THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(E.SANADA編)

2022-09-08 23:09:03 | Live Set List
***さあ、それではもう泣いても笑ってもこれで最後の常連バンドです。
満を持しての登場・・・・オオトリはこのバンドしか考えられないというくらいの人気者をここでご紹介しましょう!****

 

会場中に流れているBGMは「ショー・ミー」&「チャチャチャ」
「男女7人シリーズ」のテーマソング。
懐かしいねえ・・・・トレンディドラマ絶頂期の大ヒット曲だ。
ヴォルテージは上がる一方だ。
レッドゾーン振り切れ寸前。

 

16、「E.SANADA」

19:10~19:35

美唄から唯一の参加5人組バンド。(いつもならば6人編成なのですが、今回サックス奏者は残念ながら欠席でした・・・・)

2年ぶり7回目の出演。

毎年恒例の小樽・浅草橋「オールディズナイト」、運河プラザ「お気楽ライブ」などでもSTAと共に熱いステージを繰り広げてくれた彼等。

去年の夏7月18日(日)での同イベント「浅草橋オールディズナイト」大トリも、記憶に新しい矢沢永吉トリビュートバンドです(この英語ライブタイトルも矢沢っぽい)。

まあ、このバンド名を見たら、もはや説明なんて不要だよね。

彼らがセッティング中、すでにステージ前には観客が詰め掛けてきて永ちゃんコール(!?)

今か今か、その瞬間が待ちきれないといった雰囲気が、ギラギラ熱気で充満している。

デンジャラスな殺気さえ感じるほど。

薄っすらと日も傾きかけてきてムードも徐々に盛りあがってきた。

バッチリと舞台は整ったよ。

 

このバンドの編成は・・・・ベースにサングラス姿のアキラ君(リーダー。茶色いボディーカラーの5弦ベースを使用。ローズ指板)、ドラマーのユウタくん(彼は3年前からの参加。大好物はキムチだそうです!)、いつもは変形シェイプの赤いモッキンバードを弾きこなすギタリストのタキクくんは今回黒のストラトキャスターを持参(ローズ指板)、紅一点のキーボーディストは1番人気トモコ嬢。2段積みローランドを使用。赤いTシャツの背中にはバンドロゴ入り、そしてリーゼントをバッチリと決めたサナダ氏が永ちゃん担当のボーカル。
例の真っ白いビニールテープでグルグル巻きされたストレートマイクスタンドがトレードマーク。
カッコよくバッチリと決まってる。
これをバシッと蹴り上げて回転させるのです。


せっかくですから、今までのライブレポートも絡めておおくりしましょう!!

斎藤氏がフィナーレを飾るこのバンドを華々しく紹介。

セッティングにちょっと時間がかかっている。

機転をきかせたサナダ氏。

「音合わせさせてください。
いいかなあ・・・・・この不穏な世の中、ディスタンスに気を遣う毎日。
ディスタンスということで、それに引っ掛けた曲を一発、調整に使いたいと思います。」

コーラスで各ボーカルバランスを試しているようだ・・・・「星空の~~・・・あ、ネタバレしちゃったかなあ・・・・(笑)」(アルフィーのヒット曲)

見事なハーモニー。

このバンドとはお友達だというテツ。

「このリハにも相当な練習を重ねてきたみたいだよ。E.SANADAは相変わらずだ」

なるほどねえ。

私はてっきりとディスタンス絡みならば「ロング・ディスタンス・コール」をやるものだと完全に思っていた・・・・・。
マニアックすぎるセレクションだけど、海外レコーディングに於ける最高傑作アルバム「E’」に収録されている名曲が大好きなんだよ。
当時、武道館にて生で聞いた時には痺れまくったものだ。
まさに熟練のアダルトロック。

 
いよいよ準備万端整った模様。
「E.サナダです!
ようこそ~!いらっしゃい!!
皆さんを矢沢ワールドに誘います!」

オープニングはマイクスタンドを手に、ヒット曲ではないけれども、アルバム「永吉」に収録されている、ライブ向けのナンバー「ゲット・アップ」
1990年7月31日にリリースされた18作目のスタジオ・アルバム「永吉(オリコンチャートでは最高2位を記録)」に収録。
一旦引き上げていたサナダ氏が、颯爽と例のポーズをとり、首のタオルを投げ捨てて、靴&上下のスーツと白で統一した衣装で、先述の白いストレート・マイク・スタンドをがっちりと握ってアクション。
ギターのソロ中にも、投げかける表情が永ちゃん風。
美唄にこれほどクオリティの高いバンドがいたなんて、目から鱗ですよ。
コブシの回し方までよく研究しつくしている。
感心しちゃうなあ、全く。

 
「皆さんこんばんは!
改めまして・・・・・E SANADAです!!
今日はちょっと、ここ小樽でゆっくりと飲んで帰りたいと思います。
本当に楽しい!
サンキュー!
いつもお世話になっております。
ずっと観ているのもいいけど、飲み物も食べ物も注文してね。
皆ひとつになって~!
俺たちを観たことある人も、観たことない人も、いくよ!
いくよ~いくよ~!

愛を届けたいけどいいかい?・・・・・ラスト・シーン!」(1991年5月31日発表のシングル。アルバム「ドント・ワナ・ストップ」に収録。オリコン週間チャートでは最高3位を記録)
けたたましきホイッスル炸裂。
大歓声沸く中、永ちゃんの記念すべきダンシングナンバーだよ。
なんたって歌いだしから「踊ろうよ~~・・・」だもんね。
スケールの雄大なる作品。
皆さん、このメロディに思い入れもひとしおでしょう。
誰の胸にも過ぎ去りし麗しき青春のほろ苦い思い出が、キラリと蘇るパワーバラード。
光るフレーズが散りばめられているギター・ソロも秀逸。
ベスト中のベスト・セレクションだあ。

 

「サムバディズ・ナイト」
1989年4月26日に発売された25枚目にシングル。
アルバム「情事」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
永ちゃんがワールドワイドに飛躍してから発表された、矢沢流ロックチューン。
大人の男性の危険な色香を漂わせた力強い矢沢ロックを、ここでも一致団結しての余裕シャクシャクにプレイ。
北海道の永ちゃんここにあり!とでも宣言しているかのよう。
なんのなんの、ここ小樽にもマッツ率いる「Y-PROJECT」があるよ。
もちろんサナダ&マッツは懇意の仲で同い年。
今度は美唄と小樽の永ちゃんバンド・コラボレーションなんていうのも観てみたいな。(この日は観客として訪れていたマッツ自身も熱烈に希望しているよ)
ちなみに以前S・T・Aでテナーサックスを担当していたこともあるミヤッチは、ボーカル・サナダ氏の経営している飲食店で食事をするほどの仲なんだそうです。
「とっても美味しいよ」とのこと。

 
と、ここでサプライズ。
ジャーニー不朽の名作「ドント・ストップ・ビリーヴィン」を披露。
(1981年発表のアルバム、エスケイプに収録。
ジャーニーがワールドワイドに大ブレイクするきっかけともなった金字塔)
イントロで淡々と打ち鳴らされるピアノの音色に乗せて流れるベースラインが、何度聞いても涙出るほどに感動的で美しい。
元ベイビーズの才能あふれるキーボード担当ジョナサン・ケインによるアイディアなんだそうですよ。
しかし、よくもまあ、この限られた時間内で矢沢以外のレパートリーを組みこんだものだ。
ただひたすらに異彩を放ってはいたけれども、実験的な試みに拍手喝采。
アヴェンジャーズのギタリスト,ミノリー君がめちゃお気に入りの曲なんだそう。最終局面にきてテンションマックスだったよとのこと。
いやあ、本当に素晴らしい、とエキサイト。

 

「小樽の北運河サウンドエナジー・スペシャルライブイベント!
はしゃごうぜ~!
いつもありがとう!
愛してるよ~!!」

観客から差し入れのビールをさりげなく受け取り、MCも矢沢になりきっています・・・・「ロックンロール、もう一発いきます!」
お次はサード・アルバム「ドアを開けろ」から傑作「黒く塗りつぶせ」
強烈なるジャパニーズロック・エナジー。
雷鳴のSEが、過激にキーボードから発せられます。
白いジャケットを脱ぎ捨てて、鮮やかなサテン地のシャツ姿に。
ここではハンドマイクに持ち替えてのボーカル。
「ボーカルのレベルを上げて」と歌いながらも、ミキサー方面にジェスチャーで指示。
全曲が永ちゃんのペンによるストレートでキャッチーな曲なんだけど、どれにも共通するのが、琴線振るわせるコード進行とメロディ・センスだ。
E SANADAのロゴが、背中にクッキリと描かれている黒Tシャツを着こんで、応援に駆けつけてきた熱狂的なファンもあちこちに見受けられます。

佳境に差し掛かってきた。

 
「楽しい時間は、あっという間に過ぎていきます。小樽の街に感謝しようぜい!
投げる物ある?
硬い物はダメだよ!
怪我の元。
柔らかいもの。(笑)
布製品。
ティッシュを投げてもそのまま帰らないように!
ロックンロール!・・・・・・止まらないha~ha!!」
1986年7月25日リリースのアルバム「東京ナイト」に収録。
全米発売されたアルバム「フラッシュ・イン・ジャパン」には「ハリケーン」というタイトルで英語詩に挑戦している。
貫禄に満ち溢れたこの曲は、多くのファンが好む名曲。
永ちゃんのイメージが最も色濃く反映された傑作。
今か今かと、待ち焦がれていたよ。
バックアンサンブルもバンドの中軸をがっちりと支えています。
サナダ氏はステージ狭しとサイド左右に動き回りながら、コブシを握ってアクセントを要求しながらも握手攻め。
果てしなく、矢沢祭り一色に染まっております。
ここでまた白ジャケットを着こんでタオルも首にかけ直します。

