息子が先週から又北海道に行っている。
今回は利尻 礼文
今回の行程に とても気になっている場所がある。 それは利尻富士。
「登山はやらんよ。」 やまに誘うたびに そう言ってきっぱり断わっていた彼。 だからいわゆる登山はやったことが無い。 この間尾瀬に行ったときに三平峠を越えていったのが 初めての山登りだろうか?
「今度 お天気良かったら 利尻登るかもしれない。」
ずっと誘っていても 「写真撮りたいだけ。 別に山頂に行かなくても 写真は撮れる。」
そんなことを言っていたので 心配になってしまった。 初めての山登りが利尻富士 それも往復10時間もかかるガレ場 岩場いっぱいの中級者以上の山らしい。
一人っきりで もし何かあったら・・・転んで骨を折ったらどうする? 尾瀬でも ひょいと飛んだとたん大滑りして転んだじゃない。
大丈夫と言っていたけれど 私の心配を少しは 心に留めていてくれたらしい。
朝10時頃携帯に電話。
「頂上に着いたよー。 いや 凄いよ」
「何が?」(景色だと思ったのだよ)
「山頂はものすごいガレ場で 立っていても滑るくらいだよ。」
へーそうなんだ。 ひとまず安心。
山頂にたった感想はついぞ聞かれなかったけれど 電話を切って又不安。
山登りでの事故は 殆どが下りで・・・私も 転んだり 足を痛めたり つまずいたりは 全て帰り道におきている。
若さに任せて 気がゆるんで怪我をしたりしていないだろうか?
取越し苦労と思いながらも 馬鹿な母は なかなか心配をぬぐい切れない。
思えば生まれたときから 体が弱くて入退院を繰返し 小学校3年生までは 進級が危ないくらい 学校を休んでいた。
そのことを思うとすっかりたくましくなった彼を喜ぶべきなんでしょうね? 頑固さだけは 変わらず やりたいことはやってしまう。 そのたびに冷や冷やしたこともあったけれど 今回はとうとう登山ですか?
あまりはまっては欲しくない。
私の様に小心者では無いから 無理を無理と感じないで 大失敗しそうな気がするから・・・仏様に手を合わせる時が多くならないようにして欲しいな。