Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

いにしえの道 網掛山Ⅱ

2008-10-31 19:24:00 | 山歩き

網掛峠は 東山道の通過点でここから網掛山の頂上に向かう道は 東山道ではないかもしれないけれど きっと遠くを見渡したくて 登っている人がたくさんいた。 そう思いたい。

予定よりも1時間半も早く着いたので 登ってみようと思った。 ちょっとしたピストンだろうと思って登り始めた。 ややや 思ったより急だよ。

Tozandou2 Tozandou3

画像で見てもそう急には見えないけれど 帰りは滑り落ちそうに急なところがあったの!

と向きになるのも変だけれど・・・

時々紅葉の黄葉を愛でながら上って行く。 登り25分と書いている。

あれれ? 私は往復と勘違いしていた。 この急登25分はきついかもしれない。 ゆっくり行こう。 何しろ1時間半のゆとりがある。 きょうの私は少し強気。

Hayasi

Kouyou雑木林は 木々の表情がいろいろあって楽しい。

影もまた美しい。

Kiku  赤松の植林の塊を過ぎて登り切ると 東峰から下へ降りる道がある。 

頂上は左へ折れる。

木を切り払った開けた場所が頂上の様だったけれど さほど展望は無い。 奥に進むと西峰に行けてこちらも展望があったかもしれないけれど 何しろ名鉄ハイキングのメンバーが座ってお弁当を広げている。

網掛山 1132メートル

昔行き倒れた母子を網に入れて山に吊したと言われる恐ろしげな伝説の残る山だった。

Amikakeyamacyoujyou

先に進まないように言われているし まあ 無理してまでかき分けかき分け行く事もないか・・・・

と言うわけで下山を始める。

Gezandou 下山は あっという間 同じ景色なのに 気持ちの良い空間を感じながら歩ける。 

Gezandou2 足下の枯れ葉はかさこそとおとを建てる。 ふわふわして気持ちが良い。

滑って転ばないように気を付けるだけ。

峠からは ひたすら 下っていくけれど 行きのような道は無く どちらかというと 林道をひたすら歩く感じ。時々枯れ葉の下はころころの砂利。 おっとっと・・・・と滑りそうになる。

Bunki2 ここからウェストンが愛したと言われる 南アルプス展望地をこし中平の集落を経て 昼神へ向かう。

Kuri なんて言う草だっけ? しごきだすとまん丸い塊になる。

これを「栗~」って遊んだという話を思い出して やってみる。 栗~  へ? へたくそ

Tenbouti 関所跡を通って・・・何処にあるのか分からなかった。

展望地  お天気いまいちなので ぼんやり遠くに見える程度。 あでも これがくっきり見えたら 山はきっと 神々しいばかりに輝いているんだろうな。

Kikupink

Kikuwhite

Hana

Tururindou この時期の菊の仲間らしい花は さっぱり分からない。

まとめて はな~

ここから中央道を上から見下ろしたり 下をくぐったりを繰り返しながら 昼神温泉へ向かう。

Kousoku  昼神温泉 

昼神とはおもしろい名前だけれど これは日本武尊に由来があるらしい。 東山道の難所にさしかかったときに白い鹿が行く手を阻んだので蒜を噛んで鹿に投げ入れたら当たりに霧が立ちこめ 白鹿が案内をしてくれたとか 蒜は妖気をも断ち切る力があるらしい。

昼神温泉のお湯はとろとろで気持ちよい。 今日は時間たっぷりで ゆったりお風呂も楽しめそうだよ。

Mizosoba Kuroimi Turifune

Kiiro Umemodoki

Kouyou2

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いにしえの道 網掛山Ⅰ

2008-10-31 12:00:00 | 山歩き

中央道を東京の方に向かって走らせると 岐阜県と長野県の境界当たりに 三つのトンネルが続く。 初めのトンネルは神坂トンネル。 次が長い長い8キロほどある 暗くて気分がふさぐトンネル 恵那山トンネル。 その次が網掛トンネル。

この辺りは東山道とよばれる古道が通っているところ。 東海道よりも 鎌倉街道よりも もっともっと前 奈良平安時代に使われていた道。 そんな時代に京へ行く人があったの? と思うけれど 税金ならぬ年貢も納めていただろうし やっぱり行く人があったんだろうね?