 

 「まだまだやりたい?」

ギターから「音もらおうかな・・・・」チェック完了後、怒涛のこれは予期せぬ選曲だ。

ハイハット・カウントからフィニッシュは、とびっきりに渋くてかっこいい「ピュア・ゴールド」
1990年5月23日に発売。
ソロデビュー15周年を記念した、永ちゃん27作目のシングル。
アルバム「永吉」に収録。
オリコン週間チャートでは見事に1位を獲得。
これは5枚目のシングル「時間よ止まれ」以来の快挙。
喉が張り裂けんばかりのダイナマイト・ヴォイス爆発に大満足。
ばっちり何をやっても、永ちゃんカラーが薄まる事はありません。
ドラマーはベーシストと共に、ずっしりと重いビートを的確に継続し続けるんだからやっぱり只者じゃあない。
リズムアレンジがけっこうやっかいなんだけど、サラッとこなしちゃうんだね。
もちろん会場中、空中にはタオルやら手ぬぐいやらがポンポンと放り投げられて、小樽の素敵なミッドナイトはもうすぐそこまで迫ってきているのです。

主催者やスタッフの皆さんにねぎらいの声をかけるなど、感銘を受ける場面もたびたび。見習いたいものです。

相当にこの後のビールは五臓六腑に染みわたるほどに美味かったはずさ。
大団円で完全燃焼、お疲れさま!

 

****これにて全出演バンドのライブ・レポートは完了です。
さあ、それでは、時間を思いっきり戻して、このブログの主人公でもある我等がTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A) の熱きコーナーへと突入しましょうよ!!
お楽しみに!!****
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VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(BACKUP BAND編)

2022-09-08 14:54:55 | Live Set List
15,18:35~19:00

会場内に流れているBGMは「ライオンは寝ている(トーケンズ)」

堂々「BACKUP BAND」が現れました。

全員男性のバンド6人組が君臨。

遠路はるばるニセコから駆けつけてくれました。

スキーリゾート地として近年はその名を海外にまで浸透させていますね。

今時期ニセコはレジャーシーズン真っ盛りで掻き入れ時だけに超多忙なはずなのですが、なんとかスケジュールのヤリクリをしてきたのでしょう。

やっぱりこれは生粋のミュージシャン集団でなければ、できない活動ですよね。
天晴れだ。

意外にも初の出演。
そうかあ、雪明りの路や浅草橋オールディズナイトでは何度も見ていたからなあ。
で、今回見るのは2020年2月9日の日曜「雪明りの路・小樽公会堂」以来だ。
同じイベントに出演していても曜日違いですれ違いだったみたいだ。

今回は殆どの曲を入れ替えてきましたよ。

レパートリーが豊富なんだね。

チャレンジ精神旺盛で素晴らしい!

逞しきメンバーからのメッセージです。

「羊蹄山麓の各種フェスティヴァル出演などを中心に活動。
今日は初の出演です。
2年前から、メンバーが1人増えて、厚みのあるサウンドを目指しています。
オーストラリア人のボーカルを前面にフューチャー。
洋楽ロックの魅力を存分に楽しんでください。」

外国人を擁するバンドは大きな強みだ。
何たって本物の英語とロック魂を堪能できるわけですからね。
けっこうなことだ。

もはや「小樽北運河サウンドエナジー」イベントもワールドワイドに拡大しつつあります。

さて、メンバー内訳の紹介をしますと・・・・

ボーカルには長身で足がとっても長いジュリアン。

向って左サイドのギターはウラちゃん(赤いヤマハを使用。ローズ指板)。

右サイドのギタリストは、SMOKIESでも活躍中のイシバシくん(白のストラトキャスター。ローズ指板。ラージヘッドがひと際目を引くね)。

ドラムにキンさん(オフステージの際にはわざわざマサのところへご挨拶にきてくれました!)

ベースはマサシくん(3トーン・サンバーストカラーのボディ・ジャズ・ベース。ローズ指板)。

キーボード(KORG N5を使用)には、3年前から加入のハルくん。

で、3年前、マサがハルくんと客席で会話していると突然に「もしかしてトランジット・オーソリティの方ですか!?」「そうだよ!!」「何度かライブを観ています。実はSTAサックス・メンバーのヨコエさんとはかなり前、僕が札幌在住時にバンドを組んでいた事があったんですよ!」「ええ!!??そうなんだあ!早速今夜コーちゃんに伝えておくね」「はい!よろしくお願いいます」
早速コーちゃんにその件を伝えたら「そうだったんですかあ!!存じ上げております(笑)彼は4ヶ国語に堪能なんですよ!」との返事。
どうりでバックアップバンドのジュリアンとも、コミュニケーションがばっちりだったもんね。

すでにこのバンドも小樽界隈では、お馴染みとなってきた感ありです。
当然のごとく、サッサも熱視線を延々と注いでいましたよ。
全てにおいて感嘆のコメントを捧げていました。
それもわかるような気がする。
ちなみにこのバンドの詳細もサッサから聞いた次第。
せっかくですから、今までのバックアップ・バンドのセットリストも交えてお送りしたいと思いますのでよろしく!

そうこうしているうちにライブがはじまりましたよ。

1曲目は怒涛のハードロックチューンをぶちかましてきた。
「サマー・タイム・ブルース」
はい、この曲を知らないロッカーは正真正銘のもぐりですよ。
今の時期にはピッタリな掟破り。
さては狙ったなあ。
確信犯だ。
心底に憎い奴ら。
これを披露されちゃあ、乗らない訳にはいかないよね。
エディ・コクランがオリジンサル。
アルバム「ザ・エディ・コクラン・メモリアル・アルバム」に収録。
1958年6月11日発表。
ビルボード・ホット100では、最高ランク8位を記録。
永遠のロカビリー・スタンダードとして、ジャンルを超越するほどの勢いで今も愛されている。
数多くのカバーも存在する、いかにもライブ向けのインパクト抜群なナンバー。
多分、バックアップ・バンドは、ザ・フーのバージョンを参考にアレンジしているようだ。
それは大正解。
狂気のサウンドを演出するためには最適なる選択さ。
ぶっちぎりの熱狂を煽るかのような攻防。
これで掴みはバッチリとオーケー。


「グッドイブニング!
エブリバディ!
皆さん、ありがとうございます。
久し振りです(笑)
ただいま~!!
バックアップ・バンドです。
ニセコ、蘭越、登別、倶知安在住のメンバー達で活動しています。」
ヴォーカル担当のジュリアンは日本語もうまい。
噛み締めるようなぎこちないMCながらも一生懸命にフロントマンとしての重責をまっとうしようと頑張っています。
その姿には好感が持てるし、感動的。

2曲目は「ミセス・ロビンソン」
これは伝説のフォークデュオ、サイモン&ガーファンクルの代表的な楽曲。
名作「卒業」挿入歌としても有名ですね。
(1968年発表。4:00。全米1位を記録)
序盤からこのカバーが聞けるなんて劇レアな体験。
嬉しいサプライズ。
大歓迎だよん。
オリジナルのアコースティックサウンドとはちょっと違う、ミディアム・テンポでリズミックな重低音のオープニングで迫ってきます。
誰のヴァージョンなんだろうか・・・・?
女性スタッフがカメラ撮影で最前列にてスタンバイ。
さすがというか当たり前なんだけど、本物の英語で歌われるロックは説得力があるね。
歌詞のひとつひとつが懇切丁寧、次々と貫禄タップリに突き刺さってきて大迫力。
欲を言わせてもらえれば、澄み渡る素敵なハーモニーをもっと聞きたかったなあ・・・・。
それにしても、ちょっとマニアックで渋めの選曲だから、これ以降もこの路線で突き進むものと思っていたら・・・・3曲目からは誰でも聞き覚えのある、ひじょうにキャッチーな楽曲が硬軟織り交ぜて、ゴージャスラインナップで披露されました。


「次の曲は・・・・・・」
イントロのポロロ~ンと循環コード・・・もしやこれは??!・・・・いきなり歌われたのが衝撃の「スタンド・バイ・ミー(ベンEキング)」
世界中で長年世代を超え親しまれてきた心温まる楽曲。
私はこの曲は、ジョンレノンがアルバム「ロックンロール」内でシングル化して大ヒットした際に初めて知りました。
Yプロのマッツも「ライブで取り上げたことがあるよ」と教えてくれました。
誰でも一度はタッチしたことがある、親しみの持てる曲。
とにもかくにも、このバンドにとっては、余裕しゃくしゃくのプレイで相当にお気に入りのよう。
楽しみに満ち溢れたレパートリーなのでしょう。
さあ、ここはじっくりと腰を据えて聞かせてもらいましょうかね。
そうそう、古き良き時代の少年たちによる冒険ノスタルジックムービー「スタンド・バイ・ミー」のシーンが脳裏に浮かび上がってきました。
淡々と進行するバックビートにのりながら、歌い継がれるジュリアンの力強いボーカルではありますが、さすがにキーが高いので、多少低めに演奏。
徐々に熱を帯びていく中盤以降のややヒステリック気味な展開も、感情込めての熱唱。
それに導かれるように大合唱が始まった。
コール&レスポンスの繰り返し。
ジョン・レノンがボーカルカヴァーを熱望していたという気持ちがよく理解できます。

