Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

木漏れ日の美しい森? 北総門山へ

2012-02-29 19:46:24 | 山歩き

去年から体調優れず ぐずぐずしていたけれど 今月中頃からこれでは・・・と思い歩き始めて4度目の山歩き

今回も 名鉄ハイキング だんだん 難易度も上げて 今回は標高差600メートル。 昔だったら心配はしないんだけれど このところの軟弱ぶりにちょっと尻込み・・・・大丈夫かな?

とは言え もうツアー料金払ってあるし(戻してもらえるんだけれど)やっぱり行こう 行かないと もう歩けなくなる。 現地へ行けば歩くより仕方ないんだから何とかなるよ

2月27日 名古屋を出る頃は実に良い天気 鈴鹿の山はくっきりして輝いている。

道の駅大台で最後の用事を済ませて奥伊勢へ入っていく。 宮川沿い? 地図を確認したものの今ひとつ 何処にいるか分からなかったのは 知らない場所だからだろうか?

Tozanguti民家の間を通り お寺の奥へと続く林道を行くと左手に北総門山牛飼いコースが現れる。

この道標は北が無いから ひょっとしたら途中まで一緒なのかもしれない。

総門山は 北に比べて少し緩やからしい。

Tozandou1_3
せまっ! ここは歩き始めて少し登ったところ 入り口は道がかろうじて見えるぐらい笹が生い茂っている。

こういう道は跡から来る人に道を譲ろうにも難しいので 自分のペース配分を決めるまでに少し時間がかかる。

Kyuuto
道はやがて 急になって来た。

振り返ると後に続く人が下の方に見える。 舌切り雀のお婆さんのように体を二つに折って・・・いえいえ 若い人だと思いますが

とにかく急でした。

Tozandou2斜面にへばりつくようにして登って行く。

ジグザグと歩をとるも 心が折れそう。

やっぱり今回はじめからテンションひくい。

朝から上天気だったはずなのに 雪がちらついている。

Tozandou3
空に近づいている感じがあるものの行っても行っても 杉木立であんまり楽しくない。

まっすぐですっくと立つ杉は綺麗と言えば綺麗だけれど。。。続くと退屈 

Sugikodati
う~~ん

木漏れ日の美しい森?

主催者のキャッチコピーに???

Tozandou4倒木あり 石がごろごろしていたり・・・

でなかなか歩きにくい道である。

Tozandou5_2
空も明るくなったし 近いと良いな!

と願って あんまり代わり映えのしない道を忍の一字で進む。

Tozandou6期待したけれど やっぱりまたまた・・・・

ん? でも少し植わっている木が変わってきたね

茶色の樹皮が目立つけれど何の木かな? つるつるのもあるよ。

Maruta_3
木々には名前とか 群の名前らしきものが書かれている。

薪って言うのもあった。

この木 面白くないですか?

作り物のように花形の白い模様が入っている。 なんだろう?

Himesyaraさっきから気になっている茶色い木

ひょっとしたらヒメシャラ?

群生していますわ

Tozandou7
ほとんど上まで来たと思いましたが なんだか作業用道路のようです。

沢山の木が切り倒されています。

イメージしていた山と随分様子が違います。

Simobasira有平糖の砂糖菓子のような霜柱です。

後を歩いているおじさん もうこんな山はこん!とぷりぷり怒っていらっしゃいます。

何でも道が悪いのと ひたすら登りがお気に召さないようです。

Houkimatu_3作業道路をひたすら歩くと突き当たりに箒松が

車もここまでのようです。

山頂は? と思ったら あらら 左手に更に登って行きます。

これがまたまたきついんです。

おじさんのように泣き言を言いたいところでしたが 空も近いのできっともうすぐです。 頑張ります。

Sancyou
アスファルトの道の向こうに東屋が見えます。 実はここが山頂だったのです。

山頂と言うより見晴台 おまけにすぐそばには立派な駐車場が・・・・

もっともいまは車ではここへ来ることが出来ないらしいです。 昨年の大雨で道が傷んでいるのでしょうか?

この駐車場を見て この山を悪く言う記事を見ました。 でも私それは間違っていると思います。

山は自分だけのものでは無く 自分の足で登って来られない人も一杯いるのだから こういうスタイルも良いのだと思っています。

いままで退屈な山と思っては来ましたが それでも私は自分の足で歩いて頑張ってきてある程度の満足感を得ていますから 自分のスタイルで山を楽しめばよい・・・・

そんな風に思っています。

で ここで展望を楽しみます。

Tenbou
雪はまだときどきちらちらしていますが 遠くの山が見えます。 霞んでいるけれど 右の上の方の白い山は大台ヶ原だと思います。 どっしりしています。

Tenbou2
北側でしょうか? とても綺麗な里の景色です。

宮川の緑の流れが見えます。

Map

下りのイラスト地図を確認

大下りがあると聞いているのでちょっと心配。

野鳥の森を緩やかに降りてその先 キノコの森で大下りのようです。

斜度30度って書いてあります。

うへっ!

