Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

イノシシの生まれ変わり? 尉ケ峰

2008-05-30 14:59:00 | 山歩き

引佐峠で姫街道を横切ると いよいよ本格的な山歩きが始まる。

Tozandou3

長い尾根歩きは 時々平坦な尾根道に変わり ホッと一息できるのだけれど アップダウンがきつい。見た目はなだらかな傾斜だから困る。

昔隣の富幕山を登ったときもそうだった。なだらかで長い道は意外ときついのだ。

時々振り返ると あら?

木立の間に 浜名湖が光っている。

Daradarazaka

Haikei まだあまり登っていない。

浜名湖のどの辺りが見えているのか この辺りの地形に詳しくないので分からない。

肌寒い出だしだったけれど だんだんに汗ばんでくる。

Douhyou

道標を見ると 尉ケ峰2.5キロとある。 まだ一時間は掛かるな。 きつい山ではないけれどちょっと変化が欲しくなった。

所々には真新しいベンチもおかれていかにも自然歩道。

Hana 

Hanakiiro

突然現れる三角点。 地図を見ると288メートルのピーク辺りだろうか? 名前も何もない 三角点。

Sankakuten

緑の美しい登山道に心休め 深呼吸をしてみる。 

やがて右 左を色分けしたような登山道を歩くようになり それがいつしかまた階段になる。

Tozandou7

Tozandou6  ずいぶん降りたな。 次の道標は 尉ケ峰0.7キロまでになっていて 行く手には 立派なトイレが立っている。

あらら あろう事か駐車場まで

奥浜名湖スカイラインが伸びていて ここまで車で来られるんだね?

まぁ 

道路を横切り 鉄の階段を上ると 露岩が現れ始め いよいよ獅子落としの急坂

今日のコースのハイライトだ。巻き道もあるけど ここは挑戦しないとね

江戸時代 気賀の猟師がやってきたらイノシシとてもあわててこの坂を転げ落ちたと言う伝説を持つ急坂。ロープが張ってあるけれど なくてもいけないことはない。ただ 長い とても長い。だから少し緊張する。

Iwaba

Sisisotosi しかし この坂を登り詰めたら 頂上近く。

おかしいことに道標には 尉ケ峰あたりと書かれている。

左に行くと 例のイノシシの親子の像があるけれど 頂上を示すものは何もない。

ここでおむすびを食べて休憩。

Uribou Sisi

さてここで出会ったおじさん 話し好きらしく 来る人来る人を捕まえては自分の山の話をする。何でも 愛知県の葦毛湿原から湖西連邦を通って富士見岩 雨生山 富幕山を経てこの山を通り気賀まで行くのだと・・・・

手足は傷だらけで 小指は鉄骨が入っていて縫い目が 膝にも大きな鉄骨が入っているらしい。

驚いて話を聞いていると「この辺では60キロぐらい歩くの当たり前だよ。」と得意げ。私葦毛湿原から石巻山まででも7-8時間掛かった。 ウソとは思わないけれど 参考にはならないね

と思って先を急がせてもらう。

と しばらくしてどっ どっ どっ 地響きが後ろからしてくる。 うわっ なんだ?

その音は先ほどのおじさんが 山頂から駆け下りてくる音だった。 ひえ~~っ あれじゃぁ 転んだらふつうのケガでは済まないわ。 あのおじさんはイノシシの生まれ変わりに違いない。私は私 ゆっくり山を楽しもう と思ったのでした。

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自然歩道が交差する山 尉ケ峰

2008-05-30 12:26:00 | 山歩き

とても久しぶりに 名鉄ハイキングに参加です。 いや~ 3ケ月ぶりぐらいだろうか? 今年は天気に恵まれていなかったし 平日に行きたい山がなくて 個人で行くことが多かった。

今日は 尉ケ峰(ジョウガミネ)どうしても尉が出てこない。やっかいだ。どんな意味があるんだろう?佐久米駅から奥浜名自然歩道を歩いて 姫街道を横切り さらに進む。尉ケ峰からはピストンではなく 細江公園まで歩く 全長11キロの行程。標高差430メートルなのだけれど アップダウンが続く道らしい。 

