Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

大銀杏に心躍る 飛騨国分寺

2017-03-12 21:17:51 | 旅行記
高山には住んだことはありません。
ここは 母の実家に行く通過点でした。
母の実家は ここから乗鞍の方にバスで行く山深い集落にありました。
「家の一族の土地を踏まないで乗鞍には行けない。」って言うのが従兄弟の自慢でした。

そんな事もあって 高山を歩いたことがあまり無い気がします。
いつも車なので 駐車場を考えるのめんどくさいし・・・・

名古屋駅で 高山の散策地図を渡されました。
10分で行ける範囲と円が引いてあります。
こんなに小さな町だったんだ・・・・ほとんどの観光名所はその中にあります。


「国分寺行こう」
何十年ぶりにちがいありません。
国分寺に興味があったのだから 中学生の頃でしょうか?
聖武天皇が全国に建立をされたあの国分寺です。 
大銀杏が有名です。


樹齢1250年って凄くないですか?
創建当時からあるって事ですよね?
面白い伝説が残っています。
寺の塔を作った大工が本当は7重の塔を作るつもりだった。
ところが見てください

三重の塔しかないです。
大工さん間違って木を短く切ってしまったんだとか
それを見た娘さんが 美しく見せる工夫を提案し そのできばえはとても評判になったんだそうです。
愛でたし愛でたし・・・・ってなるはずなのに お父さんは自分の名誉を守るために娘を殺して埋めてしまったんだと
何とまぁ
その後に一本の銀杏が植えられたのが今の大銀杏になったと言うことですがなんだか笑えない切ない伝説です。

この銀杏 とても美しく 黄色い葉っぱが落ち始めると一気におちて飛騨地方に雪が降ると言われているそうで 愛知県にいてもニュースで知らせてくれます。


雄の木ですが いわゆる気根がでていてそれがおっぱいのように見えるので乳銀杏といわれ 母乳の出ない人がお詣りに来るそうです。


少々地味ではありますが 鐘楼門 高山城から移築されたものだそうです。
武家の好みということでしょうか?


昔広いと思った境内は 今見るとそうでも無く不思議な気がします。
本堂です。
ここには 薬師如来様 阿弥陀如来様  聖観世音菩薩様 弁財天様 不動明王様 如意輪観音様が祀られています。
庫裡によって中を見せていただけるかお願いしました。
中までは外国の方はいらっしゃいません
静かにお詣りさせていただきましたが 円空作の弁財天様は出張中でした。 残念!

長いこと気になっていたお寺でした。
静かに鑑賞できて(お詣りできて)満足でした。
コメント (2)
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君の名は?で盛り上がる町   飛騨古川

2017-03-03 21:26:43 | 旅行記
「クラブツーリズムで ワイドビューひだの往復チケットが5500円で買えるんだけど行かない?」
おや いつもは車で行く飛騨
片道の旅費でいけるって良いじゃ無いですか?
思う存分飲めるしね

というわけで 朝早く車中の人になりました。
滅多に電車乗らないし 指定席を取るなんて無いことだから一寸興奮です。

「高山ばかりだと時間余るから古川にも行こうよ。」と亭主。

古川はアニメ「君の名は?」で話題になった場所です。 アニメを見ていませんがどんなところが舞台になったのやら?
古川は 幼稚園に入る前まで暮らしたことのある私のふるさとです。
父の実家です。
父は仕事で岐阜へ出てしまったので 家は弟に譲りましたが 畑はまだあります。遠い親戚に耕作してもらっていますが
今では親戚もなくなり 残っている畑だけが古川と私達を繋いでいます。


駅前ロータリーが出ていたらしいです。
子供の頃に比べると随分広くなりました。

駅の連絡通路から見た景色もそうらしいです。
後は神社へ行く階段とか 我が家の畑の近くのバス停とか 飛騨牛のゆるキャラの看板とか・・・・・
もう一寸古川の古川らしい良い場所があるだろうに
ホントにもう

しかし 聖地巡礼とかで沢山の人が駅にたむろしています。 ウン十年生きていますが こんなに賑わった古川を知りません。 中国の方とおぼしきグループもいっぱい

私は 古川のらしい場所と 幼い頃の思いで探しに出かけます。



こんな小さな露地だっけ?
こんな狭い場所でも 雪が降ると竹で作ったスケートで遊びました。 良く側溝に落ちなかったもんです。



家の直ぐ脇にあります
瀬戸川  細い人口の川のようですがいつも綺麗な水が流れていて 今は夏場に鯉が放たれていますが 昔は野菜など洗っていたように思います。
れれれ?
降りて行く階段が無くなっている。


亭主も一緒だったので 酒蔵に行くことにする。
古川には二つの酒蔵があって瀬戸川沿いに並んでいる。
此方は 蓬莱(渡辺酒造)
最近日本酒業界は頑張っているね
今ここでしか飲めないお酒を二種類飲ませてもらって ご機嫌
もう一つの酒蔵 蒲酒造にも行って重くて歩けないほどお酒を買ってくる。  あほ


そのまま大好きだったおばさんのところへいく道をたどる。
ろうそくの看板が見える。
ずっと前にNHKの朝ドラ「さくら」の舞台になったお店ですそ。確かさくらさんがここで下宿していた。
和蝋燭の職人さんの家です。
冬の行事三寺まいりには 欠かせないアイテムです。

三寺の一つ 本光寺
大きな銀杏があって 母と銀杏の葉っぱを使って首飾りをつくって遊んだ。
絵のような光景がいつも私の中でフラッシュバックします。
心に ぽっと灯りがついたような気がする光景です。
小さな町ですから直ぐに一回りしてしまいます。
見るところが無いわけでは無いのですが このところ少々足の具合が悪い。
電車の時間に合わせて 駅前のホテルに戻り 珈琲を飲みながら高山行きを待ちます。
静かな時間が流れていきます。
コメント (2)
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