

なるほど!この差はやたらとデカイ(笑)

持ち時間が少ないので彼らも相当にアイディアを練って全編名曲オンパレードの形式で臨んできましたよ。

目まぐるしく次々に飛び出してくる珠玉のヒット曲に陶酔しちゃいましょう。

 

「こんにちは!

昭和、平成の代表的ジャジーなレディースJ-POPをお送りしたいと思います。

真夜中のドア~STAY WITH ME(松原みきのデビューシングル)」

1979年11月5日リリース。

アルバム「ポケット・パーク」に収録。

オリコン最高ランクは28位。

実は今現在この曲は往年のシティポップ再評価の高まりに連れて、国内はもとより海外でも話題沸騰中なのだ。

名曲はいついかなる時にでも新鮮なサウンドを届けてくれる。

まさしく不滅の金字塔。

個人的にもこの曲にはすこぶる思い入れがあるのです・・・・(´;ω;`)

何度聞いてもとろけてきちゃう。

甘く切ないアレンジでセクシーに迫ってくる歌詞。

たまりませんなあ・・・・。

イントロのシモさんによるリバーブ深めなグリッサンドも小技が効いていてグッときちゃった。

そしてミキミキちゃんとハルちゃんとの美しきハーモニーにもそうとうやられちゃった。

寸分の狂いもない華麗なる歌メロ。

これで泣くな、というほうが無理です。

若くして亡くなってしまった松原みきさん。

稲葉のミキさんも心を込めて懇切丁寧に披露してくれたんだから大喜びしていることでしょう。

さあ、これで掴みはバッチリとオーケーだ!

 

「久しぶりです。今日は中止になるかと思っていましたが、無事に開催できて良かったです。

皆さんも元気そうでなによりです。

これから年配の方々にとってご存じの曲を・・・・まあ、自分も年配だけど((´∀`*))・・・・お送りしていきたいと思います。

ええっとねえ・・・・はぐれ刑事のテーマ・ソングです。

陽かげりの街」

これまた新曲でしょう。

しかもセンスの良さも垣間見える。

懐の深さが証明されたようなものだ。

ペドロ&カプリシャス時代の高橋真梨子(当時はまり。彼女は2代目シンガー)が歌った1975年のヒット曲。

和製グルーヴィー・ラテン・フレイヴァー歌謡の傑作が飛び出した。

イントロの入りからドラマティックで壮大にかっこいい。

セルジオ・メンデス&ブラジル’66ラインの影響満載で最高。

早くもステージ前方にはピカピカと光るまくるタンバリンを打ち鳴らす人や、黒Tシャツ背中に伊達政宗の背文字も男らしいアベさんが踊り狂っています。

もはや見慣れた光景ではありますがね。

しかしミキミキちゃんの堂に入った歌いっぷりの様になっていること。

歌うことが大好きなのが黙っていても伝わってくるよ。

そんな彼女をがっしりと、時にはさり気なく支えているバック陣のプレイにも感服。

ここ数年の急激なるバンドの成長には目を見張るものがありますね。

今後の展開が益々楽しみになってきたよ。

これはまだまだ氷山の一角なんだろ!?

虎視眈眈とありとあらゆる計画を練っているんでしょう。考えただけでもワクワクするねえ。

 

「次はアイドル中のアイドル。

アイドルと言っても私と同い年の松田聖子ちゃんです。

3曲目にいきましょう・・・・スィート・メモリーズ・・・・」

(1983年8月1日リリース。14枚目のシングル。当初は「ガラスの林檎」のB面だったが、コマーシャルソングになったとたんに人気が高まり、急遽両A面で再発されたという逸話あり。本人もファンの間でも非常に人気のある曲)

