THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

歌手の葛城ユキさん、死去…( i _ i )

2022-06-27 19:01:31 | free form space
https://youtu.be/BE0eG0WXOnM

1981年、オープンしたばかりのライブハウス目黒鹿鳴館ステージでカーリーヘアにホットパンツスタイルの葛城ユキさんがリハーサルしている姿を見ました!
あのパワフルでセクシーなハスキーボイスはさすがに圧巻だったなあ!
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chicago VS ew&f black T shirt

2022-06-27 18:11:46 | CHICAGO
ジョイントツアーを是非、ここ日本で実現を!
コロナも落ち着いてきたしね…。
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豪雪地獄だったなあ…( i _ i )

2022-06-27 18:10:20 | free form space
数ヶ月前は埋没してたんだもんなあ…😓🎶‼️
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stamp(chicago)

2022-06-27 11:33:49 | CHICAGO
切手は、郵便事業で行われる諸々のサービスの、料金前納を証明する証紙である。郵便物に貼って差し出されることが多いため、「郵便切手」とも呼称する。時に宣伝媒体として用いられたり、古銭・紙幣や骨董品と同様に趣味の収集対象となったりする。ウィキペディア

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VOL.189 friends live 66 in STARLIGHT(ZERO-C7編)

2022-06-26 14:04:29 | Live Set List
7,ZERO-C7
19:30~20:00
(ハードブギ)
満を持して遂に登場!
パープル・ブリンガーがこの日最大の爆音バンドだとすれば、このバンドは究極のマニア泣かせのバンドだ。
個人的にもずっと楽しみにしていたよ。
なんたって、コアすぎるほどのバンドをカバー。
しかもセットリストがこれまた奥が深い。
ありきたりなヒット曲やスタンダードなんてやらない。
軽々しく流行に便乗したノリなども皆無。
自分たちのやりたいことをとことんまで追求。世間の雑音なんて無視して徹頭徹尾我が道を行く。
素晴らしすぎるくらいだ。
今時、これほど頑強なバンドは珍しい。
貴重な存在だね。
単なるひねくれ者集団ではありません。
実際、一曲、一曲にたいするリスペクト精神は半端ない。
また知識も豊富。
上っ面のカッコつけミュージシャンなんて束になって挑みかかったって消し飛んでしまうからご用心を。

メンバーのほとんどは顔見知りだ。
先月も別のバンドで対バンを組んだばかりのメンバーもいるよん。

それでは超豪華なるメンバーの紹介をしましょう!!
アベマサミチくん(VO&G)
ヤノシンヤくん(G&CHO)
ウメちゃん(DR)
オサムちゃん(B&CHO)

マサミチ君、おひさしぶりだあ。
お互いに再会を喜びあった。
彼とヒコちゃんは長い友人関係。
マサも「メドルムーン」で何度もライブを拝ませてもらっているよ
ウィッシュボーンアッシュやピンクフロイドなどなど通受けするライブで涙腺を何度も崩壊させられた。
この日もサザンロックの雄、レイナード・スキナードの黒いTシャツ姿でバッチリと決めてきた。
ブラウンカラーのポールリードスミスを使用。

シンヤくんは黙々と渋いトーンでエモーショナルかつヘヴィーなソロを紡ぎ出していました。
ナチュラルカラーのレスポールスタンダードを使用。
黒いカールコードに接続する拘り具合。

ウメちゃんは男顔負けなドラミングで土台をキープし続ける。
ロングヘアを振り乱しながらのスティックさばきは、ロッカーサイドの視線から言わせてもらえればめちゃくちゃにセクシー。
何度か別のバンドでライブを見たけど、ど迫力なサウンドは折り紙付き。

そしてオサムちゃんだ!
実は繊細なるフィンガリングも織り交ぜるテクニカルなベーシスト。(シュアーSM58持参)
先月はSOEN,マスクらとのバンド、フラッグで対バンしたばかりだ。
その時には紅いボディカラーのアリアプロⅡを使用(ローズ指板)。
彼が駐車場から豪快に闊歩する姿を見ていたけど、それはロックンローラーそのもの。
黒マスクにサングラス、ジーンズに黒いTシャツの背中にはご存じ「今日もカツラーメン」の文字が!!((´∀`*))
とどめはテンガロンハット!
全てがトレードマーク。
更にはワウペダルをここぞという場面で駆使して盛り上げていましたよ。
先月、オサムくんのベースアクションを見てマサはふと思った。
ボディーパンチ、フレットを上部から押さえる、しまいにはボディの裏から腕を伸ばしてのベースプレイ。
極めつけはアリアプロⅡの同色機種。
ライブ直後に即行で駆け寄って問うた。
「もしかしてルディ・サーゾが好き!?」
「やっぱり、わかりましたあ!!??((´∀`*))」
「だってあのプレイスタイルに、あのベース本体でしょう。
俺がベーシストとして一番リスペクトしているステージパフォーマー!
クワイエット・ライオット初来日の中野サンプラザ最前列で見て狂っちゃったのさ。
あんな凄い動きをするベーシストを見たことがないから、新鮮なショックを受けた。
あの感動は今も冷めやらないよ。
長い髪の毛が巻き付いた汗でびっしょりのバンダナ2枚を受け取ったんだよ。
あれは一生の宝物だよ」
「僕もホワイトスネイクで見ました」
「ベースを床に置いて弾いたり、クルクル回りながら頭に乗せて弾いたりもするんだよね」
「そうそう!!
ところで、数年前に7月の小樽浅草橋屋外ライブに僕が出演した際に、出番直前までステージ裏手のテント前でマサさんとずっと会話したんですよ。
覚えていますか??
アン・ルイスのカバーバンドでした(その時のドラマーもウメちゃんだった!)」
「ええ!!?ああ!?、思い出した!!
あの時はリッケンバッカーだったよね。
それでレミー・キルミスターの事で盛り上がったんだよなあ!
しかし、こんな話題で熱くなって意気投合しているのは、ここでは俺ら2人だけだよね。
ルディのことに気づいた人、ここにはいないだろうなあ・・・・」
いやはやなんとも、マニアックなベーシストコンビが奇遇な巡りあわせを果たした一幕でした。
ちなみにベースの裏側下方からのプレイスタイルはアリアベースでなければ難易度強とのこと。
テンガロンズにマサも加入させてね。
この日は白いギブソンのサンダーバ―ドを使用。
フィンガーとフラットピッキングを臨機応変に使い分けてバリエーションを膨らませていた。
リッケン、アリア、そしてサンダーバードときたらお次のベースは何かな!?
マサもベースの好みが似通っている。
でも、アリア、サンダーバードは大きいので泣く泣く諦めた経緯がある。
グレコのナチュラルリッケン・モデルは持っているけどね。

この不思議なバンド名の意味を説明します。
オサムちゃんのもう一つの顔はコンピューター技師。
プログラムのテスト中にエラーが発生した際のコードが「0C7」。
本人いわく「あまりにも適当というか安易というかそんな感じです。
とりあえず、ライブ用につけて後に改名しようと思っていたのですが何故か浸透してしまいまして・・・・。
私と同業種の人には縁起の悪い名前と言われてます(バッドカンパニー、バッドフィンガーも同様)」
いやいや、どうしてどうして、ひじょうにロックっぽいネーミングセンスに乾杯だ。
絶対に同名のバンドはいないだろうねえ。
いずれにせよ、メンバーを厳選してオサムちゃん長年の夢と理想が具現化されたのがこのバンドなのだ!!

