世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

復興の形

2016年07月22日 | 熊本地震
被災者の身の振り方は様々である。

どれが良い悪いという評価をするつもりはない。

だが、多くの人の人生が直接的にも間接的にも地震によって左右されたことは間違いない。


ボクもその一人だが、

正直に言えば、地震が起ころうが起こるまいが人生の変化は起きていたし、

地震後もその方向性は全く変わらなかった。


つまり、地震前から、あらゆる事業から撤退し、

阿蘇の西原を拠点に新たな生き方を模索しようとしていたのだ。


昨年12月、福岡のベトナムカフェが強制終了の憂き目にあい、、

自ずとベトナムとの柵(しがらみ)がなくなった。

これはボクの旅の形を大きく変え自由にしてくれた。


そして今年2月、フリートークの一階を弁当屋に明け渡すこととなった。

これも重荷に思っていただけに渡りに船だった。


さらに3月、名目上自宅だった熊本市内の持ち家を別かれた女房に無償で譲った。


そして、フリートークも地震をきっかけに営業不能となり撤退することに。

テナントだったので家賃を払わなくて済むようになった。


こうして次から次と身の回りの肩の荷が下りていった。


残されたのが現在の西原村の施設。

結局そこで何をするのか決めかねていたが、

震災における心のケアという課題が生まれたことで、

従来から関心のあった瞑想というミッションが浮上した。

そして、梅雨(大雨)を避け、瞑想修行のためネパールへと赴くことができた。


残る人、去る人、

従来通り頑張る人、新しい何かを模索する人、人間模様は様々だ。


だが、これだけは言える。

復興にかけるそれぞれの形を見て、その人となりが浮かび上がってきた。

それぞれの人たちの人間性が見えてきた。


     冷蔵庫の奥にあったサツマイモから芽が出てきた


震災から100日が過ぎた。

未だ復興過程にあるものの、

身の振り方一つで、

これから徐々にそれぞれの生き方が浮き彫りにされ、

それぞれの選択が良かったのか悪かったのかが明らかになる。


さて、吉と出るか、凶と出るか。

自分の身も併せてここ1~2年の動向が見ものである。

7月21日(木)のつぶやき

2016年07月22日 | ライフスタイル