THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,202 小樽浅草橋オールディズナイト20(M'S BAND編)

2023-07-26 11:46:26 | Live Set List
会場内にはバンド・スタンバイの時間を利用してヤチヨ嬢からアナウンスが流れています。
「アルコールの販売はありませんが、ソフトドリンクは販売しております。
尚、会場内は禁煙であります。」

BGMはスタイルカウンシル「シャウト・トウ・ザ・トップ」
ウイルソン・ピケット「ダンス天国」などで常に盛り上がっているよ・・・・。

1,11:30~11:55
「M’S BAND」
2016年結成の5人組。
日本の歌謡曲やポップスをカバーで披露。
地元・小樽からの初出場バンドです。
でも今年の「小樽公会堂雪明りの路「」では2番手で出演、既に対バン済みですね。

私は、似たようなバンド名をいくつか知っているので、失礼ながら少々混乱気味ではありました。
でも何となく、どこかで見かけたことがあるようなメンバーもいるような・・・・・?!

メンバーの構成を・・・・・
女性キーボードはオノデラジュンコさん。(専用スタンドに2段構えのYAMAHA を使用)
この日が3度目の舞台体験なんだそうですよ‥‥そんな風には見えない落ち着いたプレイが印象的でした。
ショッキング・ピンクのTshirtが目にも鮮やかに映えます。

何と6弦ベースを巧みな技で操るのはサトウ氏。
やはりYAMAHAを使用。
ボディカラーはオレンジ。
ローズ指板。

ギターはホンマ氏。
高級ブランドのポール・リード・スミスを愛用。
いい音色を紡ぎ出していました。
ピックアップには2ハムバッキングをマウント。
鶯色の珍しいボディカラー。
ローズ指板。
それと、曲調によっては椅子に座ってアコースティック・ギターを奏で爽やかなサウンドを響かせていました。

歌姫はマサミさん。
オシャレ柄な1ピースを着用。


ドラマーはいぶし銀のスティックワークでリズムセクションを黙々と支え続けていたミウラ氏。

尚、ベース、ギター、ドラマーの男性3人は眼鏡を使用。

ちなみにバンド紹介をしていたヤチヨ嬢によると、
ボーカルのマサミ嬢は昨年NHK「のど自慢番組」で、見事5回の鐘を鳴らしたとのこと!
そうと聞いたらば、俄然期待に胸が高まるというものさ。
「さて、今日は十八番の大黒摩季の曲は歌うのでしょうか!!??」
(残念ながら先述の2月の雪明りの路では時間の関係でその曲はカットされちゃったけどね・・・)

持ち時間が少ないので彼らも相当にアイディアを練って全編名曲オンパレードの形式で臨んできましたよ。
目まぐるしく次々に飛び出してくる珠玉のヒット曲に陶酔しちゃいましょう。
それではトップバッター、堂々の幕開け!
ライブレポートに突入しましょう!!

「こんにちは!
70~90年代の女性ヴォーカルをフューチャーしたJ-POPを中心に活動しています。
結成7年目を迎えましたがコロナで一時活動を停止していました。
それではよろしくお願いいたします!
真夜中のドア~STAY WITH ME(松原みきのデビューシングル)」

1979年11月5日リリース。
アルバム「ポケット・パーク」に収録。
オリコン最高ランクは28位。
実は今現在、この曲は往年のシティポップ再評価の高まりに連れて、国内はもとより海外でも話題沸騰中なのだ。
名曲はいついかなる時にでも新鮮なサウンドを届けてくれる。
まさしく不滅の金字塔。
個人的にも、この曲にはすこぶる思い入れがあるのです・・・・(´;ω;`)
何度聞いてもとろけてきちゃう。
甘く切ないアレンジでセクシーに迫ってくる歌詞。
たまりませんなあ・・・・。
イントロの本間さんによるリバーブ深めなグリッサンドも小技が効いていてグッときちゃった。

そしてマサミ嬢の美しき歌声にもそうとうやられちゃった。

寸分の狂いもない華麗なる歌メロ。
これで泣くな、というほうが無理です。
若くして亡くなってしまった松原みきさん。

マサミ嬢も心を込めて懇切丁寧に披露してくれたんだから、大喜びしていることでしょう。
さあ、これで掴みはバッチリとオーケーだ!