はい!前置きが相当に長くなっちゃったねえ。
ライブレポートに入る前からエキサイト気味。
それでは行ってみよう!!

1曲目はZZtopの「LA GRANGE」
しょっぱなから存分に唸っちゃうよ。
だってワールドワイドにブレイクした曲ではなく、あえて初期の作品をセレクションだもんなあ。
波状攻撃開始の狼煙に鳥肌が立っちゃった。
1974年4月リリース。
3枚目のアルバム「トレス・オンブレス」に収録。
ビルボードにおける最高チャートは41位。
歌詞の内容な意味深い。
曲とリズムはジョン・リー・フッカーの「ブギ―・チレン」とスリム・ハーポの「シェイク・ユア・ヒップス」を下敷きにしている。
「A-HOW-HOW-HOW-HOW 」と低く歌う部分はフッカーの「BOOM BOOM」からの引用。
どうです、お見事の一語に尽きますなあ。
こんなバンドは唯一無二。
不気味な導入パートではマサミチくんの真骨頂。
ウメちゃんの小技の効いたリムショットから豪快な音壁が爆発。
静と動の対比がアーティスティック。
絡みついてくるギターリックはヒステリック。
一気に怪気炎をぶちかます。
潔いほどの炸裂ぶり。
豪放磊落とはまさにこのこと。
ダイナミックなアンサンブルの暴れっぷりにもはやお手上げさ。
ヤワな連中などは叶いそうにないね。

「こんばんは!ありがとうございます!!
次の曲は、フォガットで・・・・・HOME IN MY HAND 」
立て続けに男気溢れる骨太のずっしりとしたドライヴィング・ビートの一撃で猛追。
阿吽の呼吸で、ひと際、異彩を放って盛り上がっている。
電撃のスライド・ギターによる埃っぽくも泥臭いソロが天空を駆け巡る。
汗まみれの攻防は一向に手を緩める雰囲気などみせない。
タップリとタメの効いた重量級なグルーブに辟易するのもまんざら悪い気しないね。
どういうわけか、ここ日本ではこの手のバンドはなかなかに売れないのだよね・・・。
土壌の違いなのか、寂しい限り。

「FOOL FOR THE CITY 」
(同名の漫画があったね)
3曲目も軽快なフォガットで攻め立て続ける。
これ英国出身のフォガット5作目にして代表作の同名アルバムからの曲。
1975年発表。
ブルースバンドだった彼らがアメリカに移って手にした成功がこれだ。
意表を突く米国南部を感じさせるキャッチーなハードブギが持ち味。
研究熱心なフォガットらしい成果でしょう。
奥の深いフォガットのルーツが垣間見えるようだ。
秘密兵器のピッキング・スクラッチが雄たけびをあげる・・・ギュィーン!!・・・・
伝家の宝刀のエフェクト効果も絶大。
メンバー同士のフォーメーションも鮮やか。
明るく元気一杯に弾けまくって恍惚の極致に達しそう。

4曲目もメドレーで怒涛のフォガット。
「HONEY HUSH」
ハイハット連打でのカウント。
原曲はジョニー・バーネット&ザ・ロックンロール・トリオなんだけど大元はもっとさかのぼって1950年代のビッグ・ジョー・ターナー。
ナイスガイのオサムちゃんがわざわざ調べて連絡をくれたよ。
壮大なる歴史を紐解いてくれた。
これ、最も有名なのは「トレイン・ケプト・ア・ローリン」のリフなんだけど、こちらが本家本元。
ヤードバーズ、エアロスミス、日本では博多めんたいロックの代表格サンHOUSEやシーナ&ザ・ロケッツの「レモンティー」が有名どころ。
ライオットは明らかにフォガットのヴァージョンをお手本にしている。
ヤードバーズのものをスピードアップさせて、歌詞を変えギターの掛け合いを盛り込めばフォガットの完成型。
他の数多くあるカバーなんて一変に霞んじゃう。
中には単調で野暮ったいカバーもあるし・・・・。
粗削りだけど、刺激的で贅沢極まりない威勢の良いひと時。
引っ掛かり気味に突っ込むところが癖になってドツボにはまるんだ。
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている日寄った輩とは雲泥の差。
暴力的に歪みまくる弦楽器たち。
ヘッドバンギングの応酬で、硬派の神髄を堂々と誇示してみせてくれる。
ダレる箇所なんて皆無。

「普段はここで終わるんだけど、1曲増やしたんで巻き気味ですね・・・・。」
「もうやめない!?・・・疲れた・・・・(ディッキー矢野)」
「((´∀`*))それでは2曲続けてやります!
まずはまたまたフォガットで・・・・・・I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOU!!」
(原曲は巨匠マディ・ウォーターズ。ストーンズも取り上げている。作者はウィリー・ディクソン。1972年リリース。デビュー・アルバム「フォガット」の1曲目に収録。最高ランキングは33位。邦題は「恋をしようよ」)
ソウルフルなボーカルはインパクトあるなあ。
ギターが加わってドンドンと高まっていくイントロと、這いずり回るベースライン主体で繰り返される展開が印象的。
シンヤくんのねちっこいリードギターと、マサミチくんの鋭いカッティングワークにいつのまにか陶酔してしまう。
熱きデンジャラスなロックンロールの誘いに痺れっぱなし。
下手な屁理屈抜きにラフでワイルドでタイトでストレートなご機嫌バンドさ。
油断も隙もあったもんじゃあないなあ。
ナンパな心構えじゃあ一瞬で骨抜きにされちゃうよ。
迂闊に気を緩めていたら、脳天直撃に息も絶え絶えに悶え狂っちゃうよ。
持ち得る余裕と貫禄と自身漲るオーラは本物。
まるで楽器という武器を使い、火花散る喧嘩をしているみたい。