用心して ゆっくり歩くことにしましょう。

さっき泣き言を言っていたおじさんは 下りは得意だと 走って降りていきました。 転んでも知らんよ!

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うへっ 牡蠣が一杯

2012-02-24 20:29:14 | 旅行記

私は口が卑しいので そんなに嫌いなものは無い・・・はず

ところがこの意地汚さを持ってしても克服できない食べ物が合った。 それがアサリと牡蠣 

特に牡蠣と来たら あのかんだときのじわ~っと来る味と 緑の得体の知れないものは食べ物では無いと思っていた。 子供の頃 あの厳格な両親もその時だけは別メニューを用意してくれたぐらい。

結婚して 自分の好みだけ言っていても・・・と少しなら食べられるようになった。 

と言っても苦手意識は変わらないけれど。 おかしいな トリガイとかミル貝とかお刺身だと良いのに

ずっと前から「浦村の牡蠣食べ放題行きたいなぁ」と亭主。「嫌!」即却下

そんなとき 息子が長崎の漁師小屋の牡蠣が美味しいと・・・・ ふん こっちにだって牡蠣なら美味しいところあるワイ    と変に競争意識を燃やして「連れてったる」と

で19日 日曜日 家族4人で鳥羽の浦村まで牡蠣食べ放題に行くことになった・・・・しゃぁない 90分我慢しとればええやろ

Meotoiwa_2
時間が早すぎたので 夫婦岩に寄る。

去年お嫁ちゃんのお母さんたちを案内するときここは時間が無くていけなかった。

この間に日の出がはまると 絵になるんだわね

今日は海の色も綺麗

でも 風強っ!

夫婦岩は太陽(日の大神)と夫婦岩沖合の猿田彦大神縁の「興玉神石」を拝む鳥居の役目をしているそうです。

縄の張り替え日は年に3回あって5月5日 9月5日 12月中旬に決まっており この時期になると地元ではニュースになります。

しめ縄の長さ35メートル 重さ40キロ 太さ10センチだそうで それぞれの岩に引っかけて引っ張り上げるのは大変な作業かもしれません。

Kaeruマスコット?は蛙?

Kaeru2
こんなんもあったし・・・

天の岩戸なる者もあって。。。

前に高千穂行ったとき見た高天原は 本当にそうかと思える冷気みたいなものさえ感じたけれど

まだ 早いけれど 手持ちぶさた 少し早いけれどいくしかないね

鳥羽から浦村の方へ 

このところ毎週ここ来ていたんだよね

予約がもたもたしていて 一番行きたいところが取れなかった。 浦村には牡蠣小屋が一杯あって 島全体が焼き牡蠣の匂い  くん くん

さんざん探して見つけた。いっちゃん遠いんと違う?

Uramura

Uramura2

Yakigakiba薪の良い匂いがしています。

でも 戸外って寒いじゃん・・・ダウンははじけて飛ぶと穴空くかもしれないし

11時の予約に30分も早かったけれど 良いですよ~と言うことで

Yakigaki
すぐにぐつぐつ言い始めて ぽんってふたが開くけれど そこが少し黒くなるぐらいが良いんだって。

出来たのをテーブルに持って行って食べる。 牡蠣ご飯と味噌汁付き

牡蠣は食べ放題

はじめに大きなコンテナに一杯入っていて おかわり自由

Yakigaki2牡蠣の水ってさぞかし美味しい出汁が出ているだろうと思ったらしょっぱいのなんのって・・・

海の水ってこんなに塩辛いんだ

そこが黒くなるまでと言われ とことん焼いたら ほとんど燻製

ところが これが私には案外良かったんだよね

牡蠣の嫌いなところが消えていて・・・・あは

で 焼きすぎたのは全部私の所に回ってきて 牡蠣嫌いのはずが 気付いたら私でも3-40個食べている。

みんなは?

Zangai_3牡蠣の残骸

このコンテナに一杯になる頃「お変わりはいかがですか?」と言われ

ただ手を振るしかなかった

帰りに牡蠣の佃煮を買って あんまりおなかいっぱいなのでどこかへ寄る気もしないで ひたすら家へと向ったのでした。

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万葉ゆかりの地 大和三山 畝傍山に登るⅡ

2012-02-23 19:23:38 | 山歩き

畝火山口神社の脇から登って行きます。

Tozandou3
ここも登山道はゆったりした登りの階段になっている。

緑の中をゆっくり進む。 こちらは天香久山と比べるとすれ違う人が多い。

観光客と言うより 地元の人の散策路になっているに違いない。 みんな空身だ。

Bunki
登山道はいくつかあるらしく 時々分岐がある。

Makimiti少し左にまいて・・・・

このような低山でも 深い森を感じる場所がある。

Bunki2道が明るくなってきた。頂上は近い。

ここから左に少しだけ行くと頂上 帰りはこの道をまっすぐに進む。

香具山は 畝傍を愛しと 耳成と

相争いき神代より かくにあるらし 古昔も 

然にあれこそ うつせみも 嬬を争うらしき   中大兄皇子

額田王を巡って壬申の乱が起きたという説もある恋の歌・・・・ そういえば額田王は隣町の出身だったな。

Unebicyoujyou
頂上

沢山の人が食事をしています。

あの柵のあるところは 畝火山口神社が昔あったところです。

そんなことお構いなしに腰をかけて食事です。

Tenbou2
北西を見ているようです。

畝傍山は回りに神武天皇陵 綏靖塚 安寧天皇陵 懿徳天皇陵 橿原神宮・・・と緑こんもりとしています。

Sankakuten
ちゃんと三角点もあります

199メートル  198.8って言う表記もあります。 どっちが正しい? ま 良いか?

Gezan
分岐まで戻って降りていきますが 帰り道大変でした。

この写真ではわかりにくいのですが とても急斜面でした。

滑って転びそうで膝に力が入ります。

Gezan2距離が短いなら良いのですが 案外続くのです。

いけない癖ですが いらだってきました。 こんな時良く怪我をします。 歩くのが面倒になって一歩一歩を大事に歩けなくなるんですね。

気を入れ直して

Gezan3_3

Gezandou4
ほとんど下まで急降下は続きます。

平たい道に来たときの嬉しかったこと・・・

Kasiharakouen橿原公苑の中を通って橿原神宮の方へ向います。

橿原神宮は戦没者慰霊の神社です。

Kasiharajinguu_2
橿原神宮です お参りはしませんでした。

ここは 今回のテーマ万葉とは関係ないので 特に書くことは避けます。

ずっと気になっていた大和三山 耳成山に行けなかったのは残念だけれど 満足です。

さえ様が 良いよって言っていた天樫の丘にも行ってみたかった。 春になって縁があったら 昔のように明日香村にも行ってみましょう。 あそこには私が大好きな聖林寺の11面観音様がいらっしゃいます。

楽しみになって来ました。

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万葉ゆかりの地 大和三山 畝傍山に登るⅠ

2012-02-22 13:28:36 | 山歩き

天香久山から畝傍山までは結構あります。

線路を越えて 神武天皇陵まで行って 古い人家の中をくぐるように山を巻いて裏の方から登ります。 登山道はいくつかあるようですが 橿原の町を少しでも無駄なく歩くためにはこの方法が一番良さそうです。

Hounenji
法然寺

名前からも分かるように法然上人ゆかりのお寺で二十五霊場の十番目

中は覗かないで通り過ぎる

Kideraato
紀寺跡

いまは何も無いが昭和40年の発掘調査で 講堂跡 金堂跡 中門跡 南大門跡 回廊跡・・・・等が確認されたという。

明治11年頃までは礎石の一部が残っていたと言うから惜しいことをしたね。

ここの瓦は紀寺式軒瓦と呼ばれるものだそうだけれど よくわからない。 実物も見えないし・・・

この紀寺は明日香村のキテラに由来していると言うから それもなかなか面白い。 キテラって日本語ではないような面白い音と思っていたけれど 紀氏の氏寺と聞くと納得がいく。 

Motoyakusijiato
左側に 元薬師寺跡

地図には本薬師寺跡とありましたが 元薬師寺とどちらが一般的なのでしょう?

いずれにしろ 薬師寺の元です。

天武天皇がお后の持統天皇の病平癒を願って作られたお寺です。

平城京遷都のさいに 移されましたので元です。

いまは礎石が並べてあるだけで何も残っていませんが 雰囲気がある場所でした。

Tera

Siseki

Soseki時代から取り残されてしまったような風景でしたが 静かで何かを語りかけているようです。

Unebi_2
電車の駅を越えます。 地下道を通って向こう側に行くと急に町になって来ました。

正面に見える畝傍山を目指して歩きます。

Jinmutennouryou大きくてこんもりした森の手前を左に曲ると 神武天皇陵です。

まるで伊勢神宮にでも迷い込んだような大きな森でした。

参道を歩いてついた場所がここ

あまりの大きさにびっくりです。神武天皇陵です。 地図で見ると方墳のようでした。

神話の時代の神様で初代天皇

さすがです。

Sansakuro
少し戻って右手小さな階段を上ると散策路が広がっていました。

この道を使って畝傍山を巻き大谷町の人家から山に入ります。

地元の人々の散策路らしく いろんな人に出会います。

Taisidou

Jinka2人家を抜けて たどり着いたところは畝火山口神社」(おむねやま)

Omuneyamajinjya
 大和国内の山口社6社の一つだそうな

飛鳥 石村 忍坂 長谷 畝火 耳成の一つ 祈雨神祭85座の一つ

小さいけれど 由緒ある神社なんだろうね

Shaden_2_2
社殿に入ってみてその思いを強くしました。

立派な舞殿です。

さていよいよ山登りです。 標高199メートルです。 沢山歩いて少し疲れまいたが 大丈夫です。 長くなったので 続くにしましょう。

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万葉ゆかりの地 大和三山 天香具山に登る

2012-02-21 10:12:12 | 山歩き

Sato
時が止まったかのようなのんびりした景色を楽しみながら ゆっくり登って行く。

途中登山道入り口があるが 結果として天香山神社に出るようである。

Kaguyamajinjya
天香山神社

どうしてか具が無い。 でもあまのかぐやまと読むらしい。

ひさかたの あまのかぐやまこのゆうべ かすみたなびく はるたつらしも

はるすぎて なつきにけらししろたえの ころもほしてふ あまのかぐやま

など 意味も分からない子供の頃から耳にしていた詩

山に衣を干すってどういうこと?って思っていたけれど ここに来てみてその光景が目に浮かぶ。

Hahaka
ハハカの木

いばら科の木で にわざくら ウワミズザクラ 金剛桜 かばざくら等の名前があるとか・・・あウワミズザクラなら知っているよ。

この木の皮を使って香具山の牡鹿の骨を焼いて吉凶を占ったのだそうです。

政が占いと一緒だった頃の話ですね?

Shaden小さな神社ですが 舞殿もあって 由緒ある立派な神社です。

この山は特別に神格化されているので すぐお隣が民家であっても 何か聖域を感じます。

Sato2のんびりした歩きです。

少しづつ登っているので 奈良盆地が見えてきます。

Unebienkei後で行く畝傍山が見える 右手にぼんやり見えるフタコブラクダの山は二上山

さて 大和三山のうち 天香久山について面白いことを知りました。 見た目は独立峰(大げさ?)に見えるこの山 実は多武峰から繋がった尾根の一部だというのです。 尾根が浸食に寄って切り離され丘のようになったものだそうです。

それに比べ 耳成と畝傍は死火山だと・・・え~~ 火山? ちょっと驚きです。

香具山だけには天と言う美称がついているのは 伊予国風土記逸文にこの山が空から降ってきたと言う伝承が書かれていたためで 特別な山だと言うことです。


Tozandou
  登山道は 散策路という感じでとても良く整備されています。

Kunitokodatijinjya
階段を根気よく上ってついたところが国常立神社 そして頂上 標高15メートル。

国土形成の神様だそうです。

俗に雨の龍王社と呼ばれていて 雨乞いの神社らしい。

この末社にイザナミ イザナギ神社がある。

日本に初めて生まれた神様だと思ったけれど・・・・・

Tenbou大和には 群山あれど とりよろう天香久山

登りたち 国見をすれば

国原は 煙立つ立つ

海原は 鴎立つ立つ

うまし国そ 蜻蛉島 大和国は

ここから藤原京の様子をチェックしていたのでしょうか? 海無し県に鴎たつのは分からないけれど 大きな池でもあったのでしょうか?


Tozandou2帰りは反対側におります。 畝傍山に向うためです。

歩きやすい登山道をゆっくり降りていきます。

Izanamiあ これが さっきの神社の末社 イザナミ神社のようです。

Tonneru竹藪のトンネルです。

ここを抜けたら すぐに人家に出ました。

Jinka天香久山 振り返りながら先を進みます。

多武峰の一部ってどうしても信じられない。

さて 次は畝傍山 標高199メートル ちょっと頑張らないとね
  

コメント (2)
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