5,15:30~16:00
さてさて、早いもので、もうオオトリの時間帯となりました。
そのバンドとは、もちろんこのブログの主役でもある我らが
SAPPORO TRANSIT AUTHORITYであります。
PATI,PATI,PATI~!!!((´∀`*))
ここまでに辿り着くのには、色々とスッタモンダありました。
メンバー集めに四苦八苦するのは毎度のこととして、持ち時間の延長、ドラムセットは当初、エレドラだったのが直前に通常のセットに(まあ、これはその方が良かった。
STAのドラマーがエレドラでライブ出演したことはないので。
というか、ジャンル的にちょっと違うし・・・・。
更には、出演バンドのキャンセルが勃発。
結局、バンドが新規参戦。
まあ、他にもまだありますが、それは後々ということで・・・・。
会場は樽川神社。
北海道の夏は短い・・・・。
よって屋外ライブイベントは極限られた期間にしか開催できません。
すぐに極寒の季節がやってくる。
だから、この日が今年最後の屋外ライブ。
例年だと8月の「小樽・北運河サウンドエナジー」で屋外は終了するんだけど、今年はSTAバリトン・サックスのみゆきがこちらのスタッフとして参加しているという縁で出演することになりました。
世界的にも有名な「ライジング・サン」がすぐそば。
あのイベントは今年、久しぶりに開催されて無事終えたばかり。
STAは樽川どころか、石狩でのライブは初。
このお祭りは春先から10月まで行われているもの。
数か月前にも、エンちゃんのラテンバンドが出演するとのことで、マサ、ファニーが応援に駆け付けたんだけど、凄まじい砂嵐が吹き荒れていてライブどころの環境ではなかった・・・。
残念ながらその日は中止・・・・(´;ω;`)
でもこの日は秋晴れで最高のシチュエーションでした。
さすが晴れバンド。
面目躍如だ。
そうとなればもうはっちゃけるしかないよね。
場所がわかりづらいのか、遅れて来るメンバーもいたけど、早めに会場入りをしたメンバー達は、各自、先に出演しているバンドに声援を送ったり、ズラッと並んだキッチンカーで飲食を楽しんだり、懐かしい仲間たちとの再会に盛り上がっていたり、と様々。
家族連れのメンバーもいて和気藹々の雰囲気。
アットホームな空気がそこいらに漂ってる。
すでに楽器や機材のセッティングやチューニング、準備運動、着替え、ウォーミングアップを済ませてリラックスしているメンバーは、来るその瞬間まで、精神集中していて近寄りがたい。
美味しい匂いが漂ってきて食欲をそそるなあ・・・・🤤
タクミは先週に引き続き数年ぶりのSTA復帰だから燃えている。
マッツはこの会場から目と鼻の先に在住だから、ここは庭先みたいなものだ。
驚いたのは、奥さん、娘さんと一緒に会場入りしたエンちゃん。(入場&パーキングは無料)
この日のエンちゃんは不参加だったのに、現れたところをマサが目ざとく発見。
「せっかく、来たんだから、STAでライブ出演しな!」と強制参加を促す。
エンちゃんは最初、戸惑った表情。
「聞いてないよ・・・・」とでも言いたげだったのに、しっかりとトランペットは持参してきていて、即座にホーンセクションと打ち合わせに入る。
おいおいおい・・・・(-_-;)
嬉しきサプライズということでね。
総勢11人編成と相成りました。
ゴージャスすぎる布陣だ。
でも黄金のトラック・ステージ(前面にはアビーロードと書かれている)には余裕で横にズラッと並べちゃうんだから驚愕。
小樽では9人だったところ、樽川ではジョージのパーカッションが増えて10人、+エンちゃんが合流で11人に落ち着いたとさ!!((´∀`*))
毎回、必ずと言っていいくらいにメンバーの入れ替わりがあるのがSTA名物となっている。
だから、この日のメンツでのライブも初だ!
1週間前に小樽・北運河サウンドエナジーのライブを終えたばかりで、この日は石狩。
数年ぶりにハードスケジュール。
そういう事情もあり、曲目は先週とほぼ同じだということをご了承くださいませ・・・・(-_-;)
ステージに上がったSTA 。
前もって提出しておいた詳細表どおりにスタッフがテキパキと進行してくれる。
立ち位置も希望ではキーボード下手、パーカッションが上手だったんだけど、本番前に逆のポジションにしてほしいとの通達がきて、それに落ち着く。
バンドの入れ替えには15分が用意されている。
((´∀`*))
人数が多いからポジションの確保だけでも一苦労。
日差しがなんまら強くなってきた・・・。
司会の可愛らしいSTV女性アナウンサーが、場繋ぎとしてメッセージを述べる。
「皆さん、ありがとうございます。
まだまだこの後にも、素敵なバンドの皆さんが登場します。
変わらぬ声援をよろしくお願いします。
続いてのバンドはこの日一番の大所帯。
ザ・サッポロ・トランジット・オーソリティのステージをお楽しみいただきます」
ニシヤンはさりげなく高中正義のギター・フレーズを爪弾いている。
セット中のマサはアベさんと握手したり、挨拶にみえた女性に対し軽く会釈を交わして手を振り合う。
わたって
音響スタッフの方々は、逐一細部にわたって大活躍。
マサ使用のワイヤレス2機(シュアーのヴォーカル用とレクサーのベース用)周波数、ギタリストはどのメーカーの設置アンプで弾くか、ホーンセクションの立ち位置とマイクスタンドや持参マイクの云々等々・・・・。
しかしミキサーSTAFF達は、概ね酸いも甘いも熟知しているのだ。
「大丈夫ですよ!」と余裕しゃくしゃくの表情。
シュアーのワイヤレスシステム、キーボード、ホーンのマイクと順々に効率よく接続していく。
おいおい、ホーンセクションの6人は写真撮影する余裕ありかいな(ピースサインでポーズ・・・・笑)
注目の4点ポイント!!