思い切り弾けまくった後には、グッと雰囲気を変えてシックに迫ってきましたよ。

誰の胸にもホノボノと染みる永遠不滅、珠玉のバラードだ。

ツインキーボードによる音色が絶品。

最大の特徴をフルに生かしているね。

ここでは静かにジックリと落ち着いて、とろけてみましょうよ。

イントロで奏でられるジュンコ嬢による、澄み渡るピアノの旋律には言葉を失うほど。

もうこれだけでも鋼の涙腺が崩壊寸前だ。

センチメンタルな思い出が蘇ってくる。

やや抑え気味なバック演奏に絡む、シモ氏渾身のボリューム奏法による哀愁のギター・ソロも、アダルティックで渋く響いてくるなあ。

美味しいところをかっさらっていく燻し銀プレイヤーならではの真骨頂でもある。

ミキミキ嬢もそれに負けないくらい、感情移入して熱唱を繰り広げてくれます。

ネオン・ステイックを頭上高く左右に揺らしていたアベさんが、美しい旋律にのって華麗なるチークダンス。

息をつかせる隙を与えてもくれない、ここぞとばかりの心憎きセットリスト。

もう何度も、彼らのステージを見ていますが、今回はコンパクトに纏め上げてど真ん中の名曲が目白押し。

いつものことながらレパートリーの豊富さも特筆モノ。

いつの間にか、感動的な歌メロと歌詞に打ち震えているのだ。

相変わらず完成度が高い鉄壁の歌声。

 

「今の曲もバッチリとまとめてきました。ジャンルにとらわれず一緒に楽しみましょう!

ここからは十八番のジュンコ様、一気にいきたいと思います。いつもは自宅でこっそりと弾き語りしているんですけどね。リーダーのセキさんがそれとってもいい!とドヤ顔して言いながら譲らないので。私達も頑張って歌いたいと思います。・・・・最初は、思い出のスクリーン!(1979年2月5日リリースの6枚目シングル)」

セッキーのカウントにはじまる、貫禄タップリの切れっ切れリズムが炸裂!

ここでも八神&ミキミキ・ワールドにあなたを誘います。

愉快痛快なるMCとのギャップもとくとご覧あれ。

ジュンコちゃん演じるシンセの優しくて淡いオーケストレーションが、そのまま本編へと繋がる演奏。

キーボード操作も抜群で、小技の連発には観客の視線も釘付け。

一時たりとも目が離せません。

「上手い!」とあるキーボードプレイヤーも手放しで絶賛していたよ。

セッキーはやや控えめながらも、さすがの歯切れ良いハイハットワークも交えて、タイトに引き締まったスティック乱れ打ちで援護射撃。

臨場感タップリで効果絶大。

メンバー全員がノビノビと息のあったプレイに専念。

胸に大切そうに下げているミキミキちゃん愛用のサンバホイッスルを、本家同様ここぞとばかりに使用しているところなんて、気合の入り方が半端ではないですね。

極めつけはギターから紡ぎだされるトーンの音像。

愁いを含んだパワフル・ヴォイスで応じるミキ嬢は新境地開拓。

こういう側面もあるんだねえ。

その引き出しの豊富さにはお口あんぐり状態さ。

思わず唸ってしまいます。

これだけ歌えたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ。

微笑ましくも、羨ましい限り。

遠く澄み切った果てしなき小樽の空の向こうにまで届け!とばかりに、遠慮なくぶちかましてくれました。

 

「昨日のNHK・BSPでの番組で90年代のJPOPを放送していましたね。

見た方いますか?八神純子様も出演していてポーラスターを歌っていたけど、ここではやりません((´∀`*))

私は熱狂的な八神純子フリーク。八神純子様命です。(わかってるよ!!((´∀`*))

じゃあ皆さんもよく知っている曲を聞いてください。それでは、オシャレなサウンドから入ります。もうおわかりでしょう。乞うご期待!・・・・MR,ブルー~私の地球~(1980年11月5日にリリースされた10枚目のシングル)」

