「こころの処方箋」 河合隼雄著
私は新しく相談に来られた人に会う前に、「人の心などわかるはずがない」ということを心のなかで呪文のように唱えることにしている。
それによって、カウンセラーが他人の心がすぐわかったような気になってしまって、よく犯す失敗から逃れることができるのである。
「呪文」という言葉は、実は遠藤周作「生き上手、死に上手」から教えられたことである。
正しいとか正しくないとか、教えられるとか言うのではなく、「呪文」を唱えていると心が収まるのである。
私は「ふたつよいことさてないものよ」という呪文が好きで、よく唱えている。
この呪文を唱えると納得がいったり、楽しくなったりするのである。
格言とか箴言とかいうものではないが、読者が「呪文」として愛好して下さる言葉を、
このなかからひとつでも見出していただけると、まことに幸いと思っている。
感想;
私はガンジーの言葉
「誇りは自分で投げ捨てない限り、誰もあなたから奪うことはできない」
と自分に言っています。
まさに「呪文」だったのだと思いました。
私は新しく相談に来られた人に会う前に、「人の心などわかるはずがない」ということを心のなかで呪文のように唱えることにしている。
それによって、カウンセラーが他人の心がすぐわかったような気になってしまって、よく犯す失敗から逃れることができるのである。
「呪文」という言葉は、実は遠藤周作「生き上手、死に上手」から教えられたことである。
正しいとか正しくないとか、教えられるとか言うのではなく、「呪文」を唱えていると心が収まるのである。
私は「ふたつよいことさてないものよ」という呪文が好きで、よく唱えている。
この呪文を唱えると納得がいったり、楽しくなったりするのである。
格言とか箴言とかいうものではないが、読者が「呪文」として愛好して下さる言葉を、
このなかからひとつでも見出していただけると、まことに幸いと思っている。
感想;
私はガンジーの言葉
「誇りは自分で投げ捨てない限り、誰もあなたから奪うことはできない」
と自分に言っています。
まさに「呪文」だったのだと思いました。