佐久米の駅で準備 ぞうさんのトイレの前。すぐに横切って 民家の続く道を登っていく。 

Dokudami_3 Siroihana   

民家の脇なので 花は園芸の花ばかり ドクダミ久しぶりに見た。 においはちょっと・・・だけど品格あるこの花好き。

露草の白い版みたいな花が会った。 ボタニカルガーデンで見たけれど ブライダルベールしか出てこない。 ブライダルベール育てたことあるけど こんなに大きな花咲かなかった。

少し登ると浜名湖の見えるみかん畑。 浜名湖の見える山は明るくて開放感があって良い。

Kohan Mikan

さすが静岡県だね みかん畑が広がっている。

小指の先ぐらいの小さなみかんが出来ている。

かわいい。 これがあんなに大きくなるんだな と思うと 愛おしい。

やがて木立の中に入り 道は地道の登山道に入っていく。 奥浜名自然歩道に入ったわけだ。Douhyou                 

さすが自然歩道 階段がどこまでも整備されている。 その歩幅は 細かいので歩くに苦痛ではないけれど・・・・

大きく何度もジグザグをしながら 第一目標の天狗岩に出る。

Kaidan 

左にすこしだけ寄り道したところで 天狗岩といっても特に大きな岩があるという感じはしない。 里から見たらそんな風に見えるのだろうか? 木々が取り払われているので 浜名湖の展望が良い。

朝の内雨も落ちていたけれど すっかり上がって 湖面は光っている。 浜松のアクトタワーはもちろん 太平洋も綺麗に見える。

家の方では決してみられない景色だ。

湖西連峰を眺めながら 山の名前の確認をしてみるが・・・・ちょっと難しい。

Sisiiwakara Sisiiwakara2

せっかく登ったのに またずいぶん下がっていくな と思う。 元々そう高い山ではないので 下まで下りちゃうんじゃないかと心配になるけれど

Tozandou Tozandou2

この辺りは 気温が高いからかもしれないけれど 緑がずいぶん色濃くなっている。

やがて道が小さな道を横切る。これが 姫街道だった。

石畳の残る道は 東海道の脇街道で 主に姫様が往来に使ったと言うことでこの名があると聞いている。

Himekaidou

姫街道を数メートルだけ歩いて やがて左手上 奥浜名自然歩道へ入っていく。いよいよ 尉ケ峰へまっしぐらだ。

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にょろにょろさんと お話 茶臼山

2008-05-16 15:10:00 | 山歩き

ゆっくり休憩した後は 下山に掛かる。 まだ陽が明るいので どこか池の方にでも寄っていけば花が見られるかもしれないと 思う。

帰りは 雷岩を通って自由の丘に出るコース 見に周回。

Isidan 石段を下りて雷岩をめざす。反対側の石段を 降りると 蛙館にでる。 ここは「わんと鳴く蛙」で有名。

蛙館へ出るとなが~い 長い アスファルトの道路歩きを余儀なくされるので 今日はなし。後で車で行ってみる。

Kaminariiwa

なぜこれを雷岩と言うのか分からない。 でっかいただの岩だった。 目印にはなるかな?

これより 山腹を巻いていく。

チゴユリの群生 こんなにチゴユリを見たのは はじめてに違いない。

Tigo何度見ても この慎ましやかなかわいらしさに心なごむ。

「この道 天狗棚を巻いて行く道に似ているね?」そんなことを話ながら 調子よく歩いていたときだった。

いきなり足下から飛び出したものがある。その勢いと来たら。。。寝込みを襲われた戦国の武将(知らないけれど)の様なあわてようだった。 

すぐに その主が分かった。 わ わ 私の嫌いなにょろにょろさんでは・・・

やや間があってそのことに気付いた私は 今度は後ろに飛び退いた。 へへ へび~~

もう少し踏むところだったらしい。 にょろにょろ君はでっかくて 横縞模様で 頭は三角じゃないけれど まむしのように斑点模様がある。顔の横は黄色い。 何?あれ

「いま黄色いけれど 怒ったらヤマカガシみたいに赤くなったらどうする?」とピーちゃん。いや~ん 動けない。

にょろにょろ君も どいたから良いでしょ? とばかりに すぐ脇の草むらで じっとしている。少し頭を後ろに回して「まだどかんとあかんの? 人がせっかく気持ちよくしているのに これでええでしょ?」と言っている  そんな気がした。 イヤきっとそう言っていた。

