ドンデンから金北山 13.5キロ 山荘の人に聞くと ゆっくり行っても7時間弱だよ
山での二キロは一時間 とすると うんだいたいそんなものか。 しかし私たちの事である。もう少し時間にゆとりを持たないと・・・・と言うわけで 7時を少しまわった頃に出発。
シラネアオイで一緒になったグループはもうお出かけになった様子。前の日に「何時に出かけるか? どんなコースを行く予定か?」と聞かれ 尻立山を回ってドンデン池に降りて縦走路にでる・・・などと話し「欲張りだねぇ」と言われた。 しかし 彼らはそれを聞いて同じコースを行ってみようと思われた様子。早くから裏の登山道を上がっていくのが見えた。 私たちは 朝早くの散策をそれに置き換えて このまま縦走路に向かう事にする。
まずはマトネへ 3.3キロ 孫次郎と書いてマトネ どう考えても読めないけれど・・・ 佐渡の文化の不思議さを思う。
一キロほど 昨日歩いた道を戻り アオネバ十字路へ出る。 ここから一時間ほどの登り アオネバ十字路767メートル マトネ937メートル 標高差170メートル。
良し 行くぞ!
山荘で同じテーブルだった4グループが期せずして前後になる。 横浜からのご夫婦 単独カメラマン 奈良京都からの友達グループ そして私たち。
後に付かれると気がせいて落ち着かないので 抜いてもらう。 こんなことやっているからいつもどべなんだけれど まぁ いいや。
緑の美しい登山道を入っていく。 支尾根を登っていくような感じだろうか? さほどきつくなかったけれど どんどん登っていく。
シラネアオイが迎えてくれる。 この登山道のシラネアオイは少し小さい。 アオネバ登山道より 標高が高いからだろうか? それとも少し寒いのだろうか?
花がほんの少し遅れている気がする。
ユキザサの花が咲いている。 まるで花火のように華々しい。
ここのユキザサはひどく大きい。
しかし 道ばたの花々は私たちを飽きさせず次々と姿を見せる。
「さぞかし綺麗だったろう」通りだね これだけのカタクリ咲いていたら紫色の斜面になっているよ。
ホントだ 白い花びらは 大きい。 ここではよほど栄養が良いんだね 何もかも 成長が著しいよ。
ここは カタクリが少し残っている。 独特のイナバウワーは見られないけれど 紫の花びらが 少し・・・
カメラマンのおじさんが通り過ぎていった。 5人ぐらいのグループをやり過ごそうとしたけれど あちらも花がお好きと見えて つかず離れず
またゆっくり登り始める。
水は無いのだけれど 谷のような所に バイケイソウがいっぱい。 まだ花は咲いていない。
そして 大きな菜っ葉の様な葉が並ぶ。
葉っぱをどかして根元を見れば ザゼンソウ
すごい 一体いくつあるの?
ザゼンソウの谷だね。
もう少しだ。 頑張れ。と言うわけで マトネ
すごいところへ 来たなぁ
ずっと向こうの薄い色の山のてっぺんに丸いドームのようなものが見える。あそこまで行くんだ。 遠いよ~ 行けるかな?
美しい景色に 嬉しくなってしまうのと 行けるかな?と言う不安とで 複雑。