Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

今年の登り納め 明王山

2007-12-20 13:00:00 | 山歩き

12月20日 関ヶ原エコミュージアムの会で 自然観察会に参加する予定だった。 お天気が悪いから3月まで延期というメールが入った。 元々20日は 仕事の日。 仕事の予定を変更してもらって備えていたので 空きができてしまった。

「どこか行こう」とジオンさんからお誘いが

「金勝アルプス行った後だから ゆったり癒しの山なら・・・」とジオンさんに計画をゆだねる。

鳩吹山と 明王山が候補に挙がる。どっちも行ったことないので 良いよ。

Sizenisannnomori

9時半 各務野自然遺産の森 駐車場で待ち合わせ。今日の参加者は ジオンさん ハイジさん ラビットさん そして私 4人でまったりハイク。お不動さんがいっぱいの山なので「ふどうの森」という。 長いこと「ぶどうの森」と思っていた。 でもこの辺葡萄の産地って聞いたこと無いし 葡萄畑も無い・・・

東海自然歩道も通っているこの山 各務原パークウェーが走っているのであんまり 登山って感じしないけれど

残念ながら時間切れ 正月明けに更新します。

 

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懲りない私と 金勝アルプス

2007-12-18 13:00:00 | 山歩き

7日に 湖南アルプスの一部である 鶏冠山に行ってきたことはもう報告済み。 その時に分岐で迷った 耳岩や 天狗岩が 昔から行ってみたいと思っていた 金勝アルプス 竜王山への道の途中だとわかった。

ピーちゃんが18日仕事休みだから 山いこっ! っていっていたのを思い出して 18日は竜王山しかないでしょ と決める。 いつも前日もしくは当日にしか行く山が決まらない私としては これは歴史に残る選択に違いない。

それでも怖かった。

Iwaba2 Iwaba1

こんな所やあんな所 いまおもいだしても 気が重くなる事は確かだった。 

でももう一度 他の挑戦の仕方を探してみたい気持ちも捨てられなかった。

ネットのレポで調べまくり 山仲間に聞いて回り・・・・何度シミレーション登山をやったか・・・

12月18日 わが家を朝7時に出発。

高速は年の瀬とは言えそう混んではいなくて 10時前に 草津田上インターを出る。

ここから近かったよね。 しかし ここで大誤算。 草津田上は まだできたばかりのインターでナビ君知らない。 おまけに 桐生キャンプ場が正しい名前では無いのか入力できなくて 「だいたいこんなもんだろ」って場所を設定したから 完全に迷い子。

ナビ君が栗東に戻ろうとするのを逆らい 本当は正しい方向に導いてくれているのかも・・・と時々信じてみたり・・・ そんなわけで一時間もうろうろして比叡山にするかと決心し掛った頃に道の駅こんぜの里に着く。 そこで道を尋ねたお兄さんが山にお詳しいようで 「反対側に来てしまいましたね 竜王はここからでも行けますけれど・・・」と詳しい地図を出してくれる。

あらら 車で行けちゃうんだ。15分で頂上だって・・・いやいやしかし あの大岩の再挑戦と 耳岩や 天狗岩に挑戦しなきゃ  と言うことで 20分ほどかけて戻って 登り始めたのは お昼少し前 はぁ~~ 急がないと暗くなる前に帰れないよ。 ゴメンね~ぴーちゃん

Otigataki Takitubo

Takinoue ここまで さほどきついわけでもなく るんるん気分で登っていく。 滝の上と思われる所では 小さな水流を追って 滝がどうやってできているか見るゆとりもあった。 見回すと 辺りはごつごつと 奇岩が貼り付いたような山容。歩いているときからは想像ができない。

やがて 例の大問題の大岩。 ここは 今回は ロープの方から登ってみることにした。 こちらの方が傾斜がきついのだけれど 挑戦。

よほどのきつい岩でも 鎖やロープを使わない主義だけれど 今回は2-3歩 ロープで体を持ち上げてみる。 足を両方に踏ん張って トントン 岩の真ん中まで調子よく登ったところでロープから離れる。 更に登るには きつい。 行き着くところも なんだか怪しげ 横に歩くことで傾斜を和らげて 岩の一番上までいくことに成功。 やっぱり二人だと力と 勇気がでるな。