ピーちゃんが どいてくれといって 草むらに石を投げる。「あかん 怒るといかんから 辞めよ。かわいそうだし」 で ちかくの石を ストックで とんとん叩く。

「もう しかたないなぁ。」 そう言って 振り返りながら ごそごそ動き出した。

やれやれ にょろにょろさんの 季節になったなぁ。それがイヤで できるだけ 寒いところを選んできていたのだけれど・・・ しかも その後 同じ模様の 少しちびチャンのにょろにょろにも会った。

足下が 不安になった私は 歩いていても落ち着かない。 そんな中でも ピーちゃんは花の写真に余念がない。

Totibaninjin 栃の様な五枚葉の真ん中から白い花が伸びている。ピーちゃんが後で調べてメールをくれる。 トチバニンジン

ユキザサとチゴユリのコラボ

葉っぱだけ見ていると なかなか見分けがつかない。はなが咲いて初めて 確信が持てる。

 Korabo

Sirobana

最初の展望台まで戻ってくるとすぐに 樹木のない見晴らしの良いところに出る。 やれやれ ここまで来ればにょろにょろ君大丈夫。

にょろにょろ君に罪はないけれど どうしても怖い。 私たちは彼らにしたら 自分たちのすみかを荒らす 侵入者だから ゴメンねって山に入らないといけないのだけれど・・・どうしても どうしても・・・

 

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空を見上げて大の字 茶臼山

2008-05-16 12:56:00 | 山歩き

展望の山茶臼山からは どこまでもつながる山並みが美しい。 緑のはめ込み式の絵のような景色に 雲の影を落としている。

Enbou 「むこうの展望台は もっと見晴らしが良いよ。」その一言で 先に進む。 じつはここ 虫君が少々うるさくて 食事するに どうしよう?と思ってもいた。

こんもりの木の中でよく分からなかったけれど 本当にすぐそばに展望台はある。

Sitara スキー場の向こうに設楽の山々が見えることを確認してから 尾根を少々歩く。ここは蝶蝶が多い。 詳しく種類を知らないけれど 黒い羽根に 瑠璃色の色の入った綺麗な蝶蝶や アゲハ蝶 ひらひらと 連なって 飛んでいる。

Mihariban_3  この山の見張り番の様な大きな木は 枯れているように見えるけれどしっかり根を張って 頑張っていたよ。

さて めざす展望台は まん丸い塔だった。 階段を上ろうとしたら 「登らないで」の表示が・・・

どこも壊れていないようだし でも上の展望台に虎柵が立ててある。

いってみるかぁ

展望台は何の支障もなかった。強いて言えば 柵の一本が外れていたので大事を取ってと言うことらしかった。

さて ここはすごいよ。 ほとんど360度の展望。 南アルプスは 仙丈岳まで見える。 ただ私は 南アルプスは一つも登った事がなく いつも上村のしらびそ峠から眺めているだけなので 特別な思いはない。 それよりも 緑の山並みに心を奪われてしまった。

何て綺麗なんだろう。

Enbou2_2

Kougen

Tenbouzu

Minamiarupusu

こんな風に見えるらしい。 山に詳しい人だったら 山の名前の当てっこしたりして楽しいだろうな。

高原を走るドライブウェーさえ ここでは美しく見える。

そろそろお腹すいたね。 ここはさっきより高いからか 虫君もいなくて 快適にランチ。 今日のメニューはカレー 昨日大鍋にいっぱい仕込んだのに朝起きたらほとんどなくなっていた。 あわてて こそいで二人分確保 ホントに家の奴ら~

