Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

新緑の上村

2006-05-27 11:32:17 | 山歩き

年に何度か訪れたい場所がある。 私にとってそれは 飯田の上村。

知らない間に飯田市になっていた。

山中間のベラさんに見せたい風景があった。 今週雨で横川岳 南沢山が流れてしまったので どうしても山に行きたかった。(完全に山中毒)

「えーっ? そんな遠いところまでいけるのぉ?」とベラさんのはしゃいだ 声。

上村は うちから行くとなると 高速を使っても 153号線を使っても そう差が無いと言える微妙な位置。 行きは153号線を利用した。 飯田までは 通勤割引を使おうにも少しはみ出すし・・・

遠いと言えば遠い。 家から3時間半ほどかかってしまった。

それでも道中の 山の美しさに感動しっぱなしで  山登りには物足りなかったけれど こんな山行きもたまには良いんじゃないの?

飯田の町を横切って 南アルプス方面に向かって山道をひた走る。

矢筈のトンネルを出てからは ひたすら空に向かって登っていく感じ。 周りの山がどんどん低くなってくる頃 唐松の緑の美しさに思わず道路の真ん中でも 車を駐めてしまうくらい。(殆ど車とすれ違わない)

何時ても新しい感動がある上村だけれど どうしたことだろう? 本当に口では言い表せない美しさ。 唐松が紅葉することを知ったのも 何年か前のこの地でだった。

唐松は背高のっぽ すらりと天を目指して立っている。 その葉は 小さな針様も葉が沢山集まって花の様についているのだけれど 手が届かないので その感触を感じることはできない。 

しらびそ峠から尾高山に登った時にそのチャンスがやってきた。いくらせいたかのっぽでも私が上に登れば 手が届く。

Karamatu

そっと そっと触ってみた。 なんて柔らかいの? 小さなはりの様な葉っぱは 見た目とは全然違って ふわっとして柔らかい。 優しい感触。なんて気持ちいいの?

この柔らかい緑が 山一面を覆っている。200メートル近くの高地にいながら その高さは周りのすばらしい景色に十分感じながら 心が安らぐ不思議な空間。

尾高山は不思議な山。 癒しの山とでも言うべきかしら?

登り口は唐松がいっぱいだったけれど だんだんに気の様子が変わってきて トウヒが目立つようになる。 トウヒはその種子が親の根っこに落ち無いと育たないと言われている難しい木で あちこちに立ち枯れの木が倒れているのだけれど その上に 雨の恵みを受けてか 苔がむして何とも言えない言い色になっている。

私の好きな大台ヶ原に少し似ている。大台ヶ原はトウヒが骨の様に立ち枯れていたけれど ここでは枯れて倒れても 苔の緑に輝いているようにさえ見える。

Odakayamatouhihara 尾高山は展望そのものは特別に良いわけでは無いのだけれど 尾根の途中で見える南アルプスの姿につい立ち止まってしまう。

この日は昼から雨の予報。

お天気が良ければ 石を投げたら届くんじゃないかしら?と思えるほど近くに見える南アルプスも 山々から雲わき上がり 今までとは違う顔を見せてくれた。

暗くなると明かりの無い山道で車を谷底に落としても・・・と思い下栗の里に下りながらあちこち臨時停車しては 帰路につく。

そう言えば下栗の里を一望できるあのスポットは 地主さんの都合で 通行禁止になっていた。 下栗の里をあちこちで取り上げられるようになって 何かあったのだろうか?

もしそうだったら私たちは 里人の日々の暮しにずかずか入り込んで行くことの無いように気をつけて この地におじゃまするようにしなくてはいけないね。

今度は何時いけるかな? ハイランドしらびそで買ったエゴマのみそで今朝は筍の和え物を戴いた。うちへ帰ってもまだ上村の余韻が・・・

Simoguri

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うへっ!

2006-05-20 00:06:00 | 日記・エッセイ・コラム

ヒルに噛まれてもう10かぐらいになるかな?

全然ダメージ無くて このくらいなら大丈夫 うようよいない限り山へいけるよと思っていたのだけれど・・・

最近どうも足が痒い。 咬み後が小さなしこりになっている。

後が残るよっって聞いたはいたけれど そのことは「それがどうした? 今更」って思えたんだけれど 足のかゆさはつらい。可笑しいな 噛まれたときにはなんて事無かったのにな

