今年は いつまでも暑いので 紅葉とても見られないのはわかっていた。 先週リハビリと称して太郎坊山に出かけてすっかり気を良くした私は 何とか紅葉の見られる山は無いかと探していた。
名鉄のバスツアーに 燃え上がる三段紅葉コース 御嶽山っていうのがあった。うっそ~ 紅葉無理だよ~
例年だと 中央アルプス 千畳敷はそろそろ赤く色づいているはず。でも中央アルプスはちょっと鬼門 まだ痛む手の事を考えると 怖くて行けない。
良し これ行ってみよっ! しかし 御岳 今の脚力で行けるのか?
わたしが知っている田野原からのコースは 初めは樹林帯の平行移動で始まり 岩ごろごろのコースを 一合ごとに作られている避難ドームの様なものを目当てに歩いていく。
六根清浄 登らせたまえ~~ と先達さんの掛け声を聞きながら歩くのは とても大変だけれど 好き。 好きだけど大変。 一人で参加して もしもの時は・・・
ん? ロープウェー コースは 田野原ではなくて開田高原の方のスキー場からロープウェーで7合目まで行って 8合目 女人堂までを歩くお手軽コースだった。 あ 今の私には丁度良いかも・・・
未明まで大雨で 朝おきてもなんだか行く気がしない。 暗いゾー えいっ 気合いを入れて出かける。 あらら 晴れ女の威力発揮で バスに乗る頃には青空。
赤いそばの咲くゴンドラ駅はもう秋 コスモスも青空に映えている。
ゴンドラに乗ること14分
ゴンドラの駅を降りると アルプスの山々が・・・ 少しガスがかかって 完全な形で見えないのだけれど でっかい乗鞍 遠くに浅間 八ヶ岳 見えなかったけれど 木曽駒や南アルプスの山々も見えるらしい。
飯森高原駅にも植物園があるけれど 登らないで 左手に歩いていく。
しらびその小径からが登山道になる。 まだまだ殆ど高低差のない移動。 緑が気持ち良い。
直ぐに行場小屋につく。 7合目の山小屋である。名物は力餅 帰りに戴くことにする。 かなり立派な山小屋だ。懐かしい感じの建物だった。
神社と 直ぐそばに行場があった。 覚明さんがここで修行したらしい岩場もあった。 御岳は信仰の山である。 至る所に仏さまが安置されている。
何だ? アザミの枯れてしまったみたいのは・・・ 葉っぱはアザミ これはオヤマボクチに違いない。 そばに練り込んで腰を強くするって話を聞いたことあるけれど 本当にこれ入れるの?
この花はオヤマボクチでは無いよと山小屋さんに教えていただきました。 木曽アザミだそうです。 後日八方尾根で これぞオヤマボクチと思えるのを見つけました。 これこそきっと
行場からは 丸太階段をひたすら上る。 話に聞いていたので 覚悟をしていたけれど 樹林帯の中 ひたすら上を見上げて登っていくのは きつい。 「六根清浄 登らせ給え・・・」と念仏のように唱えながら ゆっくりゆっくり登っていく。
あそこまで あそこまで もう少し もう少し
足もとを見ると 花は秋の化粧に変わっている。
夏に可愛らしい花を付けていた ユキザサや ゴゼンタチバナは赤い実を付けている。
紅葉はまだだけれど 確かに秋は来ている。
暫く行くと 真新しい丸太をくの字に組んだ 開けた場所に出る。 水分補給に立ち止まる。背中から心臓が飛び出しそうにどくどく言っている。 振り返ると 少し展望が開けている。
いいきもちや~
ここから 大きな石がごつごつしたとざんどうに入っていく。 丸太と岩のコラボレーションや~
帰り 一寸心配。