Rinfou

しかし こんな山の中を通って京まで・・・ 先人の苦労や英知を思わざるを得ない道。

今回 名鉄ハイキングに乗っかって網掛峠を越えてこの道を歩くことにした。 折しも紅葉の時期。バスを降り 山々を見上げると 山は錦模様

中央道園原インターを降りて 昼神の方へ少し行ったところで下ろされた。 ここから林道をしばらく歩いて 山に入るらしい。

Kirinsou

花の無い時期だけれど 菊が何種類か咲いている。 名前を区別がつかないので 後で写真だけ載せようかな?

竜胆 開いていないけれど美しい。 キリンソウはまだ花を咲かせている。長いなぁ

Rindou 結構ながいあいだ林道を歩いていく。あんまり好きでない道だけれど 車が来ないだけ良いか?

いつの間にか車の轍も消えて網掛峠への入口に辿り着く。

Bunki ここからは沢沿いにせまい道を登っていく。 黄色い葉の紅葉が派手さは無いけれど美しい。

傾斜は割と緩やかで 歩きにくくは無いが 私を苦しめたものがある。それは何度となく渡る支流に架かる橋。

信州は木がいっぱいあるだろうにこんなにまだらな橋作らなく立って。。。。と愚痴を言いたくなるような橋。

Tozandou

Hasi もし間違って踏み外したり つまずいたりしたら 沢まで落ちていくことは間違いない。 てすりも無い 鎖も ロープも無い恐ろしげな橋は 本当にバランスが取りにくい。

それでもこの橋はきっと この地方の有志によってかけられたものであろう。とすると むかしの旅人がこの道を行くのは体力がいくらあっても とても不安だったのでは無いのだろうか?

倒木も何度か道をふさいでいる。 やれやれ

結局せまい道なので 譲るに譲れず 峠までの道をコースタイムを遙かに超える速さで登ってしまった。 

Tozandopu2 Amikaketouge 網掛峠

ここからは 昼神の集落まで ひたすら降りるだけ。

網掛山は? 

峠の左上に 朽ちたような東屋がある。 展望もあまり臨めないが その脇に せまい木々の間をかき分けていくかのような道があった。

時間はたっぷりありそう。 行ってみるか?

ははは  ここからの道がこんなにきついとは思いもしなかったよ。

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いぶし銀に光るダケカンバ 籾糠山

2008-10-28 23:55:00 | 山歩き

本日 本当のお目当ては籾糠山 初夏に初めてここを訪れてから 季節が変わる度に 今ごろどんな山になっているかな?と気になり 今回で三度目。 ここも私の定点観察山になってしまった。 父母のふるさとの山というのも嬉しい。

天生峠についたときには 車が3-4台 人気の山ながらこの時期 この時間では人がいないのも当たり前か・・・・

Aozaora 空はすっかり晴れて 抜けるような青空。 受付の脇の木に宿り木が・・・ なんだか可愛らしいこぶを付けている。

管理人に会いたかったけれど すでに山に入っていらっしゃるようで 入山料を払えない。 山で会えたら払う。最後まで会えなかったら入口の箱に入れておこうと決めて山に入る。

木々はすっかり葉を落としてシースルー

いままで見えなかった近隣の山の様子がよく分かる。

Tozandou1

初夏にはあんなにたくさんの花を付けていた道も 跡形もない。 ここにはあれがあって あそこには・・・・記憶をたどりながら行くんだけれど

Syoujyoubakama 春一番に花を咲かせてくれるショウジョウバカマは 芽がふっくらしていて しばらくしたら咲きそうな感じさえするけれど

Yamanami 旧河合村 古川町方面だろうか? 何処までも山並みが続く。

「見える 飛騨の山が見える・・・・」って あれは野麦峠か。。。。

シースルーの山は 展望が良い。

すぐに湿地につく。 いつも渡る小川は 手前の湿地に繋がっていたのだった。 シースルーだから分かる地理

Situgen4 水芭蕉や こけで賑やかだった湿原もいまは静か 少しだけ秋色を残している。

Tururindou

ツルリンドウの赤い実が出来ている

この辺り ツバメオモトや サンカヨウがあったところ。

気配が全くない。

Tubameomoto あっ これはツバメオモトの実じゃぁないの?