2曲目は中森明菜の「スローモーション」
王道の歌謡アイドルソング。
もはや伝説と化しつつある永遠の大ヒット曲。
天才ディーヴァ明菜のデビューシングル。
本人のお気に入りソング。
1982年5月1日リリース。
album「PROLOGUE(序幕)」に収録。
オリコンチャートでは最高30位を記録した、来生姉弟の作品。
決して派手さこそないものの、イントロからしてドラマティックな展開で一気に引き込む構成。
全員が譜面台に置かれた歌詞カードや譜面を、真剣な表情で見つめながらのパフォーマンス。
マサミ嬢は思いのたけを全身全霊込めて、初々しくも丁寧に歌い上げていた。
滅茶苦茶に難しくも、聞くほどに耳に馴染む印象的な歌だ。
これをトップに持ってくるところなんて、よほどの自信と貫禄の表れ。
しかも、よりエモーショナルに、美しい旋律が響いてくる。
さすが、鐘5つは伊達じゃあないよ。
噛みしめるほどに、じわじわと浸透してくる素材は完璧。
新鮮なる珠玉の歌唱力に衝撃を受けた。
これで瞬く間に掴みはオーケーだね。
多少の緊張感も滲ませていたメンバー達ではありますが、肩の力も抜けてきてリラックスムードが出てきた。

「改めまして!
M'S BANDです。
小樽を中心に活動しています。
今回はシットリとした楽曲を選んでお送りしたいと思いますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします!
次の曲は‥‥中島美嘉の代表作で・・・雪の華を歌います」
2003年10月1日に発売された10枚目のシングルが、ここでさり気なく降臨。
album「LΦVE」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録した。
2019年2月には実写映画も公開された。
今の季節には涼しくて快適だよね。
それも当然でして、毎年行われる「冬歌名曲ランキング」などに選ばれている。
数多くのカバーも発表されている傑作ラブ・バーラードの最高峰を披露。
ナイスなセンス漲るセレクションの結晶だ。
艶やかなマサミ嬢の輝きを増すボーカルと、バックを淡々とつとめる柔らかで優しいアコースティック風なサウンドに、思わず唸ってしまったさ。
静かながらも豊かな声量感と、溢れる魅力的な存在感に酔いしれている。
歌詞の一つ一つも心の奥底に染みわたってきます。
適材適所で極控えめに弾かれるキーボードにも、会場中の誰もがジッと聞き惚れ、魅了されていますよ。
他のバック陣もオーガニックなアレンジの妙で、素晴らしい仕事をこなしている。
サビに到達した時点でそれは最高潮に達してその様は圧巻だ。
繊細さとダイナミズムとの兼ね合いが、潔いほどに見事。
油断をしているとキュンと胸を締め付けるほどに、リリカルで甘く切ない気分になってくるんだよね。

間髪入れずに、怒涛のメドレーに雪崩込み。
早いもので、ここからは折り返し点。
メンバーの人数が少ないから持ち時間も残りわずか・・・・。
次に披露されたのは、高橋真梨子の代表曲で「フォー・ユー」
1982年3月5日に発売された8枚目のシングル。
16万枚を売り上げたalbum「DEAR」に収録。
この曲も歌いこなすのはそうとうに難しい。
ここでもマサミ嬢は感情の高ぶりと共に、その言葉の処理によって、声の音色がかわるという特色を余すことなく明確に発揮している。(特に語りの部分とサビ導入の部分の使い分け)
音程の高低にも透明感を施して感情移入しているのが如実に伝わってくる。
タイトな演奏でフロントセンターに陣取るシンガーをグッと引き立たせるバンドも、職人的手腕を発揮している。
誰一人ともなく、「俺が俺が的」な、いやらしい目立ちたがり屋根性が微塵も露出していなく、一丸となって曲をスケールアップさせるべく務めているところは勉強になる。
バントとはかくあるべき。
もちろん、血と汗と涙の苦労の末に完成されたものなのは火を見るよりも明らか。
そこいらでブイブイいわせて粋がっている、底の浅いバンド連中に見習わせたいものだ。



