Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

てっぺんを歩く旅 利尻島Ⅴ  ひめ沼からポン山へ

2011-08-31 18:22:04 | 山歩き

利尻島一周は4分の三を終え 鴛泊近くの姫沼へ向かう。

息子の計画では 姫沼 ポン山ハイキングコースを歩くつもりだったようだ。 ポン山のポンってどういう意味があるのか あちこちにポン山があったけれど 一般的には標高444メートルのこのポン山を言うらしい。

しかし 2時間ほどかかるけれど 本当にいけるの?

Ponyama
あそこまで 登る。登れば 利尻山を間近で感じられるはず。

しかし遠いよ。

無理 無理

Himenumaとりあえず 姫沼だよ

吊り橋を渡ると姫沼が緑色の湖面を輝かせている。 

Ubayuri_3
やぁ 久しぶりだねぇ

ウバユリ君にこんにちは。

それにしてもごつい百合だねぇ  君は 利尻でもウバユリって言うのかい? それとも 蝦夷とか利尻とかの名前もらっているのかな?

一周20分ほどの姫沼 先ほどのオタトマリでもあんまり花が無かったので 期待して無くて 計画通りに 回ってみましょ・・・・と

あららぁ でも結構花ありますよ

Ezosukasiyuri
エゾスカシユリ? コオニユリとどこが違うか解らないけれど

この沼の散策道路は すかし百合ロード

これでもかっって咲き誇っている。

Hana6_2

Koitiyouran
終わりかけで きったないけれど コイチヤクソウ

とっても小さくて 木道から身を乗り出して撮るので 何とか撮れたのは奇跡じゃ~

Tonbosou_2
奇跡の連続

何も無いと思っていた姫沼の散策路は 次から次へと現れる花々に 先へ進めません。

トンボソウ

Benihanaitiyakusou
ベニハナノイチヤクソウ

ね  おかしいでしょ? こんな小さな沼の周りに 花がいっぱいなんだよ

Kurumabamuguraクルマバムグラ?

これは珍しくないか?

Hana7
何やろ? 可愛いい白い花が群れている。

エゾフウロ? ちょっと解らない。

Maizurusou
おや マイヅルソウは もう種を付けている。 咲いているときは可愛らしかったんだろうな。

Tubameomotoツバメオモトも美しい青色の宝石を残している。

なかなか 花があるところです。

Umegasasou_2初めて見る花です。

小さいのでうまく撮れませんでしたが ウメガサソウです。

梅の花を傘にしたような花と言うことらしいですが。 同じ花をどこかで見ても 名前が言えるかどうか??? 自信ない。

Kurumabasou
こちらは クルマバソウでしょうか?

Mokudou生物を守るために 作られている木道

草花とさほど離れている訳ではなく 気持ちよく歩ける。

途中で リュックに大きな鳥のぬいぐるみを乗せているお兄さん発見。

「あ カラス」

「いえ この子は頭が赤いのでカラスではありません。」「クマゲラって言う キツツキの仲間です。」

ほう この森にはクマゲラがいっぱいいるらしい。

お兄さんは 観光客を案内しているインタープリター

「クマゲラは 木にいくつかの 偽の穴を掘るんです。 本物は一番てっぺんの穴です。熊や鷹などから 守るためです。」

利尻には熊と蛇はいないんじゃないの?

はい 確かにそうですが 種の生まれ持った習性ですね? ここでは 天敵はアナグマぐらいしかいないですよ。

なるほど・・・・ と 人の雇ったインタープリターに聞きまくること。。。。めっ

Kinmizuhiki
おもいがけず 沢山の花に出会って ゆっくりしてしまったよ。

途中ポン山へ行く道があった。

いける?

飛行機間に合わないよね?

良し お風呂と お昼だ

とあっさり諦めて 今度は鴛泊まで向かう。

これで反時計回り一周した。

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てっぺんを歩く旅 利尻島Ⅳ 仙法志からオタトマリ沼

2011-08-29 23:02:11 | 山歩き

Simanoeki
お茶や おやつを仕入れたくて セイコマート探すも ちょっと離れてしまった。

じゃぁ と島の駅

海産物問屋の家屋を改造して作った素敵な島の駅。 とても親切な受付に 冷やかしのつもりが 少し戸惑う。

まず向かうのは 仙法志御崎海岸

仙法志ポン山から流れ出た溶岩流で出来た海岸線  ここからの利尻山は なかなか良い。。。。と言いたいが 霞んでいる。

Senbousi

ここで ウニの殻?きをやっていた。

Kitamurasakiuniウニは ガンゼ

とげとげがいっぱい。 一個500円だそうな

「食べる?」

「いらない」

500円が高いか安いから解らないけれど ノナなら食べたかったと・・・

ま 良いさ いっぱい食べたもん

Unikaramuki

降りていくと 岩をせき止めてアザラシ(だと思うんだけど)を飼っている場所がある。 

えさ代100円

これも経験と お茶碗に入った鰯?のような小魚が。。。。

Hana4

お~~い あざらしく~ん

Azarasiな~んだい?

