Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

7/27 夏の伊吹山 観察会Ⅱ

2014-08-23 09:26:58 | 山歩き

オカメガハラからの登山道を合わせて 頂上に向います。
そろそろお昼ご飯を食べないとね

Kawaranadesikoカワラナデシコです。

花びらは五枚なんですが一枚一枚裂けてびらびらになっています。

ナデシコ  撫でるように可愛い花・・・・だそうで

カワラは?

Ibukitoranooイブキトラノオ

花穂が長いのでトラノオって言うんだろうけれど 虎の尾っぽには見えません。

初めの標本が伊吹山で採取されたと言う事でイブキの名前が入っています。

そういうの多いんだよね・・・・伊吹山

Syouma

ショウマの仲間だと思うんだけれど 調べて見ても良く解らない。

チダケサシって言うのもあるし・・・・

ユキノシタの仲間って言うから驚き

Kugaisou

クガイソウ

ルリトラノオとそっくりですけれど 葉っぱが輪生しているからきっとクガイソウでしょう

オオバコ科って言うのも驚きですが よーく考えてみると 子どものころ草引きして遊んだ穂のような花は似ているかもしれない。

Kurumabana

クルマバナ

まあるい団子のような塊がだんだんについていて 小さな花が付いています。

そっくりな花に トウバナ イヌトウバナ ヤマトウバナがありますが 大きさと花の色で区別が出来るようです。

いずれもシソ科の植物です。

雑な私は よく間違えます。

Kion  

キオンの回りはアカソが一杯。

キオン
シオンに似ている黄色い花ということで名付けられたらしい。

平安時代の「本草和名」にシオンだけが登場しているので 日本在来の植物では無いのでは無いか?と・・・・

Otogiriオトギリソウ

上から見ていたので トウダイグサに黄色い花が咲いている・・と思ってしまいましたが

傷を治す薬草です。 昔もらったものが我が家にもあります。

花や茎に兄が弟を惨殺したというエピソードを示す黒い点があるそうですが これでは確認できません。

Kusatatibanaクサタチバナの実が出来ています。

機織りのシャトルのような形です。
もっと膨らんで あるひぽんとはじけて 旅立ちます。

面白い仕組みです。

Taneこんな風になります。

1ヶ月以上待たないとみられませんが

Utubogusaウツボグサ

さっきのクルマバナに少し似ている花を咲かせますが 大きいです。

ウツボグサ 長いこと蛇のような魚ウツボを思っていましたが 靫 矢を治める武具のことらしいです。

空穂とも言われます。枯れた花穂が空穂に似ているから

つまりウツボは靫や空穂に似ているから名付けられたようで 反対でしたね

Ujigorosiハナヒリノキ 別名蛆殺し

もうこんなもののお世話になる必要が無い清潔な生活が出来るようになりました。

初夏には 綺麗に色づいていた葉っぱも 緑濃くなって目立たなくなりました。

Tenbouそろそろお昼休憩です。

下見の時は 朴葉味噌焼きをしましたが 人数が多いので 今日は止めにしました。

後は頂上を回って東登山道から降りていきます。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7/27 夏の伊吹山 観察会Ⅰ

2014-08-12 22:07:00 | 山歩き

今年は 花の時期が変です。
春は びっくりするくらい早かったのに 夏の花がひどく遅れている。
連日猛暑日が続いていたと言うのにどうしたことでしょう?

Ibukiyama

山小屋さんの山レポで 「伊吹山は花が無かった」みたいなことが書かれていたので 地元愛故というわけでは無いけれど思わずむっとしてしまったけれど 間違いというわけでは無かった。

7/24 まず下見。本来は会員が下見に行くのだけれど Kさんを仲間に入れてもらうことにしてふれあいセンターへ
この日保全のグループも一緒でしたので合流して 保全を手伝いながら下見会に

日にちが近いので あまり花も変わらず 一緒にレポートします。

例年ですと 頂上はピンクの絨毯を敷いた様に華やかになります。
初めてこの山に登ったとき 8合目あたりでへとへとになっていた私を上から降りてきた登山者から「頑張って~ 上は天国の様に綺麗よ~」と励まされました。 頑張って登りついた時の感動は今でも忘れられません。