先に記した本間氏のアコースティック・ギターによる、テクニカルなリズム・コードカッティングの流麗なるストローク・サウンドに導かれて・・・・・
(椅子に着席してリラックス・モード)
「優しさに包まれたなら」
1974年リリースのセカンド・アルバム「MISSLIM」3曲目に収録。
同年4月20日発売、3枚目のシングル。(荒井由実、現:松任谷由実)
オリコン週間チャートでは最高26位を記録。
カラオケなどで今も歌い継がれているユーミンの懐かしき代表曲。
映画やコマーシャルソングにも採用された。
突き抜けるほどハッピーな気分に満ち溢れた、オシャレでピースフルなライブ定番のラブソング。
イントロから愛を叫ぶようなハイテンションマックス状態。
恋しい乙女は無敵とばかりにキラキラ・キュンキュン・ドキドキ・モードが全開!!
極めつけの直球ど真ん中リアルな決定打が、惜しげもなく放たれた。
クオリティの高さに驚かされる。
メンバー間による、息の合ったコンビネーションが素晴らしい。
正に阿吽の呼吸で観客のハートを一挙に掴んじゃう、圧倒的なるパワーにはタジタジさ・・・・。
コール&レスポンスで益々ヒートアップ。
大合唱は延々に続く。
ボルテージは急激に上昇する。
圧倒的なマスミ嬢のボーカルと、コケティッシュなルックスによって更なる飛躍を遂げたこの曲は、オリジナルに肉迫するほど憎いくらいエモーショナルでチャーミング。

「じゃあ、それではまだいきます。
八神純子さまをドンドンと歌わなくっちゃあ。 
違うアレンジで、ちょっと静かな曲・・・・思い出は美しすぎて(ペコリと義理固く一礼)」
「おお~~!」と感嘆ともとれるようなどよめきが沸き起こりました。
 ポップ・フレィヴァーに満ち溢れた、バラード(1978年1月5日リリース。
3枚目のシングル。
メジャーデビュー曲。同年発売の同名アルバムに収録)
ややテンポアップしてナイト・フライト・ヴァージョンで。
ミウラ氏、気合十分に思い切り入魂のフィルイン。
普段のロッカー然とした佇まいとはまるで別人のように、虎視眈々と叩きだしています。
守備範囲の広い男だね。
たいしたもんだ。
彼の有り余る才能の片鱗を見せ付けられてしまいました。
安定感抜群のスネアによるショット・ワーク。
やや抑え目なベースがシンクロしての猛追。
咽び泣く素晴らしきキーボードが、極限までの音色を遥か彼方にまで轟かせてボーカルとのハーモニーを奏でる。
ジュンコさんの官能的なエレクトリック・ピアノによるバッキングがメインだけあって、どこからともなく溜息が漏れてきそう・・・・。
心にしみじみと染み入るね。
会場内は水を打ったような静寂・・・・
誰もが、演奏に浸ってじっくりしんみりと感傷的。
アーティスティックなサウンドが変幻自在に揺らめきながらステージを包み込んでいます。
おっと、油断していると何故だか鋼の涙腺が緩んじゃいそうだ・・・・・・・・。
まるでロマンテックな名画の一場面に入り込んだよう。
マサミ嬢が三度伝家の宝刀ともいえる、情感漲るクリスタル・ヴォイスを、延々と堪能させて彩を添えます。

 
「さあ、それでは、たくさんのリクエストがあったので、やっぱりあの曲・・・・・・・・・みずいろの雨をやりたいと思います・・・・(1978年9月5にリリース。
5枚目のシングル。
60万枚のセールスを記録!)」