やはり後半への流れはこれに尽きるでしょう・・・

余力を振り絞っての熱唱はさすがだ。

的確なるリズム隊が絡みつく中、リズミカルな鍵盤タッチがこちらにまで快適に響いてきます。

シモ氏もフレットボード上を滑らかなる決めのフィンガリングで雪崩れ込み。

MIKIMIKI嬢に導かれて弾かれるメロディアスな展開も絶品だ。

セッキーがバッキングを黙々と叩き込む姿。

もう見るからに職人ドラマーの基本スタイルのお手本を見ているかのようだ。

聞かせどころでは目一杯に臆する事もなく前面に主張してきて、引く所では的確にスッと黒子に徹する阿吽の呼吸。

普段は控えめで寡黙な男なのですがステージ上では別人のよう。

ここでも新生面を、垣間見たような思いです。

その奥行きの深さと音作りに感服。

曲調は和風テイスト満載。

こういうスタイルも、なかなかにいいもんだね。

それにつけてもミキミキちゃん。

もはや独壇場と化して感動的ですらありますよ。

下手な言葉では到底表現できないくらいだ。

そんなのいくつも並べ立てたって無意味さ。

百聞は一見にしかずとは昔の人もうまい事を言ったもんだ。

サビに至っても遠慮無しに、喉を震わせ妖艶にポーズを気取る。

しかし改めて言わせてもらいます「いい声しているなあ・・・・」

ミキミキ嬢が、エンディングで綺麗な言霊と共に圧倒的存在感を演出。

 

「さあ、それでは、たくさんのリクエストがあったので、ラストはやっぱりあの曲・・・・・・・・・みずいろの雨で終わりたいと思います・・・・(1978年9月5にリリース。5枚目のシングル。60万枚のセールスを記録!)」

満を持して遂に出た!

セッキーによるカウント(今回は彼のホノボノとしたおとぼけMCが全く聞けなかったのが少しだけど残念・・・・)。

優しい人柄や思いやりをチラホラと覗かせるセッキーですが、やっぱり見るからに善人丸出しだ。しかし、いざプレイに入るとなると、ここでも別人のごとく表情が男らしくって頼もしい。

マサがずっと心待ちにしていた、甘酸っぱくも青春のほろ苦い香りが目いっぱいに漂う曲がはじまりました。

永遠のニューミュージック・スタンダードでトドメを刺す。

これを絶対にやらなければ許されない。

ステージを降りられないよ。

一緒になって口ずさんでいる人も見受けられます。

MIKIMIKI嬢の感情移入と表現力は申し分なし。

いやはやなんとも参りました。(もうこれをやられたら私は思い残す事は何もありません・・・・。)ここでもトドメとばかりサンバホイッスルが轟いた時には、心に染み入りウルウル状態。

その伸びやかでどこまでも張りのあるボーカルには、ただただ聞き惚れるのみ。

MIKIMIKI嬢の豊かな声量はここにきても全く衰え知らず。

恐るべし自己主張。

益々艶を増しているではないか。「まだまだここで歌っていたいわ!もっともっと私の歌を聞いて!」とでも言いたげだ。

追随するかのごとくギターソロが儚い終焉を告げる。

自然な曲の繋がりは抜群で演出力もバッチリ。

常にテンションの高い華麗なるステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。

 

「ありがとうございました。今日も、態度がでかくて申し訳ありません・・・(笑)。

さてこのステージ!5人編成じゃあもったいないくらいに大掛かりで素晴らしい!

斎藤さん、スタッフの皆さん、お誘いいただきましてありがとうございました!

あ!?これからもこのステージに出たいので、今後共よろしくお願いします(笑)

ライブイベントの話があれば、どこでもドアで駆け付けますよ!

持っていないけど(笑)」

 

好感のもてる安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ。

観客の方々がバンドに向けて勢いよくクラッカーを放つ。

「パン!パン!!」和気藹藹に賑やかなのは、非常に良いことだ。

怒涛のジャパニーズ・ポップスショーはあっという間に終了しちゃったさあ。

またすぐにでも観たいよ!!

