Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

パンツに印

2006-04-30 11:30:18 | 日記・エッセイ・コラム

我が家の亭主 汚いことは割と平気でするし エチケット違反も平気でするくせに 変なところで神経質

ふだん山に籠っているのは私だけれど 年取ってから共通の趣味がないと一緒に時間を過ごすことが難しくなるので 時間さえ合えば誘うようにしている。

えらい 疲れる が口癖だった彼も何故か山登りは 比較的黙ってついてくる。

毎日の散歩も欠かさないことを見ると 思ったより山歩きは彼に向いているのかもしれない。

で ある日 洗った登山用パンツを見ていた彼が 「アイロンしなきゃ。」と言った。

あん? そんなもんに アイロンかけるひといないよ。止めなさい。

ところが彼は 納得できないらしい。

「ズボンに折り目がないと格好悪い。」と言い張る。

「登山用パンツに折り目付けて歩いている人なんていやしないよ。」

そこまで言ったから 彼も納得したと思った。

洗濯物を干してもどってくると アイロンにスイッチが入っている。 どうしても納得できないらしい。 もう知らん。

私がやってくれないと諦めたか 自分でアイロンを持ってかけ始めた。 と言うよりアイロンを持ってパンツに当てたとたん

じゅん

あ! 溶けちゃった。

亭主殿ここで初めて自分のやっていることに気づいたらしい。 あわててこすっていたけれど・・・ たいして履いていない登山用パンツには アイロンの跡が勲章の様についている。

今もだよ。 ひひひ

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新手の詐欺?

2006-04-28 00:21:25 | 日記・エッセイ・コラム

パソコンに向かっていたら 電話が鳴った。

「もしもし」私は決して姓を名乗らない。 昔と違ってあまりこちらの情報を流さない方がいい気がしている。 時々義母に叱られるけれど 時代が違うのだ。

たいていの場合 勧誘やセールスの電話で 多くは電話帳頼りにかけている様だ。 「この電話番号を何処でお知りになりましたか?」というと たいてい切れてしまっていた電話も このごろでは 「電話番号を片っ端からかけています。」という返事が返ってくる。

個人情報保護法の為に 向こうも用心するようになった。 本当のことは解らない。

で 今日は嫌な電話だった。

「○○○はいますか?」名前も名乗らないで何という横柄な奴だ。と思ったから 「いません。」と言うと「何故に?」という。

「はぁ?」「どういう意味ですか?」と聞いても「何故に?」を繰返す。

「一体どなたですか?」

「森下だよ。高利貸しの森下。」

「そんな人知りませんけれど。」

「そりゃぁそうでしょう テレビに出たこともないし 新聞にも出たことない。 ゆうめいじんじゃぁないから。」

ん? ふざけた口の利き方をする。

「で何の用事です?」 

「どうして家にいないんだ。」

「仕事行っています。」 思わず そう言ってしまった。 こちらの情報はどんな小さな事でも教えてはいけなかった。

「はじめからそう言えば良いんだよ。」

「で何の用事ですか?」 「○○○のことで。。。」なんだかインドの佛教の神様の名前の様な言葉を言った 何度も繰返したけれどよく分からなかったので(本当はとてもいかがわしい言葉だったのかもしれない。)後々の為にメモを取ろうとした。

警察に行くにしても 弁護士に相談するにしても このままでは情報が少なすぎる。

「ちょっと待ってくださいね。」とメモと鉛筆を探してゴソゴソしているうちに 電話は切れていた。 直ぐにていしゅに電話をした。 「何それ? 聞いたことない。 関係ないからほっとけば良いよっ」 ま 何かあっても本当の事直ぐには言わないかもしれないけれど きっと何でもないだろう。 

電話は 何も要求したわけではなかった。でも気持ち悪い。 とくに電話は 家が特定できる。何語のなければ良いけれど・・・といやーな気持ちで玄関に鍵をした。

NTTに相手先の電話番号を確認した。案の定非通知。

何だったんだろう?

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御衣更

2006-04-22 10:55:39 | 旅行記

緑色の桜があるって聞いたのは3年ほど前だったでしょうか?

テレビの画像から見える桜は ほんのり緑色でとても優しい色をしていたけれど 緑色は葉っぱと重なって そう目立つものではなかった。 でも気になる桜だった。

ひざが少し良くなってのんびり歩いてみようとお出かけ。

最近仕事を 止めて充電中のベラさんを誘って豊橋に出かけることにした。 当然豊橋の友達も一緒。 彼女もそろそろ 孫のお世話から解放されているはず。

湖西連邦を回るつもりでいたけれど 来週御池岳に行くつもりなので 湖西連邦の長歩きは 少々心配。

結局石巻山へ行くことにした。

豊橋に向かう電車の中でベラさんが 一言

「二川の 二川稲荷って所の御衣更が今見頃なんだって。」 聞いてみるとどうも岩屋観音の近くらしい。 駅について豊橋の友達の迎えを受けたら直ぐに提案

今日のコースは石巻山と 岩屋観音のある岩屋緑地 大倉山 そして二川稲荷となった。

二川稲荷は 火打ち坂から二つめの信号の手前にあった。 道路に面しているのにうっかり行きすぎてしまうようなさりげないお稲荷さんだった。

駐車場からもう桜がいっぱい。 この桜 ピンクの八重桜と思ったけれど 何か様子が変

黄色っぽい。 これがあの御衣更だと気づいたのは少し時間がたってから。 何しろ私がテレビで知った桜は 緑色だったのだから。

中に入って行くとここは お稲荷さんと言うより花の神社。 見事に咲き誇る花にあふれている。 御衣更は このあたりには割とあるらしくて 桜の季節になると 豊川稲荷に咲いたとか 新城の桜淵公園に咲いたとか聞く。でもネットで検索してみると この花は京都と どこかの植物園に限られている。