とどめの一撃「BORN IN CHICAGO(THE PAUL BUTTERFIELD BLUES BAND )」ですっかりと息の根を止められる。
ラストにふさわしきマスターピース。
シカゴ出身のポールはホワイトブルースの先駆者。
古き良き時代のジャズフュージョンとブルースとカントリーとエレクトリックロックのシンクロに尽力。
その功績は偉大。
あの「ウッドストック」にも出演していたね。
そしてこれは彼の記念すべき1965年のデビューシングル曲。
日本では今だに過小評価されているけど・・・・。
余力を振り絞っての極めつけで熱演。
入れ替わり立ち代わりにがっぷり四つに組みながらも咽び泣くギター。
仲の良さがこちらサイドにまで伝わってくる。
オサムちゃんは、もうこれで最後と知ってか完全燃焼を目指すべく所狭しと動き回って衝撃のランニング・ベースを延々と刻む。
ウメちゃんとのひたむきなボトムは鉄壁。
そしてお約束のベースボディトップにメガトンパンチを見舞う。
「ドッカ―ン!!」
今度はZERO-C7のハープやホーンセクションが参加している編成も見てみたいなあ・・・という欲がムクムクと沸いてきた罪なバンド。

何も思い残すこともなくやり切ったね。
満足ゆくまで情熱の30分はアッという間に過ぎ去った。
お疲れさまでした。
またすぐにでも観たいな。
今回の倍くらいの持ち時間でね。
その時はよろしく!!!((´∀`*))








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shell(chicago)

2022-06-26 10:20:06 | CHICAGO
貝殻は、貝が外套膜の外面に分泌する硬組織で、代表的な生体鉱物のひとつである。 ウィキペディア

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VOL.189 friends live 66 in STARLIGHT(ノスタルジックーJP編)

2022-06-26 07:12:00 | Live Set List
6,ノスタルジックーJP
18:45~19:15

さてさて、早くも後半戦へと突入です。
本来ならば、ここではSAPPORO TRANSIT AUTHORITYの出番ですが、そこは本ブログの主役なので最後にタップリとお届けしたいと思います。

この「ノスタルジックーJP」なる6人組バンドは初めてみました。
それも当たり前だった。
だってこの日が初ライブだそうだ。
先に出演した「パープル・ブリンガー」と同じ立場だね。
勝手に親近感が湧くというもの。
ジャンルは全然違うけど。
でもメンバーの中には、以前見かけたミュージシャンもチラホラいたりして・・・・((´∀`*))。
バンド名からもおわかりのとおり、生粋のJ-POPやアイドル歌謡を披露。
懐かしいナンバーが目白押しで心底楽しめましたよ。

まずは素早くバンドの入れ替え準備に勤しみます。
何たって前に出演したバンドがこの日一番の大所帯でド派手だっただけに、相当にドタバタムード(しかもアンコールが加わって押し気味になってしまった)。
ご迷惑をおかけしました。
しかし、そこはそれで熟練の場慣れした方々。
迅速丁寧なる対応で速やかにセッティング完了ですべてが整いました。
さすがですなあ。

そしてサウンドチェックに取り掛かる。
ご存じ、有名なる八神純子様の代表作「パープル・タウン」が飛び出した。
イントロの疾走感溢れるかっこいいキーボードのフレーズで観客の視線は即座にステージへ釘付け。
ほんのわずかな時間ではありましたが無事本番に入ります。

オープニングは元おニャン子クラブの売れっ子中心メンバー、現在は木村拓哉夫人の工藤静香のヒット曲「MUGO・ん・・・色っぽい」
TOPに披露するにはうってつけだね。
皆バッチリと引き込まれたよ。
ハートを鷲掴みだ。
通算5枚目のシングル。
1988年8月24日発売。(もうそんな前の曲なんだあ・・・・カネボウのコマーシャルソングにも起用されたね)
アルバム「グラデイション」に収録。
中島みゆき&後藤次利による共作。
オリコンチャート、ザ・ベストテン、歌のトップテンでは見事1位を獲得。

囁きの「リップシンクロ」・・・・何を言っているのかは当然不明ですよ。
女性シンガーをフユ―チャーしたバンドでは意外にも比較的カバーされる率の高い曲。
強烈な印象を焼き付けることに成功。
一瞬でバブリーな時代へとタイムスリップ。
世の中が浮かれ気分に酔いしれていた不思議な時代だった。
ゴージャスな雰囲気までをも醸し出していたよ。
特にキーボードのアレンジワークがそれを如実に物語っている。さりげなく絡みついてくるギターソロもピカイチ。
タイトでストレートなリズムセクションのナイス。
無機質な構成力も個性的な光を放っている。
紅一点のボーカルをフロントセンターにおいて、バックを固める5人の男性たち。
彼らのテクニックは驚くほどに安定していて安心できるほど。
あのプレイならば歌に全集中できるというもの。

「こんばんは!
ありがとうございます。
私たちノスタルジックーJPは今日が初ライブなのです。
基本は懐かしい邦楽を、若干雑食的にやっています。
ここまでに出演したバンドが英語続きだったので、このバンドで日本語の歌をお楽しみください。
それでは次、松田聖子をお届けします・・・・天使のウインク」

ここでも懐かしのアイドルワールドにドップリと浸りきっちゃいましょう!!

(1985年1月30日リリース。20枚目のシングル。オリコン週間1位を記録)

爽やかなサウンド展開で勢いがあって、この場面にはとってもピッタリだ。
スッキリひと時の清涼飲料水のごとき。
これはズバリ狙ったなあ。確信犯。

明らかに反則技だね(笑)

もう心ウキウキで最高の気分だ。

でもアイドルソングだからと、たかをくくっていたら、思い切り足元をすくわれるよ。

演奏も歌もすこぶる難しいんだから。
歌詞、アンサンブルにいたるまで。

実際、イントロを刻むドラミングを見たSTAのミキティは「やっぱりドラムは上手いねえ」と見抜いていたモン。

しかし全てにおいて、クオリティの高い楽曲だなあとつくづく思います。

決めの振り付けを思いっきり真似ようとしている、往年のギャル達(死語)も出現。

聖子ちゃんカットの女の子って最近では全く見かけなくなったけれども、(当たり前だ)あのヘアスタイルはとても可愛いのになあ・・・。

いきなりあの髪型が復活したりして・・・なあんて考えていたら一気にエンディングを迎えてしまった。

ちなみにこの曲の作詞&作曲は尾崎亜美。

依頼を受けたのは締め切り前日だったのだとか。
しかも詩と曲の両方を担当しているんだから驚きだ。

一人称の「僕」は天使の目線を表現しているのだそうですよ。

亜美嬢初の聖子ちゃん用シングル(アルバム内への提供曲は、それまでにもあったそうです)。

亜美さんが提供してきた数多くの曲中でも、一番思い入れがあるのがこれだとのこと。

「たくさんの手拍子をいただきまして私は感動に打ち震えております。
皆さんのダンスに見入っていたら、歌詞がわからなくなってしまいました(笑)。

聖子ちゃんの春っぽい曲で初めてみましたがいかがでしたか?