お疲れ様。感謝だよ。

会場に流れるBGMは最近復活したABBA で「チキチータ」

 

新型コロナウィルス感染対策のために、皆さん、声出し、ダンス、鳴り物の使用、最前列での写真撮影が控えめだ。

ミュージシャンらも派手な煽りは禁物。

ちょっと勢いづいて羽目を外してしまうと、すかさず注意が入ってしまいます。

早くこんな厄介な世の中が終われば良いのですが・・・・。

 

追記・・・MIKIMIKI嬢はかつてコンテスト&オーディション荒らしでブイブイ言わせていたそうですよ。

それも素直に頷けるというもの。

 

****さあ、残すところは8バンドとなりました!!(笑)

まだまだ賑やかに盛り上がっていきますよ!are you ready?!****

 

 

 

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雪山の恐怖を伝えるにはこれだあ!

2022-03-01 17:18:13 | CHICAGO

今冬の爆弾低気圧による豪雪地獄。
あまり理解できない人は
「ふわふわした雪の山」くらいのイメージなんだろうなあ!
あの巨大なグランドピアノが屋根の上に冬の間ずっと乗っかっていたり、地上真っ逆さまに落下する…と想像してみてください!
なんまらコワイべさあ…😱

ああ、実家のブリキトタン製の車庫が急に心配になってきたあ…😩

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VOL,185 小樽雪あかりの路オールディズライブ14(パンドラーズ編)

2022-03-01 16:48:45 | Live Set List

こちらのライブレポートも長年書き続けていて最近、やっとこさ、あちこちから好意的な意見を頂戴するようになりました。

これが縁でビックリするような展開に発展したこともあったりしてね。

この日も対バンや観客たちから、励ましのお言葉なんかもたくさんあり、単純明快なる私は嬉しくなりおだってしまいましたよ。

 

2,13:30~13:50

「パンドラーズ」

ハイ、さっそくライブレポートの続きです。

地元の小樽で活動中の若者たち。

彼らから、熱きメッセージが届いています。

「結成して間もないですが、ただひたすらにロケンローでやっていきたいと思います!」

そうなのですよ。

大体、このイベントに初出演でも、どこかで会っていたりするものですが、彼らは正真正銘の初陣。

だからこそ、その振る舞いが初々しいくらいだ。

ステージ上ではちょっと強面なイデタチですが、オフステージでは気のよい気さくな連中。

気軽に近況や楽器などの会話なんかも交わしちゃいましたよ。

そうそう、小樽の大御所「ホットワックス」リーダー(G&VO)のモーリー君も観客として訪れていましたが、このバンドを見たとたんに血が騒いでしまい居ても立ってもいられなくなったそうだ。

そうだろうねえ。

その気持ちは痛いほどに理解できるよ。

それぐらいに迫力の3コードビート大会が炸裂しまくったのだ。

 

写真からもお判りの通り、男性ばかりの4人編成。

応援団も大挙して駆けつけてきていましたよ。

これは心強きこと。

持つべきものは仲間たちだね。

美しき友情が手の取るように伝わってきたよ。とにもかくにも頑張れ!

ジョニーはVO&SIDE・G(サンバーストカラーボディのストラトを使用)、ジョージはLEAD・G&CHO(真っ赤な色が鮮やかな愛器リッケンバッカー330。大切そうに手入れしている姿が印象に残ったよ。嬉しそうに機種について説明してくれたしね)、BASS(艶消し黒ボディのミュージックマンを使用。フィンガーピッキング)&CHO、そしてDR(ジャージ)という基本的な編成。