「プラウド・メアリー」(CCR。1969年発表のアルバム「バイヨーカントリー」に収録。3:7)
なるほど、3年前まではチークタイムソングなんかも用意してバリエーションを膨らませる作戦だったけど、今年は目一杯にごり押しハード路線を仕掛けてきましたか。
メインのリフ攻撃に便乗する形で、稲妻のごときドラムのフィルインが炸裂。延々と連打される。
ここでもフロントシンガーという大役を見事にこなし続けるジュリアン。
情け容赦ない活躍のナイスガイ!
延々と繰り広げられる躍動感この上なき、地鳴り轟くポップロック。
ドンドンと加速していき熱を帯びてきました。
この曲はR&R、ブルース、ゴスペル、そしてソウルなどの要素がふんだんに含まれている贅沢なる一品。
問答無用に、受けないわけがないでしょう!
ツインによるギターも、負けじと低音部分でグリッサンドを繰り広げて奮闘。
ジュリアンはここで喉を潤すために、持参してきたドリンクを威勢よくグイッと一飲み。


「WOW!ありがとうございます!暑くなってきたね~次は何でしょうか?・・・日本ではアチチチでおなじみの・・・・やりますよ~ラストはリッキー・マーティンで・・・・・・リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ!」
ちょっとご愛嬌で郷ひろみの「ゴールド・フィンガー2001」のことを絡めるところなんてお茶目。もちろんプエルトリコ出身ラテン系のリッキーが本家本元なのはご存知ですね(彼が少年グループ、メヌードの追加メンバーだったことを知っている人は飛び切りコアな音楽マニア)。
ここでは、南国の熱気を帯びたメロディで一気呵成更にヒートアップシテもらいましょうよ。
汗にまみれた体も、心地よく火照ってきたね。
キーボードのハルくんは、鍵盤楽器から離れて、サックス奏者に大変身。
情熱的なブローを決め鳴らしてこれでもかあ!というほどに「このシーンでの主役は俺だ!」と自己主張。
多芸な彼は一身に注目を集めて、異彩を放ってもいました。
アクセントとしては成功していますね。


それにしても客の心理を、瞬時に読み解いてしまうところなんて脱帽モノ。
捲くし立てるような、リックだけでもたいしたものなのに。

「いやいや、盛り上がってきました。
イエイ!イエー!!
もっとカモン~~!
そっち!もっとカモン~!!
お酒で失敗しないようにね(それは絶対に言えてる)。
本当にこれでいいのでしょうかねえ。
破壊力満点な曲も密かにあるんですよ。
ドラムに合わせて軽く手拍子でもしてみましょうか。
エコノミー症候群にかからない程度にね。
・・・・ハードなナンバーを一発いきます・・・・ウォント・ユー・バッド(ザ・オフスプリング)・・・1!2!1・2・3・4!!」
アメリカのパンクバンド、オフスプリング6枚目のアルバム「CONSPIRACY OF ONE ]に収録。
同作から2000年12月にリリースされた2枚目のシングル。
バックアップバンドの世代ど真ん中の想い出深き青春賛歌。
タイトルは「お前に悪くなってほしい」と言う意味。
刺激的でマゾ気質な男の話((´∀`*))
d3のシゲが大好物らしい、いかにもキャッチーで過激なファスト・ポップ・ナンバーだ。
キンくんの素早きドラミングは破壊力に満ち満ちていて、本当にセットごと粉々に砕け散っちゃいそうな勢い。
ドラム器材が「もうやめてえ~許して~!」と悲鳴をあげているみたい。
拳を突き上げるジュリアンの一種独特なるボーカルに挑みかかるかのように、ザクザクと刻み続けるドライヴィング・コードストローク・ワーク。
もちろん手拍手も、延々と打ち鳴らされて波立つ。
ブレイクするタイミングといい、爽やかな曲調にドハマリすることは確約します。
ボーカルとリズムセクション・アンサンブルとの過激すぎるコントラストが、ほどよいさじ加減で均衡を保っているのです。
「バックアップ・バンド」とは言い得て妙でしょうよ!

「ロック・アラウンド・ザ・クロック」
1954年5月15日に発表されたポピュラーソング・・・・というかロックンロールの歴史はこの瞬間から始まったのさ。
ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの作品。
「1・2.3・4~~!!!」の威勢良いカウントからオーバーヒート気味。
この曲は、レコーディングの際にはそうとうなトラブルにまみれたそうだ。
まあ、それらすべてが今となっては伝説化されているんだけどね。
リリース当初はそれほど話題にならなかったのに、映画「暴力教室」のテーマ・ソングに起用された途端、爆発的なヒットを記録。
ビルボード・チャートで8週連続1位。
最終的には2000万枚を売り上げた。
凄いねえ。
いついかなる時に聞いても、ちっとも古臭さを感じさせない王道路線。
正に温故知新を地でいく証明のようなもの。



「ありがとうございます。次の曲は先ほどに比べたら新し目の歌です。
皆さん、弾けまくって踊りましょう。
ボン・ジョヴィで・・・・・ボーン・トウ・ビー・マイ・ベイビー!」
1・2・3・4~!
威勢良くカウントが叫ばれます。
ホッと一息ついたのもつかの間、間髪入れずに激しいドラミングが打ち鳴らされた。
「♪ナナナナ~ナナナ~ナナナ~~!!♪」

以前はボンジョヴィのバラードでしっとりムードを醸し出す演出効果狙いでしたが、今回はイケイケモードで見立ててきました。
(ボンジョビ1988年リリース英米1位を獲得した4枚目の傑作スタジオアルバム「ニュー・ジャージー」に収録。
アルバムタイトルは彼らの故郷がそのまま冠されています)
拍手を贈ろうではないか!
ハル君のキーボード・ソロによるブレイク後、ギターソロではイシバシくんが前に歩み寄り、リッチー・サンボラになりきって、じっくりしっとりとエモーショナルにチョーキングを絡めてのトリッキー光速ピッキング。
新旧織り交ぜた配慮は、全ての観衆の痒いところに手が届くお約束ともいえるパターンだね。

「イッツ・マイ・ライフ」
再びボンジョヴィだあ。
そうとうにコアなボンジョヴィ・フリークなんだね。
「これが俺の人生!!」
よしよし!!
2000年5月10日に発表当時、賛否渦巻くも、結局は大ヒットを記録したんだ。
ドイツでは最高2位を記録。
7枚目のアルバム「クラッシュ」に収録されていたファーストシングル。
日本では野球選手やお笑い芸人のBGMや登場曲に起用されている。
実は、信念を持って、何かに挑戦し続けている人達への人生応援歌なんだよ。
ボンジョビは中々な硬派バンド。
ナンパなラブソングばかりを歌っているふやけ組とは混同しないでほしい。
ボンジョヴィはそのくらいのモンスターバンドさ。
バックアップ・バンドも、その辺の信念に共感してリスペクトを滲みだしているようだ。
それは演じている姿を見ていれば一目瞭然。

曲中ではジュリアンが、固く誓い合った友情を込めてメンバー紹介を挿入。
本場仕込みのパフォーマンスは、当然ひと味もふた味も違う。
大喝采の嵐渦巻く。
あちこちから歓声が飛び交う。


荘厳なるキーボードによるSE。
おお!もしやこれは・・・・!?
「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」
1986年発売のアルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」に収録。
第2弾シングル。
全米にて何と4週連続1位を記録。
これをきっかけに彼らの快進撃の狼煙が打ち上げられたのだ。
脳天のヒューズが切れちゃう勢い。
イシバシくん、再びヴォイスモジュレーターを嬉々として操る。
「ウワウワウワワワワ~♪!!」
巧みに操作するものだね。
後半戦にふさわしき飛びっきり永遠のアンセムだ。
これはまさか知らない人なんていないでしょう。
ヴォルテージも最高潮だ。
喉が張り裂けんばかりにけたたましいくらいの咆哮。
余力を振り絞ってのもうひと踏ん張り。


「カモン!!・・・・・・!!YOU GIVE LOVE A BAD NAME!!(邦題:禁じられた愛)」
またまたまたボンジョビ攻撃。
ダメ押しとばかり、ついに飛び出した、極めつけ!!
一体全体、果てしなき速射砲はいつまで演じられるんだあ!?
3作目のアルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」に収録(全世界で2800万枚以上のセールスを記録)。
1986年7月23日に発表されたシングル。
アメリカ最高チャートでは、見事に初の1位を獲得した記念すべき名曲。
女性に振られた男の歌・・・・・。
ジュリアンの声はジョンのボーカルにそっくりだけど、この曲なんてキーがはまっているせいなのかモロ似だよ。
モニタースピーカーに右足をのせて猛アピールの図。
貴重なSTRONGヴォイスの持ち主だ。
羨ましい・・・・。
そしてここでもハーモニーワークがバッチリと嚙み合っていた。
地鳴りのようなズッシリとした重低音バッキングアンサンブルから、イシバシくんの秘密兵器がここぞとばかりに姿を現した。
お約束のヴォイスモジュレーター。
これは贅沢なる効果音。
まさかここまでやってくれるとは。
重量級の破壊力を発揮する流れからブレイクも炸裂して一網打尽。

 

