Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

小昼(こびれ)がある暮らし

2010-08-25 00:47:08 | 旅行記

高橋まゆみ人形館で 展示作品を見た後 いくつかの本と 絵はがき ポストイットなどを買った。 早速本の中を見てみたかった。

レジの反対側に ちょっと下喫茶室があった。 よし 入ってみよう。

時間も4時近く。 ちょっと何かをつまんでみても。。。。

Kobiresetto こびれセットとあるのを 「こもれびせっとください」と堂々と注文。 何度かこびれせっとですね?とさりげなく直されて あ と気づく。

これってひょっとして小昼のことではないだろうか?

子供の頃 母の実家へ行くといつも小昼なるものを提供されて ずいぶん戸惑った。朝 昼 晩ご飯のほかに小昼を食べる。 食いしん坊の私もこれにはちょっとまいっていた。

元々農家のおやつのようなもの 何もしないで小腹が空いた人のおやつとは重さがちがうのだけれど 何となく懐かしさを感じる。

笹寿司 真ん中は粉ふきいもなんだけれど 砂糖がかかっていて甘い。 そして右 人形館の横で採れたミニトマト そして怪しげなもの 噛むと 杏のようで酸味は無く 美味しい。 くしゃくしゃになっているものを開いてみた。 キュウリみたいだけれどそんなはず無いし・・・

スタッフが付けてくださった 茄子の辛子漬けと キュウリの浅漬け 信州では一杯茶は縁起が悪いそうで 急須に入ったお茶を何度も飲めるように用意されている。

おなかいっぱい。みんな自然の恵みの結晶。 こんな小昼なら 良いな。

そうそう あの黒い怪しげなものは なんと キュウリの甘露煮でした。キュウリの味はどっちかというと消えてしまっていましたが 控えめな甘みが 美味しかった。 帰ってからネットで調べて作ってみましたが。。。。 美味しくはできるのです。でも 鍋一杯のキュウリは 誰かつまんだの?と言いたくなるほど少しになり・・・ 贅沢品です。

さて 子供の頃小昼の習慣を嫌っていたはずなのに

今日のご飯 朝はおにぎり二つ 電車の中で

Hiru お昼は長野駅を出た カフェで ローストビーフのサンドウィッチ パンがとても美味しかった。 おまけにジャーマンポテトがついていた。 高カロリー

Bangohan ペンションでの晩ご飯 

里芋の煮物 モロヘイヤの?おひたし 糸カボチャの酢の物 パスタサラダ 奴 茄子 豚しゃぶサラダ 後から天ぷら盛り合わせ そしてここの売りらしい オーナーの手打ちによるそば(これは美味しかった)

つまり なんだかんだと言っても4食食べてしまいました。 明日は一所懸命歩かないと行けません。

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またもや涙 高橋まゆみ人形館

2010-08-24 12:14:31 | 旅行記

木曽福島から塩尻までの特急という隠し球を使って はじめの予定より一時間ほど早く北飯山についた。 これなら人形館での鑑賞にじっくり時間が取れるはずである。

人形館は5時までの営業だけれど 4時半までに入らなければ成らない。

Eki ひなびたかわいらしい駅の回りには何もなくて 人形館なら目だつだろうと思っていたけれど 地図が無いとわからなかった。 よく考えたら高橋さんがそんな目だつ建物を建てるわけ無いよね。

線路沿いにある人形館は平屋建て。 駐車場の表示が無ければすぐにはわからなかった。

高橋まゆみ人形館

Ningyoukan 駅に案内が書いてありますけれど

さて ここからはカメラ禁止です。 ゆっくり見た後には買ってきた本や絵はがきから 大好きな人形のいくつかをご紹介します。

高橋まゆみさんの人形を初めて見たのは名古屋の松坂屋ギャラリーだったような気がします。 作家さんの名前も知らず 暇つぶしにふらっと入ったのです。

すぐに夢中になってしまいました。 ここで描かれるお年寄りは 泣いたり 怒ったり 笑ったり 悔しがったり 絶望したり 祈ったり

実は何処にでも見られるはずの世界なのに 私たちが見て見ぬふりというか 興味の外に追いやってしまっている姿をとても温かい目で ユーモアも交えて表現されていると思ったのです。

いつも涙が出てしまう 人形があります。Kaero

迎え来る

我を見つけて 満面の

笑顔が歩く 夕暮れの径

こんな姿 現実のもだったら 本当にどうしようか?って思ってしまうのですが ここでのおじいさんは愛情あふれる目でおばあさんを見守っています。

おばあさんはぼけて履き物も右左違う。 それでもおじいさんには全面的な信頼を寄せている。 このうれしそうな顔

ここまで来ると どうしても涙腺が緩み 知らぬ間に 嗚咽さえあげている。 ハンカチでそっとぬぐってあたりを見回すと みんなそうなんだよね。 普段は忘れてしまっている優しい気持ちが みんなの中にまだある。

Hon これだけの 本やら絵はがきを買った。 スキャナーで取り込むと綺麗に撮せるのだけれど コピーを作ることにちょっと気がひけるので写真で いくつかご紹介します。 できが悪いのはそういう事情です。

ご了解ください。

Itukusimi

愛おしく 痛く悲しき 日々なれど 笑顔の妻に こころなごめり

Gomen

待ち続け 待ち続けてた 妻を抱く

 あやまる言葉も みつからなくて

Iede 頑固ばあさんの家出

ほほう なかなかやるね  枕も鍋ももって。。。気合い一つで家を出る。 はは 良くわかるよ  位牌まで持ってる。

その後 行く当ても無くすごすごうちへ帰るのかな? おかしい 頑張れって応援したくなるような。。その後ちょっと哀しい。

Omukae しけしけと 降る雨道を たどる足 

下校のチャイム 待つ門の袖

Otakara_2 頑固じいさんのお宝

口をへの字にに結んだ 頑固じいさん 

負ぶわれた子供は とても楽しそうに背中ではしゃいでいる。 孫の顔を見る頑固じいさんは 顔くしゃくしゃにしているんだろうなぁ。

Iyaa  ここの出てくる人形たちの暮らしは 飯山の暮らしの中にあって それは幼い頃に飛騨の山中で体験した暮らしと似ていて 

それで余計に 胸に来るのかもしれません。 ものは豊富ではないけれど ゆったりした 気持ちの豊かになれる暮らしだった。  

見せたい人形はいっぱいあって まだまだ満足ではないけれど

本物を見に行ってください。 きっと 忘れかけていた 暖かいものに触れることができると思うのです。

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心のふるさと 飯山を訪ねる

2010-08-23 11:11:02 | 旅行記

何年か前から長野県の飯山と言うところに行きたいと思っていた。

きっかけは阿弥陀堂だより 南木佳士さんの本に出会い 静かに流れていく時と心の豊かさにとても暖かいものを感じ 幼い頃にいつも出かけていた母の実家を重ねていた。

Iiyama

それが映画化され 見ないわけに行かないじゃん。 と映画館に出かけたのは何年前だろうか?

地味な作品はどんな風に仕上がるのだろう? といぶかりながら見た映画は 映像の美しさと加古隆さんの音楽に 涙があふれて仕方なかった。

そのときの映像にいくつか感動的な場所があり いつか訪れてみたいと思っていた。

Fukusimasinden ところがである。飯山という場所が何処にあるのか全く知らなくて 飯の字だけを見て 飯田の近くにあるんだろうぐらいに思っていた。飯田にも確かに美しい風景が広がる場所がある。

そんな認識だから 行きたくても是非とまで強くは思っていなかったのかもしれない。

昨年 18切符を使って姨捨の棚田を見に行った。 そのときに路線地図を見ていて発見。 え~~っ? 飯山ってこんなに遠いんだね。 ほとんど新潟や。

泊まらないと行けないことがわかって 去年は姨捨までをクリア。

Obasute どうしようかなぁ?と思っているところへ 飯山に高橋まゆみさんの人形館ができたとの情報が入る。

何年か前に名古屋のギャラリーにやってきた人形展は私の心を強く揺さぶって号泣しながら会場を出た覚えがある。 私だけでなく みんな泣きはらした赤い目をして出てきた。

Iede_2 こんな人形作る人

養命酒のコマーシャルで見た事ありませんか?

人形とコメントと言うかちょっとした詩を読みながら進むと いろんな人生を思い 人の温かさに触れ胸に迫ってくるんだろうね?

先週 金曜日に仕事に出る代わりに 火 水の連休をもらい これは行くしかないでしょ。

18切符でGO!

