地元のテレビで カメラアイという特集に新城の奥の鳳来寺山が出ていた。
鳳来寺は真言宗五智教団の本山で 702年に文武天皇の命で作られたお寺だって・・・ とても高いところにあるのです。 山岳宗教の霊山として信仰を集めたらしいのだけれど その頃からあるのかしら? この階段
テレビでは古道としてその特集をされていた。1425段 本当は千三百何段しかないそうだ。
それでも結構な段数である。 昔夏休みを利用して子どもを連れてきたときには 暑くて暑くて 階段を上る気はしなくて パークウェーを上って駐車場から歩いた。 結構距離があったので それ以上登ろうと思わなかったことが ずっと悔やまれていた。
テレビを見て 階段も良いかな?と思えた。
言っていることが変だけれど それでもとりあえず 上の方まで車で行った。 膝が心配だったから・・・行者越えの駐車場からと思っているうちに通り越してしまった。
ここにも東照宮がある。 家康の母於大のかたが 鳳来寺にお参りしたら家康が授かったと言うことで 後に家光が建立させたものらしいのだけれど 日光や静岡と比べたらかなり寂しげなものだった。
ここに階段は繋がっていた。 階段を味わうために 少し降りてみる。 本当を言うと 馬の背の展望台や 胎内巡りがとても気になっていた。馬の背展望台は 西の稜線の下がったところにある。
階段は急だけれど 割合細かいので そう大変では無い。 私のように膝の故障を抱えたものに取っても困難では無かった。 むしろテレビで見た階段の様に風情があってなかなか良いものであった。
馬の瀬まで往復40分ぐらいだろうか? 山の左端に見えていた東屋がそれと解った。
ここでは東照宮や鳳来寺しか見えない。
この山は 山の上部にお寺や神社を抱くようにして聳えている。岩肌も見えて横に広がった感じ。
今回は お寺のある山の尾根の周回に決めた。 これが面白い。
前に来たときに 20分ぐらいで奥の院へ行けると聞いていたけれど 暑さに どうしても行く気がしなかった。 山登りなんて大嫌いだった頃の話である。
鉄の階段を一気に上がって六本杉を経て尾根に出る。 奥の院まで登ったら後は尾根を 歩けば良いので 大変なコースでは無い。
奥の院は基礎が壊れて傾いている。 あ~あ 由緒あるお寺なのに・・・私のお賽銭ぐらいでは何ともならないのかな?
奥の院の裏手に回ると 棚山の方面が見える。 あっ!あそここの春行ったね?
結構大変な山行きだったから 感動。
東屋は展望無いけれど 稜線にありがちの風が避けられて良かったので 今日のランチはここ。 リンガーハットのチャンポンと 手羽先と大根の煮物 じゃこてん(四国に行ってきた息子のおみやげ) ピーちゃんの提供のカボチャのスコーンとシュトーレン 漬物
あいかわらず 食べ過ぎだい
ここからは山の上部を横移動。 時々登り降りがあるものの たいしたことは無い 根っこの道 岩ごろごろの道 結構変化があって面白い。 ただ岩ごろごろは 膝の悪い私にとってはやっぱり試練の道になる。 急に速度が落ちて這うように歩く。
何でもこの山 大昔の火山活動によって できた山だとか。 え~~っ? 信じられないけれど 確かにこの山の様子を見ているとそんな感じもする。
頂上を経て天狗岩に向かう。 頂上では この春に行った棚山 宇連山に続く東海自然歩道に向かう道があった。 前に 「あれが鳳来寺山なのね」と反対から見ていたので 感慨深い。 後から追いついてきたお兄さんがどこかに消えた。
どこに行ったかと思ったら 瑠璃山に行ってきたのだと・・・
瑠璃山? そのなまえが綺麗だったので 行ってみたかったのに 案内は無かった。てっきり鳳来寺山の山頂を別名瑠璃山って言うんだと思っていた。残念。棚山へ行く途中にあるらしい。 いかにも残念 瀬戸岩とか 宇連山に続く道を確認してみたかった。
イナバウアーしている木を過ぎて天狗岩
この木 生きているんだよ。 このイナバウアーの先を辿ると もう一度すっくと立ってその先は天を目指し 葉っぱを青々と付けていた。 恐るべき生命力。
私もまけないぞー
この山とても面白いのだけれど 老朽化が進んでいるのが気がかり。 たどり着いた天狗岩の東屋は 瓦がバラバラと落ちるらしく 近づくときは注意するようにとの看板が立つ。
ましたに 鳳来寺や東照宮を見下ろすこの場所は 遠くには三河の山々が見える。 残念ながら 南の方の山はあまりなまえが解らない。
アルプス展望地とか巫女岩とかを過ぎて鷹打ち場に寄り道
ここの展望が一番好きだった。 少し低めの所にあるのだけれど 馬の背展望地を西の端とするなら ここは東の端? 大きな岩がせり出していて 岩でテーブルもできている。
湯谷温泉の方から登ってくる道も見える。あのあたりが行者越え?
静岡の山も見える富幕山はそこにある鉄塔から確認できる。 凄いぞー 山山山だよー
陽が西に傾いて まぶしい 4時までには駐車場に戻りたいね?と言うことだったけれど この絶景で ティータイムなしでかえるのはいかにももったいないよ。
コーヒータイム あ! 違った 私はアップルティーだった
なんてぜいたくな 一時なんでしょ。
後ろ髪引かれながら 下山。 帰り道は 歩いてきた道の 少しだけ下をトラバースして東照宮まで移動 やがて足もとに赤い建物が見えてきて 下山完了。
いつも帰りは嫌い なんだか寂しい。
この山 階段の山と思って 敬遠していたけれど また来たいな。 階段も面白いかも知れない。少しだけ味わってみたけれど 階段が細かいので ゆっくり降りたら そうきつくは無いだろう。
雪も殆ど降らないらしい。 パークウェーは今無料になっているし。。。また一つお気に入りの山見ーつけた