チョビ君の掲示板に岡崎の農遊館で蘭展があるってあった。 出かける理由を探していた私は行ってみようと思った。
理由がないと まただらだら過ごしそうだからね。
今日のプラン 農遊館で蘭展を見て 少し鉢物を買っても良いかな 野菜も買おう。 で 割合近くにあるらしい 滝山寺 そして 町に戻って大樹寺・・・・ うん そのコースで行こう。
これで 出不精が少し解消されるかも
岡崎の農遊館 電話番号をナビ君に教えてもはじかれるんだよね む~~っ なんてこったい
仕方なく家に戻って住所調べて ナビ君に教え直し( もう行くの嫌だな)出発
店内に入るだけで もう花の香り 見事な蘭が勢揃い ところが私の関心は案外賞に入っていない蘭だった
サボテンみたいにも見えて 全体にふんわりと優しい感じもして
アツモリソウとかクマガイソウをおしゃれにした感じだよ
ほらね
中に虫でも入っているのか?
ほう これはかんざしみたいに可愛いよ
いっぱい下がっています。
こんな風に人とは違うところで蘭を楽しんで 買い物をして 滝山寺へ
昔来たことがあるけれど 全く覚えていない。ここから2キロちょいだった。 参道入り口にあるでっかい仁王門は丁度修復中で全部すっぽり・・・・見落とした。
駐車場から転げ落ちそうなきつい坂を登って滝山寺につく。
この寺も元々は山岳信仰の場である。役行者によって開かれたらしい。
ほとんど伝説の人になっている役行者様 あっちでもこっちでも・・・
一体いくつ体があったのか?
日光東照宮 久能山東照宮 滝山東照宮と三宮として尊敬されていたそうだ
(鳳来寺山にも東照宮があるけどあれの位置づけは?)
全部葵のご紋が入っていて 全国の寄進者(当時の)名前が書かれている。赤穂の浅野家もあった。
旧暦正月7日 ここでは鬼祭りが行われる。 祖父面、祖母面、孫面の3体の鬼と たいまつを持った男たちが境内を駆け回り 豊作を祈る行事。 愛知県指定無形文化財に指定されている。 まだ見たことはないが その荒々しさに役行者の影を見る思いだ。
鎌倉時代初期のご住職が源頼朝の従兄弟だったと言うこともあって 頼朝の死後 追善のために 運慶湛慶に作らせた観音様には頼朝の顎髭と歯が納められているそうだ。
宝物殿にそれらがあるようだけれど 平日の雪の中 来る人もいまいと思ったか鐘を鳴らしてみても誰もやってこない。
丁度納経に来ていらしたご夫婦が困っていらしたので 案内にある電話番号に電話しても応答無し。。。。仕方ない 今度また
来た道を戻る。248に入ってすぐ大樹寺の交差点を左に入るとすぐにお寺の塀が伸びていた。
ここは時々参拝客がいるのか 駐車場には茶店も出ている。
このビスタライン昔から言われてきたけれど この間岡崎城から見たときには見つけるのが難しくなっていた。
今日は 写真では見えないけれど 確かに山門を額として大樹寺小学校の門の中に見える。
岡崎城からこの大樹寺までのラインを一度も遮ることなく町作りをしてきた岡崎の人々の徳川 あるいはれきしを大事にする気持ちが良く解る。
この寺は1475年に作られたもので 松平家 徳川家の菩提寺として有名。
三代将軍家光はよほどおじいさまを尊敬していたと見えて この寺の山門と 鐘楼も家光の命で作られたもの。
家康19才の頃桶狭間の戦いで今川義元がうたれたとき 身の危険を感じここまで逃げ帰ってきた。そのことを恥じて先祖の墓前で自刃しようとしたのを ここの住職に諭されたと言うことだ。
家康の座右の銘となった 厭離穢土 欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)は 汚れて嫌な世界を厭い離れて 浄土を求めなさい 浄土をこの世に作りなさい。 つまり生きてこの世を住みよい世の中にしなさい それがあなたの勤めだよ・・・・と言うことなのです。
本堂に上がって 本阿弥陀如来様と向き合います。 ここの仏様は光背にいっぱいの仏様が・・・・一光千体菩薩様だそうです。
400円の入場料を払って方丈へ入れて貰いました。
将軍が入るお部屋は 見事なふすま絵が描かれています。 と言っても重要文化財 傷みを恐れて収蔵庫に入っているので ここでは雰囲気だけを楽しみます。 宝物館の方でじっくり見ます。 冷泉為恭の手になる者だそうで なかなか素敵で不思議な絵がいっぱいでした。
宝物館には代々の将軍の背の高さに合わせた位牌があります。 徳川家康 159だったかな? ひくっって思ったのですが 140代の背の将軍もいっぱいあって・・・・
昔の人はひくかったんだね・・・・って言うのは当たり前だけれど 周りを見回してみたら 今では180 190なんて人も結構いたりして 人類の変化と言うべきなんでしょうね?
面白いことに お江与(江姫)の位牌もありました。 奥様としては二代将軍奥方のみでした。秀忠さんより大きいです。 そういえばお市の方も雲を突くような大女と言われる記事を見たことがあります。 浅井三姉妹は背が高かったんですね。
美しいですね
多宝塔は墓地の一角にあり 御廟所もありましたが お墓は遠慮しておきます。
雪はすっかりやんで 丁度おやつに良い時間になりました。 早く家に帰ろう
少しづつ足をならすのに こんな歩きも悪くないなと思いながら帰った一日でした。