「いいぞ~!」
「最後の曲です・・・・・皆さん、僕だけでは力不足なので一緒になって助けてください(笑)」
なにをおっしゃる、ウサギさん。
ご謙遜を。
「YOH!!1・2・1・2・3・4~!!ジョニーBグッド(チャック・ベリー。1958年シングル発売。2:41)」
ラストに用意していたのは、コンサートの終局を飾るのにうってつけの決定版だ。
ジャンルを超越して、最も世界中で現在もずっとカバーされているロックンロールの代名詞。
これって、ザ・パーティーズもアンコール用に用意している十八番だよね・・・・被らなければいいんだけど・・・・。
主役の座に躍り出てきたのはスーパーギタリストのイシバシくん。
滑り込むような、3コード・ギターの原点かつ教科書のような代表格。
何度聞いても勉強になるなあ。
ライブでもっとも重複しやすい、危険性を孕んでいる曲です。
まあ、そんなことは、おっぱじめちゃったら全然関係ないけど。
受けちゃえばこっちのものさ。
思いの丈を込めて、はち切れんばかりに全力投球。
ジッとなんかしていられないよ。
ジュリアンもギタリストと並んでギター・ソロのポージングを。
魂の叫びで大団円。
パワフルで逞しい、骨太の男臭さが満載でご機嫌さ。
このぐらい存分に突き抜けていたら、爽快の一語に突きます。
とどめは引っ張りに引っ張った頃合いを見計らって、ジャンプ一閃でのフィニッシュで全編終了。


「ありがとうございました!
バックアップ・バンドでした!!」

盛大なる拍手が、惜しみなくいつまでも送られていました。
皆が皆、心地よき疲労感に包まれてそれぞれの席へと戻っていきましたよ。

ここで飲むドリンクの美味しいことといったらもう・・・たまりませんねえ!!
あの曲もこの曲も聞きたい、ってキリがないよね。
まだまだレパートリーはあふれ出る程にあるそうですよ。
とりあえずは、お疲れさまでした!!
またすぐにでも見たいよ!!

 

****いよいよこのライブ・レポートも、オオトリのみとなりました!!
もちろんSTAは最後の最後にタップリとお届けしますね!!****
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VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(粉粉CLUB編)

2022-09-07 22:26:08 | Live Set List
****遂にこのライブレポートも佳境に差し掛かってきましたよ。まずはトリ前々のバンドが登場だ!!****

14、17:55~18:25

会場内に流れているBGMは、ボニーMで「サニー」

今年から、近隣住民からの度重なる苦情を考慮して各バンドはボリュームを減少。


16バンド出演ということではありますが、ここまでの時間は、押す事もなくスムーズに進行。

「粉粉CLUB」は、札幌からの3年ぶり2回目の出演。

このバンドは結成当時から噂に聞いていたけど、2019年8月18日の日曜日にとうとう正体を現しましたよ。
場所は同じこの北運河広場だ。
よって、今回で彼らのライブを見るのは2回目だけど曲は多めだからご機嫌。

バンド名を聞いたら、誰もが即座にピンとくるでしょう。

そうなのですよ!
90年代のJ-POPを代表するアーティストの一つでもある、米米クラブの完全コピーバンド。
洒落が効いていて粋な名前だよね(米米クラブも、あのトムトムクラブをジェームス小野田が米米クラブと言い間違えたのがキッカケで命名されたのだそうだ。そのダサい響きもお気に入りなんだとか。)

なんといっても細部にわたって完璧を貫くぬく連中ゆえに、そのコダワリぶりといったらもうたまりませんねえ。

あの伝説の米米クラブですよ。
大好物だけに思わずニンマリしちゃうよん。

人気の高いバンドだからカバーしたい人達は今までにもひっきりなしにいたはず。
でも多彩な音楽性や超絶に派手なルックス、ゴージャスなる編成と全てにおいて一筋縄ではいきません。
うかつに手を出そうものならば、途端に頓挫しちゃうのが現実。

本家本元は1982年の結成以来、ソウル、ニューロマンティック、ポップ、ブラスロック、ムード歌謡、ファンクにと多種多様なる音楽性を導入していたんだからね。

中途半ハンパにやっているところはいくつもあるのでしょうが、粉粉は別格。

だから注目度は絶大でした。

それでは11人編成(!!)の大所帯バンドの内訳です・・・・・STAも負けるほどの大所帯だ。

各自の名前も凝りに凝っているよん。

VO,全身真っ白な王子様のような衣装のカールスモーキー村上。髪もビシッとセットしてダンディーなメイクも施している。
そしてもう一人のVO,ジェームス川波が参加(彼はこのポジション2代目。ご本家に比べるとかなりスリム)。
DRはクールでニヒルなクライシス中山。
北海道で2番目に可愛いギタリスト、蝦夷メグミ(バンマス。毎度おなじみのフェンダー・ストラトキャスター・キャンディアップルレッド。メイプル指板。ラージヘッド。白いストラップもフェンダーの布製を使用)。
B,レパードみーちゃん(ジャズベースなんだけどボディもストラップもレパード柄で統一。ローズ指板。しかもそれだけでは飽き足らず帽子、シャツ、パンツまでをもその柄で飾っているではないかア!御見逸れしました。天晴れ。しかも彼はオフコースのコピーバンド、オフショアのメンバーでもあるのだ。ルックスが全然違うから全くの別人にしか見えないよね)。
KB,ゴールドフィンガー副馬(ローランドRD-800)。

ダンスユニット~いちごクリームシュー・・・・・テクマクマヤコン アツコ&ラミパス ハルコ(このおまじないネーミングは明らかに秘密のアッコちゃんからだね。ルルル~がないけど・・・((´∀`*)))

そして更にホーンセクションが加わる・・・・・TP,ヒマラヤンHIRO。
TB,スライディング ザキヤマ。
TS,ジャーマネ山本。


しかし、彼等がステージに立っただけで、ただでさえ大人数なのに、そのビジュアル面でパアッと華やぐのです。

これからはじまるコンサートに期待で胸がときめいてきます。

ところで、このバンドもご他聞に漏れず、メンバーの殆どが私の知り合いばかり。

まずはセンターフロントに鎮座する主役級の伊達男。
バッチリとメイクも施し一際注目を浴びているけど、彼は札幌界隈でも名声を博しているナルシストのヒロ君!!

5バンドも掛け持ちしているんだけど、そのどれもが話題騒然のクセモノばかり。

泣く子も黙るキッスのカバー「ラブガン」ではヒーロスタンレー、バービーボーイズのカバー「ブラックリスト」ではギタリストに専念(本人いわくギタープレイを忘れちゃう、からだそうですよ)、ゴダイゴのカバー「マジックカプセル」ではサイババヒロユキ、

デュランデュランのカバー「ズランズラン」ではサイモンズラン・・・といったぐあい。目の付けどころがしたたかだね。

まさにカメレオン男といえば彼のことだ。
本当に器用で、心底バンド活動を愛しているのでしょうね。
しかも破天荒なライブが好きだし。

絶対に普通のことをやらないんだから、憎いよ。

よって他のメンバー達もそれ繋がりなんだよ。

ステージネームで網羅されているから一瞬、わからなかったけど、よくよく見たらばヒロに負けないくらいにドレスアップしてライブに臨んでいます。

それは麗しきダンサーコンビもしかりだ。
ハルちゃん、アッコちゃんも引っ張りダコの人気者。
カールスモーキー村上くんは両手に花状態で羨ましい事この上ない。

あれ!?写真撮影時に気付いたんだけど、女装したおさげ髪のギタリストは、もしかしたら近年超絶なるダイエットに成功したアミさんではないか!?(キムキムもだけど・・・・)
これには腰が抜けるほどにビックリ。
この日4バンド目に出演を果たした「MIRAGE」でもひたすらに気を吐いていた。
彼は両方のリーダーなんだね。
正真正銘生粋の仕掛け人。

ビッグ・ホーンズ・ビー役のトリオは、これまた新旧のS・T・A組で占められているし。

タク、クニ、そしてコーちゃんという編成。

タクはこれでこの日、STA含めて2バンド目の出演。

さあ、いつまでもグダグダと語っていてもラチがあきませんので、早速の幕開けだ!


「はーい、皆さん。
大変長らくお待たせいたしました。
玉玉クラブ・・・・じゃあなかった、粉粉クラブの開演ですよ!!((´∀`*))」
この微妙なるギャグのぶちかましで掴みはバッチリとオーケーさ。

1曲目は「君がいるだけで」
米米クラブ最大のヒット曲で、13枚目のシングル(1992年5月4日発売)
トレンディドラマのテーマソングにも起用されていましたね。
オープニングからサービス満点。
大出血サーヴィス。
常に踊ってのパフォーマンス。
たしかにこの手のバンドがジミに突っ立って普段着で演奏したって興ざめものだし。
誰もが知っているこの曲は、相当に難しい。
それは全てにおいて。
だからヒロも、いちごクリームシューも、皆が皆、スタミナ温存が大切。
そうしなければ早々にバテてしまう。
バンドのイメージに合わせてか照明も飛びっきりの点滅で応戦。

オーディエンスはそんなことなんか知ったこっちゃないんだけれども・・・・・。


「こんばんは!3年前から活動を開始した粉粉クラブです。
昭和後期から平成にかけて活躍していた米米クラブのカバーをやっています。
早いもので残すところ、あと53曲となりました((´∀`*))
では2曲目に参りましょう!
愛はふしぎさ」
天性の才能の塊集団、米米クラブ16枚目のアップテンポで軽快なるシングル。
1993年10月1日に発売。
アルバム「PHI」に収録。
週間オリコンチャートでは最高2位を記録。
単純明快でコミカルな演出を施したキワモノだと侮るなかれ。
究極に最高な楽しい元気ソングだよ。
超絶技巧に素敵すぎてたまりませんなあ。
メローなパートも、グッときて、ついつい泣けてきちゃいます。
絶対的な感動の極みです。
意外にもアーティスティックな感性を所有する圧倒的なるメロディメーカー。
歌い出しの序盤から情け容赦なく琴線をビンビンに震わせてくれる。
華麗なるダンサー2人のお色気度満点なところも特筆すべき点。
この世界観は唯一無二。
拘り具合のパフォーマンスが随所に光っているよ。
メンバー間によるコントのようなかけあいなど、ハイテンションのショータイムはまだまだ果てしなく続く。
会場全体は一体感に揺れているし。