それなのにシモツケソウ全く咲いていないのです。
近年アカソやフジテンニンソウが勢いを増して シモツケソウが元気なくなっていたのです。
でも 今年はそのせいだけでは無いようです。

観察会ですから 9合目の駐車場から登っていきます。 天気も悪い。
雨具を着込むほどでは無いのですが 霧がひどくて視界が開けません。 伊吹山はそんな山ですが・・・・ 川がないのに植物は元気です。

Simotukesouシモツケ

これが天国の様な光景の正体です。
まだ咲き始めです。
個体数も随分減っています。

Akasoアカソ

これがシモツケを追いやっています。

赤い麻と書きます。
つまり赤い茎の皮は繊維になるのです。日本で布作りを始めたのは縄文時代になってからと言われていますがその頃の糸の素材が このアカソだったとか・・・・

役には立っていたんだねぇ

Midoriこんな風に青いのもありますが これも繊維として使えるのでしょうか?

Akasogunraku見渡す限りアカソです。

嘆いていても仕方ないので ある花を探しましょう

そうそう 今日のテーマは「性転換する花」です。
プランニングの段階でメールをもらったとき題目に「性転換」とあって あらあらYさん怪しげなサイトの記事間違えてくっつけちゃってるよ・・・・と思いました。

Azamiアザミ

この花を見るとつい頭を点々とやりたくなります。

虫が留まっていると勘違いして花粉が出て来るからです。

虫が来たと勘違いすると雄しべの花糸が収縮し葯筒が下がり雌しべが花粉を押し出す。ここまでが雄性期

花粉を出し終わると花柱が伸びて柱頭の先端が二つに分かれ受粉の準備をする。 雌性期に入ります。

正確に言うと性転換では無いですが 一般的な受粉と少し違います。
面白いです。

Kibanakawaramatubaキバナカワラマツバ

葉っぱが末の様に細くて似ているからですね?

白いのもあります。カワラマツバ

薄い黄色はウスギカワラマツバ

三種類とも頂上にあります。

Ibukijyakousou今年はこの花がとても綺麗でした。

イブキジャコウソウ

鮮やかな紫色が眩しいくらいです。
上から押さえてみます。 とても良い匂いがします。
麝香に似ていると言うことから名前がついたと思われるけれど 麝香の匂いじゃ無いよね?

タイムの様なハーブの香りです。
これが木だって言うから驚き

Hotarubukuroosuホタルブクロの雄性期です。
やがて雄しべが枯れて底に張り付き

Hotarubukuromesu花柱が伸びて開き受粉の準備を始めます。

雌性期です。

同じ花なのに雄の時と 雌の時とある。
面白い仕組みです。

Kirnnsouキリンソウ

茎の頂に黄色い小さな花が一杯集まる。 

上から見ると黄色い輪 つまり黄輪というわけで

サボテンの様な葉っぱが特徴的なこの花はベンケイソウの仲間です。

秋によく見られるアキノキリンソウはキク科の植物で違うものです。

Kinbaisou華やかな黄色が目につきます。

良く咲いています。 キンバイソウ

金の梅です。 
大きくて目立つ花ですが 花びらに見えるのが萼だと聞くと不思議。

セツブンソウなどもそうらしいです。
私達は 全体を美しい花とみていますが

虫達もそう思っていると思います。

Tozandou三合目からの登山道が見えてきました。

お天気もすっかり良くなって

元気な登山客が列を作っています。

私がこの道を使ったのは何年前だったか? すっかりへたれになりました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チビとプチ旅行  芦原温泉

2014-08-10 23:01:55 | 旅行記

私のおばさんが福井の病院へ入院してるという。
母を連れてお見舞いに行ってこよう。

話が決まると 旅行大好きの亭主と 飲み食い大好きの娘とが参加表明。
で 総勢5名の道行きになった。 お見舞いの名を借りたプチ旅行ですな。

岐阜へ母を迎えに行ったり 敦賀の駅にチビたちを迎えに行ったり なんだか忙しい道中でしたが

Dengurikaesi初めは「早くババちゃんのお家に行こうよ」と言っていたチビですが 様子がいつもと違うことが解ってテンションアップアップ

一緒の旅行初めてでは無いですが いつもホテルでしたからね

広い部屋にお布団が並んでいるのをみて大興奮

「僕はここ」

「一緒に寝ようね」というと
「ババちゃん あっちへ行ってよ でぶなんだからぁ」

何ですとぉ~~~

温泉の大浴場も初めての経験
お風呂大嫌いで 足踏みならして嫌がっていたのに 温泉がお気に召した模様。

「温泉 温泉 温泉 ♪」と歌いながらバスタオルを抱えて廊下を走っていく。

「どてんぶろ どてんぶろ・・・」ちゃうよ 露天風呂
お風呂が外にあるのも まるでアトラクションの様に感じたらしい。

大興奮の夜を過ごした朝は 今度は何が起きるかと興味津々

あのぉ お見舞いに来たんですよ

Iwayama水族館の裏のちいさな島に渡ってみたら 柱状節理の岩場

チビ 岩場を登り出す。

危ないって

「だってあのオレンジのおじちゃんてっぺんに登っていたから 僕も登りたいと思ったの」

イヤイヤ 私フォロー出来ませんから

Iwaba本当はへたれですが 岩登りだけは大好きなようです。

未熟児なのに生後3ヶ月で竹田城址なぞに連れて行ったからかしら?

水族館で イルカショーをみたり ペンギンをみたり

ペンギン舎のバックになぜかサボテンの絵
「あはは おかしいよ  ペンギンにサボテン?」
水族館の館長さん 学芸員さん 三歳児に言われてまっせ

途中で市の遊園地のようなところで遊ばせる。
公園 公園って 言うからね

Yuuguなかなか面白い遊具がいっぱいあって この喜び様

お見舞いがメインなので(くどいってか)特にどこかへ行ったわけでは無いけれど 母にもチビにもとても楽しい二日間になったようです。

ちび 家に帰ってからお父さんに報告も 興奮しすぎて何言っているのか解らない

「とにかく楽しかったことだけは 伝わってきたよ」って
また行きたいね

なお 亭主にも温泉巡りっておかしな趣味が生まれて 毎週日曜日の度に高速使って温泉巡りをする って言う習慣になってしまったよ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/23 スズランの咲く山 入笠山に今年もやってきたⅢ

2014-08-10 09:49:09 | 山歩き

荷物は軽くなったけれど 身体が重くなってしまいました。
ここからの登りはちょっときつい。
せいぜい20~30分頑張れば良いんですけれどね

Ohanabatake上のお花畑の脇を登っていきます。
こちらのお花畑も咲いている花はほぼ同じでした。

もう少しすると ヤナギランやクガイソウが咲いてクジャク蝶が舞って 綺麗なはずです。

スズランは咲いています。

ちょっと番狂わせがおきます。
ゆっくり ゆっくり登っていったのですがKさん 快調に飛ばしています。
あれれ? 私ついて行けないかも・・・・ まだまだ足は治っていないようです。 その上山へ行く機会も減ったものですから 心臓もばくばく
へたれな部分が出てきました。