Lunch ピーちゃんから 具だくさんのお味噌汁やら フィナンシェやらバナナやらいただいて またまたお腹いっぱい。

ん~ 天気も良いし 空は青いし 緑は綺麗だし

ごろんと横になってみた。 大の字になる。

二人だから川じゃないよ 林にもなれない。 大きな大と 細い大

日差しがまぶしいけれど 腰が 岩盤浴しているみたいに 気持ち良い。 目をつむって時の流れに任せてみる。

時折吹き抜ける風が気持ちいい。 小鳥の鳴き声が 飛び交う。

少し眠ってしまったらしい。 あまりの気持ちよさに さよならするの少々つらかったけれど よいしょ

この山気軽に来れるようになったから 時々昼寝に来ても良いな。 

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芽吹きの茶臼山

2008-05-16 11:41:00 | 山歩き

茶臼山のドライブウェーがこの春から無料になった。 これは財布に優しくてありがたいことだけれど 元々ドライブウェーとして立派な道ではないので これから荒れていくのではないかと 少々不安も残る。

それは別として 「花があるかもしれないから 茶臼山いこ」となった。少し前にネット仲間が行っていらしたときには まだ花には厳しい季節とあったので心配していた。

折しも少し前に 芝桜の絨毯が美しいと新聞に紹介されたとのこと。 芝桜? そんなものあったっけ? 萩太郎山(スキー場)のてっぺんに芝桜の庭を造ったのだそうな なるほどね

あんまり興味なく 今日は茶臼山に行くことにする。

Tozanguti Bangarou

新緑の中 ここはちょっとした観光地ともなっていて いろんな施設が建ち並ぶ。しかし 自然と親しむことがテーマなので そう違和感はない。 伸びやかな開放感あふれる斜面をのんびり登っていく。

始め蛙館のの裏手から登る話もあったけれど 週に三回の山登り 今日はちょっとのんびりいこ と言うわけで 本当にゆっくりゆっくり

この山娘が小学生のときに登ったきりだった。 ハウスの健康家族村だかの応募に当たっての参加だったけれど 前の週に海でビール瓶のかけらで小指が落ちそうなぐらい切って(本当にぶらぶらしていた)つっかけ履きの娘との参加だった。

30分ほどの登りだったけれど 娘も良く頑張ったな

そんなことを考えながら小さな穂を付けた草が風にサワサワしている 斜面を登る。茶臼山の頂上は いろんな緑で輝いている。

Tozandou Minamialps2

遠くに南アルプスが見える。なかなか素敵な景色だ。

Baikeisou バイケイソウが ぼこぼこ出ている。 今年咲くかな?

咲かないだろうな。去年いっぱい見たもの

Sougennonusi この広い高原の主はこれ

穂のようになっていて先がほころんでいる

これが風に揺らいで陽に輝いて綺麗。

自由の丘を越えるまでに二度ばかり 分岐がある。ドウダンの小道をこえて少し行くと 展望台がある。 こけむしていて あまり使われていないよう。でも登ってみる。 南アルプスは見える。

Tenboudai

「上へ行ったらもっと見えるよ」その一言で 登っていく。樹林帯に入り 足下には何だろう?と思える花々が・・・

Hanasiro2

Hanasiro3

Kanaoi

Kanoaihana カンアオイの群生と花。 目が慣れるまで葉っぱをめくっても見つけられなかった花だったけれど 一つ見つけると 早い 早い。 黒くて地味な花が隠れている。

今年はこの種類の花に何度も出会っている。 ずっと会いたかったのに時期が合わなくて・・・うれしい。

Murasakihana

Siroihana

ユキザサの群生も ユキザサ いままで何度も見たけれど その由来である雪のような見えるたくさんの花は見たことなかった。

Yukizasa

Yukizasa2

チゴユリに ツクバネソウ

Tigoyuri

Tukubanesou ここのツクバネソウは定番の四枚羽根 前に大日岳で六枚羽のツクバネソウがあったことを思い出す。

まだ実がなっていないのでその特徴はあまり分からないかもしれないけれど

そんな風に花を見ながら 階段を上っていくとあっという間に頂上に着く。

Kaidan

Chausuyamacyoujyou

茶臼山 半ば観光地ともなっているけれど この山愛知県で一番高山だそうだ。反対側の山にはスキー場が広がり 頂上には確かに芝桜の広場が広がっているのが見える。

南アルプスはもとより 新城や 設楽の山々がよく見える。 ここは展望の山でもあった。 

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