満を持して遂に出た!
ミウラ氏のスティックによるカウント(今回は彼のホノボノとしたおとぼけMCが全く聞けなかったのが少しだけど残念・・・・)。
優しい人柄や思いやりをチラホラと覗かせるドラマーですが、やっぱり見るからに善人丸出しだ。
しかし、いざプレイに入るとなると、ここでも別人のごとく表情が男らしくって頼もしい。
マサがずっと心待ちにしていた、甘酸っぱくも青春のほろ苦い香りが目いっぱい曲がはじまりました。
永遠のポップスアイコン・スタンダードでトドメを刺す。
これは絶対にやらなければ許されない。
ステージを降りられないよ。
一緒になって口ずさんでいる人も見受けられます。
コール&レスポンスの大合唱で熱狂!
マサミ嬢の感情移入と表現力は申し分なしで相乗効果を生み出す。
いやはやなんとも参りました。(もうこれをやられたら私は思い残す事は何もありません・・・・。)ここでサンバホイッスル代わりのシンセ音が轟いた時には、心に染み入りウルウル状態。
そのどこまでも張りのあるボーカルには、ただただ感服でヴォルテージも上がるさ。
マサミ嬢の豊かな声量はここにきても全く衰え知らず。
恐るべし自己主張。
益々艶を増しているではないか。
「まだまだ、ここで歌っていたいわ!
もっともっと、私の歌を聞いて!」とでも言いたげだ。
追随するかのごとく、ギターソロが儚い終焉を告げる。
PRSだけにどんなトーンでも突き抜け感が絶品。
自然な曲の繋がりは、抜群でバッチリと肌身で感じた。
常にテンションの高い華麗なる粋なステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。


ここでマサミ嬢がメンバー紹介。
仲の良さが透けて見える和気藹々な笑いも交えた口調が微笑ましい((´∀`*))
ミュージシャン一人一人を苗字で呼ぶところもユーモラスで斬新過ぎ!!

さあ、ラスト・ソング。
「アッという間に最後の曲です。
NHKの歌番組、喉自慢大会で歌った曲とは違いますが・・・・大黒摩季さんで、締め括りは・・・・・いちばん近くにいてね」
道産子のディーヴァだけに、なおさら感動が倍加するだろう。
ラテン系の気分で、どっぷりと開きなおって真夏に浸ろう!
11作目のシングル。
1995年5月3日に発売された。
album「LA.LA.LA」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
90万枚近くの売り上げで、彼女自身5番目のヒットになっている。
J-POPの原点ともいえるね。
古き良き淡くほろ苦い青春時代の情景が沸々と脳裏をかすめるね。
器用にどのようなタイプの歌も、自分のモノとして消化しながら披露するマサミ嬢に拍手喝采だ。
声量タップリと張り上げるよう力強く綺麗に歌い上げるコントロール力と、明朗な発音にも感服。
これでラストだからなのか、バックのメンバー達が火花散るインタープレイでせめぎ合う。
高速ピッキングによるギターソロ、バッキンバッキンのチョッパーソロ、
そしてグウイーンと鍵盤が唸りをあげる。
好感の持てるステージ・パフォーマンスも刺激的で絶品。
長年にわたり積み重ねてきた経験が滲み出てくるプレイが花開いた瞬間。

「ありがとうございました!
M'S BANDでした」
司会者のヤチヨさんもやや興奮気味に彼らを称えて再度の拍手を贈る。

会場内に盛大なビートを轟かせているBGMはヴィレッジ・ピープル「YMCA」「マッチョマン」
あららら・・・最前列の踊り場では、早くも輪になってステップを踏んでいるオーディエンス達が出現した。
それぞれにこの空間をエンジョイしているご様子。

しかし・・・トイレの場所が遠いなあ・・・(´;ω;`)
(今までと同じ屋外設置の公衆トイレ)


****お疲れさまでした。
全曲、2月と入れ替えてきたねえ。
お見事の一語に尽きる。
凄いなあ・・・。
またすぐにでも見たいよ。
まだまだレパートリーは、ふんだんにあるようだしね!!****


ちなみに、ステージ上に備え付けの機材は・・・・
パールのドラムセット(小豆色のシェル)
ギターアンプはマーシャルJCM。
ロングセラーのローランドJC-120
キーボード・アンプもアコギ用のアンプもJC。
ベースアンプはハートキー・システムスXLシリーズ。410&115ベース・モジュール。

そして、ステージはお馴染みのトラック荷台。
床が「グワングワン」と微妙にウネっていたよ・・・・。

さあ、セカンド・アクトはこれまた初出演のあのバンド。
ジャンルも、ガラッと変わるよ。



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VOL,202 小樽浅草橋オールディズナイト20(PROLOGUE)

2023-07-26 09:59:46 | Live Set List
2023,7,23(SUU)

 

毎年恒例、小樽音楽の祭典が新型コロナウィルス感染の影響で近年はことごとく中止や変則的な開催という憂き目にあっちゃいました・・・・。

7月、8月の屋外ライブを楽しみにしているバンドマンはじめオーディンエンスの膨大なことと言ったらもう、半端ないですよ。

もうほとんどといっていいほどに今年の開催も諦めモードだったのですが、徐々に感染者数の激減により、なんとかかんとか実現の運びとなりました。
大逆転の快挙だあ!。
もうマスクや消毒の生活のからもだいぶ解放されつつあります。

天気予報大当たり!
相当に暑かったけれども、それは贅沢というもの。
日焼けでヒリヒリモード。
(可愛い弟分サッサ曰く土方焼け((´∀`*))
雨降りの心配は皆無。
本当にこれはありがたいことだね。
例年の日程よりも1週間ずらしたのも良かった。
シティジャズ、台風や蝦夷梅雨らの降雨を回避。
こうなったらライブに気持ちを集中させるのみ。
もう徹底的に燃え上がるしかないね。

 はい!
さてさて、それでも相変わらずコロナの状況は実際の話、深刻だ・・・・。
まさかここまで長引くとは夢にも思わなかった。
でも道産子たちは真面目気質ゆえ自粛生活に専念しつつ、それなりのイベント盛り上がり状況で雰囲気も出てきたよ。
油断大敵だけど、まことに嬉しい限り。
主催者の涙ぐましき尽力には頭の下がる思いだ。


とりあえず7月の場所は毎度おなじみ観光名所のド真ん中「小樽マリン広場」だったのですが今年から新たな会場に移りました。
再開発のため、マリン広場は去年限り・・・。

それを聞いた時には皆が皆凄いショックだった・・・・・
各自たくさんの思い出深き会場なんだからさ。
でも土壇場での形勢逆転で今年、何事も無かったかのように小樽港第3ふ頭クルーズ船駐車場にて開催されることとなりました!!
広大なる敷地を開放しての特設ステージ。
以前よりも海のそば・・・というか真横。
(初期の頃は小樽観光スポットのメッカともいえる運河橋の上だった…正直、狭いし観光客も絶えず行き交う。
交通も激しいし。場所としては申し分ないんだけどね)
ここならば9どれだけ爆音を出しても苦情の心配はない。
海風も心地よい。
カモメたちも優雅に飛んでいる(たまに糞を落としているけど・・・((´∀`*))
ご機嫌気分にどっぷりと浸りきれるので申し分なし。
とにもかくにも嬉しいよね。
全くもってやることが憎い。

我々は方向音痴ゆえに、地元の頼もしきギタリスト、コバちゃんが前日リサーチしてきてくれた。
事細かな写真や説明、地図までグループラインに送ってくれた。
大助かり。
サンキュー!!

 
土日の2日間で総勢26バンドが大集結。(去年よりも3つ多い!)

道内一円、ありとあらゆるジャンルから猛者どもがやってきた。

ほとんどが顔なじみの音楽仲間。

聞くところによると、みなこの1年以上というもの、ずっとステージの恋しさが鬱積していたようだよ。
悶々と・・・・ね。

 
気分良く札幌からドライブの道中、海の青がいつも以上にキラキラと輝いて光っているものだからワクワクさ。
(コンビニにてしっかりと腹ごしらえもした。
景気付けの車内BGMはの、シカゴのトロント・ライブCD)

昼前ちょっと迷って(-_-;)・・・・10時30分一応無事にニュー・ライブ会場へ到着。

ステージ前の無料パーキングへ駐車。
最高責任者のサイトウ氏に駐車場所の説明を受け、、改めて入れ直す。

ちょうどオープニングアクトのリハが始まる時間帯。
スタッフたちにご挨拶。
司会のヤチヨさんともすっかり顔なじみ。
おお!!
サッサとユミちゃんは日傘持参で既に最前列の右サイドに陣取っているではないか!!??
他にも懐かしい顔、顔に思わず笑みがこぼれる。

機材搬入のために楽屋テントへ。(サッサがテキパキと手伝ってくれる・・・・というか、ほとんどを運んでくれた。
若いだけにパワーが漲っている。
事細かに気配りが行き届いている。
ありがたいことだなあ。)

早速和気あいあいと対バン連中と近況報告のひと時。

もちろん感染防止対策は念入りにね。

消毒液、マスク、体調の管理、そしてテーブル席も4人掛け。

ステージ前のダンスフロアも椅子を配列して思いっきり距離をとりながら区切って一定のスペースを維持。

きちんとマナーを守ってのダンシング!
ステージにはパーテーションがないよ!

 
内地では、ちょっと前まで豪雨がドッと襲ってきて膨大なる被害を被っていた。
しかも突風まで・・・・。
日本中が深刻な天候だ。
コロナだけでもウンザリしているのに異常気象かよ。

でもそんなものは熱きエナジーで軽くぶっ飛ばしてやったさ。

実は、このイベントには雨男が潜んでいるらしくて(笑・・・・20回中90%は見事雨に祟られている。
冗談抜きにお払いが必要かも((´∀`*)))毎年必ずどこかで雨の被害にあうんだけど、今年はずっと快晴続き。
道産子泣かせの被害は、帳尻合わせみたいなドカ雪だけで十分さ。

去年は沖縄よりも暑い、最高気温は32度だったさあ。
今年もそれに負けないくらいに、太陽がジリジリとまぶしすぎるので、サングラスと日焼け止め、極上に冷えたドリンクは手放せない状態。


STAは晴れバンドとしてもその名を轟かせているのだよん。
これ内輪ではけっこう有名。
18年間、数多くの奇跡的な伝説を生み出してきた。
生き証人のシュウヤと、よくその話題で盛り上がるくらい。
この日も改めてそれを実感した。
掟破りな大雨状態でも、やっぱりSTA出演前にはさっぱりと雨が上がるのだよ。
笑っちゃうくらいに。
この日も風がソヨソヨと心地よく暑くない。
だからこそ、安心してステージに臨もう。
STAは絶対「ブラスロックの神様」に守られているんだ、と信じて疑わないマサなのであった!!

 

午後7時過ぎに登場する我らがSTA。

なかなかにおいしい時間帯。
本番が待ちきれないよ。

俄然ヒートアップして気合も入ってきた。

なんというこの上なき幸せ。

そしてそしてだよ。

今回STAは9人編成なんだけど、ヴォーカルのアイちゃん、ギターのコバちゃん、トロンボーンのミツ、ドラムのモッチン、パーカッションのユーちゃん、ウッドウインズのウパちゃん、テナーのマッツが合流!
大半のメンバーが浅草橋STA初参加!!
これは大事件です。
ユーちゃん、コバちゃん、マッツは、素敵な奥様までエスコートしてきて夫婦一緒に準備や後片付け作業を行っていた。
羨ましすぎるくらいの微笑ましい光景。
当然のごとく、奥様達もライブを喜んでくれていたよ。