「仕方ない。 道は一本だし 先に あるいは一人で行ってもらおう。」

やっと追いついたらKさん

「私 ものすごいこときついから登れないかもしれない。」・・・・???? あはは

彼女もやっぱりきつかったようでした。

「もう少し行ったら ゆったりコースとい岩場コースと別れるから ゆっくり行きましょ。 私おいて行かれるのかと思って心配したよ。

Zumiズミが雪の様に咲いています。

沢入登山口から登ったとき湿原に入る入り口に沢山のズミが咲いていましたが 今年は遠目には終わった様に見えました。

Zumi2ズミ バラ科リンゴ属

リンゴの様な リンゴよりは小さな花を咲かせています。

酸っぱい実から酢実・・・・ズミとなったとのこと 
ちょっとかわいそうな気もする名前

実は染料にも使われるとか

この先トンネルのように沢山のズミの花の下を通っていきます。

Tozanndou今ひとつ青空に恵まれないながらも 緑の中を歩けるのは嬉しい。

Bunki頂上直下に分岐があります。
もう一つの湿原大阿原湿原 あるいは首切登山口への登山道です。

残念ながら行ったことありません。

大阿原湿原の標高は1810メートル パーキングもある様だし 一度歩いて見るかな? 
とへたれ登山を目論むのでした。

Cyoujyou頂上は学生さんで一杯。

そこへクラブツーリズムのツアーの人達も登ってきて人 人 人

人気の山な理由は分りますよ

Tenbou2何だってこの展望ですから

って言う割には天気がいまいちで ほら~~ってどや顔で言えるほどの展望では無いですね

お天気良ければ 南アルプス 中央アルプス 諏訪湖方面 北アルプス そして八ヶ岳が 手に取る様に見えます。

八ヶ岳 ここでみていると 足の悪い私もひょいと行けるのでは無いかと錯覚してしまいそうです。

入道雲が出てきました。
嫌な感じがします。
「急いで降りよう」

私の予感は残念なことに的中 
大急ぎで降りたものの マナスル山荘のあたりで 大雨&雷

どうする? 山荘で雨宿りする人もあったけれど 満員で 走って駅まで行くことに・・・・

傘ささないで・・・・と言うも ツアー客は山の経験の無い人も多くて なかなかいうこと聞いてくれない
過去に身近で起きた雷事故のことを思い出し 祈る様な思いでゴンドラ駅に着いたときには とりあえずほっ!

遠雷になっていたけれど 実はこれが一番危ない
と言うことで30分ぐらい待機して 雷雲が完全に消えてからゴンドラで降りる。

無事だったから笑えるけれど 夏はこれがあるから気をつけないとね。

Rubabuルバーブのソフトクリームで無事を感謝して乾杯

帰路につきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/23 スズランの山入笠山に 今年もやってきたⅡ

2014-08-07 21:44:41 | 山歩き

初めの湿原にたどり着くまで まだまだ花鑑賞は続きます。

Itiyakusouイチヤクソウ

今年はまだ早いようです。 花がほころびるにはまだまだ硬い。

Narukoyuriナルコユリ

Situgen何カ所かのしかよけの柵を越え 盛を抜けると最初の湿原に出ます。

白樺が美しい 
絵はがきみたいです。

赤く見えるのはクリンソウとツツジ
黄色いのはウマノアシガタのようです。

Umanoasigata

Kurnsouクリンソウはアカバナ 白花 混じったのとで湿原に彩りを添えています。

Kurinsousiro

Kurinsougunraku今年も沢山のクリンソウに出会いました。

おや? スズランは何処へ行ったのでしょう? 日本スズランは葉っぱの下に咲くのでとても地味で花 わかりにくいのです。

Suzuranだからと言うわけでは無いですが 思いっきりピンぼけです。

はぁ~~

スズランは毒草だそうです。
特に心臓の弱い人には駄目だそうで スズランの畑でお昼寝でもしようものなら 目覚めることは無い・・・とか

我が家のスズランも 一番遠いところに隔離されています。

Tumatorisou_2

ツマトリソウ

Situgen2

湿原を出て アツモリソウを見に行きましょう

Atumorisou

Atumorisou2平家の公達平敦盛に由来するアツモリソウ

ここでは二種類みられますが キバナノアツモリソウの方が 食虫植物のように怪しげな感じですね?

さすがランの仲間 綺麗な花です。

Ooyamarengeこんなのもありましたよ。

オオヤマレンゲ
朴の花によく似ています

Gamazumiムシカリも 一杯実を付けています。

 

上の湿原までやってきました。
夏の花にはまだ早く ヤナギラン クガイソウ等はみられません。

沢山の中学生が登っていきました。
頂上は広いですが これだけ沢山だと・・・・

マナスル山荘の前の小広場でお昼を済ますことにします。

Lunch二人ともへたれなので 荷物を軽くして最後の急登に備えないといけません

トマト 私の畑で取れたフルーツトマトです。 こんな風にして冷やして山で食べたかった。

ミスドの最新作クロワッサンドーナッツ
最近のお気に入りです。

そして 諏訪湖のサービスエリアで買った笹寿司
美味しかった~~

学生達をやり過ごして さぁ 出発です。
まだ 足に自信が無いので急登を思うと少し憂鬱です。
でも 過去に東京から八ヶ岳にやってきたというKさんに どうしても登って欲しかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする