**ライブレポートは早くも4バンド目に差し掛かってきましたよ!
何が飛び出すか乞うご期待!!****
この小樽・浅草橋オールディーズライブは、個性溢れるバンド達が馴染み深い音楽を火花散らせて演奏するために、北海道中から大集結するという名物イベント。
今年は初出演7組も含めて29組がエントリー(土日の2日間で)。
去年一杯で想い出深い場所のライブ利用は最後だったんだけど、今年から更に埠頭よりのところで開催された・・・・まあ、お気に入りの小樽屋外イベントだから別にそれはいいんだけどね。((´∀`*))
客席サイドには飲食用の露店商も盛大に設置。
感染対策もバッチリに施し、数多くのテーブル席を用意して皆様のご来場をお待ちしております。
4、13:15~13:45
「MAMESHIBA,S,S~SECOND STEP」
このバンドは札幌にて2018年12月の結成。
順調に活動するも、例のコロナ禍で残念ながら3年近く休止を余儀なくされた・・・・。
でも昨年の4月から新たに3名のメンバーが加入。
心機一転、活動も再開しました。
年齢も性別も関係なく一致団結して極上のスピッツサウンドを追求していきますよ。
男女混合の7人編成。
初出演です。
メンバーの構成は・・・・
ドラム・・・シュウ氏(サングラスとアロハシャツ姿で決めています)
渋いフィンガ―・ピッキングのベーシストは・・・ゴウ氏(サングラス、Tshirt、パンツと全dシン黒ずくめ。ダークブルーのボディカラー・ジャズベースを使用。メイプル指板)
センターに陣取るエレキ・リードギターは・・・ケンジ氏(白いパンツと帽子がトレードマーク。サングラス装着して常にクールなプレイに専念していました。
ギターは335の赤と茶色いボディカラーを交互に持ち替えていました)
眼鏡姿のキーボードは・・・マリさん(ローランドのJUNO-Diを使用。首にタオルを巻き付け椅子に着席したスタイルで延々と弾いていました)
アコースイック・ギター・・・アキラ氏(白マスクに眼鏡、夏っぽく水色のシャツ、茶色の帽子姿)
そして、歌姫が2人!
コーラスガールは・・・ミチ嬢
ボーカル・・・リナ嬢という布陣だ。
さあ、さてさて前置きが長くなってしまったので、そろそろ本編に突入と参りましょうか!!
1曲目は「ロビンソン」
誰でも聞きおぼえのある、お約束共言える定番の代表曲で盛大なる幕開けだ。
11枚目のシングルで最大のヒット曲。
1995年4月5日に発売された最早下手な説明など不要なほどに超有名シングル。
162万枚を売り上げた。
6枚目のalbum「ハチミツ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録。
憂いのあるイントロやサビでリフレインされる印象的な優しいギターのアルペジオ一発で掴みはオーケー。
このバンド世界へと一挙にオーディエンスを引き込んだ。
脱帽モノだねえ。
しかし、スピッツって華やかな傑作ナンバーが目白押し。
選曲するだけでも嬉しい悲鳴状態なんだろうねえ。
この曲なんかも、文句なしにジャパニーズ・ポップの金字塔だ。
一聴しただけだとシンプルで地味だし、歌詞も不思議な力を感じて意味深い。
正にスルメのような気高い感触なんでしょうよ。
澄んだ凛とした美しい高音の歌声スタイルが最大の肝。
間違いなしに、ノスタルジック感覚とパーフェクトで純粋な響きが込められている。
その証拠に、一斉に最前列へと陣取った観客達が熱心に団扇を振りながら自然と幸せな気分に浸りきっている。
「皆さん、こんにちは!
本日は大変暑い中、足をお運びいただきましてありがとうございます。
私たちのバンドは世代もバラバラではありますが、しっかりと水分を補給しながら全部で6曲をお贈りしたいと思います。
最後まで楽しんでいってください・・・・・・
次の曲は・・・・チェリー」
13作目のシングル。
1996年4月10日に発売。
7枚目のalbum「インディゴ地平線」に収録。
オリコン週間チャートでは4週目にして1位を見事に獲得!