皆、楽曲群にすこぶる新鮮な衝撃を受けたらしく念入りに個人練習を積んできてくれたようです(動画研究なども含めて)。

素晴らしいことだ。

たった2回(厳密に言えば3回)のスタジオリハで見事なまでに音を固めてくれました(マッツ、ミツ、コバちゃんはスケジュールの都合で2回のみ)。

皆、事前にステージ衣装にもこだわりを見せてばっちりと決めてきたよ。

ニューフェイスたちのプロフィールは後ほど詳細に解説させていただきます。
実はねえ…今回もSTAにはドタバタ劇があったのさ。
最近、メンバーが次々と離脱した。
そこはもう慣れっこだからまずはマサを中心に仕切り直し。
結果としてはSTA史上最強の布陣が出揃った。
困難を好転に。
これがSTA最大の強み。
念願叶って凄腕たちが参戦。
すこぶる心強い。


そういうわけでして紆余曲折を経て「雨降って地固まる」を実体験した瞬間さ。
こうやって18年間、血と汗と涙を流しながらも難関を乗り切ってきたSTA。
トラブルに巻き込まれるたび、強靱になって蘇りを繰り返してきたのさ。
残念ながら、今回トランペットは不在だったけどね。
でも、自画自賛するわけではないけれども、そんなこと微塵も感じさせないほどの迫力サウンドだった。
演じている我々もそんなことを忘れちゃうくらい、クールに堂々とエンジョイした。
それはホーン隊の凄まじきアンサンブル、そしてキーボード、コーラスだけでも大変なのにシンセブラスを駆使してゴージャスなアレンジを施してくれた才色兼備のアキの手腕によるところも大きい。
そして麗しのアキはお馴染み「マ・シェリ」のリーダーとしても活躍している超売れっ子キーボードレディだ。

セクシーかつエキゾチックな衣装で現れたアイちゃんは、5曲でリードボーカルを担当しました。(1曲ではコーラスとタンバリン)
序盤にイヤーモニターとヒラヒラ衣装がもつれてしまう事件があったけど、そこは機転を効かせたマサのMCで難なくクリア。

どうですか。
最強の布陣でしょう!
正に怖いものなし。

結果??・・・・・もちろんばっちり完全燃焼でめでたしめでたし。

ノンストップで一気にぶちかまし、

鬱積していたモヤモヤを一瞬で晴らしてやったさ。

近年はコロナで、いくつものライブがなくなっていたからなおさらのこと。

その期間はガス抜きを施し、初心に戻り新鮮な取り組みにもチャレンジ。
ギアをガッツンと1段上げた!。

やっぱり理屈抜きにライブは最高だね。
ここに帰ってこれてホッとしたよ。
飲食も美味しかった。
記念撮影も和気あいあい。
トミーの愛犬ライラも人懐っこくて可愛いんだけど、この日は自宅でお留守番だったけど。
その方が結果的には良かった。
アスファルトで肉球を火傷しちゃうもん。
メンコイちびっ子のファン2人とも写真をとり、ヒマワリの花束もプレゼントしてもらった。(冬には折り紙をもらい、マサはピックをプレゼント)
毎回、この子たちの成長を見れるのも楽しみの一つ。

STA出演の日は16バンド(早々にバンドエントリーが決定してしまい、出演をあきらめたバンド数の多かったことか・・・・)。

豪勢な布陣だ。

今回は新型コロナウィルス感染の影響により、小樽市他もろもろ方面の協賛が思いのほか得られなかったようなので、環境に対する距離感、消毒、各自への意識伝達、演奏持ち時間や使用マイクの持ち込みなどなど厳戒態勢で臨みました。

さあ、ディスタンスを意識しながらの観戦ゆえにあまりいつものような細かいレポートは叶わなかったけど、常連のバンドなどは過去のレポも抜粋し絡めてみたりもしますのでとりあえずは、ご参考までによろしく!!

 それでは最後までごゆっくりとご堪能くださいませ。
ライブレポートの本編は後ほど・・・・・。
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