「シュール・ダンス!!」
これは米米クラブ4枚目のシングル(1987年4月22日発売)。
ファンキーテイスト満載で、切れ味鋭いホーンの響きもバッチリ。
リズムセクションによるタイトでアタック感溢れるグルーヴも心地よい。
ほどよくJ-POPフレイヴァーが散りばめられているところなんかのセンスはさすがだよね。
カリスマ、カールスモーキー村上の両サイドに陣取っているダンサー達の笑顔にも癒されます。
しっかりとダンス・タイムも設けられているよ。
アミさんのコスプレには驚愕したけど、よくよく考えてみたら米米クラブのオリジナルギタリスト、博多メグミも男性なのに肌が博多人形みたいに綺麗だからという理由だけで女装していた。
だからアミさんも「蝦夷メグミ」と名乗っていたんだ。
う~む・・・・奥が深いなあ・・・・米米マニアならば初歩的な知識なんだろうけど。(ところでアミサンもいくつバンドを掛け持ちしているのだろうか?)
いちごクリームシューに負けじと、同じ赤いドレスを着こんで、情熱的な口紅を塗り、眼鏡姿にお下げ髪、赤いベレー帽と黒のソックスでバッチリと着飾ってチャーミングに(!?)熱演。
賑やかにクラッカーも連続で破裂「パン!パン!」と。


「狂わせたいの」
ジッと上手の袖にてライブを見守る怪しき人物が一人・・・・。
山本リンダの昭和時代を彩る懐かしいこの曲は、米米クラブがまだアマチュアの頃から、ジェームス小野田が十八番としていたカバー。
そうそう、この日のライブでも、なにやらおもむろにジェームス川波がゆっくりとステージに現れて、突然過激にこの曲を熱唱してくれました。
先述の不審人物こそその人。
3年前は残念ながら彼は欠席だったから、満を持してやっと陽の目をみたわけだ。
おめでとうございます!!
結論から申し上げますと・・・・・もはやはちきれんばかりに彼の独壇場と化していましたね。
危うく彼一人に食われるところだった。
ステージ狭しとばかりに右往左往して気が済むまでとことん走りまくっての暴れまくり。
観客をも巻き込んで煽りまくり。
いちごクリームシューも伴って、凄みが増し熱狂の渦勃発。
カールスモーキー村上もジャンプしながらナイスなタイミングで合いの手を差し込む。
いやはやなんとも凄まじい光景を目の当たりにしちゃいましたよ。
このような趣向って一歩間違えたら、単なるおふざけの色物扱いに陥っちゃう危険性を孕んでいるものですが、立派なエンターテインメントを確立しています。
陽気なお祭り大会の様相を呈してもいたし。


「残すところ27曲となりました。
170万枚を売り上げた曲をやります・・・・・・・
JAL沖縄のテーマソングに使用されたヒット曲ですが、わかる方いますか!!?
はい!正解の方は・・・・自分であそこの店に行き600円を出してビールを買ってください((´∀`*))
・・・・・浪漫飛行!」
米米クラブ初のオリコン第1位を記録した記念すべき10枚目のシングルで、クレジットはされていないがチャーも関わっているのだ(1990年4月8日発売)。
もうこの辺に達したらメンバー達も観客達も、すっかりとリラックス・モードに突入していて和気藹々。
とってもやりやすい状況に達した感あり。
照明も心なしか、一際点滅が激しくなってきたような気がします。
メロディラインをなぞっていくうちに、ウキウキと心も弾んでくるというものさ。
あちこちに散乱していたクラッカーの残骸を集めて、ポンポンにした可愛らしい女の子も大喜びで飛び跳ねている。
いちごクリームシューによる、はじけまくりの振り付けを見ながら、皆も必死にダンシング。
なにをやっていても目立ってしまうカールスモーキー村上くん

「ありがとうございます。
この音楽会は色内から公開生放送でお送りしております。
番組名はロッテ歌のアルバム
それでは・・・・・・メンバー紹介をします」

これがまた重労働でしょうよ(笑)

人数が多い上に、一人一人のキャラクター説明とひねりまくりのネーミングだもんなあ。

バンドの顔なんだから、一念発起して頑張れ!

「皆さん今年は夏の思い出をいっぱい作れましたか!?

我々も皆さんも健康に十分留意して、また来年のツアーでも元気にお会いしましょうね~!
頑張っていきましょう!!
ラストはアンコール(!?)です・・・・・シェイク・ヒップ!!」

トドメとばかりに思い切り極上のパワフル・ビートが炸裂した。

(米米クラブがコンサート終盤に必ずプレイする人気曲。1986年発売のセカンドシングル。)

粉粉のバンドメンバー全員が一丸となって、余力を振り絞り怒涛のエキサイティング・モードに突入。

ホーン隊もダンサーもバンドもシンガーも、一致団結して終局に向けて雪崩れ込み。

エンディングが中々終わらない・・・・一旦、終わったと思ったら再度演奏開始。延々と引っ張る、引っ張る・・・・・それを何度か繰り返した後にカールスモーキー村上君の「粉粉!」の雄叫び一発で見事無事終了!(司会者の斉藤氏がフライングして喋り始めてしまうという一幕もあり)

なんの悔いも残さないよう一心不乱に演じきった。
充実感に満ち溢れた汗まみれの表情を見ればそれも一目瞭然だ。

またすぐにでも見たくなるバンドでした。

仕掛けもギャグもバッチリと考え、今後も益々切磋琢磨して素晴らしいパフォーマンスを繰り広げてちょうだいね。
期待しているよ
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road sign(chicago)

2022-09-07 18:05:14 | CHICAGO
道路標識は、道路の傍ら若しくは上空に設置され、利用者に必要な情報を提供する表示板である。交通事故を未然に防ぐための規制・危険箇所への警戒喚起、指示・案内による交通の円滑化などを目的に設置される。 日本語としての道路標識は警告や義務を示すものは標識と言うが、情報を提供するものに関しては通常は看板と呼ぶ。 ウィキペディア

masa's art chicago logo respect gallery

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western boots

2022-09-07 18:03:06 | free form space
30年以上の相棒。
ライブでしか履かないけど…
もう傷だらけでボロボロだけど、妙に足にしっくりと馴染むのさ。
敬愛するベーシスト、ルディサーゾ様のブーツを目前で拝見した時は、こんなもんじゃあなかった。
あれだけ激しくカッコいいアクションをライブ中に延々と連日繰り広げているんだから当たり前だよね🤠🎶
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ROCK(chicago)

2022-09-07 16:16:36 | CHICAGO
岩石(がんせき)とは、世間一般には、岩やmasa's art chicago logo respect gallery

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VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(BARRY TOWN4編)

2022-09-07 11:43:32 | Live Photo


会場内に流れるBGMはクリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
そして、ザ・ビートルズで「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」と「レヴォリューション」だ。

13,17:25~17:45
「BARRY TOWN4」
地元・小樽からの参加で初出演です。
70年代のロックを思いっきり披露。
さてさて、このバンドは名前はちょくちょく見聞きしているのではありますが、見るのは初!
それもそのはずで、マサがちょくちょくお世話になったり、的確なるアドヴァイスをもらっている小樽ロックバー「レノンセンス」マスターが定期的に主催しているビール園「サンディ・ミュージック」の常連バンドなのです。
いつも頼りになる可愛い弟分のサッサも、もちろんこのイベントにはなくてはならない吟遊詩人(スナフキンとも呼んでいるさ((´∀`*))。
彼はこのバンドとは懇意にしているとのことで詳細を教えていただきました。
サンキュー、サッサ!!

バンド名に新たに「4」が付いていたから4人編成。
そこに途中からゲストギターが合流して最終的には5人組で落ち着きました。
人数が人数だけに演奏時間が短めだったのが唯一悔やまれた点。
でも、ドラマティックな展開を存分に堪能させていただきましたよ。

メンバー紹介をしますね。
ギター&ボーカルはシゲさん。(茶色のボディカラー・テレキャスターを使用。ローズ指板)
ギターはホンマさん。(グレーカラーボディのポール・リード・スミスを使用。ローズ指板。アームバー付き。白マスクを着用)
ドラム&コーラスには紅一点のユキさん。(白黒ドットのシャツがなんまらチャーミング。絶えず笑顔を振りまきながらのドラミングが印象的。スティックはオシャレで情熱的な赤。ヘッドセットマイクを装着)
ベースはイシヤマさん。(黒いフェンダーのプレシジョンシェイプ・ベースを使用。ローズ指板)
そしてスペシャル・ギターにユリノくんという編成だ!!(キャンディアップルレッドのボディカラーのストラトキャスターを使用。ローズ指板。黒いマスク姿)
ユリノくんとは何度も小樽屋外イベントで対バンご一緒していたね。
それは泣く子も腹を抱えて笑い転げる「蘭島発動機」だ。
最近はパーティーズのギターも担当しています。
益々アクティブな活動に専念しているようでうれしい限り。