この間の冬は大雪で大変だったけど、今日はとっても天気がよくて嬉しいです。

主催のヒコさん、本当にご苦労様です。
ありがとう!

それでは3曲目に参りたいと思います・・・・・・スィート・メモリーズ・・・・」

(1983年8月1日リリース。14枚目のシングル。当初は「ガラスの林檎」のB面だったが、コマーシャルソングになったとたんに人気が高まり、急遽両A面で再発されたという逸話あり。本人もファンの間でも非常に人気のある曲)

思い切り弾けまくった後には、グッと雰囲気を変えてシックに迫ってきましたよ。誰の胸にもホノボノと染み入る永遠不滅、珠玉のバラードだ。

ここでは静かにとろけてみましょうよ。

イントロで奏でられるホリカワくんによる、澄み渡るピアノの旋律が無性に泣けてくるなあ。

もうこれだけでも鋼の涙腺が崩壊寸前だ。

青春時代の甘くほろ苦い思い出が蘇ってくる。
ムードも満点。
やや抑え気味なバック演奏に絡む、タツくん渾身のボリューム奏法による哀愁のギター・ソロも、アダルティックで渋く響いてくるなあ。
最も特筆すべき点はパーカッションのスミタくん。
大きな長方形の薄いボードをマレットで叩いていたから、てっきりマリンバ奏者だと思い込んでいた。
ところが、この面にはたくさんのパッドがあり、プログラム次第で膨大なるパーカッション音を奏でられるというシステム。
古い人間にとっては驚愕の楽器だね。
ヒコちゃんもビックリしていたもんなあ(;^_^A。
さすが80年代アイドルブームの火付け役だけあって、聖子ちゃんは一味も二味も違うよね。
カジャ嬢もそれに負けないくらい、感情移入して熱唱を繰り広げてくれます。
堂々と、伸びやかなる声で歌いこなしていました。

度胸満点で大したものだ。まさにパーフェクト。

ネオン・ステイックを頭上高く左右に揺らしていた観客が、美しい旋律にのって華麗なるチークダンス。
程好いポップなメロディラインが、何度も琴線をくすぐってくれて心地よい。

キュートこの上ない癒し系の風が吹き抜けている様は微笑ましい。
エンディングではドラマティックな旋律で締めくくった。
シットリ系の演出は大成功。

バッキングをつとめるメンバー達の顔ぶれから察して、多分皆、聖子ちゃん世代の熱狂的なフリークなんでしょう。

男女問わずに絶大なる支持を受けたアイドル界の女王だもんなあ。

メンバー全員が嬉々としてリスペクトを込めて演じています。

「2曲も松田聖子が続きましたね。
今日、ラストに出演するパイナップルさんと曲が被っていたら申し訳ありません・・・((´∀`*))
ここからは新しい平成の曲でお送りしたいと思います。
4曲目は・・・・・・松崎ナオで・・・・川べりの家」
(シンガーソングライターの松崎ナオ自身による大切な作品。2006年発売。アルバム「フラワー・ソース」に収録)
ここで超マニアックで渋いセレクション。
知る人ぞ知る名曲中の名曲。
味わい深いピアノのミディアム調イントロが導入パート。
一聴しただけでは、それまでのセットリストがセットリストだけに地味なイメージを持たれがちだけど、どうしてどうしてアートの域にまで達する完成度。
この手合いは何度もスルメのように繰り返し繰り返し味わっていくと益々の感動を得られることでしょう。
実はじわじわと反響著しいのですよ。
衝撃で心打たれ涙するね。
綺麗な夕日や海を見つめながら聞いたら尚更やられること必至。
チャーミングな歌声がこれまた心に染み入る。
歌詞の一語一語が素敵な構築美だ。
各楽器のナチュラルな響きが説得力あり。
タメをきかせて極力無駄を省いた演奏は職人技。

大きな拍手が沸き起こった。
森仁くんのMC
「ありがとうございます。この曲、知っている人!?
あれ・・・?
NHKドキュメンタリーは見ていないの?」
「ハーイ!!」
「((´∀`*))あの番組、面白いのになあ・・・・。
そこに挿入されている曲でした。」

「それではここでメンバー紹介をしたいと思います。
パーカッション、スミタさん(彼のみ黒いマスクを着用)。
ベース&コーラスは森仁さん(彼は札幌伝説のインディーズ・ヘヴィーメタルバンドのメンバーだった。以前に見た時同様に5弦を使用。黒ボディのワーウィック。曲調に合わせてフィンガーとフラットピッキングを使い分ける)。
ドラムス・・・・あ、こっちを見ていないな・・・・・((´∀`*))タカさん!
ギターはタツさん(ナチュラルボディカラーのストラトキャスターを愛用。ローズ指板)。
キーボードはホリカワさん(ヤマハなどの2段構えでのぞんでいた。STAのアッキーとは顔なじみらしく談笑していたよ)。
そして私はおしゃべりが苦手な・・・カジャです。よろしくお願いします!
それでは、ザードで・・・・・イン・マイ・アームズ・トウナイト」
(1992年9月9日発売5枚目のシングル。アルバム「揺れる想い」に収録。オリコン週間チャートでは9位を記録)
大人っぽいテイストで夜の妖しさが漂うスローなパワフル・チューン。
イントロでは極上のヘヴィーで分厚いコードがぶちかまされる。
淡々と進行する説得力あるビートが肝。
ディーヴァ坂井泉水へのリスペクトをたっぷりと込めて歌い紡ぐ。
ジックリと腰を据えて聞き入るのも一興。
ギターの旋律が空間を目まぐるしく駆け巡る。
ここぞという時に美味しいところをかっさらっていく燻し銀プレイヤーならではの真骨頂でもある。
コーラスも効果覿面。

「もう最後の曲となりました。
すでに、ネタバレしていることでしょう((´∀`*))。
紫の・・・・・(-_-;)
皆さんの記憶にあるかもです。
じゃあ、盛りあがっていきましょう!」

八神純子で・・・・パープルタウン(1980年7月21日リリース。副題YOU OUGHTA KNOW BY NOW。9枚目のシングル。)
CMソングにも起用されて60万枚ものビッグセールスを記録。
歌番組ベストテンにて2週連続1位。
この曲で初の紅白出場を果たす。
ただし当時メロディとアレンジの一部がレイケネディのロンリーガイと酷似しているとのすったもんだあり・・・・・)!!

度肝貫く王道路線を、終曲で惜しげもなく披露。
一気に大合唱だ。
どこもかしこも色めきだってきた。
カウベルの連打が轟き渡る。
タイバン達もずっとこの曲を楽しみにしていたらしく、満面の笑みを浮かべて、一緒に会場で口ずさんでいましたよ。

即座に八神節だとわかる、雄大なるメロディが快適な名曲。

男性陣も難攻不落なこのバッキングでは、巧みなトリッキー・テクニックを駆使。
森仁くんもベースソロを余裕の表情で繰り広げてカジャ嬢を盛り立てつつもガッシリと支えます。

次々と矢継ぎ早やに繰り出される、ツボを心得たサビのパートと堂々たるパフォーマンス。
持ちうる限りの高度なインタープレイを、エンディングで火花散るほどにしっかりとつぎ込んでくれました。
嬉しい限り。

拍手喝采、雨あられだ・・・・・・ノスタルジックーJP、素敵~!!

当然でしょうね。
このバンドの力量をとことんまでに思い知らされてしまいました。

「ありがとうございました!!」





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Brian Wilson(chicago)

2022-06-25 15:23:04 | CHICAGO
ブライアン・ダグラス・ウィルソンは、アメリカ合衆国のミュージシャン。ザ・ビーチ・ボーイズのリーダーにしてボーカル、ベース担当。メンバーのデニス、カールは実の兄弟であり、それぞれ次弟、末弟にあたる。マイク・ラヴは従兄、アル・ジャーディンは高校・大学の同窓生である。 ウィキペディア
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VOL.189 friends live 66 in STARLIGHT(PURPLE BRINGER編)

2022-06-25 05:28:41 | Live Set List
  • 4,PURPLE BRINGER
17:15~17:45

会場に流れるBGMが北海道の歌姫・中島みゆき,ドナ・サマー「ホットスタッフ」というのも一興。

さてさて、4番手に控えしは、満を持しての登場!
ある意味ではこの日最大の目玉。
巷ではここ最近、話題沸騰、注目の的だった、あのディープ・パープルのカヴァーバンドだ。
それもただ単なるコピーに終始せず、徹頭徹尾、細部にわたって拘り抜いた超うるさ型マニアの涙腺崩壊するほどの極致をいく。

ここからはザッとヒストリーを述べていこう・・・・。
キッカケは去年の秋にさかのぼる。
STAメンバーのアッキーが「パープルを本格的にやりたい。誰かいいメンバーいないかなあ・・・?」とマサに相談。
マサも若い時はずっとこの手合いをたしなんでいたからお手のモノさ。
でもハードロック系は散々やりつくしたから近年は封印していた。
このキッカケから、さっそくメンバー探しの構想をとんとん拍子に練りはじめる。
まずはアッキー率いる「マ・シェリ」絡みでオカちゃんが浮上。
YOU TUBEでの「レイジー」完コピを見たマサは一目ぼれして感動。
イアン・ぺイスを崇拝するというオカちゃんとは即座に意気投合して加入が決定。
最初から強力無比なるリズムセクションの誕生だ。
それと同時進行して、マサは対バンのボーカルがずっと気になっていた。
ラルク・アン・シェルのコピーバンド「ショックス」
そこに在籍するハイトーンシャウターの「トミー」だ。
彼は他にもTMネットワークのリードシンガーをつとめてもいた(アッキーともそこで共演。
マサもアッキーもそのことはつい最近になって知った!!)。
その後、ヒコちゃん、GUS君、アライサンらと組んだ紫のコピーバンド「蝦夷紫」を見てぶっ飛んだ。
な、な、なんだああ!!??このジャンルも好きなんだ!!
しかもハイウエイ・スターも熱唱!
これは無視できん。
その後、また対バンする機会があったから声かけする予定が、コロナ禍にてそのライブイベントは中止。
それでも秋に再度「小樽ゴールド・ストーン」にて再会する機会を得た。STAとショックスがステージを入れ替わる舞台袖にて「ディープ・パープルのコピーバンドやらないかい!!??」
「いいですねえ。デヴィッド・カヴァーディル大好きなんですよ!!」と意気投合。
徐々に布陣は固まってきた。
ギタリストも決定して曲目も決めて初のスタジオ入り。
ところがコロナ騒動、スケジュール調整の難航、更には記録的な大雪で中々活動ははかどらない。
そうこうしているうちに春の訪れ。
サウンドもいい雰囲気にまとまってきた。
そろそろライブに飢えてきたメンバー達。
新しいエッセンスを導入するべくギタリストを入れ替える。
シンちゃん登場!
彼はオカちゃんとポルノ・グラフィテイのコピーバンドとして活動中の仲(マオちゃんがボーカルを担当)。
テクニックはもとより、愉快痛快な楽しい男だ。
パープルは若い時以来プレイしていないらしいんだけど、指はしっかりと覚えていた。
この瞬間、第2期の幕開けだ。
ひじょうにマニアックすぎるほどのパープル・フリークがごく短期間で5人結集するなんて奇跡的。
そこからはとんとん拍子に進行。
シンちゃんの素晴らしすぎるプライヴェート・スタジオで汗水流してリハーサルを繰り返す。
時には大型スクリーンに映し出されるご本家のライブ映像を鑑賞しながら、豪華なる焼き肉パーティーなども開催したりしてね。
もう我慢できなくなった頃合いを見計らっての初ライブ決定!!
それがこの日の「スターライト」さ。
目標ができたら俄然燃え上がったね。
セットリスト、時間の計測、MC箇所やイメージトレーニング。
録音、録画にも勤しむ。
研究熱心な連中だからね。
詳細の確立や修正を経てゲネプロにたどり着く。
フェイスブックにてのアピールも忘れずにね。
アッキー曰く「鉄は熱いうちに打て」
あまりにもベタだけど・・・・((´∀`*))
一致団結して盛り上がってきたよ。
バンド命名にも色々な意見が飛び交った。
8月のライブも決定。
予備の曲なんかも用意してね。

はい!!前置きが長くなったけど、神秘のベールを脱ぐ時が訪れた。
このライブを待ち焦がれていた人たちも多い。
見逃した人は孫の代まで後悔するよん。
ありそうでいなかったディープ・パープルのコピー・バンド。
永遠に光り輝く憧れのアイコンだ。
皆さん、ご一緒にアドレナリン噴出しまくりましょう!!
正にいまがその時!!!

