THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

織田裕二 主演 best guy

2022-09-22 15:57:35 | free form space
祝「トップガン マーベリック」 大ヒットロングラン上映!

で、ふと思い出した!
第1作のヒットで、やはり日本でもスカイアクション映画が製作された。
「ベストガイ」
当時は
「トップガンを超えた」とか
「日本のトムクルーズ」とかを謳い文句に、バブリーな雰囲気満載で話題になった。
北海道がロケ地という事で、観たけどね…😅‼️
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TOP GUN

2022-09-22 01:52:40 | free form space
「トップガン マーベリック」
トムクルーズ最大のヒット作品には納得!
ジェニファーコネリーは、ラビリンス」の頃から見ているけど、綺麗でいい女優になったなあ。
マーベリックには、ラビリンスでジェニファーが共演していたデビットボウイの曲や、Tレックス、フォガットまで流れていた!
もちろんケニーロギンスのアレもね😉🎶
手に汗握った後、エンドロールの「トニースコットに捧ぐ」にジーンときたなあ。

で、一作目も改めて…😊‼️
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

top gun Maverick

2022-09-21 21:29:03 | free form space
今更だけど、やっと鑑賞🤠🎶‼️
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Atlanta rhythm section the Best of ARS    CD

2022-09-18 15:04:30 | free form space
https://youtu.be/bh66nSLd8eg

先月の小樽ライブでなんまら渋い洋楽ばかりを選曲するバンドがいて、1人狂喜乱舞していた。
でもどうしてもわからない曲があり、早速小樽音楽界の偉大なる巨匠にお伺いをたてた。
さすがです。
速攻で返事が返ってきた!
クラシックⅣという60年代にソフトロック路線でヒットを連発したグループとの事。
ああ、スッキリしたあ。
お世話になりました!
大感謝です^_^

で、それだけでは満足できないところが、吾輩のめんどくさい性格さ!(^◇^;)

更に調べてみたら、何とクラシックⅣは、あのアトランタ・リズム・セクションの前身だった!
1970年に結成された、職人気質のサザンロックバンド。
残念な事に、ここ日本での人気はイマイチだけどね…。
素晴らしいサウンドを聴かせてくれる玄人受けしそうなARS。
久しぶりにCDを引っ張り出してきて堪能しました!🤠🎶
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

tower of power 2015.829 札幌芸術の森 野外ステージ セットリスト表

2022-09-18 14:22:50 | Live Set List
  • タワー・オブ・パワーは、やはりライブにおいて魅力が倍増するバンドだと痛感した次第。
生粋のライブバンド!

長年行方不明だったTOPセットリスト表が、先日ひょっこりと出てきた!
今は亡きロッコはじめ、メンバーらの足跡付き!🤠🎶
2015年夏、芸森ライブが終了してメンバー達と握手した後に、スタッフさんからの許可をもらってからいただいた!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

filament(chicago)

2022-09-16 21:41:38 | CHICAGO
連続したきわめて長い繊維をさし、日本では繊維素系の繊維と合成繊維を通じて、長繊維のものをフィラメントとしている。 生糸・人絹・ナイロンなどの紡出した繊維は、無限に近い長さの糸が得られるが、この単繊維をさしてフィラメントとよんでいる。


masa's art  chicago logo respect gallery

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(STA編PART,4)

2022-09-16 19:44:20 | Live Set List

****「はい、ありがとうございます!

今日、総勢5バンドで、無事にここまで辿り着けました。

次の曲もブラスロックではないけど、ビートルズをやります。」

「おおお!!」

「今日のライブ中、一番ポップな曲だと思います。
でも俺たちひねくれているから、あえてヒット曲はやりません(笑)。
でもね、管楽器が初めて本格的にロックへ導入された、記念すべきブラスロックの原点と言われている至宝。

シカゴ、BS&T、EW&Fもカバーしているし、シカゴが1967年に結成して初めて演奏したのもこの曲で、コンセプトを固めるヒントにもなった曲。(皆が感心してうなずきながら聞き入っている)
いい機会だから覚えていってね!
じゃあいきますよ。
傑作アルバム・リボルバーの最後から2曲目に収録されている・・・ゴット・トウ・ゲット・ユー・イントウ・マイ・ライフ~~!!(先月、小樽北運河サウンド・エナジー以来の演奏)」

どうだ、参ったか!とでも言いたげな佇まい(笑)

間合いを見計らったかのように、シュウヤが間髪入れずに「ズドーン!」

とってもライブ映えする珠玉の名曲。
当然のごとく、ザ・ビートルズ・ファンがとても多いので、特別に意識する部分があったはず。
マサは、思い入れタップリだけにバッチリでした。
彼のルーツの一つがビートルズなんですよ。
そんな事情もあって、今回チョイスしたという経緯があります。
マサとしては、少々寂しいボーカル・パートなんだけど、ジョージがユニゾンのヴォーカルを買って出てくれた。
これは、まことに嬉しきサプライズだ。
どん欲なまでの猛アピールは大歓迎さ。
だってビートルズ「売りのひとつ」はツインボーカルなんだからね。
ステージで響き渡る、分厚いボーカル・スタイル。
時折、ジョージとで目を合わせて、不敵にニンマリ。
何たってジョージの名前とTシャツがそれを物語っているしなあ((´∀`*))
ジョージがコンガやウィンドウ・チャイムを、ここぞという場面で使い分けるセンスはとってもタメになるよ。
戦慄の瞬間だ。
(このウインドウ・チャイムのケースは、愛妻の手作りさ。STA内では羨望の品)
これだから、バンド活動はやめられないさ。
ひじょうにスリリングで、ハッピー・フィーリングに満ち溢れた心持ち。
今後とも、皆よろしくね~~!!((´∀`*))
ニシヤンは伝家の宝刀ともいえる隠し玉ストロークを忍ばせていて、絶好調でしたよ。

サビ・パートにおけるマサと西やんによるユニゾン・ラインも、カッチリと収まっていたね。
まさに百戦錬磨のアンサンブル適応力だ。

アキちゃんも、相変わらずいい顔して弾きまくっているもんね。
札幌キーボード界期待の姉御肌。
STAの新しいムードメーカー誕生の瞬間だ。
シュウヤは陽気な観客とリンクするように、向き合ってスティックを左右に高々と振って猛アピール。
マサもそれに感化されたのか、ホップ・ステップを繰り広げる。
タクミはバイタリティいっぱい。
マッツ&カタボウもここにきて、メキメキと頭角をあらわしています。
シカゴなどはずっとお気に入りだったんだけれども、管楽器奏者として遂に念願が叶ったというわけだ。
後半ドンドンとヒートアップしていくところをメンバー全員、冷静なる判断でマサの号令を待つ。
これで一気に華やいできたよ。
「1・2・3・4!」の掛け声で無事に終了。

メンバー達は今後のSTAライブでも色々なことへ積極的にチャレンジしていきたい!と頼もしい言葉を投げかけてくれました。

今後の活躍に要注目だ!

ここで滅多にやらないんだけど、時間的に余裕があるとのことなので、体調を考慮したメンバー、ホーンのスタミナ回復なども含めてマサがメンバー紹介。
でも「早く進めろ!」と言ったり、苦笑するメンバー達がいたのでフィナーレに突入します。

 
****さあ、残すところ、あとわずか1曲(((´∀`*))!・・・
もう少しの間、お付き合いくださいな。
極上のブラスロックワールドは果てしなく続くよ。
泣いても笑っても、正真正銘のラストに突入します。
もうお約束の展開であれが飛び出します!
覚悟のうえでご用心。
ぜひとも心してね。****

残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・まだまだ明るい時間帯だよね・・・・・・それでも強引なまでに、極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー! 松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」 (EDIT・ VER)
マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」

アッキー、マッツ、タクミ、カタボウ、ファニー、エンちゃん、みゆきらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!HEY! HEY!」

驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にか顔見知りのオーディエンス達は伝家の宝刀とばかり、最前列でパーカッションを手に、シェイクしながら元気一杯飛び跳ねているではないか。
ギターも、これ以上ないほど過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、シュウヤも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! 

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。

この躍動感あるロックなコントラストが、長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじとフォーメーションを維持しつつ大奮闘。

なるほど心強き存在感。

マサのリードボーカルに、必死の形相でジョージ&アッキーが絡みつく白熱のコーラス体制も、俄然と馴染んできた。
ファニーを筆頭に拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも、セクシーポーズでエキサイティングなプレイを披露しての挑発。
礼儀正しく優しいルチュも、アッキーの超絶技巧な鍵盤さばきをスターライトで称賛していたっけねえ。

誰言うともなく、メンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
ハルコちゃん、アベさんをはじめ観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしの拳突き上げ体制)。
憎い連中だよ。
もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャでどこもかしこも必死の形相です。
STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。
更にマサはエンちゃんと背中を合わせて仰け反って、コミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて中央フロントで両膝つき、気迫のフォーメーションを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。

締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。 オフステージの時にマサは西やんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われた西やんもまんざらではない様子で思わずニンマリ)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。

トドメはファニーのきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックスで対等に渡り合うミユキ&かたぼう。

パワフルなレディ達がホーンセクションに在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめでキャピキャピ((´∀`*))な彼女達も、いざステージに立つと存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、野郎ども!

マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
シュウヤのところまで駆け寄って、シンバル連続キック攻撃。

恍惚の領域に到達したのではないか!?
タカをくくっていたのさあ。
油断大敵とはこのこと。
その微笑ましい熱狂の光景を見るにつけ、鋼の涙腺が不覚にも緩んできちゃったじゃんかあ・・・・・。
これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。
タクミとマッツも俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。
何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういった崖っぷち綱渡りパターンも、STAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。
ホーン隊の連中は、やはり役者が違います。
マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。
尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。
照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。 無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

エンディングではベースのネックを天高くに立てて仁王立ちの構え。
ベースギターを肩からはずして、ボディー上面にパンチを「ガツーン!」と食らわせるポーズ。

いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、コロナ禍に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。
あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。

ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。

「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??

さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし・・・・当たり前だよ(爆笑)

とどめはベースを高々と掲げて腕を伸ばしダメ押しとばかり、モニター・スピーカーに右足を添えてしつこく張り付ける。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワンギュワーン!」。

小樽では可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。

「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

というわけでしてノリが最高!

やはりライブはこうでなきゃあね。

正真正銘のライブバンド面目躍如だ。

疾風のごとき出来事で恍惚状態。 (マッツとカタボウ、タクミは改めて度肝を抜かれたようだよ。 
まあ、その内に慣れるさ・・・笑)

心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。

「ありがとうございました!また会いましょう!!」

身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。

アッという間の幕切れで、嵐が過ぎ去った・・・・・



いい汗をかいたね。

 なんとかかんとか無事に終えることができました

十分に満足してもらえたかな!!?? ・・・・・YES・I・CAN!!

来年も、ここのライブに戻ってきますよ。 ((´∀`*))
約束しておこう。

それまでしばらくは、このワクワク感をとっておこうよ。

痺れるような極上のかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。 


追記‥…前日に急遽、「パープル・ブリンガー」として、出演が決定したマサとアキ。
ハルちゃんも同じ会場のトリで「稲葉美紀&ディア・フレンズ」で出演。
よって、この3人は速攻で後片づけを済ませて、皆への挨拶もそこそこに、石狩から札幌市内へと移動・・・・・。
そこでも、疲れ知らずなプレイを繰り広げたとさ!((´∀`*))
ちなみにマサはキューブ・ガーデンは初!!