二川稲荷も豊川稲荷も 伏見稲荷もそう言えばお稲荷さん この花は稲荷神社にゆかりのある桜なのだろうか?

満開の時は緑 やがて黄色くなって ピンクに染まり 落花 そんな順番を辿る花らしい。だから私たちが見た御衣更は 本当の満開よりは少し後になるらしい。

Gyoikou それにしても美しい。

なまめかしいと言っても良い。八重桜の一種なのだけれど

花びらを良く見るとみだりの縦縞が入っていたり 花は縮緬状にふわふわ縮れていたり 

この神社 間口は狭いけれど とても大きな神社だった。 奥の方までずっと赤い鳥居が繋がっている。

東海道の二川の宿の頃からみんなに愛されていたお稲荷さんなのだろうか? 去年回ったときには 気づかなかったけれど。

ボタンが良い香りを届け ハナズオウが咲き シャクナゲが咲き 梅が咲き 本当に綺麗な花の神社でした。 そして長年気になっていた御衣更にあえて大満足の一日でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深夜の楽しみ

2006-04-16 00:41:29 | 日記・エッセイ・コラム

毎年 蜂蜜を1リットルくらいの瓶に送ってくれる人がいた。

マロニエの蜂蜜。 香りが良くて甘みも そうきつくないので美味しいのだけれど 蜂蜜だけを食べることを日常にすることは 難しい。

はじめは レモンを絞って 天然水 もしくは炭酸水で薄めて 飲んでいた。 その甘味に使っていた。 これ結構面倒。 氷を使うと蜂蜜うまく融けないし いっぱいだけ作るには なんだか面倒。

最近目が特別に弱ってきていて テレビで見ていたら やはりブルーベリーが良いとのこと。 生のブルーベリーを食べたこともあったけれど 年中あるわけではないし 手にも入りにくい。 そんな時冷凍のブルーベリーを見つけた。 食べるためと言うより ヨーグルトのトッピングに使えば・・・ぐらいの気持ちで買ってあったものだった。

最近お菓子も焼かないし 冷凍室で 霜いっぱいになっていたブルーベリーに蜂蜜をかけてみようと思った。 砂糖で甘みをつけるのは違っていると思った。

この蜂蜜は成功だった。 甘すぎないで ブルーベリーや フランボアーズ クランベリーなどの酸味を 味を変えないで和らげてくれる。

時々 冷凍食品のケースから買ってくるようになった。と言っても 人にお勧めするようなものではないと思っていた。 私には薬みたいなものだったし。

深夜に食べているところを息子に見られた。

「何食べているの?」

「あんたが好きとは思えないものだよ。 そう美味しいものではないよ。」

少し 器に取ってやった。 彼は 其れを食べて直ぐに私の器をのぞき込んだ。

「もうないの?」と言いたげ  へー こんなものでも 美味しいと思う人がいるんだ。

以後 お風呂でてから ベリーの蜂蜜がけを作っておく習慣ができた。 深夜に ちょうど良い食べ頃になる。深夜族の私たちには おなかにもたれない ほどよい おやつになる。

二人で食べると 結構沢山のベリーがいる。一寸 経済的にも ピンチ間近

「お母さん ご飯切らしても良いけれど ベリーは切らさないようにね。」

あちゃー  変な楽しみを教えてしまったぞ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後のお別れ

2006-04-14 22:49:12 | 日記・エッセイ・コラム

綺麗な 穏やかな眠り顔だった。 声をかけたら びっくりしておきてきそうだった。

95歳だって・・・

導師様のお経を聞きながら考えていたことは 何故かずっと前になくなった祖母の事だった。 祖母が愛した おばさん。 最後まで元気で(いえ 本当はペースメーカーを付けていたのですけれど)重なって見える。 ちょっとお茶目な 祖母  おとなしくて いつもにこにこしていたおばさん。 そして集まった親戚は みんなどこかに共通の血を持っているのだから 祖母のことを昨日のことのように思い出すのは当然。

みんなに大事にされて今まで生きてきたおばさんの最後を見ながら こんな最後を送れるなら 長生きしたいな!って思った。 そんな思いがするお別れ式だった。

でも私駄目だろうな。 いつも 意地っ張りで 可愛くないから。 

やんちゃで 問題児だった私を 可愛がって 大事にしてくれた親戚は もう誰もいなくなってしまった。 両親がまだそろっているだけ幸せなんだけれど・・・

そしてこれからは 今までの感謝の気持ちを 他の人に示さないといけない年になっているんだよね。 

おばさん 今頃大好きだった祖母の所にたどり着いたかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする