さて、今年2回目のスタジオ・リハーサル。
もう今週がライブなのですよ!
しっかりとメンバー全員が集結。
コニタン&シゲも元気一杯に合流。
前回の練習でほぼ構成や音のほうは固めてあったので、今回は比較的に楽。時間も有意義に余裕で使えました。
しかし、ここのところのSTAは毎月、けっこうなメンバー入れ替えがあるので(今に始まったわけでもないけど・・・)毎回新鮮な気分で取り組めます。それもこれも快く協力してくれる仲間のミュージシャン達がいたればこそ。本当に感謝です。
常にSTAの名の下で、ニューバンドを結成しているような気分。
基本コンセプトはぶれることなく貫いてはいますが。
マサとクニの常連組。ミツとシゲの久し振り組。ニューフェイスのコニタン。
そして縁あって初の組み合わせでもあるヨシキ&ブンキ!
この布陣によるスペシャル・セットリストを練りに練ってマサが決定。
壁に貼りだされました。
トータルタイムに若干の余裕があるので、メンバー紹介やMCに趣向を凝らし、全曲オリジナルフル・バージョンでプレイすることにしました。
エディットは1曲もなし。燃えるような意気込みで取り掛かりました。
セッティング中にマサがコニタンのギターに気が付いた。
いつものポール・リード・スミスではない!手にしているのは、フェンダーUSAカスタム・ショップのストラトキャスターではないか!(ゴールドパーツとトラ目ネック、メタリックなレアボディカラーが美しい)
高級感溢れる楽器ばかりをもってくるんだねえ。
足元にズラッと並べられたエフェクター群にも、こだわりが見え隠れしています。
ワウペダルが一際目を引く。これが今回の練習では大活躍(ミツも使用をリクエスト)。
これによってサウンドに新たなアクセントとグルーブのメリハリが増大。
マサとミツが聞き惚れるほどに、個性的なテクニックで、うねるようなロックギターを轟かせていました。ニュー・ギターヒーローの誕生だ。
若いのに、はじき出されるフレーズには不思議と円熟味なフレーバーが満載です。ヴァンへイレンやイングヴェイの方面には走らないで、レイヴォーン、ドウービー、ジミヘンにのめりこんだだけあって一味も二味も違うニュアンスが透けて見えます。
コニタンはSTA2回目のライブに挑むわけですが、前回とだぶっている曲は1曲のみ。
しかもマサからけっこう無茶ぶりされた部分があるにも関わらず、パーフェクトに憶えてきていました。
ぶっつけ本番でもいいくらい。この難解不落なセットリストを涼しい顔して弾きこなしています。
それはブンキさんやヨシキくんにも言えること。
皆、なかなかに器用だね。だからあまりくどくどと説明する必要性も感じない。一応はライブに向けて1回きりのスタジオ練習のシゲ&コニタンにはマサが解説。でもシゲは以前に何度もプレイしているので別段問題なし。
コニタンも1回の説明と1回の演奏でバッチリと把握していました。
ヨシキくんも勘が鋭い!というか、臨機応変柔軟な対応力には脱帽です。
その場の空気で進行を瞬時に読んでしまいます。
クニが「ヨシキはいい仕事するよ!」と言っていたとおりだ。
しかも更に遊び心や、実験なども注入。
その都度に叩き方を変えて決して妥協を許しません。
簡単な打ち合わせでこっちの心の中を読んだかのように、体得。
持参したDWのペダルが長年にわたる過激なドラミングに耐え切れなくなって破損してしまいました。ここはスタジオ備え付けのTAMAペダルで代用。
リズムセクションとしてマサが目印のチェック。
そのパートのみを抜き出して、数回演奏。みるみるうちにまとまってきて、初回とは見違えるほど素晴らしい姿に。みっちりと各自で個人練習を積んできたんだろうなあ。皆、そのことに関して言わないけど。
テンポや細かい難所もそれほど、つまずかないでクリアしているので前半戦はあっという間に終了でしばしの休憩タイム。