それでは前置きが長くなったのでそろそろライブレポートに突入することにしようか!!
全4曲をサクサクと進行。


1曲目は「ディ・アフター・ディ」(薄幸運命のバンド、バッドフィンガーの代表作品)
1971年リリースのアルバム「ストレート・アップ」に収録。

同年11月10日発売のシングル最高位はアメリカで4位を記録。
でもねえ、日本の洋楽チャートでは堂々の1位なんだよ。
しかも2週連続というオマケ付き。
もうねえ、マサはこの最も愛するイントロが始まった途端、感動に打ち震えてしまい鳥肌が立ちっぱなしだったよ。
いかにもジョージ節炸裂のスライドギター音色からして、骨抜きにされる。
マニア垂涎で感涙にむせぶよ。
よくぞ、カバーしてくれました。
取り上げられそうでいて、中々聞くことのできない元祖パワーバラードと言える不思議な曲が轟き渡る。
もちろん大ヒットした。
長年、憧れていた渋くて素晴らしい絶品の楽曲なんだもん。
「来る日も来る日も」という意味なのは、この曲で覚えました。
一瞬で中学生時代にタイムスリップさせていただきました。
憂いを含んだ歌声、柔らかなギターコード・ストローク、シンプルなメロディがバッチリと響く中、甘くほろ苦い青春の思い出をプレイバックさせてくれる。
(ちなみにジョー・ジャクソン’82年のヒット曲ブレーキング・アス・イン・トウは思いっきり歌メロを借用していますよ)
コーラスワークもバッチリと決まっていて泣ける。
わかりやすい抒情性を湛えていて正にパーフェクトだ。
悲劇のバンドと言われつつも周囲が想像もつかなかったほどの才能を発揮し傑作を次々と生み出した(ウィズ・アウト・ユー、メイビー・トウモロウ、嵐の恋、明日の風などなど・・・・惚れ惚れしちゃうなあ)
だってビートルズの遺伝子を引き継ぐ形の肝いりでデビューしたんだよ。
特にジョージ・ハリスンの力の入れ具合といったら半端なかったぐらい。
実力と歴史に残る名曲が多いわりには、知名度が低いのは悲しい事。
伝説の「バングラデシュ・コンサート」にも脇役ながら出演していたっけね。
その後3人が鬼籍に(2人は自殺・・・・)
現在はジョーイ・モーランドが「モーランドズ・バッドフィンガー」として活動中。
なにはともあれ、不器用で、突出した個性もなく、とりわけ革新的なチャレンジを試みたわけでもないバンドだけど、残された数々の楽曲は永遠に色褪せることはないであろう。
そう考えると、なおさらの事、このサウンドが胸に染みてくるでしょう。

2曲目は正直な話、よくわからなかった。
周囲に聞いても誰も不明・・・。
ここで先のレノンセンス・マスター堺さんにお尋ねしたら即答!
「有名な曲だよ!」とのこと。
しかもギター&ボーカルのシゲさんは堺さんの故郷後輩とのこと。
それは心強い!!
ちなみにバリータウンはその日のセットリストによってメインボーカルが替わるそうです。
話を戻します。
ザ・クラシックスⅣの「ストーミー」
1967年リリースのアルバム「ザ・クラシックⅣフューチャリング・デニス・ヨスト」に収録。
キャッシュボックスでは最高位2位という大ヒットを記録しました。
ここ日本でもヒットしましたよ。
だっていかにも日本人受けしそうな曲調だもんね。
サンタナの1979年にカバーしています。
アルバム「インナー・シ―クレット」に収録(これは持っている!!!官能的だ)
歌は世につれ、世は歌につれ。
そこはかとなく懐かしさのあまり、郷愁を誘う記憶の扉が開きっぱなしで、雷に打たれたようなノスタルジーに浸りきってしまいました。
この日の演奏曲中、もっともセンスの良いマニアックなセレクションではないでしょうか。
これは思いっきりのボーカルバンドですね。
ソフトサザン・ロックの代表格。まだまだ自分の知らない素敵なバンドや曲が膨大にあると痛感した次第(当たり前だ!!堺さん、ありがとうございます)
つくづく勉強になるなあ・・・・。
調べてみたら、アトランタ・リズム・セクションの前身バンドだったのですね。
奥が深い・・・・う~~む・・・・キャッチーなところがツボにはまって、病みつきになりそう。
ここではじっくりと腰を据えて聞き入るのも一興。
何から何まで爽やかすぎるなあ。


3曲目は「呪われた夜」
1975年6月10日リリースの4枚目、同名アルバムからのシングルカット。
アルバム、シングル共に全米1位を記録した。
古き良き70年代アメリカンロックの象徴ともいえるイーグルス代表作品の一つ。
それまでウエストコースト系バンドの中の1つだったイーグルスがこれ一発で数段洗練されてステップアップした曰く付きの成功作。
完全に初期ののどかなカントリーロック風情からの脱皮に成功したけど、失ったモノも大きかっただけに微妙に複雑な気持ちにもなっちゃうんだよね・・・・・
イーグルスは大好きだけど。
奥行きのある第一音が飛び出した瞬間に、あの象徴的な異様に不気味なアルバムジャケットが目に浮かぶ。
多分にレイドバックしたパワフルで多彩な曲調、全くハッピーじゃないダークでシリアスな歌詞の内容に導かれながらも。
バリータウン4はご丁寧にもシングルversionではなく、忠実にアルバムでのソウルフル・テイクに猛チャレンジ。
拘り具合が如実に反映されているね。
よりハードでファンキーにドライブする、定番中の定番ともいえるウネリのR&Bサウンドがご機嫌さ。
特筆すべき点は、なかなかに腰のある一種独特なる骨太なベースライン。
ランディ・マイズナーの真骨頂ここに見たり!
ファルセットのコーラスも新味。
ハスキーなキラーヴォイスも色気ふんだんにあり。

その流れのまま、アッという間にラストナンバーの時間だ。
3曲目があれならば、もうしかないよね。
「ホテル・カリフォルニア」
1977年2月22日発売の同名アルバムとシングル。
当然ビルボードやカナダでは第一位を記録。
広く愛され現在もスタンダードとして定着したね。
驚愕のトドメともいえるモンスター級が静かにかつ確実に始まった。
これ以外に考えられない究極のイーグルス。
ここでユリノくんが下手よりギターを抱えての登場。
そうなのですよ。
ご本家はトリプルギターだもんね。
サッサが厳しい表情でガン見しているではないか。
世界中の洋楽ファンでこの曲を知らない人はいないと言われるくらいに浸透しているアンセムだ。
満を持して、タムタムの連打からたっぷりとタメを効かせてのボーカル。
徐々に熱を帯びていくストーリーと巧みなるアレンジ。
感動的どドラマティックな展開に誰もが引き込まれてしまう。
後半のギターソロバトルが最大の聞かせどころ。
もはやここまできたらアートだよね。
エモーショナルなピッキングで咽び泣き。
そして突然のエンディングがショッキング。

本当にお疲れ様でした。
またすぐにでも見たくなるバンドでした。
個人的にも琴線を振るわせる部分があちこちにあって一切だれるシーンがなかった。
まだまだストックはさるんでしょう。
それは次の機会のお楽しみさ!!

****残すところバンドはあとわずか****





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VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(BOOWG編)

2022-09-06 10:15:43 | Live Set List
11,16:15~16:35
「BOOWG」(ボウグと読みます)
ハイ、満を持しての登場は札幌から初出演。
何と泣く子も黙るBOOWYのコピーバンドだ!
ボウイのコピーバンドは数々見てきたけれども、このバンドは一味も二味も違う。
なんたって、日本ロックバンドブームの火付け役を担ったボウイだけに、こだわりのリスペクトバンドは膨大。
だからこそ、ミュージシャン達の見る目も他のライブよりもシビアだと思うよ。
そんな空気感に包まれながらも彼らは見事に堂々オーディエンスと渡り合いました。
また暖かい拍手も嬉しかったことでしょうね。
全身を黒づくめで
統一した4人組は全くご本家と同じ編成。
よくよく
見たらば全員がお馴染みの顔触れじゃあ、あ~りませんかあ!?((´∀`*))

先に出演したブレッツア+1人。
ボーカルはサイトウ氏曰く「氷室美里」
あれれれ・・・!?あの可憐な美里ちゃんが、超ミニスカートと黒ソックスをはいて思いっきりワイルドに気を吐いている。
全然、彼女だと気が付かなかったよ・・・・。
もちろん男性の客たちから熱い視線を集めていました。

ブレッツアからもう一人はドラムのタモくん。
茶髪にサングラスに黒Tシャツ、白マスク姿は見るからにロッカーの風情。

そして、ベースは三度出演のブレッツアのリーダーでもあるマヤマくん。
フェンダーUSAのジャズベースを使用。
シルバーのボディカラーでメイプル指板。
彼も全身真っ黒で統一。
更にはグレーのカツラも着用。
マスクも黒。
またまたニュー・プロジェクトを立ち上げた張本人さ。

最後にギター&コーラスはミノリー!
あの妖艶なる美のシルエットは永遠に忘れられないよ。
美里ちゃんに負けず劣らずのお色気を会場中に振りまきながらも、常にクールなギターテクニックを披露していましたよ。
彼女(!?)も全身真っ黒の衣装でミニドレス姿と網タイツ!。
マスクも黒。
当然ギターは白黒ボディペイントに幾何学模様入りのフェルナンデス・テレキャスター。
驚愕だったのはマスクまでもがご丁寧に布袋柄だったこと。
その徹底ぶりとリスペクトの度合いは計り知れないよ。
底抜けな布袋愛が全身から滲み出ていました。

さあ、前置きがそうとうに長くなっちゃった。
勢いよく参りましょうか!!
ARE YOU READY!?

サイトウ氏からの丁寧なるバンド紹介を受けての開始。
1曲目は「ホンキ―・トンキー・クレイジー」
アルバム「BOOWY」に収録。
1985年6月1日にリリースの記念すべきデビューシングル。
オリコン週間チャートでは最高61位を記録。
オープニングナンバーに、これ以上ふさわしい楽曲が存在するでしょうか!?
ホップステップジャンプのアップテンポで軽快に!
情け容赦なき疾走感あふれるロックンロール攻防を、いきなりぶちかましてきたよ。
サビは「ドレミファソラシド」を反対にしただけのメロディで、シンプルでありながらも単純ではなくカッコよく見せてしまうところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って天才だなあと認識した。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱する美里ちゃんが素敵だ。
ピョンピョンとはじけまくりだ。
気持ちを奮い立たせてくれる。
熱烈なる応援団が密集してきた。
ディスタンスだよ‥‥諸君。
明るくてストレートなジャパニーズポップ。
既に大盛り上がりで合唱がはじまった。

2曲目は早くもお約束の定番「マリオネット」炸裂。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
BOOWGメンバーの全員が楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしてる。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたってエゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
ミノリーの弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
単純明快なようで微妙に小技の効いた難しいニュアンス。
そろそろ肩の力も抜けてきてリラックスできてきたかな。
ほんのりと汗もかいてきたご様子。

曲がシンプルで短いから次から次へと目まぐるしく進行。
早いもので中間部に差し掛かってきたよ。
間髪入れずに、3曲目は「JUSTY」
不思議とシングル化はされていない。
1986年リリースの4枚目オリジナル・アルバム「ジャスト・ア・ヒーロ―」に収録。
オリコンチャートでは初登場5位となり、売り上げ枚数は累計で約81万枚を記録した。
邦楽ロック史特異点の充実っぷり。
誰が何と言ってもキャッチーで口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロ。
特筆すべき点は歌とギターが相殺し合っていないところ。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした構成力も聞き逃せない。
艶やかな歌詞のメッセージ性や物語性も無視できないよ。
美里ちゃんの氷室なりきり度がヒートアップ。

それにしても氷室京介、耳の不調による引退宣言にはビックリ。
完治して再びステージに復帰してほしい、というのはファン達の正直な気持ち。

後半戦は「オンリー・ユー」
盛大なるスティックカウント「1・2・3・4!!」からのスタート。
5枚目のアルバム「ビート・エモーション」に収録。
5枚目のシングルで、1987年4月6日にリリース。
オリコン週間チャートでは最高4位を記録。
氷室の妻に捧げられたラブソングであると言われている。
ボウイの豪華なる真骨頂。
この破壊力あるスピードチューンを、名曲たらしめている重要なファクターとエッセンス。
猪突猛進にレッドゾーン振り切れ寸前。
ヘヴィーでバラエティなグルーヴも、嫌味がなくってご機嫌さ。
ほのかなユルユル感が微笑ましい。
キーがもう少しミサトチャンにあっていれば良かったのにね。
タイトでアタック感満開の渋いエネルギーが全開だ。
気合いの入り方が超半端ない。
ベースでマシンガンのごとき激しいダウンピッキングを正確に見せつけてくるマヤマくん。
いやはやなんとも安定感抜群のタフガイだねえ。

美里ちゃんによるチャーミングなMC
「ありがとうございます。
はははは!!💛
じゃあ、最後になりますが、大丈夫ですか!?
お決まりのをいきますよ。
夢を見ている奴らに捧げたいと思います。(これは氷室が曲前に必ず言うセリフ)
と言いつつ始まったラストナンバー・・・・あれれれ・・・・!?
演奏が止まっちゃった・・・・(´;ω;`)
「もう一回いっていいですか!?
今のはカットでお願いしまうよ((´∀`*))」
もう泣いても笑っても正真正銘の終わり。
「DREAMIN」
1985年リリースのアルバム「BOOWY」に収録。
究極の決定版だね。
本家もライブラストやアンコール用として取り上げていた。
シングル予定だったのが担当ディレクターにより却下された曰く付きの曲。
息の根のとどめを刺す迫力で、これでもかあ・・・というくらいのボルテージで襲い掛かってきた。
美里ちゃんをフロントウーマンに据えて、バック陣は黙々とテクニカルなプレイに専念してバックアップ。
もちろん自己主張するシーンでは思いっきり前面に飛び出してくるよ。
ノリノリなカリスマ・ミノリーは脳天を振りながら、布袋直伝のスキップをここでぶつけてきた。
ザクザクと狂暴に鋭く切り刻まれるコード・カッティング。
心置きなく、俄然燃え上がっているのが見てとれる。
余力を振り絞ってのラストスパート。
もう最前列はグチャグチャのイモ洗い状態。

「サンキュー!ありがとうございました。WE ARE BOOWG!!」
完全燃焼の汗まみれ。
真っ白な灰になるほどに燃え尽きたかい。

サイトウ氏によるアナウンス
「もう一度、BOOWGの皆さんに大きな拍手をお願いします!!」


****12バンド目は我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYの出番。
まあ、そのライブレポ―トは最後にたっぷりとおおくりしますよ。
お楽しみにね!!****











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VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(TAKEOFF編)

2022-09-05 18:54:12 | Live Set List
10、15:40~16:05

会場内に流れるBGMは
「ラジオスターの悲劇」(バグルス)
「ルール・ザ・ワールド」(ティアーズ・フォー・フィアーズ)
「ベイビー・カム・バック」(プレイヤー)など・・・・。

TAKEOFF(POPS)

札幌からの初出演・・・・って、ここはもはや説明不要ですね(笑)。
たdさこれだけは言わせてほしいなあ。
奇跡の復活劇と。
STAとはもうずっと腐れ縁で繋がっているファミリー的付き合いのある6人組みバンド。
マヤマくん率いる全曲チューリップのカバーです。(彼はこの日ブレッツアに引き続き2バンド目。実はもう一つ控えています!!全3バンド!!!)

STAとはバンド結成時期もほぼ同じ。
お互いに現在となっては、ほとんどオリジナルメンバーはいませんがね(出戻りの体制も同様に((´∀`*)))。
練習スタジオでも、ちょくちょく顔を合わせて情報交換などをしつつ、刺激を与え合い切磋琢磨しています。

 このバンドに会うのは2018年5月20日小樽「運河プラザ」にて開催された歴史紀行ライブ以来です(若干メンバーが違うけど)。

サイトウさんからの司会進行によって登場。

バンド名はチューリップのアルバム・タイトルから命名。

客席からは早くも期待に高ぶる声が聞こえてきます(笑)


編成は・・・ヒコくんがギター(彼にしては珍しく今回はこのバンドと先のラズベリーのみの参加。でも実は前日にも別バンド「沢田研二クラブバンド」で演奏を予定していたんだってさ。でも都合によりキャンセルだったんだけどねえ・・・・。やっぱりなあ。彼らしいよ)担当なんだけど、テイク・オフではブルーカラーの愛器シェクターではなくこだわりのギブソン335を携えています。チェリーレッドのボディカラー。
HELIXはアキラくんから厚き手ほどきを受けたんだそうです。コーラスも兼任。

ベース&コーラスはリーダーの御大マヤマ氏。フェンダーUSAのジャズベース。ホワイトボディにメイプル指板。PUはダンカン3。ストラップも布製フェンダー(黒)。

キーボードはあちこちから引っ張りだこの売れっ子キムキム教授。
北国では一番多忙な鍵盤職人(愛器のコルグ・クロノスではなくヤマハ使用という拘り具合)
贅沢にもツインキーボード。
ずいぶんご無沙汰だった山崎くんが合流。
マサは積りに積もった話題で盛り上がりましたよ。
ヤマハを使用。

ギター&ボーカルは、今回ナンブくんが復帰合流!(ナチュラルボディのテレキャスターを使用。メイプル指板。これは彼のトレードマーク)

そしてドラマーには、
伝説の超ベテラン・ドラマー、もっちんちゃんがめちゃくちゃにハッスルして黒いサングラス装着にて存在感を猛アピール。長い髪の毛を後ろで束ねて思い切り気を吐いていました・・・・・という布陣。

結成17周年を迎えるチューリップ・カバー・バンドが軽快に開演の狼煙をあげる(解散や活動停止期間もあったけどね)。

チューリップはオリジナルメンバーの死去、リーダー財津さんの健康面などがあり、しばらく表立った活動はしていませんでしたが、今年はラストと噂されるツアーが開始されました。
何と彦ちゃんと山崎くんはわざわざチューリップの故郷でもある九州は博多までコンサートを見に行ったそうですよ。
ヒコちゃんなんて誇らしげに黒い「チューリップ50」と描かれたオフィシャルTシャツを着用していたもんね。

1950~60年代生まれの方々にとっては甘くほろ苦い青春時代が蘇ってくることでしょう。
ビジュアル系バンドではないのですが・・・・・それでは大変長らくお待たせいたしました。
軽快なるテイクオフ・ショーの始まりだあ!!