ミリオンセラーを記録。
161,3万枚を売り上げた。
青春時代を思い起こさせてくれる、甘酸っぱく切ない曲調がちょっぴりと切ないイメージ。
いつまでも耳に残る小奇麗な純情ミュージック。
魅力的なコード進行は、あのビートルズ「レット・イット・ビー」Aメロにも使われているね。
誰からも愛される前半の力強いポジティブな明るさと、後半の落ち着いた曲作りバランスが絶妙。
後世に残る偉大なる功績だ。
実は根幹にはロック魂が込められているのですよ。
スピッツ結成時は意外にもあまり売れないパンク・バンドだったのだから・・・・。
よくある話だけどね・・・・。
オリジナルでは男性シンガーのところを、ここでは女性が伸びやかなボーカルで魅了する。
全然違和感のないところが凄い。
スムーズに溶け込んでいるね。
よほど随所にわたって聞き込んでいるのが見え隠れする。
努力の賜物だ。
典型的なハーモニーも、余裕でバッチリ。
文句なしに効果絶大。
難易度強なのに、阿吽の呼吸で溶け込んでいる。
「それではメドレーでいきます。
コマーシャルなどで、今でも人気のある曲で、まずはいろんなアーティストにカヴァーされている・・・・楓」
楓といえば秋を代表する樹木だけど、ここではノープロブレム。
19作目のシングル。
1998年7月7日に発売。
8枚目のalbum「フェイクファー」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング10位を記録。
ここにきて、しっとりとしたザ・バラード攻勢に転じてきた憎い配慮。
今でも色褪せない唯一無二の独特な世界観と存在感を忠実に再現モードだ。
冒頭からなんだか暗いけど、紡ぎ出される歌詞や、一度聞いたら、絶対に忘れられない旋律は、どれだけ時が流れても古臭さを感じさせないのだ。
それでいて安直で浮ついた軽さは皆無。
細部に至るまで計算されつくしたセットリストに酔いしれてみるのも一興かもよ。
ゆっくりとしたテンポで進むため、目を閉じて包み込まれたくなる。
珍しくもピアノが奏でる役割がキーポイント。
そしてアコギが描き出す情景に生命感が注入されているような気がします。
魂が震えるほどだ。
ストレートでタイトなリズムセクションも、淡々としたアレンジを施して彩を添える。
よりコンパクトにまとめ上げられたビートはアーティスィックで癒されるなあ。
続く「青い車」ではカウントのやり直し・・・・
一部で準備に間に合わなかったのかな・・・・!?
気を取り直して・・・・「フォローお願いします((´∀`*))ヶラヶラ」。
通算9作目のシングル。
1994年7月20日に発売。
マニアックなナンバーが飛び出した。
反則技ギリギリの行為は予測不可能。((´∀`*))
5枚目のalbum「空の飛び方」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング27位を記録。
スピッツにとっては、ターニング・ポイントともいえる曲。
ヤバいくらいにミドル・テンポに味がある。
しかし、相変わらず意味深でデンジャラスな影のある歌詞のオンパレード。
一筋縄ではいかないねえ。((´∀`*))
まあ、それもファンにとっては楽しみの一つ。
恐るべしスピッツ。
そこまで考えてのマメシバ・・・・がありとあらゆる趣向を凝らしてチャレンジしている。
その心意気に乾杯だ。
あれだけビッグなスピッツだけど、あまりカヴァー・バンドがいないのも頷ける。
難攻不落なんだもん。
マメシバ・・・は貫禄たっぷりに成功しているではないか。
透明感のあるボーカル、壮大なるギターソロ真骨頂、その背後で動き回るベースにも心躍らされる。
完成度の高い聞きどころが満載。
今度も掟破りな行為に出た。
「スピッツではどの曲が好きですか!?・・・・・・愛のしるし」
1998年3月14日リリース。
パフィー6枚目のシングルとして草野正宗が提供した曲。
スピッツは1999年リリースのスペシャル・album「花鳥風月」に収録。
奥田民生からの依頼で実現したというビックリな曰く付き。(奥田民生プロデュース)
夢のコラボレーションで、当時は話題騒然だった。
ちゃんと一癖あるパフィー・テイストが散りばめられているんだから、改めて草野氏の天才的な閃きには敬服する次第。
マメシバ・・・の歌姫たちも、嬉々としてライトなノリでこれを高らかに披露。
チャーミングな振り付けと満面のスマイルまでをも提供。
軽快な行進風の親玉ドラミング、フラフラと風任せで、大袈裟に茶化すお気楽な脱力感が伴っている。
間奏のギター・ソロは鋭くロック要素あり。
ワウペダルなんかもグワングワンとエモーショナルにうねりまくる。
アッという間にラストだ。
スティック・カウントから・・・・「不死身のヴィーナス」
ここでもイントロから伝家の宝刀ワウペダルが、これでもかあというほどに唸りをあげる。
1994年9月21日リリースの通算5作目オリジナル・album「空の飛び方」6曲目に収録。
ちなみにシングルカットはされていません。
認知度は低いけど、破壊力ある生粋のロックモードしていて痛快。
勢いがよく疾走感が抜群故にフィニッシュを飾るには最適。
ライブならではの醍醐味だね。
これだからやめられない。
会場全体が一体化して、ウキウキと賑やかにごった返している。
バックのミュージシャン達もベテランの味わいを醸し出しつつもいい仕事をしていますよ。
決して派手ではないけれども、しっかりとフロントのシンガーレディ達をフューチャーしています。
でも主張するところではガッツリといっちゃってます。
そのタイミングが周囲を凌駕していて、すこぶるかっこいい!!
エンディングでは腕をグルグルと回転させてジャンプ一発!!
「ありがとうございました!
マメシバ・セカンド・ステップでした。
また会いましょう!!」
ステージには熱気の余韻と共に心地よい風が吹き抜けていきました・・・・。
今後の展開に早くも要注目。
****本当にお疲れさまでした。
ヤチヨさんがボーカルのリナ嬢にインタビュー。
「バンドの名刺を作ったそうで、ここに60枚あるそうですよ」
リナ嬢がそれを高々と掲げる。
「この会場全員分の枚数は用意していませんか!?((´∀`*))」
慌てて手を横に振るリナ嬢。
苦笑い・・・・
あ、そんなにはないそうです!!
でもバンドのメンバー達には気軽のお声がけくださいね」****