Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

6/14 あこがれのフガクスズムシソウに出会えた山 籾糠山Ⅳ

2014-07-30 23:27:24 | 山歩き

Katuramon_2桂門

れれれ 老朽化した?枝が落ちてくるので危険と言うことで門を潜る事が出来ません。

遠巻きにみます。

桂の木は 真ん中がおじいさんおばあさんの木 その回りから お父さんお母さんが生えてきて その外側に孫が出てきます。

だから 真ん中の木は空洞になって だんだんに朽ちてくるんです。

とても素敵な立ち姿なのですが 仕方ないですね。

立ち去りがたい緑の世界ですが 振り返り振り返りこの場所を後にします。

この後カラ谷コースを上って籾糠山頂上への分岐を左の方へとります。
今年も籾糠山へは登りません。 二度ほど頂上まで行ったのですが きついです。
沢山の人が登っている今日は頂上も押しくらまんじゅうでしょう。

Sankayou2_2 サンカヨウ
花が残っています。葉っぱの大きさには似つかわしくない 清楚で可愛らしい花が咲きます。

花の咲く位置も変わっています。 葉っぱの間から花が出ている様に見えます。

Takesimaranmi

タケシマランももう実を付けています。
Yさんにとっては初めての植物だって

だから 花が残っていないか一所懸命探しましたよ。

Takesimaranhana

あ ありました。

丹念に探しましたが一箇所だけでした。
地味だけれど 面白い花です。 好きです。

Kosiabura

これって ひょっとしたらコシアブラじゃ無いの?
春の山菜で五本の指に入る大好きな山菜です。
う~~っ 食べたい。

Sankayou3サンカヨウ ほとんどが実を付けています。

もう少しすると 青黒い美しい実が出来ます。ブローチにしたい様な綺麗な実です。

Murasakiyasio ムラサキヤシオが咲いています。
アカヤシオやシロヤシオよりも一回り小さい。
華やかな色が少ない森で特別に目立っています。

Ryuukinnka三つ目の湿原に行く途中にはリュウキンカがありました。

例年なら下の湿原に水芭蕉と競って咲いています。

花に見えるのは萼・・・信じられん
キンポウゲ科ってそういうの多いな

Mizube

Aozora木平湿原へ向かう稜線は青空が広がっています。

さっきまでの大雨が嘘のようです。

緑に ダケカンバの白い木肌が 映えます。
秋になると これがいぶし銀の光を放ってとても綺麗なのです。

Enreisou2

Midori2

Cyoujyou頂上が見えます。

昔 止利仏師が お米の籾を積み上げて籾糠山になったと言う伝説の頂上は ちょっと急登です。

あの頂上から 木平湿原に至る道が天空の道の様に延びていたことを思い出します。

そして今その天空の道を歩いています。

Kyoboku稜線にすくっと立つ大きな木
稜線の番人に挨拶をして 降りていきます。

眩しいなぁ

Kidairasitugen

木平湿原はますます陸地化が進んでいますねぇ

Tubameomotoツバメオモト

Geandouいくらか残るツバメオモトをみながら大下りの登山道を降りていきます。

天生湿原の近くまで降りられます。

Mizubasyou3
水芭蕉が無いから 花は期待できないよ・・・・

と言われてちょっとテンション下がり気味の山行きでしたが 大きな間違いでした。

その時その時の花がある。

その時その時の 空気があるし 風がある。
解っていたはずなのになんだか恥ずかしく思える様な花の山でした。

Tenbouまた行ける日を楽しみに・・・・

そうそうYさん 翌週お友達を連れてまた行ったんだって

確かに何度行っても発見のある山ですからね

 

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6/14 あこがれのフガクスズムシソウに出会えた山 籾糠山Ⅲ

2014-07-29 22:37:13 | 山歩き

Mizubasyou2聞いてはいたけれど 見事な芭蕉扇の畑になっていました。
水芭蕉見に来たわけじゃ無いしいいや・・・・と言ったものの目は白い花を探しています。

食べられるものだったら食べでがありそうですけれどね

Rasyoumonkazura_2

ラショウモンカズラ

羅生門にいる鬼女の切り落とされた腕が名前の由来だそうな

恐ろしげな名前だけれど 色の美しい花です。

Kakurennbo

訳の分らない緑を載せても何だ?と思うよね。

ここ いつもならニリンソウの群生地。
緑のニリンソウもみられるのだけれど

サンカヨウの葉っぱがわさわさしているだけ

で ストックで葉っぱをどかして覗いてみると 
あ あった 下の方にニリンソウの葉っぱが・・・・・ これも遅かったね

Ruiyoubotanルイヨウボタン
可愛い花です。

葉っぱ ボタンに似ていますか?