マサは黒のシカゴTシャツとサングラス。
マサ&アキはもうすっかりとお馴染みとなったテンガロンハット姿。
ファニーは北運河サウンド・エナジーでも着用していた、アフリカ製で梅田で購入したという派手なデザインのアロハシャツがお気に入り。
ジョージはリーボックのスニーカーと、ユニオンジャックのビートルズ黒Tシャツ。
今回も、先月に引き続き、ホーンのクリップマイクを導入(要ファンタム電源)。
これがまた、すこぶる好評。
動きやすいと喜ばれていたよ。
ありがたいことだ。
それでも今回はちょっと厄介だったみたいだけど・・・・。
各モニタースピーカー、マイクの確認。
これで安心したよ。(ちなみに若いスタッフ達も徐々に管楽器の音つくりに慣れてきたようで頼もしい限りだ。勉強熱心だもんなあ)
何度もスタッフはステージとミキサーボードの間を行き来しつつ、その手際の良さといったらもう惚れ惚れするほどだ。
ミキサーの要望でホーン隊全員揃っての一世音出し。
軽く曲の触りを全員でプレイ。
壮観の一言だあ。
次いでミキサーの指示にしたがいサウンドチェック。
ステージ上のスタッフとミキサーとの打ち合わせ。
ホーン隊が順々に音出し。
これが各メンバーのプレイだけで場が和んできちゃった。
それぞれに持ちネタがあって個性がよく出ているのだ。
セクシーで官能的なソロ、アニメソング、競馬のファンファーレ、映画のテーマまで飛び出した。
ベース、ギター、ボーカルとどんどん音がまとまっていく。
なんとなく、この場面だけで観客に受けているんだけど((´∀`*))
その最中にも会場には爆音でノリのいいBGMが流れ続けているので、軽やかなステップでステージ前にてダンスに興じている観客多数。
その光景も最早おなじみだね。
それに彩りを添えるべく、ニシやんがさりげなくバッキング。
最大のポイントはSTAへ横並びにズラッと本格的な圧巻の6管楽器が参入してきた瞬間だ。
これっていつ以来だ・・・?!
う~~む、思い出せないくらいに大昔のことだ。
身震いするほどの感動をおぼえる。
モニタースピーカー、アキちゃんのキーボード、ホーン隊のポジションは若干後方や上手に移動・・・。
ほぼ打ち合わせ通りに進行。
観客は当然として、スタッフや対バン達までもが色めきだってステージに熱い視線を送っているのが痛いほどに伝わってくるよ。
これって近年では珍しい現象。
あれ!?な、な、なんと、7分ほどで皆、準備完了しているではないか?!
なんという素早さ。
特に一番もたつきやすいドラムセットに陣取るシュウヤは、いつでもどこでも関心するくらいに素早い。
マサが一番時間を擁していたから焦った(ベースの音が接触不良なのか途切れがち・・・・・・スタッフが懇切丁寧に対応してくれた・・・・笑)。
こういう面も今のメンバー達の素晴らしい点だ。
効率がいいんだもん。
セットアップ完了!
マサが逐一全員とアイコンタクト。
準備万端整った頃合いを見計らってスタッフが、マサに大きな輪を作ってオーケーのサインを送る。
時間的な余裕もあるし、雨の心配もなし。
トリということで、当然、後がないわけで、和やかな気持ちでレッツ・ゴーだ!!
***MEMBER***
MASA・・・B VO
MIYUKI・・・BS
AKI・・・KB CHO
FUNNY・・・TP
NISHIYAN・・・G
KATABOH・・・AS
TAKUMI・・・TB
SYU-YA・・・DR
GEORGE・・・PER
MATTSU・・・TS
EN-CHAN・・・TP
***SET LIST***
1,INTRODUCTION・・・CHICAGO
2,MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO
3,SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
4,SUNSHINE OF YOUR LOVE・・・CREAM
5,VEHICLE・・・IDES OF MARCH
6,GIMME SOME LOVIN'・・・THE BLUES BROTHERS
7,GOT TO GET YOU INTO MY LIFE・・・THE BEATLES
8,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
マサが一人一人から再度了解をとり、スタッフへとお返しのアイコンタクト。
よっしゃあ!
