しつこく躑躅を追い求めて 奈良県くんだりまで・・・
神野山 奈良時代に行基が開いたと言われる古刹 神野寺があって 頂上は 展望台を中心に 躑躅が360度植わっている。 つまり作られた公園である。619メートルの標高があるけれど 森林科学館がある駐車場は 496メートルだかあるので 標高差120ちょい
無理して行かんでもいいやろー
そうも思ったけれど 行って見ないと解らない。 KさんとYさんと ゆっくり歩くことにする。上にめえめえ牧場もあるらしいよ。 めえめえって 羊? 山羊?
車道を少し行くと 塩瀬地蔵が どうして塩? 昔塩でもとれたんだろうか?
道標を見てもそんなことは書いてない。 近くに伊勢街道が 通っていること だからみんなが旅の無事を祈ってお参りしたこと 手水の水が目の病気に効くと言うことで みんながここでめを洗ったことが書かれている。
何だろう? これは 初め鍋倉山に関係あるのかと思っていたけれど 少々離れている。
大きな岩がごろんごろん 黒っぽい岩は 角閃斑レイ岩というらしい。 この岩が 川の流れの様に 上から下まで ごろんごろんつながっている。
岩岩のしたに流れる伏流水は鍋倉渓湧水として山との名水にえらばれているらしい。
天の川を模した建造物との説もあって 本当の所は解らないみたい。
登り切ったところに 大きな天狗岩。
この岩の東面に アルタイルの絵が描かれているようだ と書いてあったけれど 私には何度見ても解らない。 それでも 本当だとしたら さっきの鍋倉渓と言い 星に関係がある山のようだ。
何度も 頂上を示す 道案内に惹かれるけれど 我慢我慢・・・直ぐに終わってしまいそうだもの。
まっすぐ行くと 開けたところに出て 直ぐにめえめえ牧場へ着く。
羊せんべいがある。 130円
何でも口にする Kさん 「おいしそう」と言ってこりこり え~~っ 反応無い。 でおいしかったの? 「ふすまの味がした・・・」 ぷぷっ 道理で 静だったはず。
しばし 羊さんと遊ぶ。
顔と足の黒い羊がいた。 グルーミットみたいで可愛い。
発見 羊の目は まん丸では無いのだよ。 違っためはまるいけれど 真ん中の目玉が 一文字なのだよ。 どんな風に見えるのだろう? ちゃんと見えるのかな?
ここから頂上までは近いけれど 歩き足りないから 北野の集落まで 降りる。 「降りるのは良いけれど 集落は 海抜 100メートルなんて事無いでしょうねぇ?」 「そんなこと無いよ 凄く小さな集落らしいもの」「こんな所に住んでいるって 平家の落人だったりして」 そんなことを言いながら歩いていると目の前に棚田や 集落が見えてくる。 確かに高地にあるけれど みんな立派なお家ばかり
「平家の落人の家は でかいねぇ」ははは 勝手に決めている。 里に突き当たった所で 北野天神社による。 見た目小さな集落にしては 神社は大きかった。 どの家もこぼれんばかりの花でいっぱい。
里の軒先をかすめるようにしてまた登り返す。 里人が農作業に精を出しのどかな景色。やがて道は林道から登山道に入る。 こちらの登山道は北野口というらしい。
さて 登山道の花達
アカツメクサ
爪は無かったけれど きっとアカツメクサ
アマドコロと思うのだけれど
いっぱい咲いていた。
農家の畑の傍らに キーウィーの花が 咲いている。Yさんに教わった。 でも実が1個もついていない。 花を摘まないで 放りっぱなしだからだって
Yさんは シモツケではないかって言うんだけれど これは コアジサイでは無いかと思うの。シモツケは薔薇科だけれど この葉っぱはどっちかというと 紫陽花の葉に似ている。
粉が吹いたような花だし・・・ さぁ どっち?
Kさんは 道ばたの草や実を片っ端から口に入れて確認する癖がある。 サクランボに似た実を 口にして「にがっ!」 スイバの葉っぱを食べて「しょっぱい」
「しょっぱい?」 酸っぱいのでは? ねぇ ねぇ 危ないよ 山野草は 結構有毒なものが多いらしいよ。 即成仏では無いかもしれ無いけれど・・・・ 早く水で流して・・・・
「道理で 最近 おなかの調子が悪いのよ。」って ねぇ Kさん 長生きしないとね。
登山道は そう厳しいのぼりも無く ゆっくりゆっくり登っていく。両側は 谷の様だけれど 鬱蒼とした木々や 草で よく見えない。 ただひたすら一本道を上るだけ。
ホームページに私が載るの?と二人。
載せるときは解らないようにするよ と私。 でも出演料いるかな? サルトリイバラのお餅一つで買収。
三本の倒木あり。一つ目はくぐる。 ヨイショ。 ん? あれ? やっぱりリュックが引っかかる。 四つんばい
二本目は 跨ぐ。 朽ちているので どうって事は無い。
三本目も 跨ぐ。 三人とも足が長いので どうって事は無い。証拠写真は無い。
三本目の障害物を 乗り越えて少し行くと どこかから声が聞こえる。頂上が近いらしい。
やがて木々のトンネルを抜けたところに 開けた頂上が現れ 躑躅の大広場が・・・
満開のときは綺麗だっただろうな?と想像が出来る位の躑躅は残っていた。 一面躑躅 何人かが 散策中。 おなかすいたよ~ と言うわけで 展望台に登る。 お~~ 終わりかけの躑躅も 上から見下ろすとなかなかだわ。
お天気 黄砂の影響で良くないと思っていたけれど 思ったより遠くまで見える。でも 地理がわからないのでふぅんって思うだけだけれど。。。
梅の里月ヶ瀬の近くって事は解るんだけれど
風がでてきた 吹きさらしだもの当たり前。 震え上がりながら 降りて下山を始める。
茶畑を通って神野寺を経由 木工館から駐車場 及び森林科学館に戻る。
神野寺は由緒あるお寺。 威厳より優しさを感じるのは私がならのお寺に感じる共通の感じ。
ふつうのお家のお庭の様に丹誠込めた花々が可愛い。
花シリーズ第二弾
タニウツギ
紅葉の赤ちゃんがいっぱいそだっている。
この中で一体どれだけの木がそだつのかしら?
面白い花だね?って思ったけれど ツクバネウツギの顎が残ったものかも知れない。
神野寺は本道から少し外れている。
お寺を出てから お茶畑を横目に見ながら もう一度登山道に入ると いつの間にか木工館からグランドに出る。 そこが 森林科学館 全行程7.5キロぐらい。疲れもしないで のんびり 馬鹿なことを言ったり 草を食べて青くなったり おかしな一日だった。