Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

花沢の里から満観峰へ 案内人が一杯Ⅰ

2012-08-08 23:49:30 | 山歩き

7月4日 伊吹山の観察会でした。

花の和名の由来を探る  そんなメニューでしたので楽しみにしてピーちゃんと予約をしました。ところがです。前日までの大雨で前日には早々と中止が決定。 はぁ  先月の観察会も雨で流れました。

少しぐらいの雨でめげる私達ではありません。 同じ日参加予定のさえ様は醒ヶ井方面に行かれる様子。私達は・・・・

「花沢の里 行こう」 ピーちゃんとの久しぶりの山行き 先月も諦めたので今日は頑張ります。

Map
やきつべに 我行きしかば 駿河なる

阿部の私道に 逢いし児らはも

と歌われる花沢の里 奈良期の東海道と言うべきものらしいです。

満観峰春には反対側から登っています。 あそこには蔦の細径って言うのがありました。 繋がっていたんですね?

雰囲気の残る建物がいくつか残っています。

Douhyou

花沢の里の隣には高草の里があります。満観峰の隣の山 高草山です。

一度は登りたいですが。。。。。

駐車場で 男の人が二人支度をしていました。

「一緒に登りませんか?」

私は歩くのが遅いし 写真を撮っているので気を遣わないで歩きたい。

丁重にお断りしましたが 追いついていらして 何となく一緒に歩くことになりました。

Hokeji
同行者は どうも地元の役場の人のようです。 クマガイソウのありかとかを教えてくれました。

頂上まで生活圏であるこの山で沢山の花があふれていることはちょっと驚きでした。

ただ クマガイソウのありかは道を間違えたようで見つけられませんでした。 花の時期も過ぎてますし

Tozannguti花沢の里を過ぎると登山口です。今日はここから鞍掛峠まで行き満観峰を目指します。

その後日本坂峠まで降り 法華寺を目指して降りる予定です。

あくまで予定です。 どうしてか 違うところにでてしまいました

この登山道を使うと私は満観方へ行く登山道全てを使ったことになるのですが

Hanazawanosato_2お寺の裏を登っていくと花沢の里を見下ろす場所があります。 街道沿いなのでしょうか? 細長い集落をなしています。

Kaidan
登山道は良く整備されています。

お寺の裏の階段は少し急ですが 短いので頑張れます。

ハエドクソウがいっぱいです。

この花この日初めて知りました。 途中で出会ったおじさんが教えてくれました。

科も属も種もハエドクソウ 珍しいと言えます。 全草有毒ではえ取り紙を作るのに使われたそうです。

Haedokusou

Aomikan
青蜜柑です。

こんなに小さくてもちゃんと蜜柑になっている。

柑橘系のさわやかなにおいがしています。

Hana_2

Kumonosu一緒に歩いていたお兄さんは 道路の補修作業のためにいらしていたようです。 先に行っていたのですが ここでまた逢いました。

「蜘蛛の巣が面白い模様になっているよ」と

まん丸な模様を木の間にいっぱいかけています。

多角形と思ってたはずの蜘蛛の巣がここではまん丸 水滴を光らせています。

Ryuunohige
蘭の仲間のように思えます。 竜の髭とかジャノヒゲとも思ったのですが 葉っぱの中に潜っていない。

いつものお花博士に聞いたらオオバジャノヒゲではないか・・・と

まだ このときは沢山無かったし 終わりかけのような花だったので必死で追いかけました。

Tanku
でかいタンクがあらわれたと思ったら分岐のようでした。

Kurakaketouge
鞍掛峠です。

前を歩いていたおじさんはここから高草山の方へ消えていきました。

覗いてみましたが いくつかのピークがまだまだあるようです。

予定通り満観峰を目指します。

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御池沼沢植物群 観察会 西部指定地

2012-08-08 13:19:19 | 旅行記

西部指定地は 今は田んぼや畑で寸断されているので 少し西の方へ歩いて行きます。

森の中です。

ヤチヤナギ ヘビノボラズ シラタマホシクサ カワタヌキモ コタヌキモ ヒメミミカキグサ シロバナホザキノミミカキグサ・・・・なんだか知らない花が多い。わくわくしてくるよ

Ego
エゴの実がなっている。 きょろきょろ オトシブミは・・・・?見つかりませんでした。

Kuroimi
何の実だったっけ?

Nokanzou
ノカンゾウ

木道の下で条件が悪いので写真を取るのは結構至難の業です。

真ん中に線が入っているね

Hebinoborazuヘビノボラズ

メギ科の特徴をあんまり感じないのだけれど・・・

みて この鋭いとげ

葉っぱがそのままとげになったような 縫い針のようなとげです。さすがに蛇君も無理矢理登れば腹裂きの刑にあいそうです。

身が真っ二つ

黄色い可愛らしい花咲かせるのにね

Yatiyanagiヤチヤナギ

シベリアや 北地の湿原に生える落葉小低木

思い描いていた柳とはほど遠い。

ちょっと毛むくじゃらなところが柳?

良い匂いがするそうでリラクゼーション効果があるそうですよ。

シベリアにある植物が三重県にあるのはたしかに不思議な気がします。

Kakiran
今年はカキランに縁があります。

ここのカキランは池の中に向いて咲いているので 顔を見せてくれませんでしたが

Komurasaki
コムラサキシキブ

綺麗な名前ですね? 我が家のムラサキシキブは枯らしてしまいましたが・・・・

Akebi
アケビがいっぱいぶら下がっています。

結構大きくなっています。 はじけて甘い実が飛び出すのはいつ頃でしょうか?

Mamako
たぶんママコノシリヌグイ

写真では分らないけれど 触ると毛がごわごわしていた。

これでおしり拭いたら痛かろう

Nohanasyoubu
ノハナショウブがまだ残っていた。

待っていてくれた。。。

ここまででも一杯の花に出会い 名前を聞いたこともないこの地に宝物がいっぱい詰まっている事に驚く

Mikadukigusa
針の途中に虫の幼虫のような花 

珍しい花です

 三日月草のようです。 あの虫の卵みたいのは もっと咲きます。

面白い花です。 カヤツリグサの仲間?

Hozakinomimikakigusa
ホザキノミミカキグサのようです。

ミミカキグサは見ることあるのですが穂咲きです 珍しいです。

食虫植物ですが こんな小さな花に捕まる昆虫はいるのでしょうか?

西部指定地も一回りしました。 季節によってまだまだ沢山の珍しい花が見られるようです。

Yoteihyou
月に一度

興味のある方 参加されませんか?

本当に丁寧に教えて下さいます。

帰り榊原温泉にでも寄って・・・と思っていたのですが あまりの雨と 観察会が丁寧で3時間ほどかかったこと等 「もう帰ろう」となって この日は珍しく勉強会だけになったのでした。

おまけ

ナビ壊れました。 とんでもないところが現在地になっています。行くとき無事だっただけ有り難いと思わなきゃ。。。。。 また散財です。

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御池沼沢植物群 観察会 東部指定地

2012-08-08 12:29:03 | 旅行記

ブログを通しておつきあいいただいているmcnjさんから 観察会のお知らせが届きました。

去年もお知らせいただいたのですが 都合悪く その時のことを覚えていてくださったようです。7月1日日曜日  本当はぽんちゃんを誘おうと思ったのですが 日曜日に亭主をおいてでると大変です。「何処かいこ」

仕方ないので誘うことにしました。 帰りに何処か寄っていこうね

ところがです この日 お天気は最悪 土砂降りのようです。 う~~ん

四日市東インターを降りて狭い道をナビを頼りにたどり着いたときには時間も予定時間をオーバー   ごめんなさい。

Toubusiteiti

勝手に見られると思ったら 全部説明付きです。

御池沼沢は元々大池という一つの池だったそうです。底なし沼のような池だったようで 昔は沈んで命を落とす人もあったとか・・・・

今回りの環境の変化により陸地化が進んで生育する植物も随分減っているそうですが それでも植物地理学的にとても意味の深い場所のようです。

Nejibana
一番の特徴は寒地性のヤチヤナギの南限地 そして暖地性のミクリガヤの北限地であり 同じ湿地で共存している事でしょうか?

大池は陸地化に伴い二つの湿地に別れています。 西部湿地に湧く冷たい水は東部湿地に移動しながら温められていくので このような植物分布になるようです。

まず東部湿地から回りましょう。

案内人はとても話し好きで丁寧に何度も何度も話してくださったのですが メモを取らない主義の私です。 忘れてしまったことも多いのが残念です。

でも一ヶ月経っても覚えていることは身についたことと思っています。 さてどのくらい身についたでしょうか?

Gama
ウィンナが焼けています。

いえ 違います。 がまの穂です。

大きな袋を肩に掛け~大黒様が・・・・♪

なぜか因幡の白ウサギの詩が出てきます。

Hana

Hana3
茅とか藺草の世界 全くの未知の世界です。

Hana2
ウメもどきは当然ながら花は終わっています。

これは何の木でしょうか?

バックの赤い実も綺麗です。 きっと名前聞いたと思うのですが。。。。。

Ike
今日は大雨です。

近年水量が極端に減って植物の絶滅も危惧されるので ボランティアの手によって除草作業 井戸の掘削などが行われているようです。

Mikurigaya
ミクリガヤです。

この姿を見て名前の由来を納得しました。

小さな三つの栗のような実?がついています。

可愛い。

ほぼ一周して次に回ります。 今回東部指定地区にはどちらかというと樹木が目立ったような気がしましたが 時期によってはまだまだあるはずです。

あ そういえばアンペライってご存じですか?

何でも戦後この藺草を使ってむしろを作ったそうで アンペラと呼んでいたと・・・・私幸いというか その存在を知りませんでしたが 名前が面白く どんなむしろだったのかとても興味あります。

コメント (2)
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