世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

別れる力

2013年04月11日 | 人生
伊集院静氏の「別れる力」を読んだ。

例によって立ち読みだが。


人は誰しも一生のうちに、幾多の別れを経験する。


友との別れ、

恋人との別れ、

家族との別れ、

親との別れ、などなど。


死はその最たるものだ。


別れはヒトだけにとどまらない。


会社や組織との別れ、

地位や肩書きとの別れ、

住み慣れた所との別れ、

ペットとの別れ、

大切にしていた物との別れ、といったものもある。



だが、別れは、即旅立ちにつながる。

新たな出立を意味する。

新しい出会いが待っている。



別れをいつまでも引きずることなかれ。

去っていった人を恨むことなかれ。


悲哀と惜別は人を優しくし、強くもしてくれる。



ひとしきり涙を流したなら、

上を向いて歩きだそう。


後ろはもう振り返らない。

前を向いて進もう。



―――――――――――――――――――――――――

冒頭の本の話に戻ろう。


別れを「大人の流儀」と捉える彼固有の人生観が漂っていて面白い。


サヨナラだけが人生よ。

遊ぶだけ遊んだら後はグッバイ。



などと、別れを斜(はす)に構えて睥睨しているかのようだ。



数え切れないほどの別れを経験すると、

哀切(pathetic)すら通り越して、どうやら後ははははと笑うしかない。




【ふろく(appendix)】

[Vietsub] Goodbye Baby - Miss A



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4月10日(水)のつぶやき

2013年04月11日 | 音楽
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