改めてメンバー紹介をば・・・・。
デヴィッド・トミー・カヴァーディル(VO。AKGマイクを持参。メンバー中一番ロッカー然としたスリムで長身のルックス。ストレートなロングヘアにワイルドなファッションは初期ホワスネのカーバーディルみたい)
イアン・オカチャン・ペイス(DR。8インチタムを持ち込み。ディープパープルのマシンヘッドとプリントされたTシャツが神々しい)
ジョン・アッキー・ロード(KB&CHO。KORG KROSS88。テンガロンハットに大笑いのジェリーTシャツ。本人いわくこれはジェリーではなくジョンだと言い張ってきかない頑固者)
グレン・マサ・グローヴァー(B&CHO。。スペクター。ワイヤレス2機使用。ヴォーカルにシュアー&ベースはレクサー)
そして、
リッチー・シンちゃん・ブラックモア(G。備え付けのマーシャルDSL-100を使用。特注のストラトキャスター。ナチュラルボディにメイプル指板。リヴァースヘッド!!エフェクターボードは最近入手したツアー仕様のごっつい代物。シンちゃんのお客様が手土産持参で早々とお二人ご来場されていました)

名刺交換代わりとばかりに、事前に決めておいたサウンドチェック用の曲で各自は調整。
シンちゃんは例の曲のエンディングをなぞる。
オカちゃんは試しにスティックで連打。
オーディエンスは来る時を息ひそめての注視。
「ちょっとウォーミング・アップさせてください」とマサ。
「嵐の使者」をサラッと2回ほど披露。まずまずの仕上がり。
(STAのセッティング中、ニシヤンはリフをギターでさりげなく奏でていた・・・・・。
トミッチョはバンド名から推測してこの曲はやるものと思い込んでいたさ。
それはそれでのちほどにとっておこう)
小手調べとばかりにコントロール。
音量バランス、機材やモニターの返りを確かめる。これ大事な事さ。
よし、申し分なし。
アイコンタクトを送り合って準備万端整いました!!

もうこれはライブレポートの域を超越しているね。
文字による実況中継のはじまりだ。

爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!!
OK,LET'S GO ARE YOU READY!COME ON BABY!!

オカちゃんの爆音フィルを目印にマサはジャンプ一閃。
「BURN」
(邦題は紫の炎・・・って、今更こんな解説は野暮ってなあもんだね。でも一応ね・・・。
1974年発表、日本でも大ヒットしたヘヴィーメタルの代名詞)
今この時、波状攻撃の狼煙がぶち上げられた。
王道を貫き通すセットリストの一発目には申し分なき一撃。
脳天直下だ。
テイクは「メイド・イン・ヨーロッパ」
Dのキーで全員一丸となっての爆発。
トミーが頃合いを見計らって「HEY!YEAH!!~ロックンロール!!!」
まるで彼にカヴァーディルが憑依したかのよう。
シンちゃんが普及のリッチー節搭載リフで自己主張を掲げる。
指の調子があまり芳しくなかったようだけど、そんなこと微塵も感じさせないほどの熱演ぶり。
アッキーは念願が叶い嬉しくて仕方ないご様子。
マサはイントロから中高生時代へと一気にタイムスリップ。
オカちゃんはぶっ飛びまくりのハイテンションマックス。
素早き華麗なるタム回しや、ブレイクのタイミングはお見事の一語に尽きる。
トミー曰く、過去にこの曲をプレイした時はメドレー扱いだったらしいから、フルバージョンは感無量のことだろう。
だからなのか、思いのたけを込めていつも以上に吠えまくる。
魂の咆哮とはこのこと。
ヒステリック過ぎるほどのハイトーンが天空にまで突き抜けるほど。
メンバー達は彼にいつも敬意を表している。
今までにもそれぞれにパープル経験はあっても、反則技で女性シンガーだったらしい。
普通の男性シンガーでは難しいからねえ。
それをいともあっさりとこなしちゃうんだから驚愕だ。
シンちゃんのギターソロはギター小僧達、垂涎のラインが飛び出してくるから憧れちゃうね。
アッキーは「キーボードの魔術師」のごとく、指先から次々と様式美のフレーズをこれでもかあというほどに紡ぎ出す。
男顔負けの鍵盤さばき。
超絶技巧派の女性版ジョン・ロード(このご時世に、こういう発言は問題ありか!?)
突き刺さる大胆なグリッサンドも見ごたえある迫力。
シンちゃんとのユニゾンパートも正確無比でバッチリだ。
間奏部の「GmーCmーFーB♭ーE♭ーCmーD7」のコード進行はバッハの楽曲からの引用。
それにしても、素早いパッセージは痺れるなあ。
随所にあらゆる遊び心とアドリブを絡めることも忘れてはいない。
とにもかくにも序盤から良い意味でレッドゾーンを振り切っている。
マサとアッキーはコーラスワークもひたすらに頑張ったよ。
圧倒された観客は金縛り状態で息を飲む。
その空気感がステージ上にまでビンビンに伝わってくる。
顔なじみの連中は「マサさんはSTA以外にプレイする姿を見たことがなかったからビックリ新鮮だったよ」とのこと。
そうさあ、15年ほどSTA以外ではほとんどバンド活動していなかったからねえ。
それも致し方なし。
ルーツの一部が垣間見えたかな。
マサは所狭しと動き回ってアクションの連続。
(ドラムとギターの間は天井から冷風が吹いてきてなんまら気持いいさあ!)
オカちゃんのところに向かって走り寄ったかと思えば、バスドラに片足をのせて仰け反り猛アピール。
シンちゃんとも目を合わせてお互いに不敵な笑みを浮かべる。
トミーとも背中合わせでがっぷり四つに組み。
このアグレッシブなフォーメーションが快感だ。

この辺にたどり着いた時点で会場中は異様な雰囲気に包まれている。
「パープル・ブリンガー・ワールドへようこそ!」状態だ。

魔物はチラホラと顔を見せていた。
オカちゃんのカメラが台から落下。
シンバルの金具が一か所外れていたために、振動が大きかった。
アッキーは録画ボタンを押し忘れた(これはSTAメンバー達にボタンを押してもらい事なきを得た)。
シンちゃんはカリフォルニア・ジャム風に背中のストラップがねじれていた(後方でそれを発見したマサは思わずニンマリ)
アームバーが落下した。
スライドバーを忘れた・・・このくらいかな。
でも全く深刻な事故にはならず笑い話にしちゃうところが、したたかすぎる軍団。

エンディングを迎えたところで万雷の拍手が沸き起こる。
皆、エキサイトしているねえ。

間髪入れず、アッキーによる荘厳なるハモンドオルガンの響き。
彼女がいうには「お祈りのコーナー」らしい。
これは無視できないクラシカルで神聖なるひと時。
どれも曲が長いから組み立てに苦慮した。
でも最大に美味しいところは残して披露。
黄金の第2期と第3期で攻める所存。
一切の妥協を排して臨んだ結果の研究成果が花開いた瞬間だね。