Azaasi2_3
めしくれ~ めし めし~

Konbu隣の岩場では こんぶがゆらゆら

ここで泳いだら 間違いなく足を昆布に引っ張られ 海の底に沈められるに違いない。

まるで妖怪のようだった。

と まぁ こんな風に遊んで 出たところで昆布をしこたま買って帰る。 利尻昆布は最高級昆布 うちの方では手に入らないことが多い。 一年分  そして友達や 会社の分・・・・

Otatomari

オタトマリ沼

向こうに霞んで見えるのは 利尻山だろうか? 地図で見ると 確かに利尻山の方向なんだけどね・・・・

この辺は 沼浦湿原と呼ばれるところ。 海の水際で爆発的な噴火が起き爆裂河口が出来る。

そのときに出来た粉砕された石などが積もって池を作る。 その後植物が入ってきたが気温があまりに低いので 枯れた植物は腐らないで 堆積し湿原を作ったと言うこと

少し離れたところにある三日月湖と合わせて このあたりは広い湿原になっている。 池の周り ほぼ一キロを歩いているときには 気づかなかったけれど 帰りに飛行機の窓から 確かにこの湿原の様子を確認できた。

Dokudami

Hana5

オタトマリ沼 時期的に花が少なかったのか 天気のせいか ただひたすら一周しましたと言う 割合退屈な歩きになった。 残念。

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てっぺんを歩く旅 利尻島Ⅲ 朝飯前のプチ登山

2011-08-29 15:51:35 | 山歩き

私 ずっと利尻岳と書いてきましたが 正確には利尻山だそうです。1721メートルの標高があると利尻岳と呼びたくなりますが  それに対して レブンは礼文岳です。 礼文岳は標高490メートルです。 岳と山はどこで区別するのでしょうかねぇ?

利尻島は 利尻山だけで出来ているような島という印象です。 富士山のような美しい姿の山は広い裾野を持っていて 礼文島に比べると豊かな森林があります。 どんな経緯を経て出来た島なのか興味ありますが 不思議もいっぱい。

利尻にもレブンにも蛇と熊がいません。 

大陸と陸続きの時期もあったはずなのに 不思議なことです。 

Yotubahiyodori

さて今回は 利尻山の登山は計画に入っていません。 登るに6時間かかると言われる山は 私や亭主 お嫁ちゃんには無理です。 夕方の飛行機にも間に合いません。

Hana1

で 途中まで行ってみることにしました。 沓形コースです。 

裾野は広いです。 森林の中を クネクネクネクネ 結構走りました。 迷子になりそうです。

やがて沓形の登山口が現れました。 駐車場は その先 ちょっと入ったところです。

Tozanguti

Zareba_4
このコースは 難所がいっぱいあります。 こんなザレ場をトラバースするので かなり怖い。

Syoikonageこんなところも・・・・

画像は 何年か前に息子が行ったときの物です。

でも 頂上に着けば 見事な景色が広がっています。 だからみんな遠くから上りにくるんでしょうかねぇ

それに 頂上には利尻にしかない利尻ひなげしが咲いているし

Tozandou_2
おお~

レブンが見える

金沢ナンバーのご夫婦が登る準備をしていらっしゃいました。 ちょっと羨ましいような 怖いような  気をつけてね~

ちょっとだけ登り隊は 駐車場から見返り台園地展望台に行きます。 ほんの百歩ほどの山歩きです。(山歩きって言うな!)

でも高さはあります。五合目から 五・五合目ぐらいの高さまで行きます。 登るにつれて 海が見えてきます。

Cyuusyajyou

草むらが ごそごそって言う度に 息子びびっています。 はぁ?

私 蛇と熊がいないと聞いたら 怖い物はありません。

Risitiyama
そろそろ森林限界を抜けそうです。

でも利尻山は てっぺんが雲の中

残念

Kutugatakou
大分霞んで来ちゃった

沓形港  宿泊先の利尻ホテルも見える。

そろそろおなか空いてきた。 降りるかな?

Hana3

Risiri_2

Asagohan_3

ご飯の後は 残りの利尻を反時計回りに回ります。

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てっぺんを歩く旅 利尻島Ⅱ ウニ漁は時間が勝負

2011-08-27 21:38:20 | 旅行記

利尻到着の日は ご飯食べたら みんなバタンキュー  8時頃には寝てしまったのでは無いだろうか? 気づいたら 朝4時だった。

日はすでに昇っているのか かなり明るい。 村内放送?がかかる

「今日は ガンゼ漁は6時から8時まで」と放送が入っていると・・・ガンゼ(蝦夷バフンウニは利尻昆布が無いと生きられないのだそうな だからこの子達はセット)

「昆布漁 見に行く?」 やはり起き出して退屈そうな息子。 亭主と お嫁ちゃんは 気持ちよさそうに寝ている。

行くかぁ   朝ご飯は7時の予定 まだまだだし

Konbuhosi_2
昨日の干し場に行ってみたけれど 何も無い。 昆布漁の時期は終わったのかも知れない。

それに お天気が良くないと昆布は干せない。 そんな条件の悪さに諦めて海岸線の方へ行ってみる。

足下が悪い。 昆布干し場は 昆布が乾きやすいように とがった石がいっぱい入れてある。

タイヤ切れたらどうする?

唯一見つけた昆布干し場  あんまり沢山じゃないけれど つやつやとした美しい昆布が並んでいる。 しかし 誰も人がいない。

せっかく来たし その辺散策するか

海辺が慌ただしい。 ん? 漁に出る準備かしら? あ あ あ ウニ漁?

Uniryou船がエンジン音をさせて 同じ方向へ走っていく。

その様子は 競艇場のレースのよう。(行った事はありませんけれどね)

Uniryou2_4
ノナではなくガンゼの漁となれば 急ぐのも解る気がするけれど・・・・

本当にけたたましい音がしばらく鳴り響いていましたから

Hana2

Hana3

ウニ漁ってどうするんだろう? って興味津々 さっきあんな勢いで飛んでいったから 見られないよな・・・・

近くでチャポン チャポンって音がする。う~ん 何だろう? 何しているんだろう? と思って近づくと 船に乗った人が 水底を覗いては 何かを取っている。 船は乗っている人の体重で傾き それでも 船を少しづつ回しながら

Ryou

Kitanokogirisou

ひょっとしたら 縄張りとかあって 自由に採れないのだろうか?

私でも探せそうな場所で 採っている

もっともウニとはかぎらないけれど

いずれにしても ウニ漁は立った二時間限定の 時間勝負

そうやって 乱獲を防いでいるのかしらね?

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てっぺんを歩く旅 利尻島Ⅰ  昆布とウニの島

2011-08-27 12:30:12 | 旅行記

利尻島と我が家には 少なからず縁があります。

息子が今年結婚するまで どうしてもきちんとした就職を嫌がりました。 大学院まで行って フリーターでは 親としては。。。。 息子は 高校の講師をいくつか掛け持っていましたので生活には困っていませんでした。 いえ たぶん今の倍の収入はあったと思います。(結婚を機に 正式採用を受けましたので)

Risiridake

で 夏休みなどは ある意味無責任に飛び回っていました。 この利尻も夏を過ごした島です。

利尻へ行くといったまま ちっとも帰ってこないのでメールを送ると 昆布漁のアルバイトをしているのでかえれないと・・・・なんだと~ぉ 利尻に住み着いてしまうのではないかと思うぐらいこの島に慣れ親しんで帰ってきたのは 段ボールいっぱいの昆布と真っ黒な顔

大人になってからも 親に心配ばかりかける子でした。

Kamome
レブンが小さくなるのを見ながら 立派なフェリーに乗って利尻に向かいます。

みんながえづけするので カモメはえさをねだりにやってきます。

Yuuhi

宿に着く前に 前にお世話になったおうちへ行きたいと息子。鴛泊から 沓形までほぼ4分の一を走ります。 今夜の宿は鴛泊 利尻ホテルで 漁師さんの家は鴛泊にあります。

ずいぶんお世話になったようで 毎日おいしいお魚を嫌と言うぐらい食べてきたのだと・・・

魚しか出んかった・・・・

おうちへ行ったら 閑散としていました。 確かに もう漁が終わっている時期だそうで  それでもなぁ・・・とピンポーン鳴らしたり 倉庫覗いたり

やがておばあちゃんが出ていらして 「体調悪くして昆布の養殖は止めたんだって」 「ずいぶん稼いだから今は悠々自適だろ?」と言いながら寂しそう。 ご主人お出かけと言うことで 昔昆布を干していた場所に行ってみる。

Konbuhosiba
利尻岳を背景に 広い昆布干し場

最近まで使っていた様子があるのになぁ・・・・と諦めきれない様子。

それなら ちゃんと連絡しておけば良かったのに

Mirupisu
途中で寄った ミルピスのお店 お店とは言えないねぇ

牧場の納屋の中のようなところで 出してくれた。

あんまり欲しくなかったけれど 息子は 大の乳酸菌飲料ファン

毎日ピルクルを パックで飲んでいるぐらいだから 話の種によってみたら?と

中でミキサーを回す音がしたからね

企業秘密って言いながら 案外 カルピスと牛乳合わせたんじゃないの? って意地悪な事思ってしまった。

ごめんなさい

買って帰るって言わなかったから ピルクルでいいやって思ったんじゃないの?

しかし この島は カラスとカモメの多いこと 多いこと

Kamome2
亭主と 息子が利尻の話をしていると 必ずカラスの話しになる。

亭主は学生の頃 いわゆるカニ族で 利尻でもキャンプをしたことがあるらしい。

カラスにえさを狙われて おっても おってもやってくる軍団に辟易としたらしい。

だから利尻には良い印象を持っていなかった。

さて今回はどうだろうか?

息子が 漁場から通ったと言う 利尻ホテルのお風呂に入って 一段落。 ふ~

Bangohan

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