後から登ってきたピーちゃんにっこり。

Pi

ここから分岐までは前に歩いているので 怖くはない。

「さあ ここからが未踏の地です。どのくらい時間掛るかわからないので がんばりましょう。」

分岐を 右に折れる。北峰縦走線を使って白石峰まで行き 時間があれば竜王山をピストン 国見岩を通って狛坂線で降りてくる。 林道が長いと嫌う人もいるけれど 今日は磨崖仏見たいし さかさ観音も見たいし この道しかない。

しばらくは 普通の尾根道。ここから40分ぐらいで天狗岩に着けるはず。 快適な尾根道 そう続くはずもなく直ぐにザレザレの道。 あれれ こりゃウォータースライダーだよ。

Tenguhe

Suberidai ただこの道 ありがたい事にびっくりするような急な登りも長くは無い。だから 苦しいと思った事は全くなかった。

足もとはいつもおぼつかなかったけれどね。

鈴鹿の山みたいだね?

花崗岩のザレタ道を上ると直ぐに 竜王山の特徴のごつごつ岩がたんこぶみたいについた山が見えてくる。 「え~~ あれだろうか? いぇ~い みたいな岩が貼り付いているよ。」

ピーちゃんがおかしそうに笑う。 しかし あそこまではだいぶありそうだよ。

途中おおきな岩が張り出しているところがあった。これが天狗岩?と思ったけれど少々時間が早すぎる。それに あのたんこぶいっぱいの岩とは違う。

Kigan Kigan2

要するに ここは奇岩いっぱいの山なんだね?

前にジオンさんがこの山を紹介してくれるとき「滋賀県に燕みたいな山があるの」って言っていた。 わかるよ その表現。

いぇ~ぃ の岩がどんどん近づいてくる。やっぱりあの塊が天狗岩らしい。 あそこ 登るんだろうか?

Kigan4

Ootu 小一時間歩いたけれど 天狗岩の表示が無い。 おかしいな?確かにあちらへふらふら こちらへふらふら歩いたけれど 3-40分でつくはずなのに・・・

樹林帯から また急登を登り切ったところに急に現れたのが天狗岩の裏側だった。 裏から見ても ずいぶんおおきな岩で 立ちはだかっている。

ロープが一本ゆらり。 「自己責任で登ってください」との警告文が・・・

前にこの岩に沢山の人がクリスマスツリーの飾りのように 貼り付いているのを見た。 向こうがどうなっているか見たくて ロープにぶら下がってみたけれど リュックをデポした方がよさそう。 今回はピーちゃんをレポーターとして派遣。

Kigan5  Kigan7

何処まで歩いても退屈しない。上天気と言うわけではなかったけれど展望も良く 次々現れる奇岩に名前を付けて 戯れる。

通れるかな? 関門がいくつかあったけれども無事クリアー

さ 次

え~~?

とんでもない下り道だよ。 危ないところいっぱいあると聞いていたけれど ザレ場で またこの下りですか? ま滑ってもずりずりと滑り台になるだけで きっと大けがは無いでしょう・・・・ きっと 多分

Kudari

やれやれ 何処までも続くよ緊張感。

しばらくは樹林帯を通り(こんなのがあることがおかしい)時々 変わった岩に出くわす。 少し展望が良くなると また通り過ぎた天狗岩が見える。 向こうに見えるのは 鶏冠山だね。

Tozandou_3

Tengukaratosaka 天狗岩 あの上に立ってみたかった。 また来るから。 その時に挑戦してみよう。

Tozandou2天狗岩から15分程で耳岩に

耳岩 表に回って見てみる。 何処が耳? あまりわからないのだけれど 何か名前つけないといけないからね。 耳岩 もっと下がってみるとわかるのかもしれないけれど 下りは またロープ 先があるので ここはパス。 ここから帰るときには 見えるかもしれない。

Mimiiwa_2ここから白石峰までは さほど印象に残っていないところを思うに 良く似た感じだったんだろうね 白石峰はこんぜの里のお兄さんにも勧められ 10分ほどでついた。 ここは交差点。竜王山 狛坂磨崖仏へ行く狛坂線 茶沸観音への茶沸線 そして今まで歩いてきた耳岩への道 全体に少ない道標も ここではにぎやか。

竜王山まで20分  しばし考える。 4時には下山していたい。 往復 最低でも40分 小一時間かかる道を行って良い物やら・・・・ 止めよっ

道さえ間違わなかったら いけたのにな 残念。

耳岩からの道 今までと打って変わって階段が多くなる。それも少々新しい。 暫く急降下を覚悟していたけれど とんとん 階段 山にいることを忘れる。 茶沸観音 狛坂磨崖仏 それぞれのお寺への 参道なのだろうか?

Kaida     Komasak

Kasaneiwa 

昨日載せといたのよ と言いたくなるような 重ね岩。微妙なずれが面白い。 どんな課程を通ってできるのだろうか?

不思議な自然の造形物

更に降りて国見岩 山仲間(一緒に行ったことは無いけれど)のお勧めの場所。 ベンチもいくつかあって展望の良いところ

今日は一度も食事していない。本当は鍋の用意していたんだけれど とても時間が心配で お茶だけを飲んで先を急ぐことにした。

国見からは 第二名神の新しい道が見える。

Kunimkara今日はあの道の下を通って帰ることになっている。 まだまだ長い道のりの様だった。

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カサコソ落ち葉を踏みしめて 鶏冠山

2007-12-07 14:00:00 | 山歩き

前にも後にも誰もいなくなってしまったけれど時間は11時半頃。ここから尾根道を左に歩いていく。尾根道だから 少しは楽になるだろうと考えたのだけれど そうでもなかったな。

しばらくは 岩の道もあり 先を知らないので またあの大岩の登りに出会うかもしれないと思うと 不安がよぎる。

Keikanhe1 Keikanhe2

落ち葉をカサコソ言わせながら歩くのは楽しいけれど 思ったより起伏が激しい。

Keikanhe3 Keikanhe4

行く手が明るい。ああそこまで行けば頂上なんだ もう少しだよ。

そう思って自分を励まして登っていく。振り返る ずいぶん登ったね

あれ? 

やっと登りついたと思ったら だだのピーク。 また下っているではないの?

がっかり。 登って登って振り返る。 日の光を受けて紅葉が美しい。私と一緒で盛りを過ぎているのに 脚光を浴びると輝く物らしい。

Kouyou  時々樹間に栗東の町が見える。馬のトレーニングセンターだろう。競技場のような建物が見える。

割合案内の無い山だけれど コールセンターに繋がる電話番号と コールポイントが沢山付けられていた。わからなくなったら ここに聞けっていうわけでは無いだろうけれど 少し安心。

Keikanhe5_2 

Nagaione 二度ほどおおきなピークを越えてはぁはぁ言いながら辿り着いたのが頂上。

11時50分 まだ昼前。

頂上ではいくつかのグループが食事中。 あの姦し娘ならぬ 姦しおばさんもいる。

私が最後と思っていたけれど 主催者が最後を歩いていた。一緒に腰を下ろしておむすびを食べる。「下りは もうあんな岩下りは無いでしょうね?」

「いえ 長いこと来たこと無いから わかりません」

Rittou Sankakuten

なんだって~ぇ? そう言えば名鉄のインストラクターは鶏冠山をけいかんざんと読んでいた。きちんと調べたわけでは無いけれど これはとさかやまと読むと思う。 ネットの仲間はみんなとさかやまと読んでいる。

一つ食べたら十分 姦しグループと前後したくないので 帰りを急ぐことにする。どうか 岩下りはありませんように。

暫くは 落ち葉かさこそ 静かな癒しの道。

Gezan1 Gezan2

ゆったりした坂道が嬉しかった。でもこの山そう簡単にくだれるはずはない。

途中から 足もと危なっかしい大下りが待っていた。 落ち葉のしたが見えないから 様子がわからない。

滑って大けがしないように すこしづつ ゆっくり下る。

でも 緊張で大汗。

この道は北谷線と言うらしいのだけれど いつも左側に大きく谷を臨み その向こうに鶏冠山のてっぺんを見て歩く。 谷を回って大きく周回するような感じだろうか?いつもいつも左手に鶏冠のてっぺんを見ているので何時辿り着けるか・・・・進んだ気がしない。

Mikamiyama もう一度栗東のトレーニングセンターを見て その先に近江富士と言われる 三上山を確認してから ひたすら降りていく。

ひょこっと張りっぱなしのテントがある林道に出たときには ほっ! 転ばなくて良かった。

右手に不思議な駐車場が・・・ 誰も止めてはいなかったけれど 整備されて 車いす用の駐車場まである。

どこから来るのかな? 車椅子で登れる山では無いんだけれど・・・・

Cyuushajyou ふと思い当たった。登りでぶつかった分岐はたまみずきの道と言われ とても整備されていた。 この駐車場はたまみずきの道へ行けるんだ。

納得して林道を歩く。あと少しで 駐車場だった。無事に帰れた喜びがフツフツ湧いてくる。

ふと左を見ると 山肌がごつごつ 異様な様子をした山が見える。あ あれが金勝アルプスだ。 きっとそうだ。隣の山だったんだ。

Tenguiwa そのごつごつした山容を見て 今度絶対行くと誓った。次の火曜日に ピーちゃんとどこかの山に行く約束をしていたので 絶対引きずり込もうと思った。

不思議な山 湖南アルプス。

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一枚岩の登りにおろおろ 鶏冠山

2007-12-07 13:00:00 | 山歩き

山中間 ジオンさんに(こう言うのが憚られるほどレベルは違う)滋賀県に金勝アルプス(こんぜあるぷす)とよばれる面白い山があると聞いた。何時か案内するから一緒にいこっ!と誘われて楽しみにしていた。しかし休み合わず。 

名鉄バスハイクで 鶏冠山へ行くプランがあった。 湖南アルプスと書かれていた。湖南アルプス?何処だろう? 金勝アルプスに近いのかな? 軽い気持ちで参加した。足慣らしと 下調べだい。

草津田上インター 最近できたインターらしい。 長い長いくるくる道を抜け 草津の町を抜けたかと思ったら割合直ぐにキャンプ場にたどり着いた。 上桐生。途中に山の上におかしな格好の岩がいっぱいたんこぶのようについた山を見つける。「あ あれ 金勝アルプスじゃないんかなぁ?」

今日のコースは 暫く林道を歩いたら右に折れて落ケ滝線を登り 分岐で左に折れて鶏冠山へ登る。その後北谷線を降りての周回コース。ざっと説明を受けて楽しみは滝コースかな?

林道を歩いていると 七夕の短冊のようにいっぱいの木札がぶら下がっている。地元の小学生が書いた木の名前のプレートらしい。 

RindouKifuda ぼけているけれど 地元の人々が 山を 木を 自然を大事にしていきたいと願っている事が感じられる光景だった。

右に折れると向こう側から光が差してくる。 ん?

暫く樹林帯を歩くつもりだったので 不思議と思っていたら もっとびっくり。

綺麗な池と とても綺麗に整備された畑が。。。 こんな奥まで来て畑? 車まで入っていたよ。

Hatakehe Okunohatake 

猪よけだろうか 畑はぐるりと柵が張り巡らされている。

ここから 山の中に入っていく。

Kato

何度か沢を渡る。水は少ないけれど綺麗。 さわさわと音を立てている。傾斜も緩く 軽く汗がにじむ程度の山歩き。 時々笹が茂って足もとを隠していたり 木の枝がつきだしていて ダウンを引っかけそうで歩きにくいと感じたところもあったけれど おおむね気持ちの良い山歩き。

Yamamiti Koeda_2

Ike_2 

Bunki 一度小さな道路を横断する。この道はユニバーサルデザインの遊歩道 たまみずきの道に繋がっているようだった。

たまみずきの道って何? 知らないけれど 道の整備され方を見ると 公園と遊歩道を合わせ様な物だろうか?

私達はその間の狭い道を直進する。

突然現れたおおきな岩。 あれれ? 何の前触れもなく転がって道をふさいでいる。手を添える程度で登り切れる物だったけれどこれが今回の山登りの序章だったのだ。

Ooiwa 更に二度ほど沢を横切っただろうか? 後ろに続く二人組が気になって仕方ない。 大きな声で自分の登った山の自慢を果てしなくしている。 二人で歩いているのだから二人に聞こえたら良かろう物を・・・沢の音を消し 小鳥の歌声を消し 風の音を消し

こうなると気になって気になって仕方ない。 先を譲って私はゆっくりゆっくり歩くことにした。

暫くすると 落ヶ滝への分岐に出る。ここは行き止まりなのでピストンで戻って来ることになる。距離は短そうだから良いか?

狭い道を戻って来る人とすれ違いながら進む。

高低差はそう無いけれど おおきな岩がごろごろしていて 時々手を使い ヨイショヨイショと足場を探しながら歩く。 水の音が少し大きくなったと思ったら おおきな岩の壁が現れる。上には落っこちそうな岩がひょこんと乗っかっていて ちょろちょろと水が流れている。

だから 落ケ滝?