VERY SPECIAL THANKS TO・・・JINSAN&HARUCHAN&OHNOSAN&GRILLED CHICKEN&IMAGAWA WARE&MIKITTY&GYUーCHAN&ABESAN&YOHYOH&SOAP BUBBLE&HAYAKAWAKUN&TARUKAWA SHRINE&NINOMIYA KINNJIROH&KOMUGIKKO&PET BOTTLES&ARAYASHIKIKUN&ABBEY ROAD&OSCAR&MISATOCHAN&SHIROKUMAKUN&VENUS HITOMI&FRIED NOODLES&TRUCK&RED DRAGONFLY&MASAMICHIKUN&CHINESE DUMPLING&SALMON MARATHON&MIYANO LEASE SANGYOU STAGE TRUCK LIVE&EVENT EQUIPMENT TRANSPORT OF HEAVY EQUIPMENT&HOUTTUYNIA CORDATA&INAGAKI TOHRUSAN!!!!





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(STA編PART,3)

2022-09-16 18:48:56 | Live Set List

「ではSTAは普段、滅多に取り上げないんだけど、伝説のバンド、クリームの曲を確信犯的にお送りしたいと思います。

全然ブラスロックではないんだけど、以外にもこれ受けがいいんだよね・・・・

STAは基本的にアメリカン・ロックを中心にお送りしていますが、これはブリティッシュなやつ。

(案の定、色めきだってきたオーディエンス)ヘヴィーメタルの元祖。

デビュー前のシカゴや初期の頃のBS&Tもレパートリーで取り上げていた金字塔。

クリームからご機嫌なサイケデリック・ワールド・・・・・・といえば皆、知っているよね。

いきます・・・・ネクスト・ナンバー・・・・・・サンシャイン・オブ・ユア・ラブ!!(エディット・バージョン。この日の公開リハでも1番までを演奏。実はこの曲は直前に組み込まれたもの。よって、ぶっつけ本番)!!」

とびっきりの秘密兵器は、こういう時のために控えていた。

この曲を全く演奏したことのないSTAメンバーもいる中、正真正銘のテンションマックスの本番。

緊迫する。

なるようになるって。

図太さにかけては超一流。

やったもの勝ち。(今年の2月、小樽・運河プラザ雪明りの路で演奏して以来だ)

焦らしに焦らしまくったかのような、あのリフを空間突き破るがごとく、伝家の宝刀ともいえるファズ・エフェクターで応戦。

しかし、その直後にリズム隊がメガトン級ユニゾンの塊となって猛追撃。

結局は、極上のハードロックに豹変。

照明もそれに応じるかのごとく、灼熱の点滅を繰り返す。

西やんは長年敬愛してやまないエリック・クラプトン師匠のソロにおけるセルフカヴァー・テイクをこの曲の参考にしているらしく、本来の野暮ったさをできうる限り排除して、よりモダンな味付けを器用に施してきました。

試行錯誤の結果、使用ギターとエフェクター類が最近ほぼ決定したそうです。

(マサもそのライブ動画を見せてもらってから、一時相当にはまってしまいました。オリジナルを凌駕する勢いに圧倒されちゃったもん。)

実は、コアなジャンル好きのタイバンの一部メンバーらから、歓迎のエールが密かに飛んできていました。

あんたも好きね!と思わず言っちゃいそうなくらいの一体感。

シュウヤはずっと、ジンジャー・ベイカー直伝アフリカン・ドラムではなく、独自の解釈による現代的な味付けを盛り込むオリアンティ・バージョンで鮮烈に対抗してきたのですが、この日は特別で3年前の年末に亡くなったジンジャーへ敬意を表して忠実なるオリジナル・ドラミング。

マサは、憧れのジャック・ブルース役になりきっています。

ブラスのアレンジはコロシアムのテイクを拝借してきて歴代S・T・Aホーン・メンバーらが、ライブのたびに手直しを加えていったという裏話があります。

まあ、この辺に至っては、ほぼリラックスしながら望めるというもの。

スタミナ温存ソングという色合いなのだ。

続々と観客達もより間近で目撃しようと、食い入るように詰め寄ってきます。

マサは最前列の観客を指差して、ベース本体突き出して挑みかかる。

西やんはクラプトンはもとよりジミヘン、レイヴォーンなどなどを融合して散りばめたアドリブをほどよき刺激発散とともにバシバシと連発してきます。

ウーマントーン、プリングオフなどなど荒々しく持ちうる限りの天才的テクニックを、トリッキーに交えて惜しげもなく注ぎ込みます。

異常なほどの溶け込み具合で昇華。

(実は最後の数行の歌詞からマサは一節を飛ばしてしまった・・・・ほとんどの人たちは気付かなかったと思うけどね・・・マサはジョージの方を見ながら苦笑い。
エンディングでは全員が一丸となってノイジーに爆走しながら加速しつつも、徐々にスピードダウン。

マサがジャンプしながらのフィニッシュで一瞬の静寂。 



マサによるMC

「ありがとうございます。
YEAH!!
時間はまだまだたっぷりとあるので、ひじょうにマニアックなものも開き直って織り交ぜつつ、さて残り4曲へ突入します。

次の曲は5大ブラスロックの一つで、シカゴの強力なるライバルとも言われた悲劇の一発屋バンド。
曲調一転してダンサンブル・ビートが大受けしてもてはやされた、アイズ・オブ・マーチで・・・・ヴィークル(STAが最も多くライブで取り上げている曲。
だって文句なしに受けるんだもんなあ)」