水分補給中の会話
「ブルース・ブラザースの曲をやるから、映画をレンタルしてきたよ」とコニタン。
皆、目を見合わせて大爆笑!だって先週ブンキさんも同じ事言っていたのですよ。
いやはや、レパートリーをただ演奏するだけではなくて、そこまで根掘り葉掘り追及しちゃうんだから大したもの(ちなみに、マサはDVDとパンフ、CD、VHSをしっかりと所持しています)
続いてブンキサン「あれってサントラのバージョンと劇中の音源ってテイクが違うよね!」
そこまで突詰めているとは天晴れ。
そのブンキさんはセット・リストの前半がテナー・サックス・ソロだらけでめちゃ目立っています。
ほぼ独壇場。
本人は、スコアには弱い・・・と言っていたけど全身全霊で大きなアクションも交えて熱演していましたよ。鬼気迫るほどの迫力。
3人によるソロ回しの曲もチラッと聞いているだけだと淡々と進行していようですが、いざやるほうともなると厄介なキーだそうです。
コニタン曰く「このソロはただ単にロックっぽく弾くのもつまらない。でもあのアンニュイなムードを醸しだすのは難しいんだよね・・・」と数段レベルの高い位置にて試行錯誤。
メドレーの部分も後半戦ではガンガン突っ切りました。
勢い一発勝負。多少乱雑な箇所の修復に注意をはらう。
クニはいつでも陽気でムードメーカー。ホーンセクションの中心となって、手取り足取りことあるごとにアドヴァイス。
これでトラブルもなく効率よく演奏に皆が専念できるのです。
クニ自身はトランペットにコーラスにパーカッションを嬉々として演じています。
ヨシキくんは超派手派手パーカッショニストとしても有名なのですが、その彼の正面でパーカッションを担当するというのも度胸がいりますね。
またヨシキくんは普段PA&ミキサーも生業としているので、スタジオのミキサー調整も請け負ってくれます。大助かり。
ライブ用に7曲。前、中、後の3部構成にしてみたのですが、我ながらこの流れは面白い。
メンバー全員の鬼門がど真ん中の曲。
ホワイトファンクの名曲です。インストルメンタル(3曲のインストがあります)。
こいつがクセモノで全員が頭を抱えている。テンションマックスになっちゃう・・・その空気感が伝わってきます。
単調なふうでいて、意外にも構成がちょっとひねってるのです。これって聞いている人には、わからないんだろうな。
一生懸命に演じきっても報われない残酷な曲。
でもやりがいあります。
またSTAのメンバーも、事故っても動じないでやり終えちゃうんだから神経が図太い(笑)
スタミナ消耗率も高いので、そう何回も演奏できないです。
クオリティが低下するだけ。
メンバーも「これをやると疲れる。腹が減る!」と言うくらいだから、そうとうに過酷です。
残り時間を利用してマサが、ライブにおける心構えを述べてみる。
「メンバー全員ではじける様にヘイ!とコーラスしながら拳を突き出す。ソロの時にはかならず舞台の前方に躍り出てスポット・ライトを浴びること。
編成上、弦楽器の2人が左右に構えてアグレッシブに攻めていくから。後方ではパワー全開のドラマーが陣取る。そしてフロント中央にはホーン・セクション4人が思い切り吹きまくる!この図式でヨロシク!!」
それでは皆さん、2018年STA一発目のライブは27日の土曜にススキノ・ライブハウス「スペース・アート・ホール」です。
オオトリで登場!
このメンツでは初ライブです。
ヨシキくんはクニと10代からの付き合い。小樽を拠点に活躍しています。
ブンキさんはつい先月「ホット・タイム」にてSTAとタイバンを組んだ縁でご一緒します。
ああ、今からライブ&新年会を兼ねた打ち上げが待ち遠しい・・・・。
入場料金は2ドリンク付き1500円!
皆さんのご来場を心よりお待ちしております!