ギターの2人は革ジャンでバッチリと決め込んでいた。

全員が黒ずくめのファッションで身を固め、サングラスないしは眼鏡を装着。

ボーカル以外はコロナ感染予防対策の一環として、黒のマスクを着けています。

リードヴォーカルは持参してきたシュアーのベストセラー「骸骨マイク(エルビス・プレスリーでも有名な伝説の機種)」に向かって雄たけびをあげる。

「オールライト,アーユーレディ、YEAH!ウィーアー・パンドラ―ズ!!オーケー、ここは小樽だぜい、レッツゴー!」

軽快なリズムにのって、いきなり序盤から爆発サウンドだ。

オープニングのアナウンスもジョニー・パンドラを参考にしている。

なるほど、芸が細かい。

凝りに凝っている。

何度もリハーサルを重ねた血と汗の涙の結晶。その成果が花開いた瞬間がこれだ。

「タイム・トウ・ビー・ア・スター(ジョニー・パンドラ)」

まさにライブバンドの面目躍如。

下手な屁理屈なんか一瞬でぶっ飛ばせ。

躍動感あふれる強烈無比なる爆音炸裂の連続。

文句なしにウキウキ気分さ。

オリジナルのジョニー・パンドラは海外のバンドかと思いきや日本のバンドでした。

それもそのはずで海外進出をも視野に入れての結成。

実際に数多くの海外ツアーも実現させている。

確実に知名度を高め、実績を積み重ねている実力派。

ロックンロールにとどまらず、ロカビリー、パンク、ブルースなどのルーツミュージックなどをも取り込み、そこに日本独自のテイストを加味しつつ新たなスタイルを確立。

他に類をみないほどのカリスマ性を伴い評価は高まる一方だ。

今後もどん欲なまでの快進撃はとどまることを知らない。

 

間髪入れずに、2曲目は「ラバンバ」(アルバム、リッチー・ヴァレンスに収録)

これは元々メキシコの民謡。

それをロック調にアレンジしたもの。

ロックの原点の一つとも言われている。

1958年11月12日リリース。

ビルボードホット100では22位が最高ランク。

でもこれはリッチーの死後の話なんだよね・・・・。

それ以降、リッチーは神格化された。

往年の悲劇のスター、リッチー・バレンス永遠の代表作。

彼は若くして飛行事故で亡くなったんだよね。

映画化にもなって大ヒットしたなあ・・・・。ロス・ロボスがカバーしてリバイバルヒットした。

これはビルボードの1位をはじめ世界中でチャートの1位を獲得したただ一つの「ラバンバ」

懐かしいなあ・・・。

パンドラーズのメンバー達は皆、若いのにこんな大昔の曲に取りつかれているなんてひじょうに素敵な事。

ジョニーはドラム台に上って腰振りダンスまで不敵な笑みを浮かべつつ披露。

 

その勢いそのままにメドレーで、これまた超がつくほどのスタンダード「ツイスト&シャウト」に雪崩込み。

ビートルズが取り上げたことで有名になった曲だけど、いかにもライブの熱狂を想定して制作されたような曲構成だけに熱狂の度合いもピカイチ。

初のリリースはトップ・ノーツで1961年2月23日。

ただし最初のチャートインは、かのアイズレー・ブラザースでビルボード17位を記録。

でも最大の功労者はやっぱり先のビートルズ(デビューアルバムのプリーズ・プリーズ・ミーに収録)。

ビートルズのカヴァー曲で唯一のミリオンセラー。

ビルボード4週連続2位を獲得。

リードヴォーカル担当のジョン・レノンはレコーディング時、酷い風邪をひいていたというのは有名な話。

牛乳を飲み、咳止めシロップを服用して2テイクを歌ったら声が出なくなったそうだ。

それはあの絶叫でリアルに伝わってくるね。

それを意識したのかジョニーも血管がぶち切れる寸前までの咆哮。

 

ジョニー「今日はコロナ禍の中、こんなにもたくさんのお客さんに集まってもらい感謝しています・・・・チューニングタイムです・・・」

ジョージ「あ、何かこの間はしゃべらないとね・・・・でも何もありません(((´∀`*))

ありがとうございます!!」

ステージ前面の床に置かれたステンレス製のケースには「パンドラ―ズ」の派手なロゴステッカーが貼られていて、さりげなくアピール。

「横浜クルージン」(ジョニー・パンドラ)

