****さあ!このライブ・レポートも遂に最終章へと突入だ!!名残惜しいところだけど、思う存分に堪能して頂戴な。いくぜい!!****
「サンキュー!ツッツーちゃんに盛大なる拍手を・・・・!!」
もちろんドッと湧き上がる拍手の波。
堂々たる物腰でブラス隊の前に佇むツッツーちゃんも、手を振りその声援へこたえる。
美味しいところ独り占めの状態で、気持ちよさそう。
全身から発せられるオーラが半端ない。
マサから・・・・・。
「どうです、皆さん、楽しんでいますか!!?・・・・ってあまり大きな声を出しちゃあダメなんだよね(笑)
でも手拍子ならばいくら叩いてもオーケー!
これからもう一曲、ダメ押しとばかりにモノ凄いのをぶっ放してみせますのでどうぞよろしく!!
毎回、STAは色々なタイプの曲を用意していますが、シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとノリのいい過酷この上ない曲をお送りしたいと思います・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。
ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。
それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。
このメンバー達でなければ実現不可能と言われた強烈な、ディスコでも人気だったというわずか3分足らずの過激な曲です。
ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにどよめく会場内)。
ツッツーちゃんが情熱的に思いの丈を込めて歌います・・・・燃え上がってください(と、ここでオーディエンスの方を指差すと皆が大きく手でリアクション・・・・)。
日本歌謡界にも多大なる影響を与えた、すこぶる燃費の悪い曲です。
皆、聞いてね!・・・・・邦題は黒い炎・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」
焦らしに焦らされたオーディエンスのキョウコちゃん達が待ってました!とばかりに色めきだつ。
燃える闘魂がメラメラ!!
サエグーによるカウントで・・・「1・2・3~!」
すこぶるアグレッシブなる「黒い炎」。
会場内の熱気は沸点に達した感あり。
脳天がメラメラと炎上しているようだ。
歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。
このようなやさぐれたボーカル・スタイルのツッツーちゃんを聞けるのも貴重。
ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。
さりげない仕草が板についてるね。
ほぼ1か月をこれらに費やしていた。
だから熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。
それもツッツーちゃんにかかったら全く問題なし。(密かに和田アキ子さんのテイクを参考までに聞き込んできたらしいよ!なるほど、わかってらっしゃるね。)
マサは後方にて、とびっきりのアクションを絶え間なく繰り広げている。
ステージ狭しと前後左右を休みなく駆け巡る理想のエンターティナー。
時には真横に陣取るアキちゃんとの、がっぷり四つによる絡みまで演じちゃうもんね。
調子に乗りすぎて珍しくもピックを落としてしまった・・・・・仕方ないから滅多にやらない苦手なフィンガーピッキングに即行でチェンジ。
会場内では大きく手拍子を打っている人々の姿が方々に見えますよ。
それに感化されたのかSTAのメンバー勢も、積極的に観客へ向けてMORE,MOREと要求。
マサ折り紙つきの、ニシヤンによる隠し味的ジャジーなWOWOWペダルがこれまた秀逸。(名器VOXを使用)
ニシヤンはアドリブをこなしながらも、嬉しそう。
全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも絶妙なるスパイスだ。
ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧なギター・バッキングがドライブしていて光っている。
これがあるとないとでは雲泥の差。
ここでもマサはアッキー嬢に、ファンキーなバッキングリフとアヴァンギャルド・ソロいう二重苦ともいえる過酷なる試練を求めたのですが、またもやサラッとこなしてくれました。
実は彼女ならば平然とやってくれると信じての、確信犯なんだけどね。
大喜びで軽く受け入れてくれる、輝かしきスーパーレディだ。
どや顔での素敵なソロや極めつけ振り上げたお手てをダイナミックに鍵盤へと振り下ろしてのグリッサンド連発(ちょくちょく指に怪我を負うのがタマ
休むこともなく煽りをかましていますよ。
普段はポーカーフェイスな佇まいのタカジュンも、適材適所、要所要所でしのぎを削るかのように攻め立ててくる。
ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。
マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまった・・・・。
その一挙手一投足全てがものの見事、様になっている。
けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。
メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なるハイノートヒッターは、アキ嬢によるシンセ・ブラスによる真骨頂サウンド(この日、残念ながら欠席のファニーからいただいたスコアを参考にした)。
ホーン・セクションとシンセブラスともなると当然ながら厚みが段違い(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。
後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。
サエグーちゃんが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。
みゆきちゃんを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、これには心配になってしまったよ。
突き抜け感が尋常ではない。
4管編成の面目躍如。
やはり群を抜いてる。
ミキティお得意のヒステリックなるブローも効果覿面。
スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。
体力の温存が課題だね、ここでは・・・・。
ツッツーちゃん、入魂のシャウトが神がかっている。
感無量の極致。
想像していた以上、期待を遥かに超越したボーカルワークには観客も「かっこいい!」と絶賛していたくらいだ。
細かな節回しや絶妙のイントネーション、骨っぽい歌いっぷりには関心しながらも腰を抜かすほど。
ニュー・フェイスの2人も、一種独特なるSTAワールドに今更ながらずっしりと手ごたえを感じているはず。
それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。
なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。
ここにはいないけれども、マッキーちゃん曰く「スポーツジムに通っているようだ」とのこと。
なるほど、ユニークでうまい表現をするもんだねえ。
ニシヤンに至っては、ここへきてもスパイスがピリリと効いていて燻し銀の光沢を放っていたのでした。
決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたサエグーが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。
マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリ絶好調。
ブラス隊含めて全員が合図の残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。
燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?
まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!
「もう一度盛大なる拍手を世界のツッツーちゃんに贈ってくれ!よろしく!(笑)」
ツッツーちゃんも完全燃焼とばかりに手を振りながら満足げにステージの上手へ。
ひじょうにいい汗をかいたね。
爽やかな表情にそれらが集約されている。
添付された写真を見てもらえればそれも一目瞭然。
たった2回のスタジオ・リハでよくぞここまで成し遂げたものだ。
正直な話、歌い足りなかったそうだけど、今回はまあ肩慣らしということで。
これで終わりではなく、今後もっともっと面白いコラボレーションを策略中!
皆さん、彼が現在所属しているカバーバンド「ビア・プリーズ」でも堪能して頂戴な。
これを見た観客たちは大げさではなくラッキーだ(実際、その後の反響にこちらサイドがマジ驚愕したくらい。この曲はいつの間にかゲスト用になっちゃったけど、それだけに数多くの男女問わずシンガーを招いてきました。その中でも1,2を競う完成度とハマリ具合だった。これに異論を唱える人はまずいないでしょうね)。
****さあ、残すところ、あとわずか1曲(((´∀`*))!・・・余力を振り絞ってフィナーレに突入します。
もう少しの間、お付き合いくださいな。
極上のブラスロックワールドは果てしなく続くよ。
もう泣いても笑っても正真正銘、お約束の展開であれが飛び出しますよ!
覚悟のうえでご用心。
ぜひとも心してね。****
残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に
「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・程よい頃合いだね・・・・・・それでは極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」
この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」
マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)
マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
アキちゃん、ミキティ、みゆきちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」
驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。
いつの間にかアキ、タカジュン、エンちゃんはパーカッションを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。
ギターも、これ以上ないほど過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、サエグーも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い!
あるバンドは「STAはスペシャル軍団」
あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」
あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」
あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」
あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」
あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」
マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。
ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。
ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。
各メンバー達も負けじとフォーメーションを維持しつつ大奮闘。
なるほど心強き存在感。
マサのリードボーカルにツッツー&アキちゃんを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。
キュートなミキティを筆頭に拳を突き出すタイミングが絶妙。
アッキーも伝家の宝刀・鈴を手に、セクシーポーズでエキサイティングなプレイを披露しての挑発。
誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」アベちゃんをはじめ観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしの拳突き上げ体制)。
もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャでどこもかしこも必死の形相です。
STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。
更にマサはツッツーちゃんと背中を合わせて仰け反って、コミュニケーションをはかる。
ヘッドバンギングにて中央フロントで両膝つき、気迫のヴォーカルを続行。
ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。
でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。これも究極のフィンガリングで完成形とみた。オフステージの時にマサは西やんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われた西やんもまんざらではない様子で思わずニンマリ)。
そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。
トドメはきっついハイノートで息の根を止める。
ウォルター顔負けなサックスで対等に渡り合うミキティ。
パワフルなレディがホーンセクションに在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。
オフステージでは控えめでキャピキャピ((´∀`*))な彼女も、いざステージに立つと存在感を放っているのだ。
ウカウカしてなどいられないよ、野郎どもよ!
マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。
サエグーのところまで駆け寄ってバスドラムに足をのせて煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはみゆきちゃん、タカジュンのところへも訪れて一緒に爆笑ダンシング。
恍惚の領域に到達したのではないか!?
これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。
メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。
何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。
やはり役者が違います。
マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。
尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。
照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。無理難題だよなあ・・・・・笑)。
エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、ボディー上面にパンチを「ガツーン!」と食らわせるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。
多分、去年の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。
あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
まずはベースギターのネックを目前のモニタースピーカーに擦り付けた・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースを高々と掲げて腕を伸ばしダメ押しとばかり、PAスピーカーに右足を添えてしつこく張り付ける。
最前列に陣取ったサッサ、セッキーらカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワンギュワーン!」。
可愛い弟分のサッサは「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれる。
ホーン隊は必死の形相で、血管ぶち切れ寸前まで吹き続ける。
極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。
「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!
というわけでしてノリが最高!
やはりライブはこうでなきゃあね。
正真正銘のライブバンド面目躍如だ。
疾風のごとき出来事で恍惚状態。(サエグー、タカジュンは改めて度肝を抜かれたようだよ。まあ、その内に慣れるさ・・・笑)
心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。
「ありがとうございました!また会いましょう!!」
身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。
アッという間の幕切れで、30分が過ぎ去った・・・・・
いい汗かいたね。
この会場は初のメンバーらもいたけれども、なんとかかんとか無事に終えることができました
十分に満足してもらえたかな!!??・・・・・YES I CAN!!
実はまたすぐ来月の3日、STAはここでのライブのために戻ってきますよ。((´∀`*))
それまでしばらくはこのワクワク感をお楽しみとしてとっておこうよ。
痺れるような極上のかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。
VERY SPECIAL THANKS TO・・・SASSA&SAKAISAN&HIKOCHAN&SUGICHAN&ABESAN&TOMOCHAN&KOBACHAN&TETSU&TOMOMICHAN&NABESAN&XOCA-COLA&GREEN TEA&DORAYAKI・KOBASA&TOMMY&MIKIMIKI&SEKKIE&IKU&KEI&KYOHKOCHAN&SUZI QUATRO MODEL GRECO BASS&CHIEMISAN&ONCHAN&STAFF&MINORIN&TSUTTSU&KILLERCHAN&AKICHAN&LENNON SENSE&KUDOHSAN&WAKASAIMO!!!!