 これも、「イントロダクション」「サンシャイン・ラブ」に引き続いてのエディット・バージョン。

マサの一言一言に頷いてくれている人もいた。
わかってくれているんだね。
 観客席も威勢のいい者がエキサイトしているではないか。

アベさんもSTAと共に両手を高々とあげ、全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示しながら拳で合流。

タイバン達も最早いても立ってもいられない、といった様子での参戦だ。
好き者にとっては極め付けとばかりに、血液逆流しそうな炎のナンバー。

文句のつけようもないくらいに、ヒップなアタック感で熱狂。

マサはこの曲、10回目のリード・ボーカル担当。(先月の小樽・北運河サウンド・エナジー・イベント以来)
STAにとっては第1回ライブから取り上げている十八番だけに、まるで自分達のオリジナルソングのように捲くし立てる。
ボーカルがノビノビとしていて優雅で圧巻。
熱唱に次ぐ熱唱という構成。
今回のライブセットリスト構造は、マサのボーカルをフルにぶち込むという強引なまでの強硬システムを導入。
ホーン隊は体を仰け反らせて、渾身の吹き込み。
マサは、ネックをグルグルと上下にひねり回し振り上げる。
後ろへ振り返ったり、お馴染みのブレイク・パートではドラムセット前にてクルクル。
前後左右にと行き来しながら、キックをぶちかます。
一時たりともジッとしていません。
ロックバンドのライブは、やっぱりこうでなきゃあね。
それだけにとどまらず、何度もドラムまで駆け寄って右足をバスドラムに乗せてシンバルを蹴りまくる。
その様を逐一冷静に見ているアッキーちゃん。
レディス版エマーソンになる日も近いか!?
手数王シュウヤも、シンバルの乱れ打ちで対応。
まるで、千手観音のようだ。
調子にのりすぎて、マサの左肩にぶつかったシンバルスタンドが傾いて倒れそうになるも、グイ~ンと元に戻った。
ジェームス・ブラウンのマイクパフォーマンスさながらの状態。
長年ライブをやっていると、予期せぬ突発的なことが起こるというもの。

後日に気付いたんだけど、この曲中マサはベースヘッドをアンプにセットされたマイクにぶつけて床に落としてしまったのさ。
\丁重なる謝罪をしたら許してくれたよ。
本当に申し訳ない・・・・。
それはともかく、時折シュウヤとニシヤンが向き合っての相乗効果を煽りあう、火花散るインター・プレイも微笑ましい。
マサが「ギター!!」とシャウトしながら、ギターソロへと橋渡し。
70年代初期を反映したかのように頷きながら呼応する、不敵な西やん渾身のギター・ソロは確実に的を得ているね。

フロントにまで飛び出してきた西やんはこの手の曲でも、的確なるコードワークの度に腕を突き出して盛りたてる。
凄まじき光景。
ギター・リックも伸びやかなるサスティーンも、一際異彩を放ち、ここでも獅子奮迅・・・・といきたいところだったのですが、ここでとんでもない事件が勃発した。

ライブってのは魔物が潜んでいるとしつこいくらいマサが言ってきたが、今回も怪しげに忍び寄ってきたのさ。
モニターに足をぶつけたり、足元のケーブル類が絡みついてきた・・・・!!
「オー・マイ・ゴット!!」
咄嗟に心の奥底で叫んでしまった。
まあ、そこはベテランのなせる技。
最後まで男気を貫いて難なく乗り切ったよ。
これも一つの糧。
トラブルは、ないにこしたことはないけどね((´∀`*))
グッと渋みを増した、アキ&ジョージのコーラスもピカイチ。
決めのブレイクタッチ・フレーズでは、メンバーと観客達が何度も大合唱。
続々と詰め掛けてきた観客の中には、プレイ・スタイルを真似ている輩も出現。
エンディングにおける一瞬の空間を突き破るがごとく、目一杯にエモーショナルなひねりもきかせて喉を振るわせる、ブルージーなマサ絶叫ソロ・ボーカル・パート。

腰をやや低く落とし気味に構えてもなお、自己陶酔の極み!(ミキサーさんが機転を効かせてリヴァーヴで巧みに演出)
このひとことで観客達が「ヒューッ!!」と歓声。

ジンさん、トオルくんらが、ベストショットをとらえるべく、左右意外にも前から後ろから舐めるように激写(エンちゃんの奥様も、写真や動画を撮影してくれたよ)。

プレイしている我々でさえも、手前味噌ながら震えがくるほどの高評価を下したくなるほど。
万雷の歓声が鳴りやみません。
口笛ピューピュー吹きならされる・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。


残響音のままでメドレー攻勢。

・・・・・天才少年と謳われたスティーブ・ウンウッドの作品で、スペンサー・ディビス・グループの代表曲。

シカゴはじめ数多くのバンドもカヴァーしているアップテンポ・タイプの異色ロックンロールでギミ・サム・ラヴィン(エディット・バージョンで。
これも先月の、小樽・北運河サウンド・エナジー・ライブ以来のプレイ)。

この曲はスタジオで演奏するたびに西やんが「なるほど・・・」と呟いていたという逸話あり(笑)。

シュウヤによる重戦車のごとき爆音フィルに乗って、4小節目からいきなり導入部分をギター&ベースがごり押しタイプのリフで飾る。

ドラム入り口での小節数&リズム・アクセント・トラブルにも、機転を効かせたマサ4カウントで、他のアンサンブルは涼しい顔して何処吹く風の対応。

客は誰一人として、そのことに関しては気づかなかったようですが、グダグダで情けないねえ・・・・。。
恐るべき、ふてぶてしきS・T・Aのメンバー達よ。

ありがたいことに、何も知らない観客達からは「イエー!」のエールがかえってきたのが唯一の救いだ。

これはこれで、ライブならではの醍醐味さ。
しかし、やはり「ステージには魔物が潜んでいる伝説」は本当だった・・・・・。
ここは、奢り高ぶりなどのない、ひたすらに謙虚な姿勢が大事。
クセモノ集団、ヨッシャア!