これまた生きのよいノリノリなナンバーの登場。

ちょっとストレイ・キャッツを彷彿とさせるダンサンブルにはじけまくるチューン。

チャレンジ精神旺盛なジョニー・パンドラに心底ぞっこんなパンドラ―ズ。

そのバンド名にもそれは如実に表れているね。

アクションも交えてすでに汗まみれさ。

ちなみにジョニー・パンドラは、あの横浜銀蝿とも交流があるそうだ。

ここ小樽で五十嵐君が経営しているライブハウス「クルーズ」にもジョニー・パンドラは訪れているんだよ。

もちろんパンドラ―ズも見に行ったんだろうなあ。

ジョニーは脳天から湯気が漂うほどに汗ぐっしょり。

潔く革ジャンを脱ぎ捨てた。

左腕に燦然と輝く見事なタトウのデザインが神々しくて鮮やか。

黒のタンクトップが全く贅肉のない引き締まった体にジャスト・フィットしている。

 

ドラムが地響きのようなボトムラインを刻む中をメンバー紹介。

ジョニー、ジョージ、ベースはワクティ、そしてドラムスはいつもジャージ姿なのでストレートに「ジャージ」と呼ばれているそうですよ。

 

「マイ・スィート・ホンダ」(ジョニー・パンドラ)

この曲も基本的な構成は王道の路線。

ストレートすぎるくらいのロックンロールの原点回帰。

でもいつ聞いても古臭さを微塵も感じさせない。

不思議な魅力だよね。

世代も国籍も性別も軽く超越しちゃう魔力が秘められているのか。

リード・ギターのジョージくんがライブ後、色々と親切に解説してくれました。

その端々にジョニー・パンドラ愛が充満していて微笑ましかったよ。

その気持ちをずっと忘れないように膨らませて「第2のジョニー・パンドラ」、「小樽の・・・いや北海道のジョニー・パンドラ」を目指してくれよ。

そうなった暁には私も鼻高々だよん。

編成は本家と同じですが、ジョニー・パンドラのジョニーはベーシスト&リード・ボーカルなんだよねえ。

めちゃくちゃにかっこいいなあ。

ルックスや振る舞いも含めてキャロル時代の永ちゃんからの影響が濃厚みたい。

こうやって色あせることもなく、代々受け継がれていくんだね。

 

「最後の曲です・・・・ロック・ミー・ベイビー」

一生懸命さがこちらサイドにまで、ビンビンと伝わってくるほどに渾身の大熱演。

それは最初からラストまでだれることもなく、エネルギー全開の疲れ知らず。

羨ましいほどの逞しさだ。

どの曲も基本的には3コード命を貫いているのでシンプル・イズ・ベストの3分台。

だから一気に次々と何曲もが畳みかけるように疾走していく。

その単純明快すぎるほどの暴れ具合が素晴らしい。

若さの特権だ。

でもジックリ聞き込むとあちこちに隠し玉が潜んでいるからその発見も楽しみの一つ。

 

と言っている間にノリノリのパーティーショーは終了。

本当にお疲れさまでした。

プレシャーの大きいセカンド・アクトという重責を軽く果たしてくれました。

 

イベント主催者のサイトウ氏からのアナウンス

「もう一度パンドラ―ズの皆さんに盛大なる拍手をよろしくお願いします!!」

 

会場内に響き渡るBGMは

ミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」

ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズ「恋の駆け引き」

あろうことかその次に流れてきたのはヴァイオレンスチックなビースティ・ボーイズで「ファイト・フォー・ユア・ライト」

これは誰のセレクションだ!!?

 

****ライブ・レポートはこの後にも続くよ。

覚悟のほどを!!

3番目は我らが歌姫ミキミキちゃんと伊達男のセッキーが大人のJ-POPをしっとり甘く聞かせてくれます****

 

 

 

 

 

 

 

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