全てが万全な態勢に。
マサが最終のゴーサインを、ミキサー&女性司会者に送る。
それでは遠慮なくいくぜい!
まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる
(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。
このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。
マサがすかさずニシヤンらに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。
マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
STVの女性司会者はワイヤレスマイクを手に、ステージ下の上手から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。
「ハーイ!たいへん長らくお待たせいたしました。
いよいよはじまりますよ!
今か今かとお待ちかねの皆さん。そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参りますよ。
もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。
STAは石狩ライブ発!
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
それではヨロシクお願いします!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」
ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。
猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。
さすが、この人数だけにマジで勢いが桁違い。
プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。
普段はクールなシュウヤもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに変身するのです。
如実にドラミングの随所からその成果が現れていますよ。!
マサからの丁々発止なフェイントから、刺激を受けている御様子。
イントロの爆音が飛び出した途端に、オーディエンス達がいっせいにステージ方向を注視しはじめた。
その中には、団扇やホイッスルを持った応援の常連組が参戦。
手拍子や写真撮影にと勤しんでいます。
皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と上から目線で失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。
もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
メンバー一同が、愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。
何故だか、いつまでも飽きがこないのさ。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛しちゃいますよ。
特筆すべき点は誰が何と言ってもジョージの存在だ。
彼がいるといないとでは雲泥の差。
頼もしき男。
打楽器による味付けがアーティスティック。
波及効果が半端ない。
無謀にも直前に参加したエンちゃんも、必死の形相で追随((´∀`*))。
しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまでガッチリと固めたものだ。
各自は多くを語らないけれどね。
モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠える。
(実は最初のこのポージングで、貼り付けていた虎の巻がビリビリに破れてしまった。
そこのところは、どうにかこうにか切り抜けたけどね)
この度、せっかく変則的な編成になったんだからと、欲をかいて実験要素も含ませてみた。
それに感化されたのか、全員がアグレッシブなアクションを巻き起こす。
ニシヤンの計算されつくした独特なるシャープな音色のギターが、シュウヤのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(この最新秘密兵器のギターは謎多き怪しいアリア・プロⅡ・PEシリーズの貴重なる高級品。
コンディションも良好な光沢を放っていますが、本人は詳細を決して語らず・・・・)
看板ともいえる6管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
上手からは、キーボードが遠慮なしに手を変え品を変えての音壁を構築しながら進撃展開。
会場をまるごと覆いつくすかのような、変幻自在の音色。
なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。
さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??((´∀`*))
さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。
先月の反省点は見事にクリア。
手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
デリケートなシンバルが奏でる残響音の余韻で、幻想的なトーンを漂わせる。
切り込み隊長はいきなりタクちゃんによる、やや食い気味なトロンボーン・ソロ。
彼は数年ぶりのSTAライブだから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがの達人だからこそ成し得る技。
何事もなかったかのように、先月から引き続き涼しく振舞っていたよ(アキ嬢による縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがタクちゃんの凄いところ。
真横でその様を聞いていたアキ嬢が、心底感銘を受けていたほどだ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、タク君よ!(2回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。)
水先案内人に扮したアキちゃんは、それまでとは一転して柔らかなピアノ・タッチでの橋渡し。
マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれての場面転換。
マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのシュウヤが猛然と先導しつつ、お次はファニーによるトランペット・ソロだ!
安定感抜群で、時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。
マサが後に「滅茶苦茶に感動した」と伝えたら「いい楽器に替えたからね」とご謙遜。
バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で・・・・・ホーン・セクションの音色が揺らめく中、鳥肌が立ちっぱなしだ。
もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに物凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。
西やんは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
そして第3の男、西やんのワイルドなギターが火を噴いた。
オーディエンスに向かって「もっともっと!」とジェスチャーで煽り続ける。
ホーン隊もサッと花道を作ることを決して忘れない。
映画「十戒」での海が割れるシーンを彷彿とさせるくらいに神々しい。
いきなり過激なハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
ただひたすらにエキセントリック(と真横に陣取っていたアキちゃんが評していたよ)。
序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを再現。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・ポーズ。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
陶酔の表情も程よくゆがむ。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまでね。
極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるシュウヤが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!
いつもは沈着冷静なるマッツやかたぼうも、ノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
大歓声が沸く中で、すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ(ここの機材を絶賛していた)。
エンディングにおけるベルトーンも、アキちゃん渾身の1音を筆頭にニシヤンへと見事な連携で繋がった。
更にはミユキ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。
ここで繰り出した西やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
マサが右手を頭上に掲げてピート・タウンジェント風にグルグルと何度も素早く回転。(前方の女性客も真似して腕を回していたよ)
メンバー達と呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えてジャンプ一閃フィニッシュ。
以前、STAのある女性メンバーいわく「マサと西やんは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。
恐ろしく強烈だった。・・・・・
いい加減コロナ禍の日々続きに、マサは、その鬱憤をそれからのステージングに注ぎ込んだ。
思う存分に叩きつけた。
万雷の拍手を全身に浴びる・・・・・・。