単純明快にタイトでストレートなノリが売り。
マサも大好きな曲だけに、思い入れもひとしおのご様子。

ジョージのグルービーなパーカッションによる怒涛の攻勢が、華やかすぎる!!
マサから「遠慮なくド派手にぶちかましてね」と懇願されただけに、賑やかに打楽器群で彩を添える姿が神々しい。
正にジョージの真骨頂コーナーだ!
彼のSTAに対する浸透と今後の成長、貢献度には期待大。
以前のメンバーには、ホーンの強弱にも事細かく注文をつけていたっけなあ。
西やんも、中間部のシンコペーションに対する疑問を呈してきたっけね。
最初マサが「全部シンコペーションでいいでんないかい!」と言ったんだけど、スタジオでちょうどメンバーが音源を流していたから、聞き耳を立ててみた・・・。
なんとシンコペーションは半分だったさあ。
これでD&B&Gの3人は苦笑いしながらも解決。
こんな些細なパートにも、膝突き合わせて話し合いの精神が必要なんだよん。
引き続きシュウヤの正確無比な前ノリアクセントにのる「ヘイ!」の掛け声では、メンバー全員が元気一杯に拳を高々と突き上げるポーズ。
この一体感も申し分なき快感。
マサ&ジョージは喉も張り裂けんばかりに叫び続けながらも、四六時中ジャンプ、キックをそこいら中にぶちかます(麗しのハルコちゃんからは「マサさんの脚力には感服いたしました…」とお褒めの言葉を頂戴いたしました!!大丈夫さ。怪我防止のために、ちゃんと前もってストレッチは済ませているからね)。
ホーン隊もみゆきを中心に右手を掲げて、更なる抑揚感を華やかに型造る。
これは事前にマサが打ち合わせしたとおりだ。
心底頼りになる、多忙なレディだね。
まさにいつでも臨機応変に対処してくれる存在だ。
マサはシュウヤのところまで駈けていってバスドラムに左足を乗せ、半身状態構えのまま2番の歌唱に突入(衝撃でバスドラが傾いてしまった・・・・)。
横一直線体勢に居並ぶ、勇ましきフロントマン達の雄々しきことといったら、それはそれはもうたまりませんよ。
エンディングでは突然ストップして、一致団結「ヘイ!!」の余韻を残したままでフィニッシュ。

 

****まだまだ果てしなき怒涛のライブ攻勢は続くのだ・・・さあ、残りは泣いても笑っても2曲のみ。
もちろん、お約束の2連発で息の根を止める所存だ。
覚悟はいいかな!!
ARE YOU READY!!??****

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(STA編PART,2)

2022-09-16 18:21:19 | Live Set List



「ありがとうございます。
改めまして・・・・・SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです!

皆さん、楽しんでいますか?YEAH!!」

アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂。

「見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションが豪華に6管です・・・。

更に特別に、今回はSTAへ頼もしき救世主が現れました。((´∀`*))

そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後まで楽しんでいってください。
よろしく!!

ALLRIGHT?
ALLRIGHT??
NEXT NUMBER ・・・・MAKE ME SMILE !!!」

(1・2・3・4!)

ジャストなタイミングで、シュウヤによる軽快な4カウントが即座に空間を打ち破る。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。
 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。(この日は残念ながら、いなかったけど・・・・)
 でもいろいろとややこしい事情があり、しばらくお蔵入りしていたんだけど、最近はめでたくそれも解除されて、徐々に日の目をみてきたというわけ。
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。
みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てしなき無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね。
 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ(ホーン隊にとっては鬼門かな!?だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)。

この曲でもリード・ボーカルはマサ。
最近トライ中なんだよ。
すこぶる苦労しましたよ。
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??。
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘。(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいのことなんてお茶の子さいさい。
ダンディーなマッツは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む。
真横で負けじとファニーもハイノートヒッター。
これにはマサも、毎度のごとく戦慄を覚えるのだとか。
6管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン6人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。
 シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる。
エンディングではニシヤンによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ(アキちゃんが特に好きなところ)。

ニシヤンのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね。
これってやっぱり巧みなる音作りだ。
特筆すべき点は最前列のオーディエンス達。
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ。
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了(本来ならば全部で7楽章なのだ)。
 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり、ホーン隊による揺らめきフレーズ・・・・・から、メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す。

ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにパーカッション&コーラス・プレイヤーが欲しいよう・・・・・と、しみじみ心から願ってしまうんだけど、この日はジョージがその両方を心置きなくこなしてくれた。
念願成就。
想いは叶うものなんだねえ。
2つもさ。


***アッキー長年のお友達でもある「そうきあ」のMIKIMIKIちゃんが今月「去年、アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
正にその通りだ。****

さあ、さっそく3曲目はメドレー。

マニアならば思わずニンマリだ。
皆、全身汗まみれながらも、気持ちがよさそう。

「それでは、立て続けに、吹き荒れる初期シカゴのブラスロックをお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)特に人気の高い曲をやります。
あれ!?どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
これはアベさんの大好物の曲。(と、目前にアベちゃんがYEAH!と歩み寄ってきた)
この会場にうってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキーが寸分の狂いもない間合いで、力強く鍵盤の連打へ!!

後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!