緊張感が絶頂に達した頃合いを見計らってのオカちゃんハイハットによる巧みなるカウント。
間髪入れずに「SPEEDKING」
(1969年に書かれ、1970年6月に発表されたアルバム「イン・ロック」の冒頭に収録。シングルカットもされた。日本はアルバムのみ。パープルの潮流を生み出した重要なる曲の一つで、のちのスピードメタルやスラッシュメタルのスタイルを形成した貴重なる曲と考えられる。これって実はリッチーが敬愛するジミヘンの「ファイア」へのオマージュなのは有名。KNEEL&PRAYが当初のタイトルだった。歌詞はイアン・ギランが初めて書いたもの。
多くのオールディズ人気曲から断片的に拝借して繋ぎあわせた)
ビートにのってヘッドバンギングの応酬。
マサは右腕をグルグルと振り回して回転する。
腰をグッと落として観客を睨みつけてのピッキング。
濃厚なるハードロックは情け容赦なく続く。
しかし、まあメガトン級の迫力だなあ。
やっている本人たちが言うんだからこれは間違いない。
聞かせどころは中間部でのキーボード&ギターによる火花散るソロバトルに尽きる。
真剣勝負を挑み合うストイックなご両人。
丁々発止な雪崩込み。
陰と陽、強弱のしのぎを削り合う頂上決戦。
マサはキーボードの前に膝まづいて虎視眈眈と状況を見つめる。
導入部では押さえ気味にバトンを受け継ぐ。
一番、バンドへの加入が遅かったシンちゃんだけれども、自由自在元気一杯伸びやかに弾きまくる。
滑らかに指板を駆け巡る姿はカッコいい。
オカちゃんによるリムショット・アクセントが渋い。
事細かにイアン・ぺイスのドラミングを再現。
その様は愛を込めて忠実に。
ソロは徐々に熱をおびはじめてエクスタシーに達し大爆発。
恍惚感に浸る暇もなく疾走。
阿吽の呼吸で息もぴったりに爆走。
正確無比なるやり取りは、もはやアートの領域。
アクセルを緩める手段なんてありえない。
手抜きなんて許されないシビアな環境。
ワイルドなトミーはやや斜に構えたポーズが妙に似合っていて心憎いほどだ。
後半での笑い声もニヒルに轟いた。
ラフにソリッドに時にはストレートなやりとりも板についてきた。
「キーン!!・・・」と鳴り響くキーボードに包まれてのエンディングでマサはキック、ベースにパンチ、ネック振り上げにと大忙しにバリエーションを提供。

トミーによるMC
「皆さん、こんばんは!パープル・ブリンガーです!!」
ここでアッキーがキーボードに触れて思いっきり意味不明な音を発した!!((´∀`*))
「変な音が出ましたが・・・((´∀`*))
ディープ・パープルのコピーです。
今日はですね、このバンド結成して初のライブということで、え~有名どころを満載でお届けしようと思いますが、え~ディープ・パープルは、昔のバンドだけに曲が長いんですよ。
なので、しゃべりは少なめでバンバンバンバンやっていこうと思います。
いいですか!!??」
シンちゃんが大きくうなずく。

オカちゃんによる豪快なハイハット4カウントが打ち鳴らされる。
「BLACK NIGHT 」
どの曲もハイライトナンバーばかりで大サーヴィス。
初出はアルバム「24カラット」
(1970年に発表。本国のイギリスでは2位まで上ったヒットソング。日本でも約10万枚を売り上げる異例のヒットを記録。ブルース・マグースの恋する青春と瓜二つはご愛敬。)
バンドメンバー中、一番年上のマサは黄金期のパープルをタイムリーに知っている。
いわば大袈裟に言えば生き証人のようなもの。
だからレパートリーは新曲当時を知っているし、パープルの変遷史やメンバーの動向、ファミリーツリーなんにもけっこう精通している。
この曲のスタジオ盤もたしなんだ口。
オカちゃんは日本の「UCCブラック・無糖」のコマーシャルで知ったらしいよ。
世代に多少の差はあれども、皆パープルはライブ演奏経験があるのは強みだね。
しかし、正直な話、これには手を焼いた…というもの相当前のこと。
今ではお互いの手の内が、比較的読めるようになってきたから余裕しゃくしゃく。
当然、我らパープル・ブリンガーは迷うこともなくライブバージョンの手ほどきを受けた。
イントロはスタジオバージョンではベースとドラムのみ。
でもそれではあまりにも寂しいので厚み強化ということでギターも加わって度度肝を抜くほどのモンスターサウンドにと提案。
そろそろ、進行にも馴染んできたのか、メンバーらは肩の力も抜けてきてプッツンしながらもリラックスモード全開。
やや走り気味だけど、冷静沈着にかつ暴れまくっちゃおう。
とくとご覧あれさ。
印象に残るスタンダードが繰り出されるわけだから、ドツボにハマることは請け合いだ。
で、このコンパクトな構成の曲はライブバージョンともなるとじゃじゃ馬のごとき、捻りが加わってくる。
センスのない輩が演奏すると、リズムがお囃子の乗りになっちゃうからお笑いだ。
ここいら辺にきてもトミーの喉は強靱だ。
ボーカリストになるために生まれてきたような男なんだね。
神に選ばれし者の宿命の特権。
一向に衰え知らずで、益々狂暴性を発揮。
どのようなトレーニングを積んでいるんだ。
今度、こっそり教えてもらおうっと。
ギターソロは狂喜のアーミングが炸裂。
延々と恐ろしくも悲鳴に近いくらいの唸りをあげる。
戦慄が走るんだよ、ここは。
常識を凌駕する場面。
追い打ちとばかりにアッキーのキーボードが熾烈に張り合うのだ。
ボーカルに怪しく絡みつくギターのオブリガードが効果抜群。
名物ともいえる3番でのドラム連打はワクワクするね。
皆、わかっているから「そろそろくるぞ!」と待ち構えているしなあ((´∀`*))
大好物さ。
イアン・ぺイスはジャズのエッセンスがふんだんに盛り込まれているからオカちゃんの本領発揮だ。
真骨頂のエンディングでも最高の仕上がりを見せた。
ルーズな破壊力溢れる様式美のお手本のような展開は流行なんて関係ない。
トミーの雄たけびも絶好調。
オカちゃんは次に出演のSTAドラマー「サエグー」に「やばいっすねえ」と賛辞を受けたらしい。
シンちゃんはカウンター内のママさん達から「よかったわよ」とお褒めの言葉を頂戴した。

モニターの返しをトミーが代弁してミキサーの純平ちゃんに要請。
「お願いします!」
チューニングタイム。

出た!!
「SMOKE ON THE WATER」
(オカちゃんのTシャツに描かれている1972年発表のアルバム「マシンヘッド」に収録。アメリカでは翌年の5月ビルボード・ホット100において4位を達成。
この曲に関するエピソードはすでに語りつくされた感あり)
トミーは「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を要求。
アッキーも追随して両手を高々と掲げてそれに呼応する。
ハードロックを聞かない人でもこの曲は耳に馴染みがあることでしょう。
熱狂は頂点に達した感あり。
これぞ基本コンセプトに掲げていた究極なるライブバンドのしたたかさ。
イントロのギターからドラムとキーボード、更にベースへと折り重なるような進軍はスリリング。
ドラミングのオカズは第3期以降でのフレーズで刺激的。
チャッカリとトミーはオリジナルのギランではなく、カヴァーディルの節回しを導入してドスを効かせているね。
ちなみにパープルというバンドはカリスマのリッチー、キーボードの革命児ジョン、鋼の強靱なるボーカル、そして手数王ことぺイスにスポットライトが当たりがちだけど、ベースも奥が深い。
よくよく突き詰めて聞いてみてくださいよ。
いぶし銀のようなフィンガリングが控えめながらも、そこかしこに這いずり回っているから。
悲しいかな、それはベースというパート上、宿命なのかもしれないけど(クィーン、ツエッペリン、ザ・フーしかりだ)。
その最たる作品がこの曲。
まるで地響きのようなベースソロがふんだんに導入されているんだから。
イエスのクリス・スクワイアとは別角度での解釈でリッケンバッカーのトーンを生かしきった名演が山積みだ。
エンディングでは「キーボード!アキ―!!」とトミーは指差しで紹介。
それに反射的に対応したアッキーも左腕を誇らしげに突き上げてソロを奏でる。
淡々とバッキングをつとめるオカちゃんとマサ。
締め括りが怒涛のギターとキーボードによる熾烈を極めるソロリレー。
エモーショナルなシンちゃんのチョーキング。
アッキーは咄嗟にしつこいくらいの音数で応戦。
タメにタメを効かせてのフィニッシュ・クラッシュ。

予定にない閃きが沸くこともあれば、事前に考えていたことがすっぽ抜けることもあるのがライブの醍醐味。
その積み重ねは永久なんだよね。
ライブは生もの。
何10回も繰り返してパーフェクトなリハでも、たった1回のライブでとちることはザラ。
だからこそ、一旦その魅力にハマったら抜け出せないのがライブなのさ。


そのままの余韻を引きずりながらナイスなタイミングでオカちゃんのスネアがロールされる。
「ラストです!HIGHWAY STAR!!」
足元のドリンクを一飲みしてトミーからのコールが盛大に告げられる。
この焦らし具合の加減も面白い。
ライブ・イン・ジャパンとスタジオバージョンを程よくブレンドしてグイグイと牽引。
(1972年3月リリースのアルバム「マシン・ヘッド」トップに収録。
日本ではシングルもヒットしたよ。
この曲、今でもトミーが在籍する「蝦夷紫」のセットリストに組み込まれているそうです。
トミーの鬼門ともいえる曲。
フルスロットルにトミーがパトカーのサイレンを高らかに演じる。
ここにきて一体全体、何オクターブまで出るんだ!?
タフネスガイだね。
そのエネルギッシュな様に、横に陣取るメンバーらも俄然刺激を受ける。
血湧き肉躍るとはこのこと。
リハでトミーが指摘していたシンコペーションも自然に溶けんでいた。
さあ、貫禄漲るキーボード・ソロには風格さえ漂ってきた。
でもアッキー満面の笑顔は健在。
まあ、これもチャームポイントに一つかい。
ヒコちゃんいわく「クラシック・ロックは俺たちの青春そのものであり原点だね」
だから中盤部分におけるJ.S.バッハのコード進行は、何度聞いても感涙にむせんじゃうのさ。
バッハとジミヘンの融合。
この手合いは日本人の琴線を振るわせるのだ。
まるでギタリスト向けの教本のよう。
その証拠に観客たちはシンちゃんのギターソロで万雷の拍手をこれでもかあ、というほどに浴びせていたよ。
嬉しい限りだね。
サンキューだ!!
シンちゃんのギターソロに熱視線が向けられる。
プレッシャーも何のその。
見事に大役をこなしてみせた。
余力を振り絞ってのトミー高音ヴォイスは衰え知らず。
オカちゃんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
アッキーもシンちゃんも、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで堂々のフィナーレを迎えた。
「WOW!!ありがとうございました。パープル・ブリンガーでした!!」
完全燃焼で燃え尽きた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情をみればそれも一目瞭然。
すぐにでもまたステージに戻ってきたいなあ。

ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けたそうです。
すでに次のライブに対する期待が膨らんでいるしなあ。

急遽、この夜はシンちゃん宅にて2度目の焼き肉による「打ち上げ」が催されました。(ライブよりも回数が多いのはご愛敬さ((´∀`*))
美味しかった、シンちゃん、ごちそうさま。
その際に巨大画面にて我々のライブ映像やパープルの動画を見ながら次回用のミーティングも熱心に執り行われた。
真面目で愉快痛快なパープルオタク・バンドは深夜遅くまで宴に舌鼓を打ちつつ、討論会を繰り広げて時の経つのも忘れてしまった。
雷が何度も落ちて我々を祝福しているかのようでした。

お疲れ様でした!!!
お披露目ライブは大成功の大団円!!

追記・・・・オカちゃんは「スピード・キング」「ブラックナイト」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をメドレーで、トミーはホワイトスネイクの「バーン」「ストーム・ブリンガー」のスペシャル・ミックスをライブで演じたことがあるそうです。
シンちゃんも若い頃はもっぱらパープルの虜、アッキーは正直な話、あるライブにおいてパープルを知りジョン・ロードにぞっこんとなり、マサは高校生の初ライブでパープルを夕張商工会館ホールなどでプレイ。
結局は各自、思い入れの強い別格バンドなのは間違いなし!!。




















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best hit USA chicago special❣️

2022-06-25 05:27:19 | CHICAGO
  • 昨夜のベストヒットUSAはChicago特集!
結成55周年、来月新譜の発表もあるからねー!
と言っても、どうせAOR期の、誰もが知ってる1番有名なあのバラードなんかを取り上げるんでしょう…ってタカをくくっていたら克也さん、さすがはDJ界の巨匠です…ごめんなさい🙏。
解説がなんまら熱い!
な、な、なんとイントロダクションをいきなりぶちかましてくれてぶっ飛んだ!
しかも、エディットversionだけどエンディングまでキッカリとね!
日本語歌詞も嬉しい配慮。
Chicagoは歌詞も素晴らしいからなあ。
そしてサタデイインザパークだ!
初期の頃に比重を置いた選曲が嬉しい。
ライブ映像は最近発売されたブルーレイ「Chicagoヒストリー」から!
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