Buna

三本の登山道のうち ブナ林に入って行くと出会うブナ
貴婦人とも言うべき品を漂わせているね

こんな緑の中にいると 何時までもここにいたいと思ってしまいます。

Bunanomori

Narukoyuri

ここにも清楚な花が

先が割れていないのできっとホウチャクソウでは無く ナルコユリ

Situgen

二つ目の湿原は緑で一杯

ここは例年ならまっ白に咲く水芭蕉で絨毯の様になるんだけれどね

Midorinotonneru

次から次へと続く緑のトンネル

今思い出しても 心躍る(本当は癒やされるんだけれど)大好きな空間です。

そろそろカラ谷コースに戻ります。
ブナ林の登山道は頂上へ行くしか無いので ちょっと長くてきついです。

Yagurumasouでっかい葉っぱのヤグルマソウ

庭に咲いている可愛い花はヤグルマギク

長いこと間違えて覚えていました。

Nirinsou

ニリンソウ 無い訳じゃ無いんです。

Kinugasasouキヌガサソウ

いつもの所に無かったのでちょっと心配しましたが カラ谷にはまだ沢山咲いていました。

Yさん 初めて見たそうです。
今日は少しだけ私の方が先生ですよ。

なんてえらそうにね

キヌガサソウは花の時期が長いのでまだ みられそうです。

さて カラ谷コースで一番大好きな空間 桂門に向います。

 

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6/14 あこがれのフガクスズムシソウに出会えた山 籾糠山Ⅱ

2014-07-25 22:58:00 | 山歩き

Usugiyourakuほとんど同じ高さの道を 山の形に添ってトラバースしていきます。

ウスギヨウラク
久しぶりにみました

やがて小さな小川を超えます。 湿原から来た水を集めた小川です。 湿原が近いことを教えてくれます。

Mizubasyouあらあら 水芭蕉が巨大な芭蕉扇に変わっています。
やっぱり今年は水芭蕉が早かった様で

Turuninnjinn_3

ひょろりとした頼りなげな植物が

何だろね?

って言っていたら 通りがかったガイドさんが「それはつるにんじんやさ」と

「ここには残念ながら婆さんはいないんや」と懐かしい言葉で教えてくれる。

そうか 爺さんばかりなんだぁ
見た目はただのひょろりとした草 感動するほどの出会いでは無かったけれど ツルが隣の植物の茎に巻き付いていたのをみてYさん

「爺さんだもの やっぱり杖がいるかぁ」の一言に ちょっと笑ってしまった。

Kobaikeisou_2

何年か前から湿原は一方通行になっています。

湿原の入り口にコバイケイソウの群落
バイケイソウはまだ早いようです。

バイケイソウの花の方がはっきりしていてちょっと緑がかって綺麗と思うのだけれど 仕方ありません。

Kobaikeisou2_3

あ でも コバイケイソウもよく見ると可愛いね

とても毒のある花とは思えない。

Tumatorisou_4

ツマトリソウもいっぱい咲いてます。
久しぶりに見る花です。
このところ高い山に行っていませんからね

Mitugasiwa

ミツガシワが最後の花を咲かせていました。 もう一週間も持たないでしょう。

毛むくじゃらというか花びらから糸が出ているというか 全く不思議な花です。

Tigoyuri

チゴユリ

先端に可愛いを一個だけ付けています。

Himekanaoi

おお~っ

二つの目玉がぎょろりとこちらをみていました。
ヒメカンアオイ

どうにも視線が気になります。

Gozentatibana

ゴゼンタチバナ

懐かしい花が次々と現れます。

Mitubaouren

ミツバオウレンも待っていてくれた。
最後の力を振り絞って・・・・
お疲れ様

Musikui

今年はマイマイガの大発生であちらこちらに虫食いが・・・・・
この山も例外では無く 足下の植物まで穴だらけでした。

「朴葉寿司が作れなくて大変ですね?」っていったら
「最近は朴の葉っぱも中国から取り寄せているからあんまり問題ない。」そうな

Syoujyoubakamaこんなのも出て来ると 季節が逆戻りしたみたいで混乱してきますわ。

Treeフガクスズムシソウはこの木についていました。

何年か前から見たくて見たくて・・・・
7月頃に咲くと言われて毎月出かけたとしもあったけれど

ひょんな事から見つかりました。
付かず離れず歩いていたガイドさん いつもお世話になる水上さんの事を訪ねたら「私は水上さんの一番弟子で・・・・」ってにやっと笑われて 話が弾みました。

フガクスズムシソウみたいんだよね

アンタの頭の上にあるぜ

ええ~~っ?

遠くて高くてよくわかりませんが 望遠でYさんに撮ってもらいました。

Fugakusuzumusisouフガクスズムシソウ

フガクは富岳のこと 青木ヶ原の樹海で沢山見つけられたからこの名前があるんだって

何処にでもある花では無いけれど この山には あちこちの木についているらしい。

季節が予定より進んでいたために思いがけない花との出会いがありました。

 

 

 

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6/14 あこがれのフガクスズムシソウに出会えた山 籾糠山Ⅰ

2014-07-17 21:14:35 | 山歩き

笹又登山道の観察会で盛り上がった花の山 籾糠山

毎年一度はどこかの季節に出かけているのだけれど 今年は迷っていた。天生峠までの道がなかなか良い情報が得られなかったから・・・・ 土砂崩れで通行止めがどっちからだったか??