 
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くとミュージシャン冥利に尽きるね)

シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)

マサが上手に陣取るアキちゃんの方向へ向き直った瞬間、絶妙のシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)。

当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキーちゃん。
いつも艶やかなる着こなしのアキちゃん真骨頂。
(彼女の根性の入り方は筋金入り。
メイクもバッチリと施しアメリカ製のデニム・テンガロンハットと全身をラフなファッションで統一しているではないか!
すでに立派なロッカー然としている)

こんな素敵な曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

スタジオリハでは、毎回、細部に至るまで、特別なる思い入れを込めて取り組みました。

なんたって長年キーボード不在だったんだからね。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが機転を効かせたニシヤンがギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちだったことでしょうねえ。

加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。

感心しきりだった。

それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したわけなんだよ。

文句の付けようなんて、微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。(近年は本家のロバートラムさんがショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。これが生命線なんだから。シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)
もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。
それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

シュウヤは特にこの曲でのドラミングが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

西やんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように、美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。
時折横目で全体を確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。

ほとんどの人々がニコニコしながらも手拍子!

腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている人も発見。

会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?

数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。

ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。


笑みを湛えたアキちゃんは、目の前の観客達の笑顔にもすこぶる癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングのハミングに至るまでマサのアイディアが見事に実を結んだ(これもスタジオ入りしてみっちりと真面目にトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突めた人は皆無だ。
今後も、もっともっと煮詰めまくろう!!)。

歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
この度はマサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくボーカルを現実のものとした。
すると一発で思いが噛み合って大成功。
皆も感服していたよ。
今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「WOWOWOW~!!」ジョージが渾身のハーモニーを奏でる。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。
普段はホノボノと佇んでいるかたぼうではありますが、やる時は綿密に吹き込みを決めてくるところなんかはさすがですよね。

タクミは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
STA往年のOBでもある中ちゃんは写真を見て「タクミくんのプレイスタイルがジミー・パンコウを彷彿とするね。
これにタンクトップだったら更にポイント追加!」と評していた。
これって最大の賛辞。

肩の力も抜けてきて、爽やかな疲労感がかえって心地よい。


****いかがですかな??
まだはじまったばかりだけど、STAパート2はここまで。
引き続きパート3に突入するからご安心をば!****
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(STA編PART,1)

2022-09-16 14:09:24 | Live Set List
5,15:30~16:00

さてさて、早いもので、もうオオトリの時間帯となりました。
そのバンドとは、もちろんこのブログの主役でもある我らが
SAPPORO TRANSIT AUTHORITYであります。
PATI,PATI,PATI~!!!((´∀`*))

ここまでに辿り着くのには、色々とスッタモンダありました。
メンバー集めに四苦八苦するのは毎度のこととして、持ち時間の延長、ドラムセットは当初、エレドラだったのが直前に通常のセットに(まあ、これはその方が良かった。
STAのドラマーがエレドラでライブ出演したことはないので。
というか、ジャンル的にちょっと違うし・・・・。
更には、出演バンドのキャンセルが勃発。
結局、バンドが新規参戦。
まあ、他にもまだありますが、それは後々ということで・・・・。

会場は樽川神社。
北海道の夏は短い・・・・。
よって屋外ライブイベントは極限られた期間にしか開催できません。
すぐに極寒の季節がやってくる。
だから、この日が今年最後の屋外ライブ。
例年だと8月の「小樽・北運河サウンドエナジー」で屋外は終了するんだけど、今年はSTAバリトン・サックスのみゆきがこちらのスタッフとして参加しているという縁で出演することになりました。
世界的にも有名な「ライジング・サン」がすぐそば。
あのイベントは今年、久しぶりに開催されて無事終えたばかり。

STAは樽川どころか、石狩でのライブは初。
このお祭りは春先から10月まで行われているもの。
数か月前にも、エンちゃんのラテンバンドが出演するとのことで、マサ、ファニーが応援に駆け付けたんだけど、凄まじい砂嵐が吹き荒れていてライブどころの環境ではなかった・・・。
残念ながらその日は中止・・・・(´;ω;`)
でもこの日は秋晴れで最高のシチュエーションでした。
さすが晴れバンド。
面目躍如だ。
そうとなればもうはっちゃけるしかないよね。

場所がわかりづらいのか、遅れて来るメンバーもいたけど、早めに会場入りをしたメンバー達は、各自、先に出演しているバンドに声援を送ったり、ズラッと並んだキッチンカーで飲食を楽しんだり、懐かしい仲間たちとの再会に盛り上がっていたり、と様々。
家族連れのメンバーもいて和気藹々の雰囲気。
アットホームな空気がそこいらに漂ってる。
すでに楽器や機材のセッティングやチューニング、準備運動、着替え、ウォーミングアップを済ませてリラックスしているメンバーは、来るその瞬間まで、精神集中していて近寄りがたい。

美味しい匂いが漂ってきて食欲をそそるなあ・・・・🤤

タクミは先週に引き続き数年ぶりのSTA復帰だから燃えている。
マッツはこの会場から目と鼻の先に在住だから、ここは庭先みたいなものだ。

驚いたのは、奥さん、娘さんと一緒に会場入りしたエンちゃん。(入場&パーキングは無料)
この日のエンちゃんは不参加だったのに、現れたところをマサが目ざとく発見。
「せっかく、来たんだから、STAでライブ出演しな!」と強制参加を促す。
エンちゃんは最初、戸惑った表情。
「聞いてないよ・・・・」とでも言いたげだったのに、しっかりとトランペットは持参してきていて、即座にホーンセクションと打ち合わせに入る。
おいおいおい・・・・(-_-;)
嬉しきサプライズということでね。
総勢11人編成と相成りました。
ゴージャスすぎる布陣だ。
でも黄金のトラック・ステージ(前面にはアビーロードと書かれている)には余裕で横にズラッと並べちゃうんだから驚愕。

小樽では9人だったところ、樽川ではジョージのパーカッションが増えて10人、+エンちゃんが合流で11人に落ち着いたとさ!!((´∀`*))

毎回、必ずと言っていいくらいにメンバーの入れ替わりがあるのがSTA名物となっている。
だから、この日のメンツでのライブも初だ!