1曲目は
「あまり有名ではない曲で・・・・・夏色の想い出」からスタート。
それまでの出演バンド達とはうってかわって、とても落ち着きはらった演奏。
1973年10月5日に発売されたチューリップ通算4枚目のシングル。
オリコンちゃーとでは最高14位を記録。
バッドフィンガーを意識して制作された、あの松本隆が作詞家デビューした曲。
しかも和製ビートルズと呼ばれたチューリップのメンバー以外が作詞したのはこの曲のみ。
松本流の歌詞と財津流のメロディが奇跡の融合を果たして化学反応を起こすとこうなるのですよ。
胸がキュンキュンと疼きまくるよ。
アルバム「チューリップ・ガーデン」に収録。
こういうマニア心をくすぐる構図と選曲は憎いばかり。
名曲は永遠に決して色褪せないのだ、ということを正に証明した瞬間さ。
ストイックにチューリップをリスペクトしながらも、真面目に追求していく心意気は参考にするべきですね。
特筆すべきもう一つの特徴は華麗なるコーラス・ワーク、そして巧みなアレンジセンス。
絶対的に受けることは保証しますのチューリップ印。


「曲をコピーする時にスコアを起こすのですが、その際に歌詞を読んでみて他のバンドとの違いに気づきました。
人との出会いと別れの物語に乗り物がたくさん出てくるのです。
私は乗り物が大好きです。
是非皆さんもチューリップの曲を聞く時には乗り物に気持ちを反映させているんだなあ・・・と想像してみてください。
飛行機や車の話題になると私はガチにマニアックな方向にいってしまうのでここではなしにします。それでは次・・・虹とスニーカーの頃」
1979年7月5日にリリースされた通算16枚目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高6位を記録。
ザ・ベストテンでは4位。
累計50万枚以上を売り上げた。
久しぶりのヒット曲。
アルバム「チューリップ白書」に収録。
歌詞にあるように、当初のタイトルは「わがまま」だった。
シングル化が決定した時点でテコ入れを施した結果がこれ。
数多くのバンドに現在も在籍しているもっちん。
さすがタイトなドラミングでファンがドンドンと急増中だもんね。
もっちんちゃんによるパワフルなバックビート。
ヒコちゃんのやや控えめなオブリも光っている。
重鎮のマヤマくんはいぶし銀のフレーズを連発。
要所要所をグッと引き締める役目を余裕の表情でこなしている。
またまた腕を上げたね。
頼もしい貴重な人材だよ。
それはともかくも、野太く「もっちんちゃん!」と絶え間なく声援が飛び交うのだ。
いつのまにか、テイクオフのホンワカとした癒しの空間が確立されていたのだ。
観客たちは自然と体をゆすって、一緒に口ずさんでいるよ。
いやはやなんとも、憎いグループだねえ。

それにしても物凄い土砂降りになってきた。
この日、最大の雨降りがいきなり襲ってきた。
スタッフ、観客、バンドマン達が急いで避難。
石造りの倉庫に入っていった。
傘をさしたり河童姿の人達はジッとステージを見つめている。
テイクオフの熱演は止まらない。

「なんか歌詞のとおりになってきましたね((´∀`*))
今日は天候がコロコロと変わって予期しずらい。」

3曲目は、グッとムードを変えて珠玉の美しきピアノバラード「青春の影」
1974年6月5日に発売された通算6枚目のシングル。
アルバムは、それこそ「TAKE OFF(離陸)」に収録だもんなあ。
オリコン週間チャートでは最高46位を記録。
アイドル路線を突っ走っていたチューリップが、そのイメージを払拭して路線修正するために制作された楽曲。
ジャスラックのデータベースによると副題は「I’LL AIWAYS REMEMBER YOU 」結婚式にもよく歌われている人気曲。
文句なしに泣ける青春賛歌ですな。
皆、若き頃の情景が蘇る事でしょう。
ボーカルにはとびきり深めのリバーブがかけられて、更なるムードを作ってくれます。
男女カップルがそれにのって、チークダンスを踊っています。
これはチューリップ版の「ザ・ロング&ワインディング・ロード」とは財津さんの弁。
ここでもしんみりと聞き惚れてみるのも一興。
じんわりと心の奥深くまで染みわたるなあ。
たっぷりとタメの効いた美しい演奏は匠の技。


アットホームな空気に包まれる中、和気藹々はじまったのが「銀の指輪」
1974年1月20日に発売された通算5枚目のシングル。
アルバム「チューリップ・ガーデン」に収録。
オリコン最高チャートでは15位を記録。
モータウン・ビートからはじまる、イントロのギターリフですでにハートは鷲掴みだ。
ストレートなアクセントもお見事。
遊び心や、思わずニンマリとしちゃうような展開に引き込まれちゃう。
ツインキーボードという構成をいかんなく発揮している。
バリエーションが豊富に膨らんでゴージャスこの上ない。
うう~む・・・恍惚感に酔いしれちゃうよ。
このヒット曲は一見するとシンプルにもとれますが、いざやってみると独創的な構成。
明らかにビートルズへのリスペクト精神漲るアップテンポなへヴィー・ドラミングで演奏されました。
リズムセクションによる着実なバッキングが、サウンド全体を明らかに引き締めているんだよ。
しかし今聞いてもちっとも古さを感じさせないね。
何度聞いても永遠不滅のジャパニーズ・ポップロックだ。
古き良き時代を彷彿とさせる胸がときめくメロディが果てしないくらいに切ない。
ヒコくんのエフェクターを最大限に駆使した、歪み効果がはちきれんばかりに空間を突き抜ける。
テイクオフのメンバー達の、嬉しそうでハッピーな表情が印象的。


MC「どうもありがとうございます。残り3曲となりました。次は皆さんもよく知っているチューリップの代表作、聞いてください・・・・心の旅!」
1973年4月20日に発売された通算3枚目のシングル。
アルバム「チューリップ・ベスト心の旅」に収録。
オリコン週間チャートでは1位を記録!
背水の陣、起死回生の一発を飾った、文句なしの記念すべき最大のヒット曲。
87万枚の売り上げを記録。
この曲をライブから外すことは絶対に許されない。
お約束の別格なナンバー。
当然、最初から大合唱大会。
一挙に場が華やいだ。
雨もここいら辺に達した時点で、どこか遠くへ吹き飛んでしまったようだよ。
紙テープがヒラヒラと舞っています。
「ハイ、皆さんご一緒に!あ~だから今夜だけは~君を抱いていたい!あ~明日の今頃は、僕は汽車の中~!」
ここでも乗り物が出てきたねえ。
でも「汽車」とは時代を感じさせます・・・・。


「サボテンの花」
1975年2月5日に発売された通算8枚目のシングル。
テレビドラマ「ひとつ屋根の下」の主題歌に使用され18年ぶりにリバイバルヒットしたのは有名な話。
実際には財津氏のソロ名義によるセルフカバーが使用されている。
再結成チューリップテイクなどなど、色々なバージョンが発表されている。

どこからともなく「マサユキー!」という声援が飛び交っています。
その名前の主はキムキム。
いつもいじられ役に徹していて、これは彼が誰からも愛されている証拠。
人気者は大変ですね。
恥じらいながらも、キムキムがリアクションしようものならば、たまったもんじゃあない。
いじりの倍返しをくらっちゃいます(笑)。

MCもナンブくんがこなします。

「テイク・オフ初ライブは2005年、9月の大滝村だったそうで面白いエピソードとして、その時の若い女性司会者はチューリップを知らなかったらしく、TAKEOFFをコピーするチューリップというバンドだと思い込んでいたという、ちょっと複雑な心境に駆られちゃうことがあったらしいですよ。

まあ、本家のほうは何度も解散と再結成を繰り返し(最近はリーダー財津和夫氏の体調が心配ですね・・・・)、結局現在はラストと称してのツアーを行っているのです。
まあ、仕方のないことではありますが」


ラスト・ソングはライブ直前に組み込まれた「夢中さ君に」
1977年リリース。
アルバム「チューリップ・ガーデン」に収録。
もろにビートルズテイストの流れを組む、日本が誇る極上のロック・ナンバーで締めくくり。
結構ハードなパートが差し込まれているね。
日本にまだロックというものが全く定着していなかった時代にこれだけのクオリティを維持した音楽を次々と生み出したなんて驚愕に値する。
財津&姫野のヴォーカルって両者ともに、とっても味のある親しみやすさがある。
すっかり美味しいところてんこ盛りで魅了してくれたね。
愁いを含んだ親しみ深いコンパクトな曲ばかりなので、観客もずっとリラックスして聞き惚れていました。
最後は手に手にグラスを持って「カンパーイ!」の音頭をとって、クラッカーが炸裂しての大団円。



~~~ライブ・レポートTAKEOFF編はこれにて終わり。
次のバンドもお楽しみにね~~~~!!
またマヤマくんのバンドさあ。
ボウイを披露。
期待にワクワク。
ボーカルは意外や意外・・・あの子なんだよん!!((´∀`*))~~~

 

 
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purple bringer キューブガーデンに初出演!

2022-09-04 17:02:43 | Live告知
明日は樽川神社前広場にて我がブラスロックバンドsapporo transit authorityが大トリをつとめさせていただきます。
石狩初進出で残暑を吹き飛ばす勢いさ。
パーキング、入場無料。
美味しいキッチンカーもたくさん出店。

そして急遽キューブガーデンのライブイベントにも参加する事になった。
ここも初進出。
超久しぶりのハシゴライブさ。
こちらはブリティッシュハードの元祖ディープパープルのカバー「purple bring er」
トリ前に登場します。
石狩から札幌市内へ!
2バンド共に濃厚なこだわりサウンドだけに楽しみだよー^_^。
皆さん、宜しくねー♪
心よりお待ちしています。

14:00開場
14:30開演

1.14:30〜15:00  ギター殺人者の凱旋
2.15:15〜15:45  Akki & 札幌エルマ☆スターズ
3.16:00〜16:30 狂烈
4.16:45〜17:15  feel
5.17:30〜18:00  kazue Rhythm
6.18:15〜18:45  佐々木 時貞
7.19:00〜19:30  みやっちとゴールドサワーズ
8.19:45〜20:15  PURPLE BRINGER
9.20:30〜21:00 稲葉美紀 Dear Friends
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