あゝ…ランディ・マイズナーよ、
ショックだあ。
とても、悲しい…。
アメリカを代表する国民的バンド、ポコとイーグルス創設期のベーシスト。
数々の伝説的な名演を残した。
「呪われた夜」「ホテルカリフォルニア」の独創的なカッコいいベースLINEを聞いてくださいよ。
ランディマイズナーはベーシストとしても超一流だったけど、コンポーザーとしても、ボーカリストとしても才能を発揮していた。
何たってランディ作品のイーグルス初ミリオンヒット「テイク・イット・トウ・ザ・リミット」は、彼のファーストソロでもセルフカバーするくらいに永遠の傑作ナンバーだもんね。
何度聞いても切なく泣ける。
イーグルスは札幌ドーム公演が実現したけど、もちろんランディの姿はなかった…
でも、1981年の5月は忘れられない。
同じ時にジョーウォルシュとランディマイズナーは東京公演中だった。
俺は仕事柄、運良くこの2人と遭遇できた。
ジョーは武道館ライブ。
元ジェームズギャングで、この頃はイーグルスのメンバー。
俺は裏方としてステージ上手に陣取り、かなりロックしているジョーを間近で見ていた。
ラストは意外にも「ゲットバック」だった!
で、ランディは日本青年館。
残念ながらコンサートは見れなかったけど、何とランディマイズナーバンドは俺が勤務する会社のスタジオでリハーサルをしていた。
早々に外へ出てきたランディ。
傍らには美女が寄り添う。
俺もトラックの横に待機していたら、ランディが俺の真横にきた!
日差しが眩しいらしく、終始目を細めた笑顔で片手には缶ビールを持っている。
この指でイーグルスのベースを弾いていたのかあ…と俺はチラチラ見ていた…!
ランディのTシャツから張り出たお腹はタヌキみたいだったけど、あの青年のような顔は全く変わっていなかった。
ランディそのもの。
お腹とのギャップは強烈だったけど。
結局、この来日公演は酔っ払っていて不評だったらしい。
でも若々しいルックスとクリアな歌声と安定感抜群なベースは、いつまでも語り継がれていくのだ!