綺麗な色 面影は無いけれど きっとツバメオモトの実だよ。 来年もたくさん咲くね。

Tozandou2_2 ここにはたくさんのリュウキンカが咲いていた。

川を渡って大好きな場所に来てみたけれど。。。

Seseragi  あのキヌガサソウを初めてみたのもここだった。

雲隠れ

青いキクザキイチゲや 綠のニリンソウがあふれていた。

すっかり姿を消していたけれど フッキソウでびっしり埋まっていた。 そうあの時フッキソウはかき分けた下の方にいっぱいあったけれど 目立たなかった。いまは遮るものが無くて この場所を独り占め

Fukkisou

Nekoyanagi なんの芽だろう? ネコヤナギが 銀色の芽をふくらませている。

まだまだ厳しいふゆが来るんだけれど もう準備しちゃって大丈夫?

Nekko  ここは カラ谷コースと 木平湿原への分岐になる。時間が無いので このままカラ谷コースを上り 出来たら木平湿原を回って帰ってこよう。

それにしてもカツラ門には行きたい。 あの場所にずっといたいと言うピーちゃんも私もあの場所は特別なお気に入り。

今回も 目当ては籾糠山に行こう。。。では無くてカツラ門に行こう。 だった。

途中のブナばやしの森も 今回は無視。

Kareki 見事に葉が落ちた森は 行く手がはっきり見える。時間が遅くなってから入ったけれどあまりに明るいから 不安が消し飛んでしまう。

Yadorigi おお~~

みごとだ

Happa なんの葉っぱだろう?

ヒトツバの様に一枚だけ地中から出ている。回りのミヤマカタバミとかは記憶にあるけれど たった一枚の葉っぱの花???

Katuramon やってきました

カツラ門

青々した山深くにある 美しい場所だったけれど 葉を落として 幾分寒そうに立っている木は相変わらず存在感あるけれど 思いがけない風景にびっくり。

クンクン クンクン カツラ門の手前匂い無し。落ち葉を探してにおいをかいでみる。 クンクン あ 少し匂う。 朝までの雨で消えてしまったのだろうか? しかし去年大台ヶ原でのカツラは雨の中だったけれど実に良く匂った。 実は今回はカツラのにおいではなく 獣の匂いにずっと悩まされてきていた。 登山道に入ってすぐに ん?

町中なら 豚舎でもあるかしら?と言うぐらいのにおいで・・・それでもなぜか あんまり怖くなかったけれど。

カツラ門を回って反対側に出ると(こっちの方がカツラは姿が美しい) あ 匂う  甘い香りが立ちこめている。 砂糖菓子を焦がしたような濃厚な匂い。

「このにおいでブラック珈琲飲めるね」とピーちゃん。Kamebahikiokosi

Sawa ここで2時50分

木平湿原のコースを1時間30分ぐらいみておくと 3時には折り返さないと 

どんな遅くなっても4時半には登山口に戻りたい。 車が残っているのをみて管理人が心配するかもしれない。

三時でも分岐に付けなかったら 折り返そうね

そう決めて沢を越え上って行くと 管理人が二人で降りてくるのが見える。「いまから頂上ですか?」「いえ 木平湿原回って帰りますが・・・」

あまりに遅い入山に驚かれたらしい。 コースを確認して安堵の表情を浮かべて帰って行った。この二人 私たちが降りてくるまで待っていてくださって 以前にも来てくれたねと声をかけてくださる。 どこから来たか もちゃんと覚えていてくださった。

Bunki  予定より少し遅れて分岐へ シースルーなので分岐が遠くから見えて つい進んでしまった。

ここからだらだらだけれど 長い登りが続く。普段ねをあげる私も 今回ばかりは黙々と登る。 ピーちゃんがおかしがる。

時間間に合わないと困るからねっ! って出来るんなら普段もちゃんと歩け!って

Dakekannba Aozora2

空が近くなって青空に生える木々の色はとても美しい。 気持ちの良い登山道だ。なんの木だろう? 実がいっぱいついている。

Nemagari 雪の重みが推し量られる。 根っこは雪の重さでまっすぐに伸びられる 寝てしまっている。それでも元気に伸びている。

Kodairasitugen 標高1620メートル

この高さに湿原があることを誰が想像出来るだろう?

どのようにしてこの湿原はできたのだろう?