安城から金山 金山から中津川 中津川から松本 松本から長野 長野から北飯山  実に4回の乗り換えで7時間半ほどの時間をかけてえっちら おっちら。。。

見るのもすべて珍しいから苦にはならないよ。 とはいえ 人形館の閉館に間に合わないといけないので 木曽福島から塩尻まで別料金で特急を使うというかくしだまで一時間弱 ワープ

こうして私の憧れ飯山への道が始まったのです。

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1000円の違いは何処だ~

2010-08-22 00:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

例のごとく日曜日の朝は 亭主の「今日は何処行く~」コールで起こされる。

はぁ また行くですか?

私の仕事が遅番なのを良いことに またお出かけ。 海辺は? 暑いよ

じゃぁ 鮎食べに行こう。 う~ん あんまり気乗りしないけれど。。。。いこ

出かけたところは下山(豊田市) ネット友 チョビ君の生息地。 来たよ~ 

始め梁へ行くつもりだったらしい。「いや 梁はちょっと・・・」 「そうか 駄目かぁ」

だって梁って鮎郡鮎村大字鮎字鮎 ぐらい鮎ばっかり出てくるんだよ いくら鮎が美味しくてもいろいろあるのが良い。

三河湖周辺を走っていると 腰掛け山荘 「あ ここにしよう」 前にしもやまウォークで提供された鱒の揚げたのは実に美味しかった。 唐揚げにして手羽先のように 味醂のきいた甘辛のたれがかけてあった。 ぱりぱりしてとても美味しかった。

Makunouti 私幕の内  1800円

煮物 糸カボチャの酢の物 刺身こんにゃく 魚や野菜のフライ 焼き魚 冷や奴 味噌汁 ご飯 漬け物

これで1800円 良いと思いませんか? 

鮎はもう品切れで 焼き魚はアマゴのようで・・・・

これを見た亭主が 納得いかない顔をしている。

Omakase これは亭主の頼んだお任せ料理

はて? 何処が違うんだ? 一つ一つお皿に載せて豪華そうにしてあるけれど 同じものが。。。。

あはは お店の人も おなじテーブルで食べるんだから 少しでもかえて わからないようにしたらいいのに

「きっと焼き魚が違うんだよ。 そっちは高級なんだよ。」と言っておいたけれど 納得するわけ無いよね。

まぁ 美味しかったし それで良いじゃん。 今度は 安い方の幕の内にしよう。

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二人っきりで過ごした 今年の夏

2010-08-22 00:08:55 | 日記・エッセイ・コラム

「やっと電波のつながるところに出たよ。」

一ヶ月ぶりの息子からの電話。 7月の終わりに「ちょっと薬師岳の方へ行ってくるよ。」「はぁ?いつまで。」 「8月の24日までだ。」

そんなやりとりがあってでっかいリュックを背負っていった息子。なぜ突然言い出したか? そりゃ私が怒ることを恐れてだろうけれど それは無いって

ソフトバンクよりAUの方が電波状況は良いかもと 私の携帯を貸して(もし私のAUに連絡をくれた人がいたらごめんなさい。まだしばらくはソフトバンクの方にお願いします。)それなのに鏡平小屋を最後に連絡を絶つ。 全くもう 行ってすぐじゃん。 と言っても仕方ないけれど。

息子と離れて暮らしたのは大学院へ行っていたときだけ。そのときも実家に預けていたのであんまり離れていた気がしなくて。。。。

はじめは腹が立つやら 心配に成るやら。。。。おかしいね やがてこんなものかと思うようになり なんかあったらどこかから連絡をくれるだろうと思えるようになり やがて息子の部屋が空いていても 仕事から帰ったときにドアを開けて「お帰り」って声が無くても全然気にならなくなった。

少し変わったのは亭主の方かな? 元々息子とそう親しく話すわけでは無いので関係ないかと思ったけれど 嫌に私に気を遣う。「朝ご飯どこかへ行く?」とか 「今日は何処へ行く?」とか 

そんなわけで やがて来る二人っきりの生活をこの夏に一ヶ月も体験してしまった。 この先の人生が見えてしまった気もするし こんな風に残りの人生を助け合って生きなくちゃね。。。とも思うし。

息子はまだ双六から笠に登って帰るそうな。 また元の生活が戻ってきて けんかしながら残り少ない三人の生活があるんだろうな 

コメント (2)
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