掻き壊すと 血が固まりにくくなると聞いているので ひたすら爪で押さえて我慢

ペケぽんを付ける。

やっぱり明日薬もらってこよう

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石が沢山あるところ

2006-05-18 00:47:16 | 日記・エッセイ・コラム

二ツ森に行く途中で中津川の町を通りながら 思ったこと。

中津川は 山の中だけれど 大昔は海の中だったってきいたことがあるような気がする。そのせいかどうか 行く途中には 石屋さんがやたら多い。

恵那峡ランドで子どもの頃 笠石っていうのをを見た事がある。 大きな岩をてっぺんに抱いた石柱の様なものだった。 これも海の中にあった歴史を感じさせてくれる。

そんな事が展示されているのだろうか? 石の博物館とかなごみの磊と書かれた場所があった。 みんな気になっていたらしく 帰りに話題になった。

「なんて読むんだろう?」

「くらだよ。」

「あ そう言えば 大台ヶ原のだいじゃぐらのくらは石が三つだ。」

「でも あれは 上に山もつくよねぇ。」

「そうだ 嵓だ。」 今書いていて 山の下は 石ではなく 品だと言うことに気づいた。

そのうち 誰かが叫んだ

「あ! 森ってふりがながうってある。」 

「もりー??? 木が三つで森は解るけれど 石が三つで森はおかしいよねぇ。 木が沢山あるところは森 石がたくさんあるところは何処だ・・・」

すかさず 最年長のBさん「そりゃぁ 墓場だ。」

大爆笑

ちなみに石三つはらくです。

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ドリップ珈琲

2006-05-17 13:47:56 | 日記・エッセイ・コラム

今回は 二ツ森山

岐阜の中津川と白川の境界にある山。 ピークが二つあるので 二ツ森って言うらしいのだけれど

ヤッホーツアー初参加が二人

ヤッホーデビューと言っても 渓流釣りや キノコとりが 趣味だとかで やっぱり名実共に初心者は私だけ 

それでも 初心者の私が ぶっ飛び笑い転げる事件発生

060516_002

この山は 頂上の展望がすばらしい。 移動しなければ360度見渡せないけれど 大きなテラスの岩に立ってみると 180度のパノラマと言うよりは ジオラマと言うべく 立体的に背中からも迫ってきそうな すばらしい景色に圧倒される。 出がけに小雨模様だったけれど ここに立つ頃には雨も上がって 雲海のしたに里の様子や雨に洗われた美しい碧がくっきりと見えてくる。 この景色を見たさにリピーターが何度も上がってくるという山

060516_029

そのほかにひとつのささやかな楽しみがある。ここに東屋があって ここではテーブルもついているので ガスコンロが使いやすいしドリップ珈琲がいれることができる。 したが安定しているからね。

良くある 一人用のドリップなのでそれぞれに カップに珈琲をセットする。

Aさんもセルフサービスだよといわれてセットを始めた。 お湯を注ごうとしたら ん? あれ色が変じゃない?

見るとコーヒー豆 砂糖ミルク 全てが一緒に入っている。

「そんなこと言ったって 珈琲は缶で飲むもんだとおもっているもん。」と涼しい顔。

「お家で何にもしないことを露呈してしまったわね。」

とみんなで大笑い。 初めて見たよ 砂糖やミルクのドリップ

でも 美味しかったらしいよ。 混ぜなくて良いしね。

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御難続きな日々

2006-05-12 23:39:25 | 日記・エッセイ・コラム

先日ヒルに噛まれたと思ったら 昨日は機械に噛まれた。

店の両替機 2台あるんだけれど 最近どうも調子悪い。 直ぐに棒金を探すエレベーターが止まってしまう。 伝票の照合をしているときに機械が止まってSOSが出ると本当に困る。 保守に入っているから 直ぐに電話をすれば良いのだけれど 時間かまわず呼び出されるお兄さんの事を思うと 自分で何とかできることはしたいと思う。

機械の前扉を開けてみる。 いつものエラーだ。エレベーターが 途中で止まって 指令通りの棒金を引っ張り出すことができないでいる。

「またかぁ」

エレベーターの爪に手をかけて よいしょと持ち上げる。 搬送し損なった棒金を取り出す。センサーに汚れが付いていないかしら? よーしっ

そんな時に テナントが両替に来た。 急がないと・・・ 時間が来ると2台の両替機はフル稼働 早く回復させないと みんなが大混乱になる。

あわてて 上のカバーを掛けようとしたときだった。

鈍い衝撃が走った。 ふたのストッパーに手が当たったようだった。

直ぐに入金室にもどって 機械を復帰させる。 手がしびれてきた。

ん? あれ? 血が・・・ 手は あまり出血しないものだ。 首から上は 少々の怪我でも 噴水のように血があふれて驚くことがあるけれど 小指と薬指の間を血が流れていた。

バンドエイド バンドエイド・・・

怪我したのが左手だったので スタッフに手伝ってもらう。

いきなり彼女失神しそうだった。消毒をしようとして良く見たら 怪我の大きさは1-1.5センチで大きくないけれど 深さがあった。 指の付け根だから支障ないようだけれど 動かすとぱかっと開いて大きなくぼみになる。

「何か 白いのが見えてるよ。 縫った方が良いよ。」

「嫌だよ 今いたくないのに 麻酔で痛い思いすること無い。 見せないからバンドエイドで動かないようにしてよ。」

難しいところなので 開かないようにとめることがとても難しい。

「ねえアロンアルファ無いの? あれでくっつけておくよ。」

と言ったら 気の弱いマネージャーがふるえながら「おい それは無いでしょ。」って怒っている。 良い考えと思ったけれどな

最終的には バンドエイドを貼りまくって最後に二本の指が動かないように 包帯で固定して 終了。

その間考えていたこと

「あーん これじゃぁ ご飯の支度できないよ。 明日のやまごはんはレトルトのカレーしかないな。」

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