この辺りダケカンバの白い肌が日の光を受けて光っている。 

Kodairasitugen2 空に近い湿原は 青空を映し 木の姿を映している。

モウセンゴケは まだ赤い色を提供していて なかなかシックな紅葉や。

Mousengoke

Kodati

ここからは檄下り 「滑らないように気をつけて」と管理人に言われたのだけれど 落ち葉がふかふかで階段のヘリに足を乗せる事の無いように気をつければ ふわふわで気持ち良い。 いつになく ハイスピードで降りていく。 ピーちゃんは日を受けて鈍色に輝くダケカンバの撮影に余念が無く。。。。 おいてっちゃうぞー

「こんなところなら いつまでいても良いな」とぴーちゃん。 「嫌だよ ツチノコに会うといけないもん。」 前回 ピーちゃんはツチノコをみたのでした。

Gekikudari 私と来たら 鈍色の美しいダケカンバを撮したつもりでいたのに。。 何処にも写ってない

あらら 失敗。

Karamatu 初冬の籾糠山は 華やかさは無いけれど きらきら光ってとても美しかった。 冬は道路も閉鎖されることだし 行くわけに行かないけれど。

好きな人は下から歩くらしいけれどね

また来年 春の花にあふれる籾糠山を訪れることを心に決めて さようなら。。。

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天生峠は燃えている

2008-10-28 22:24:00 | 山歩き

三方岩岳を下りてきた私たちはせかされるように次の目的地 籾糠山に向かう。

とはいえ はるばるここまで来たのだから寄りたいところはいっぱいあるわけで ついつい寄り道してしまう。 

寄り道その1 蓮如茶屋の辺りの紅葉が綺麗なので駐車場に車を入れる。 ここに白川郷展望地があることが分かったから。城跡だけでなく反対側から白川郷を俯瞰出来る場所があるんだって。。。

Tenbouti Rennnyocyaya

しかし ここからの展望は 思ったほどでは無かった。何しろばしょが高すぎて 小さくて白川郷の様子が分からない。

あかんね

下の方に広い更地があったけれど あそこなら見えるかも

で スーパー林道を下っていく。 お天気のせいもあるけれど 何となく紅葉がくすんで見えるのが残念。

Sirakawagou おやおや 今度はちょっと近すぎた。私たちが 工場用と思える更地に車を入れたのをみて まねして入ってくる人がいる。

「やっぱり白川郷展望は あの城跡だね」

と言うわけで 天生峠に向かって車を入れる。 すぐに荻町の城があった展望地に向かう分岐があって 右に折れる。 今日は車がひっきりなしにすれ違う。

Sirakawagou2 夏に見た時と比べて 白川郷は確かに秋の中にある。稲刈りを終えた田んぼと山の紅葉 これぞ日本の田園風景

ここにある売店で欲しいものがあった。草餅の五平餅。 前に食べたときとても美味しかったので 買って帰ろうと思っていたけれど 売り切れ

売り切れって 今まだお昼ですけれど・・・・

残念

諦めて先に進む。 何しろ 籾糠山に登ることが今日の一番の目的だったはずなのに あちこち寄り道したからね。

離合出来ないところが何カ所もある狭い山道を登っていく。少し日が射してきたせいか 紅葉がさえてきた。「こっちは向こうより綺麗だよ。」ピーちゃん興奮気味

ひゃ~ あ~ きゃ~ 言葉にならない声で表現してみるけれど 美しさを表わすことが出来ない。 どこかに駐まってじっくり見たいけれど 何しろ道が狭い。それに時間もおしていた。

く~~

Kouyou5 Kouyou6

高度を稼ぎ谷をのぞき込むと したから真っ赤な木々が 登ってくる様だった。

白山の展望地まで待ち遠しかったこと・・・・

Hakusantenbouti 残念ながら白山は頭を雲の中に隠していた。 三方岩岳を確認。 さっきまであそこにいたんだー。

この辺りから 紅葉の様子が少し変わってくる。

高度が違うからでしょうか?

唐松の黄色が綺麗。東山魁夷画伯が唐招提寺の障壁画をお描きになるときにスケッチなさったのはこの辺りだろうか? なんだかそんな気がする景色だった。

Karamatu  

今回の籾糠山は 紅葉が終わっていたことを知っての再訪だったけれど 峠までの道は 思いがけず美しい紅葉で サプライズの連続だった。

スーパー林道とどっちが綺麗?そんな事を思う意味は無く 時期によっても 日の射し具合によっても それぞれに美しい。 

そのいろんな表情を車で走り抜けるだけで味わってしまって・・・罰当たりそう

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遅がけの紅葉だけれど 三方岩岳

2008-10-28 11:20:00 | 山歩き

先週の籾糠山を諦めたことはとてもショックだった。あの雨では。。。と納得しながらもみんなで休みを取って楽しみにしていたのに・・・・ 当分みんなの休みが合うことは無いけれど 火曜日はピーちゃんと私の休みが合った。

「何処行こう?」「当然籾糠でしょ」

紅葉は終わっていることをいろんな情報網で知っていた。覚悟しながら見届けないとふゆが来ないでしょ。と言うわけで 朝いつもより少し早めに家を出て 白山スーパー林道から登れるお気楽登山の山 三方岩岳と籾糠山の欲張り登山を計画した。

さて 今日は良い天気だよ~ 道も何となくすいているし

ところがあらら~~ 奥美濃に入ってから車のウィンドウがぽつぽつ雨に打たれ始める~ 何てこった  どうするよ?

「行くよ いままでだって出かけたら ちゃんと雨上がったじゃん」と変な自信を持って北上。そう7月に行ったときも飛騨トンネルの手前で大雨だったのに11キロのトンネルを出たら雨上がっていた。

「どっちを先にする?」しばし考えた後 三方岩岳を先にする。 白川郷に向かって三叉路を右に入っていくと白山スーパー林道のほうに向かう。予言?通り雨上がっていたけれど 山々には霧とも雲ともしれない白いものが立ちこめている。

Unkai

「岩岳も 岩岳駐車場付近も もう紅葉は終わっているよ。」と聞いていた。雨上がりだけれど 日の光が射さないので 何となくくすんで見える。 道路脇にある紅葉情報には スーパー林道鮮やかの文字が・・・・

「シックな大人の紅葉やねぇ。」

負け惜しみじゃぁ無いよ。墨絵のようにきれいだったんだもの。

Cyuushajyou 駐車場から道路を挟んで反対側に登山口はある。本によると 30分ぐらいで行くらしい。 山の斜面をみると緩やかな斜度を持って道がついているようだった。

我がプレちゃん待っててね。すぐ戻るからね。

出来るだけ荷物を軽くしようと 水と簡単なおやつだけを持って上がる。 体力無い私が一日にニ座登るには 負担を減らすのが一番。 

観光客の出で立ち。

Tozandou 登山道は終始ゆったりしている。雨上がりで水があふれ登山靴でないとびしょ濡れになるところ ぐにゅぐにゅぬかるんだところも少しあったけれど 軽く汗をかくぐらいの気持ちよさ。

温度は4-5度ぐらいか?

Kouyou_4   たいして登らないうちから山々の稜線が見えるようになる。 雲海は 停滞しているようでもあり 湧いているようでもあり 静かに息づいている感じがする。

尾根は鈍色の紅葉。 

実に落ち着いた美しい色。 すこしづつ天気が回復してくる予感。

一度ゆったりした道を登っていくと今度は奥の方に入っていく。 しばらく行くともう一度登り。木の根っこが張り出している。

Tozandou2 Tozandou3

Tozandou4

ほぼ登り切って 大きく右カーブ あれれ?

雪だよ 雪 親切だよ 違った 新雪だよ

10月に雪かぁ そりゃ紅葉も残ってないわねぇ

程なく 広場に出る。 大きなテーブルとベンチが設置されていて 展望も良い。 白山が足だけをちらっと見せている。「ちょっとだけよ~~」と言ったとか 言わなかったとか(ピーちゃんの発言)

Tozandou5_2  Hiroba 

本当はここは頂上ではないんだって。反対側に 頭の少し割れた山があって あっちの方に15分ぐらい行くと日本海側の山が見えるばしょがあるのだと・・・

とても魅力的な話だったけれど まだまだある 籾糠山。

体力と時間を取っておかなきゃ。 迷って止めることにする。

ここはまだ滝巡りとか 魅力一杯な場所なので 来年また来れば良い。

Kouyou2 Kouyou3

広場の右 少し下がったところに 切り立った崖のようなところがある。前は通れたそうなのだけれど 立ち入り禁止。

一歩だけ立ち入り(ごめんなさい 本当は三歩ぐらいだったかしら?)のぞき込んでみる。 おお~~っ 何て美しい景色なんだ。

Fukan スーパー林道が見える。 駐車場が見える。ほんの少し登っただけで こんな素敵な景色が俯瞰できる。

さて時間も12時近い。急がないと籾糠間に合わない。

Sanpouiwadake 三方岩岳こんな格好しているんだ。

それを見届けたから 何処にいても見分けつくようになったよ。

Kouyou4

もう遅いよと言われ それでも登ってきた岩岳で いぶし銀の紅葉をみられ 高いと思った通行料3150円も 何でもないやと思えるようになった 山行きでした。

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