Otigataki

水は美しく 壁面は水が長い間に付けた模様になっている。滝壺には落ちる水の力で削り取った穴があり その中をころころと石が回っている。

振り返ると回りの山は岩でいっぱい。 歩いてきた道とはおよそ違う顔をしている。

滝を後にして分岐に戻り落ケ滝本道を進む。 道は谷を巻きながら だんだんに右の方に登っていく。 先ほどの滝の上に出る感じだ。

だんだん足もとの様子が変わってくる。 花崗岩のザレた道になり 下りはまるで滑り台。 砂の中になんとなくできたへこみを見つけてゆっくりと降りていく。

途中二度ほど 谷から草津や大津を望める場所があって 汗を拭きながら立ち止まる。 琵琶湖も光っている。落ケ滝がどんなふうにできているかわかる。

Zareba Enbou2

大津の遠望を満喫して更に登ろうとしたら やや なんだか様子がおかしい。おおきな岩の川原のような風景が広がっている。一つ一つの岩が大きいので両手で手をついて越えなければならない岩の川。 風景としては 日本庭園の用で面白いけれど 何? 何なの?これ

ここは大雨が降ったら決して登れない山だわ。

Iwasawa Iwanosawa

通行止めの案内を避けて 困惑しながら左に入る。狭いわかりにくい道を行く。 また少し樹林に入る。 

足もとをちょろちょろ水が流れるので不思議に思ったら 衝撃の行く手が・・・・

目の前におおきなおおきな一枚岩が立ちはだかっている。 きょろきょろ辺りを見回しても 道はない。 こんな所行くはず無いよな? ん? まさか・・・

左手頭上たかくから一本の頼りなげなロープが下がっている。こんなに高くまで登ってきたのに・・・・

Iwaba1 Rope

振り返ってみる ひえ~~

ここで落ちたら生きて帰れないかもしれない。

でもロープはあまりに細くて私が引っ張ったら切れるかもしれない・・・・と不安になる。

ふと我に返ると 先ほどまでどこかで聞こえていた甲高い声が 静まりかえって人の気配も無い。 水の音がするだけ。

「引き返そうか?」これも一つの選択だと思いしばし考える。

岩はやや左に高く傾いていた。従ってロープが無い右側の方が傾斜が緩やかで距離も少々短い。たてに切れ目が少しある。 こちらを手だけで登ってみよう。駄目だったら諦めて引き返そう。

つるつるした岩なので手を引っかけるところは無い。落ちれば運が良くても大けがだな。

つるつるした岩でもなんとなくくぼみはある物で そこに足を載せて体をあげてみる。手をひっかけられないので 体をうんと前に傾けてバランスを取る。 時々岩の切れ目にも指が入る。

そんなふうで何とか岩の真ん中まであがれた。 後は四つんばいになって這い上がっていく。遠くから見たら どんなふうに見えるだろうね? 後で冷静になって考えてみる。 苦笑 熊さんだってもっと敏捷に登るだろうに。。。。(熊さんだから?か)

Iwaba2 岩の上から登った道を見下ろしてみる。 ひえ~~っ こんなきつい岩だったんだ。 ぶるぶる 身震い

岩の家から狭い樹間を抜けて歩く。

青空が近く もう尾根に近いはずだけれど この山は突然何が起こるかわからない。

もっとおおきな岩が現れたら・・・・あの岩を降りて帰るなんてできそうにないし みんな何処に行ってしまったのだろう?

とは言っても あのかしましい二人組に会いたいと思わなかったけれど 突然目の前に分岐を示す案内が現れた。

Bunki2鶏冠山 と逆の方向に天狗岩 耳岩とある。

天狗岩 耳岩 とても惹かれたけれど距離も時間も書かれていなかった。今日のプランから行く即の帰着時間にたっぷり時間はあったのだけれど 必要時間がわからないので無理はできないと思った。

天狗岩も 耳岩も 鶏冠山の反対側の展望所ぐらいにしか思っていなかった。後から これが金勝アルプス 竜王山の一部とわかって 残念な気持ち半分と 行かなくて良かったの安堵感。

あそこまで行っていたら 時間に戻れなくて捜索願い出ていただろうね。

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