1週間前に小樽・北運河サウンドエナジーのライブを終えたばかりで、この日は石狩。
数年ぶりにハードスケジュール。
そういう事情もあり、曲目は先週とほぼ同じだということをご了承くださいませ・・・・(-_-;)

ステージに上がったSTA 。
前もって提出しておいた詳細表どおりにスタッフがテキパキと進行してくれる。
立ち位置も希望ではキーボード下手、パーカッションが上手だったんだけど、本番前に逆のポジションにしてほしいとの通達がきて、それに落ち着く。

バンドの入れ替えには15分が用意されている。
((´∀`*))

人数が多いからポジションの確保だけでも一苦労。
日差しがなんまら強くなってきた・・・。

司会の可愛らしいSTV女性アナウンサーが、場繋ぎとしてメッセージを述べる。

「皆さん、ありがとうございます。
まだまだこの後にも、素敵なバンドの皆さんが登場します。
変わらぬ声援をよろしくお願いします。

続いてのバンドはこの日一番の大所帯。
ザ・サッポロ・トランジット・オーソリティのステージをお楽しみいただきます」

ニシヤンはさりげなく高中正義のギター・フレーズを爪弾いている。
セット中のマサはアベさんと握手したり、挨拶にみえた女性に対し軽く会釈を交わして手を振り合う。
わたって
音響スタッフの方々は、逐一細部にわたって大活躍。

マサ使用のワイヤレス2機(シュアーのヴォーカル用とレクサーのベース用)周波数、ギタリストはどのメーカーの設置アンプで弾くか、ホーンセクションの立ち位置とマイクスタンドや持参マイクの云々等々・・・・。

しかしミキサーSTAFF達は、概ね酸いも甘いも熟知しているのだ。
「大丈夫ですよ!」と余裕しゃくしゃくの表情。

シュアーのワイヤレスシステム、キーボード、ホーンのマイクと順々に効率よく接続していく。
おいおい、ホーンセクションの6人は写真撮影する余裕ありかいな(ピースサインでポーズ・・・・笑)

注目の4点ポイント!!
マサは黒のシカゴTシャツとサングラス。
マサ&アキはもうすっかりとお馴染みとなったテンガロンハット姿。
ファニーは北運河サウンド・エナジーでも着用していた、アフリカ製で梅田で購入したという派手なデザインのアロハシャツがお気に入り。
ジョージはリーボックのスニーカーと、ユニオンジャックのビートルズ黒Tシャツ。


今回も、先月に引き続き、ホーンのクリップマイクを導入(要ファンタム電源)。
これがまた、すこぶる好評。
動きやすいと喜ばれていたよ。
ありがたいことだ。
それでも今回はちょっと厄介だったみたいだけど・・・・。

各モニタースピーカー、マイクの確認。
これで安心したよ。(ちなみに若いスタッフ達も徐々に管楽器の音つくりに慣れてきたようで頼もしい限りだ。勉強熱心だもんなあ)

何度もスタッフはステージとミキサーボードの間を行き来しつつ、その手際の良さといったらもう惚れ惚れするほどだ。

ミキサーの要望でホーン隊全員揃っての一世音出し。
軽く曲の触りを全員でプレイ。
壮観の一言だあ。

次いでミキサーの指示にしたがいサウンドチェック。
ステージ上のスタッフとミキサーとの打ち合わせ。
ホーン隊が順々に音出し。
これが各メンバーのプレイだけで場が和んできちゃった。
それぞれに持ちネタがあって個性がよく出ているのだ。
セクシーで官能的なソロ、アニメソング、競馬のファンファーレ、映画のテーマまで飛び出した。

ベース、ギター、ボーカルとどんどん音がまとまっていく。
なんとなく、この場面だけで観客に受けているんだけど((´∀`*))

その最中にも会場には爆音でノリのいいBGMが流れ続けているので、軽やかなステップでステージ前にてダンスに興じている観客多数。
その光景も最早おなじみだね。

それに彩りを添えるべく、ニシやんがさりげなくバッキング。

最大のポイントはSTAへ横並びにズラッと本格的な圧巻の6管楽器が参入してきた瞬間だ。
これっていつ以来だ・・・?!
う~~む、思い出せないくらいに大昔のことだ。
身震いするほどの感動をおぼえる。
モニタースピーカー、アキちゃんのキーボード、ホーン隊のポジションは若干後方や上手に移動・・・。
ほぼ打ち合わせ通りに進行。

観客は当然として、スタッフや対バン達までもが色めきだってステージに熱い視線を送っているのが痛いほどに伝わってくるよ。
これって近年では珍しい現象。

あれ!?な、な、なんと、7分ほどで皆、準備完了しているではないか?!
なんという素早さ。
特に一番もたつきやすいドラムセットに陣取るシュウヤは、いつでもどこでも関心するくらいに素早い。
マサが一番時間を擁していたから焦った(ベースの音が接触不良なのか途切れがち・・・・・・スタッフが懇切丁寧に対応してくれた・・・・笑)。
こういう面も今のメンバー達の素晴らしい点だ。
効率がいいんだもん。
セットアップ完了!
マサが逐一全員とアイコンタクト。

準備万端整った頃合いを見計らってスタッフが、マサに大きな輪を作ってオーケーのサインを送る。


時間的な余裕もあるし、雨の心配もなし。
トリということで、当然、後がないわけで、和やかな気持ちでレッツ・ゴーだ!!


