世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

女房に逃げられたら・・・?

2013年10月02日 | 苦境
奥さんに逃げられたらどうしますか?


長年付き合っていた女に振られるのもある意味一緒。

どうしますか?

泣きますか?

追いかけますか?




ボクの貴重な(?)体験をお話しましょう。


ボクは二度女房に逃げられ、三度目も同じような気持ちを味わいました。


それはそれは悲しいものです。

虚しいものです。

寂しいものです。

やるせないものです。


自暴自棄になり、何をするにもやる気が起きません。

仕事も手につきません。


茫然自失(be stunned 《at, by》)といった気持ちです。



だけど、


だけど、


一旦その気持ちが吹っ切れて気を取り直した時、

未来に希望が輝き出すのです。


それまで要する時間は数ヶ月から数時間。

回を重ねるに従って、慣れて短くなります。



立ち直りが早いのはいいことです。

いつまでも、過去をズルズルと引きずっていては先に進めません。


でもよくそういう人がいます。

いつまでもくよくよしている。

過ぎ去った思い出に耽けってばかり。


挙句、ウツになる人もいます。

自滅する人もいます。



逃した魚は大きいかもしれない。

だが次はもっと大きいものが釣れるかもしれない。


あるいは、釣りじゃなくて猟に切り替えることだってできる。

魚にこだわっていては、近くにいるシカに気がつかないだろう。




結論を言おう。

ボクは女房に逃げられるたびに、別の大きな幸せを手にしてきた。


精一杯涙を流して悲しみを乗り切ったとき

もっと素晴らしい世界が広がっていた。


ボクは自由というかけがえもないものを手に入れることができた。




自由と孤独は対(つい)をなす。


多くの人間は群れたがる。

家族だ、仲間だ、組織だという柵(しがらみ)の中で幸せを見つける。


一時間でも多く、祭りの中に身をおくことで我を忘れて楽しみを共有しようとする。

祭りのあとの静けさという空虚な時間をなるべく作らないように

いろんな仕掛けを作っては気を紛らわす。



そうして一生を終えるのもいいだろう。

終えればの話だが。


死ぬのも一人なら

寝るのも一人。

たとえ同居人が横にいようとも、同床異夢は避けられない。



人は孤独を恐れる。

だが、一旦孤独の快感を味わったとき

その虜になることも事実だ。




ボクは東京で暮らしていた時、

都会の孤独を知った。


人ごみの中の孤独を味わった。


一方、大自然の中の暮らしも十二分に味わってきた。

田舎暮らし、35年のキャリアを持つくらいだから。



ここ数日、森の中に身を起き自問自答を繰り返してみた。


どう生きるべきか。

どうするべきか。



今、みたび自由を手にした喜びに包まれた。

自分の理想のライフスタイルにどんどん近づいていく姿が見えた。


世界を旅する自分の姿がはっきりと見えた。


人生がそうであるように

旅の世界は一期一会(a once-in-a-lifetime chance [a special occasion])そのものである。


旅は究極の出会いと別れの繰り返しである。

喜びと悲しみを糾(あざな)える縄のように何度も何度も繰り返してきた。

その都度、涙に明け暮れ、笑いに包まれた。



ひとところに住む人間(種族)と、

移動を繰り返す種族とでは、

人間関係の考え方が全く異なる。


どちらがいいとか悪いとかの問題ではない。


理解しがたい側面を持ち合わせているだけのことだ。



ボクは静物ではない、動物だ。


転がる石に苔はつかない(A rolling stone gathers no moss. )。

コケを柵(しがらみ)と置き換えてもいいのかもしれない。


自由とは柵を切り捨てるところに存在する。


ボクは転がる石(A rolling stone )より

風に流され空高く上がるシャボン玉(soap bubble)でありたい。

日の光で虹色に輝くシャボン玉。


最後は、弾けて消えるのだ。


♪ Bubbles, oh bubbles,

You floated up in the air,

Reaching the roof so high,

Reaching the roof so high,

Only to pop and die. ♪




【余談】


「結婚は人生の墓場」

という名言は誰しも知っていながら

結婚に憧れる。


「結婚式は自由との告別式」といったのは美輪明宏。


誰が言ったか知らないけれど、

「人は判断力の欠如により結婚し、

忍耐力の欠如により離婚し、

記憶力の欠如により再婚する」



まるで自分ことだ。


「結婚とは、

熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる」(リヒテンベルグ)



なのに、結婚したがる。

結婚しない(できない)人が増えているのは、良いこと?






Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月1日(火)のつぶやき

2013年10月02日 | 音楽
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする