【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

カネ目当てと習近平への忖度で新型肺炎を蔓延させた安倍政権の愚

2020-02-20 23:07:41 | 転載
2020.02.13 2002 by 北野幸伯『ロシア政治経済ジャーナル』まぐまぐニュースより転載


娘が成田で新型コロナウィールスに感染?~ニュージーランド在住読者さんの貴重なメール
毎日ニュースを見ると、トップは「新型コロナウィールス」の話ですね。この件について、ニュージーランド在住読者さんから興味深いメールをいただきました。ご紹介させていただきます。

北野さんこんにちは。新型コロナウィルス、大変な騒ぎですね。安倍総理はまだ、中国からの航空便を動かしていますね。



私は1月22日に成田を発ち、23日に自宅のあるNZオークランドに戻りました。成田ではもちろん、マスクもしていましたし、アルコール消毒液で頻回に手先を消毒しました。暑がる子供たちをなだめ、絶対に鼻を出さないようにさせていました。



その後、感染者数はうなぎ上り、報道も過熱気味なのかもしれませんが、マスクは効果がない、涙腺から感染する、今回のコロナウィルスは武漢の生物兵器の研究所からもれたウィルスだ、HIVウィルスが埋め込まれているので、抗体ができない…などなど、どれを信じて何を信じないほうがいいのか…と訳が分かりません。



そんな中、帰国後10日目、娘が急に発熱をしました。38度2分…。大パニックです。これはもう、成田で感染したんだ!調べてみると、私たちが乗った飛行機の搭乗口のすぐそばが武漢行の搭乗口でほぼ同時刻の出発。NZ帰国後、子供のお友達とあったりしていたので、その子たちを濃厚接触者してしまった!悔やんでも悔やみきれない思いで救急に行くと、救急の受付のナースたちはみなマスクなし。救急に来ている人たちはみんな裸足…。ギャップに苦しみました。



病院で熱をはかってもらうと、なんと娘は平熱。感染しているかどうか、調べてほしい!と懇願したのですがNZでは検査ができずに、オーストラリアまで検体をださなければならず結果が出るまでに2週間かかるとのこと(インフルの検査も1週間以上かかります)。「そんなこんなしているうちに、帰国して2週間経っちゃうでしょ?」と感染症対策のナースにいなされ「学校も症状がまったくないのだったらいってもいいわよ。日本から帰ってきたんでしょ?」…といわれ、安心はできないけれど、帰宅の途につきました。幸い、帰国後2週間経過した今も、発熱も咳の症状もありません。



今のところはNZで感染者は確認されていません。公衆衛生上、ここの緊急外来での様子はゆるく感じられますが、それでも、NZはすぐに中国全土からの外国人の渡航を禁止していますし、子供たちも中国から帰国して2週間と、中国からの来客と接触して2週間は学校に来ることは禁じられています。政府がイニシアチブをもって、感染が疑われる人と国民との接触を絶っています。



日本人は勤勉で真面目です。こんな事態でも通勤電車にのらなければならない人がほとんどでしょうし、ならば、政府はそういう真面目な納税者を守ることが一番に大切なのではないでしょうか?



今はクルーズ船の寄港で爆発的に感染者数を増やしてしまっている日本ですが(乗客の方たちにはお気の毒な話です)、これが、特別なクルーズ船だけではなく、ふつうの空港を使う事によっても起こりうることということと認識すべきだと思います。



そして、そこからの2次感染、3次感染…。そんなことが起きてしまったら、オリンピックも開催なんてできません。誰も日本に観光にこようなんて考えなくなります。折角、日本の各観光関係者の必死の努力で日本のおもてなし精神をアピールし外国人旅行客も増えてきました。中国からの外国人の来日を封鎖することで、一時的には観光者数は減らしても、そのさらに先を見て、今すべきことを安倍総理に考えてほしいと思います。…といっても、春節はもう終わっちゃいましたけれどね~…。



一日も早くこの感染拡大が収束して、全世界の患者様たちが回復されることとクルーズ船で今、長い長い不安な時間を過ごされている方たちに感染の被害が及ばず一日も早く本土の土を踏めるよう、心から祈っています。北野さんもご家族の皆様も、どうぞお体お大切に!私も家族、特に子供たちや親への感染がないように目を光らせます!



ちびたちの母


ちびたちの母さまの娘さんは、幸い感染していなかったそうです。

なぜ私は、このメールを紹介しようと思ったのでしょうか?いくつかとても大切なことが書いてあるからです。


今のところはNZで感染者は確認されていません。公衆衛生上、ここの緊急外来での様子はゆるく感じられますが、それでも、NZはすぐに中国全土からの外国人の渡航を禁止していますし

NZで感染者が出ていない。それは、NZが「すぐに中国全土からの外国人の渡航を禁止した」からでしょう。なぜ、NZ政府にはそんなことができたのでしょうか?

政府はそういう真面目な納税者を守ることが一番に大切なのではないでしょうか?

そのとおりですね。NZ政府は、「国民の命を守ることが最優先課題」であることを理解している。一方日本政府は、「中国人の渡航を禁止すれば、金が儲からなくなって困るよな」「中国人の渡航を禁止すれば中国政府が怒るだろう。そしたら習近平は、訪日してくれなくなるのではないか」とか、「最重要でないものを上位におくこと」で国内の感染者を増やしているのです。

今はクルーズ船の寄港で爆発的に感染者数を増やしてしまっている日本ですが(乗客の方たちにはお気の毒な話です)、これが、特別なクルーズ船だけではなく、ふつうの空港を使う事によっても起こりうることということと認識すべきだと思います。

まさに。クルーズを閉鎖しても、飛行機からバンバン感染者が入ってきたら、まったく意味ないですね。


そして、そこからの2次感染、3次感染…。そんなことが起きてしまったら、オリンピックも開催なんてできません。


まさに。政府は、目先の金儲け、中国への忖度などを重視することで、オリンピック、パラリンピック開催すら危うくしていることに気づくべきです。だいぶ遅くなってしまいましたが、今日にでも「中国からの渡航禁止」「中国への渡航禁止」を決断していただきたいと思います。そして、中国から日本に戻りたい方は、「2週間隔離されること」を条件に、政府がチャーター機で、帰国させればいいでしょう。昨日までのことはどうしようもありませんが、今日何をするかが大事です。

転載と私見『衆院選へ共通政策づくり議論加速 4野党、市民連合と確認』

2020-02-20 08:32:10 | 転載と私見
2020年2月19日 19時19分


 立憲民主など野党4党の幹事長、書記局長らは19日、安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」と東京都内で会合を開き、次期衆院選に向けて共通政策づくりの議論を加速させる方針を確認した。会合開催は昨年11月以来。

 立民の福山哲郎幹事長は「安倍政権に代わる選択肢を提示する責任がある。行動に移し、うねりをつくる段階に来ている」と強調。4党が競合しない小選挙区については、協力して選挙準備を始めることも提案した。会合後、記者団には「選挙はいつあるか分からない。速度を上げなければいけない」と語った。

 参加したのは立民、国民、共産、社民の4党。

(共同)
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私見

 以上の記事は東京新聞デジタル版。新聞は、少し内容が違う。
「れいわ新選組」の記述が皆無。前回、今回と都合がつかず欠席、とある。
私は「市民と野党の本気の共闘」を主張する日本共産党と、京都市長選や参院選でも共闘したれいわ新選組に共感をもつ。
前回の都知事選でも、旧民進党はいきあたりばったりで、宇都宮健児氏の共産党への不信感を一気に高めた。
立民党は、立党のときの日本共産党が自党候補を全面的におろして立民フイーバーで躍進したことをすっかり忘れている。もとの民進党に逆戻りしている。
「市民と野党の本気の共闘」を共産党以外で考えているのはれいわ新選組だ。
また緑の党、新社会党はよびかけられもしていない。

この枠組みでも政権へつながる衆院選へ一歩踏み出したことは、意義はある。同時に各政党の実際をよく見ることだ。