***MEMBER***
MASA・・・B  VO
MIYUKI・・・BS
AKI・・・KB CHO
FUNNY・・・TP
NISHIYAN・・・G
KATABOH・・・AS
TAKUMI・・・TB
SYU-YA・・・DR
GEORGE・・・PER
MATTSU・・・TS
EN-CHAN・・・TP


***SET LIST***
1,INTRODUCTION・・・CHICAGO
2,MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO
3,SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
4,SUNSHINE OF YOUR LOVE・・・CREAM
5,VEHICLE・・・IDES OF MARCH
6,GIMME SOME LOVIN'・・・THE BLUES BROTHERS
7,GOT TO GET YOU INTO MY LIFE・・・THE BEATLES
8,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO


マサが一人一人から再度了解をとり、スタッフへとお返しのアイコンタクト。

よっしゃあ!
全てが万全な態勢に。
マサが最終のゴーサインを、ミキサー&女性司会者に送る。
 それでは遠慮なくいくぜい!

 まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる

(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。
このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさずニシヤンらに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
STVの女性司会者はワイヤレスマイクを手に、ステージ下の上手から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「ハーイ!たいへん長らくお待たせいたしました。
いよいよはじまりますよ!
今か今かとお待ちかねの皆さん。そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参りますよ。
もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。
STAは石狩ライブ発!
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
それではヨロシクお願いします!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけにマジで勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

普段はクールなシュウヤもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに変身するのです。
如実にドラミングの随所からその成果が現れていますよ。!
マサからの丁々発止なフェイントから、刺激を受けている御様子。

イントロの爆音が飛び出した途端に、オーディエンス達がいっせいにステージ方向を注視しはじめた。

その中には、団扇やホイッスルを持った応援の常連組が参戦。

手拍子や写真撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と上から目線で失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。

メンバー一同が、愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。

何故だか、いつまでも飽きがこないのさ。

その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!

出色の出来と自画自賛しちゃいますよ。
特筆すべき点は誰が何と言ってもジョージの存在だ。
彼がいるといないとでは雲泥の差。
頼もしき男。
打楽器による味付けがアーティスティック。
波及効果が半端ない。

無謀にも直前に参加したエンちゃんも、必死の形相で追随((´∀`*))。

しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまでガッチリと固めたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠える。

(実は最初のこのポージングで、貼り付けていた虎の巻がビリビリに破れてしまった。
そこのところは、どうにかこうにか切り抜けたけどね)
この度、せっかく変則的な編成になったんだからと、欲をかいて実験要素も含ませてみた。
それに感化されたのか、全員がアグレッシブなアクションを巻き起こす。

ニシヤンの計算されつくした独特なるシャープな音色のギターが、シュウヤのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(この最新秘密兵器のギターは謎多き怪しいアリア・プロⅡ・PEシリーズの貴重なる高級品。
コンディションも良好な光沢を放っていますが、本人は詳細を決して語らず・・・・)

看板ともいえる6管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。

上手からは、キーボードが遠慮なしに手を変え品を変えての音壁を構築しながら進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、変幻自在の音色。

なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??((´∀`*))

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。

デリケートなシンバルが奏でる残響音の余韻で、幻想的なトーンを漂わせる。

切り込み隊長はいきなりタクちゃんによる、やや食い気味なトロンボーン・ソロ。

 彼は数年ぶりのSTAライブだから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。

さすがの達人だからこそ成し得る技。

何事もなかったかのように、先月から引き続き涼しく振舞っていたよ(アキ嬢による縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここがタクちゃんの凄いところ。
真横でその様を聞いていたアキ嬢が、心底感銘を受けていたほどだ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。

ねえ、タク君よ!(2回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。

すさまじき探求心。)

水先案内人に扮したアキちゃんは、それまでとは一転して柔らかなピアノ・タッチでの橋渡し。

マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれての場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのシュウヤが猛然と先導しつつ、お次はファニーによるトランペット・ソロだ!
安定感抜群で、時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。
マサが後に「滅茶苦茶に感動した」と伝えたら「いい楽器に替えたからね」とご謙遜。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で・・・・・ホーン・セクションの音色が揺らめく中、鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいに物凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

西やんは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、西やんのワイルドなギターが火を噴いた。

オーディエンスに向かって「もっともっと!」とジェスチャーで煽り続ける。

ホーン隊もサッと花道を作ることを決して忘れない。

映画「十戒」での海が割れるシーンを彷彿とさせるくらいに神々しい。

いきなり過激なハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
ただひたすらにエキセントリック(と真横に陣取っていたアキちゃんが評していたよ)。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを再現。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。

身をのけぞらせてイナバウアー・ポーズ。

チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
陶酔の表情も程よくゆがむ。

あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?

ビブラート、グリッサンドに至るまでね。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるシュウヤが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるマッツやかたぼうも、ノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。

大歓声が沸く中で、すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ(ここの機材を絶賛していた)。

エンディングにおけるベルトーンも、アキちゃん渾身の1音を筆頭にニシヤンへと見事な連携で繋がった。

更にはミユキ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。

ここで繰り出した西やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。

これぞまさしくロックの原石。

いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を頭上に掲げてピート・タウンジェント風にグルグルと何度も素早く回転。(前方の女性客も真似して腕を回していたよ)

メンバー達と呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えてジャンプ一閃フィニッシュ。

 
以前、STAのある女性メンバーいわく「マサと西やんは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。

恐ろしく強烈だった。・・・・・

いい加減コロナ禍の日々続きに、マサは、その鬱憤をそれからのステージングに注ぎ込んだ。
思う存分に叩きつけた。

万雷の拍手を全身に浴びる・・・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする