世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

クレーム

2009年08月23日 | 仕事
クレームを戴いた。

珍しいことではない。



正直、欲しくはないが、

ありがたく謙虚に頂戴している。


なぜなら、気づかなかったことや、

思い上がりを正してくれるからだ。


時々、ガンと一発食らうことも必要なのだ。




一般に、文句を言う人は、

ただ単に怒っているだけではない。


ホントは、

困っていらっしゃるのだ。


そう思えば何とかして差し上げたい。

それが人情というものだろう。





しかし今回は、ちょっと意味合いが違った。



受けてないお客様が突然来られて、

「今日予約していた」 とおっしゃるのだ。


30年間、ドタキャンや不泊はあっても、受けた予約を忘れたことはない。


まだ、そこまでボケてはいないはずだ。

ましてや、ありがたい貴重なお客様、

忘れられても、忘れることなどあり得ない。



部屋は空いていたので少しお待ちいただければ用意はできたのだが、

すでにご立腹のご様子。

「もういい」 と吐き捨てるように言い残し帰っていかれた。

問答無用、取り付く島も交渉の余地もない。




しかも、後日、こちらに直接でなく全く関係ない第三者のところに悪口雑言の数々を綴ったメールが送られてくる始末。

こちらに直接名乗り出る勇気も理由も持ち合わせがなかったのだろう。

腹いせの矛先も支離滅裂。



相手の方に思い当たることもないし、当然予約表も一切ないので

名前も、住所も知る由もない。






時々あるのは、

ほかの宿と間違って勘違いされること。

も一つは、単なる問い合わせの電話で、ご本人は予約をしたつもりになっておられること。

いずれにせよ、推測の域は出ない。



事の真相は定かでないが、

せっかくの夏休み、

楽しみに来られたのだろうし。


お気の毒としか言いようがない。