世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

乗馬

2013年04月09日 | ライフスタイル
ボクのライフスタイルの中で切り離せないものがいくつかある。


それは、旅であり、英語であり、テニスであり、映画であり、音楽であり、ビジネスなどだが、

その中でも、乗馬はボクのライフスタイルの原点ともいえるものだ。


小学校の時に、ある映画をきっかけに、大草原で馬に乗った生活が夢になった。

そのまま取りつかれるようにボクの人生を歩んできた。



結果、30歳で脱サラし、田舎暮らしを始めてその夢を実現した。




10年ほど5頭の馬と生活を共にした。

だが、400日間に及ぶ世界一周の旅をきっかけに馬を手放さざるを得なかった。


その代り、旅先で馬に乗るようになった。


アメリカ、モンゴル、カナダ、ニュー人ランドをはじめとする世界の大草原を乗り尽くした。

今も継続中である。



こうして海外での乗馬に活路路見出すことで、

料金がべらぼうに高い日本ではめっきり馬に乗らなくなった。



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ある日、英語の堪能な若者がフリートークにやってきた。

彼は牛の肥育を生業としている。






ある時、馬が飼いたいという。

牛の関しては彼はプロだが、乗馬に関しては全くの素人だった。


彼は中間種と呼ばれるアパルーサ系の馬を手に入れた。


ボクは彼にウェスタンサドルを貸し、早速見に行った。


2歳の騸馬(せんば)で、すでに乗馬用としては調教されていた。

ちなみに騸馬とは去勢された牡馬(オス馬)のことである。


大人しく乗りやすいいい馬だった。

ただ、ブリティッシュ・スタイルで調教されていたらしく

ハミ(bit)が合わず手綱さばきを調教し直さなければならないようだ。



それでも、鞍をつけて外乗もしてみたし、

裸馬にして試乗もしてみた。




彼が丸馬場を作ればさらに調教がしやすくなり、

いろんな人を乗せることができるようになるだろう。


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彼の夢は、観光牧場づくりだという。


それはまさにボクが久住高原で実現していたことだ。


それを聞いて、ボクの夢を彼に話した。

それは、アメリカでイマ―ジョン(immersion)キャンプのできる観光牧場を作ることだ。


immersionとは、

その環境にどっぷりつかって、主に語学を習得する方法である。

the fact of being completely involved in something you are doing

であり、

(technical)the language teaching method

in which people are put in situations where they have to use the new language



それはボクの積年の夢の一つである。


数年前、ボクはその場所を探してカリフォルニア中を旅したことがある。

だが、いまだ実現していない。


実現した暁には、

世界中からそこに人々を送り、

カーボーイやインディアン(ネイティブアメリカン)と生活を共にし

彼らのライフスタイルを体験しながら英語を習得することができる。


それはボクのインターナショナル・スクール構想の一環でもある。



彼は目をキラキラ輝かしながらボクの話を聞き、

それを実現しましょうと言ってくれた。


そして、その第一歩がまさに始まったのだ。


まず彼の夢である、彼の牧場を観光牧場に育て上げ、

それから近い将来彼とアメリカへ向かうことになるだろう。



ボクの旅は尽きることはない。

そしてそのたびに、英語力は向上する。


その意味で、旅と英語と乗馬はワンセットなのだ。