それに 今年は5月の異常な暑さで 見られる花も どうなっているか?
今年は止めようかなぁ?と思っていたけれど 先日の観察会で話がまとまり 6月14日に出かけることに
その後色々あって 結局行くメンバーは私とYさんだけになってしまったけれど

TaniutugiYさんも花が無いのでは無いかと心配になったらしくて「上高地にしませんか?」って

そう言われるとちょっとむっとくるへそ曲がりな私。
記憶をたどってみても上高地が籾糠に勝るほど花があるとは思えないし

集合時間各務原のイオンモール 8時 
結局 籾糠山に向ってGO!

天気悪いんだよね  この日白山方面は雨だって・・・・ 今更ひけないので 私の晴れ女伝説を信じて 強行突破

それでも 郡上を過ぎたたりから半端無い雨が降り始め 二人 沈黙・・・・・

しか~~し やっぱり晴れ女
あれだけ雨降っていたのに 天生峠に来たら雨上がって・・・・・前もこんな事あったな

入り口で協力金払って出発
Yさん 実は前に来たときは途中で帰ってきたのでこの山をしっかり知らないんだと・・・・
それなら 私が・・・・と僭越ながらガイド役を買って出る。

さて 前置きばかりながくなって
順番に沢山の花を 載せていきましょう。

Maidurusou暈けちゃったけれど マイズルソウ
ここのマイズルソウは花が見事で ツルの頭の様に見えます。

絨毯の様に一杯のマイズルソウです。

Enreisou

エンレイソウ

もう実を付けています。 堅そうな実です。

この実毒だそうですので食べない様に

Sankayou

ん?
なんか見たことあるけれど 何だ?

そしてサンカヨウと気付いたときにちょっとショック

あらら~ もう実になっていますがな
白くて 可愛らしい花は気配もありません。

いつもと季節が半月は違うようです。

Oobayukizasa籾糠山には3種類のユキザサがあるそうです。

一つは茎の赤い オオバユキザサ

今雪の様な花が咲いています。

Midoriyukizasa緑ユキザサ

花は白いですが みんな緑色

そしてもうひと種類ユキザサがあるのですが名前を忘れてしまいました。

草丈150センチから200センチもあるそうです。 巨大

しかし それよりも驚いたのはユキザサの別名がアズキナである事でした。

アズキナのおひたしはとても美味しい。何処にでもあるわけでは無く 弘法大師が歩かれた跡にこの植物が育つ様になった・・・と聞いていました。父や母の大好きな菜でした。

Siode山菜の王様 シオデが出てきました。
アスパラガスに似た味だそうですが まだ食べたことありません。

それよりも花のつき具合が面白いので興味あります。

Siode2 これは蕾かしら? 

まん丸でボールみたいでしょ?

Tukubanesou
ツクバネソウがさっきまで降っていた雨を貯めて元気に立っています。

Ginryousou全く どうしてこんなに暈けるんでしょうね?

ギンリョウソウ
自分では光合成の出来ない腐生植物だそうです。

みたことは何度もありますが どうしたことか今3年ほどお目にかかっていなかったので懐かしい。

昔はユウレイソウって 大騒ぎしていました。

なかなか先に進めません。

Midori順番にあげていくので ノンビリおつきあいくださいね。

 

 

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6/8 おまけの散策 山室湿原

2014-07-12 21:08:22 | 山歩き

観察会はいつも4時頃には解散できる様にしていますが 日が長くなってまだまだ帰りたくない。
と言うわけではありませんが 山室湿原に直行

トキソウが咲いているはずです。
カキランはまだ早いかな?

猪よけの扉を開けて浸入です。
ここは愛知県の葦毛湿原から移植されたカザグルマがある事で 姉妹湿原とも言うべき存在になっています。カザグルマ咲いているかな?

Tokisouトキソウありました。
入り口からすぐに目に入ってきます。

カキランはまだでした。
でも 蕾が膨らんでもう少しで咲きそうです。

Mousengoke

モウセンゴケ 食虫植物らしい姿で身構えていますよ。
花はまだのようですね?

Mousengoke2

あ 花が準備中です。

真ん中で丸く巻いているのが蕾です。
やがてぴんと立って順番に花を咲かせます。

Mousengoke3

咲いていない花が垂れ下がっているのでまるでイヤリングみたい。
これは去年の葦毛湿原のものですが

Nejikiネジキの白くて可愛い花が咲いていました。したにもぽろぽろこぼれています。

Kazagurumaカザグルマありました。
野生のクレマチス

この湿原もずいぶん陸地化して 去年土を掘った様に聞いています。

葦毛湿原からお嫁入りしたカザグルマは元気に咲いていました。

Siroihana白くて小さな花が咲いていますが何だろう?

ハッチョウトンボの雄と雌が飛んでいます。何度も見ているのでシャッター押しませんでしたが

Turuaridoosi暈けているけれど ツルアリドオシの花

面白いね 必ず二つ寄り添って咲く。そして実になるときは一つになる。

毎月訪れている山室湿原にもお別れして 一気に名神 東名をひた走り帰ります。
今度の観察会は 7月の末です。
しばらくは 自分の山歩きをしましょう。

 

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