幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「このままでは飢える! 『野田モデル』が日本を救う」鈴木亘弘著 ”知産地消費の新しい仕組み”

2024-04-27 16:44:16 | 本の紹介
・日本の食糧自給率は38%(カロリーベース)とされ、低すぎると言われているが、実質的にはもっと低い。

・野菜の自給率は80%といわれるが、その野菜を栽培するために必要な種の9割が海外の畑で種採りしてもらっている。

・農家さんに払う価格がどう決まるかというと、大手小売店がいくらで売るかなのだ。それが決められて、仲卸さんはこの値段で逆算して買ってきてねと言われる。悪いけれども、農家さんのコストはほとんど関係ないのです」

・不可能を見事に克服したのが、「株式会社プラス」が和歌山県を中心に展開する農産物直売所「産直市場よってって」だ。現在、30か所の直売所をスムーズな転送システムとオペレーションによって新鮮な品物が毎日、各店に届く連結多店舗展開を成功させている。

・「世界の食糧は『クワトロ・ショック』と呼ぶ4つの危機に見舞われている」
 ①コロナ禍による物流の停滞
 ②中国による食料の「爆買い」
 ③異常気象による世界的な不作
 ④ウクライナ戦争の勃発

・これまで日本では、食料とは「お金さえ出せば手に入る」ものだった。その認識は根本的に改めなければならないところまできているということを、われわれは大きなる危機感を持って胸に刻みこんでおかなければならないのだ。

ホセ・マルティ―(キューバの著作家であり革命家)
 「食料を自給できない人たちは奴隷である」

・新自由主義者にとって大事なのは「今だけ、金だけ、自分だけ」である。

・ある米国の教授
「食料は武器であり、標的は日本だ。直接食べる食料だけでなく、日本の畜産のエサである穀物をアメリカが全部供給するように仕向ければ、アメリカは日本を完全にコントロールできる」

・米国に反対すれば左遷される農林水産省職員

・何度もいう。農業が衰退するということは、国民が飢える、ということだ。
 国民が飢えて栄えた国など、歴史上、どこにもない。それどころか上が発生すれば、国が崩壊するか、革命が起きて政治体制が変わってきたのが人類の歴史である。

・日本の農業が弱体化したのは、自由貿易・市場主義こそが最高であるという、私にいわせれば短絡的といっていい思想に国政が流されてきたことにある。国から大手流通のような民間企業までが、よってたかって生産者に不利益になる仕組みを創り上げてきたからにほかならない。農家は儲からなくなり、農業を志すという人が少なくなってしまったのだ。

・お客様への6つのお約束
 ①知産地消費だから新鮮
 ②顔や名前が見えて安心
 ③生産者の直接販売だからお手頃
 ④毎日笑顔で元気なごあいさつ
 ⑤地元の良いもの再発見
 ⑥地場産業や農林水産業への貢献

・こうしてじわじわとリピーターを増やすことで、ほとんどの店は1年程度で黒字化する。2002年に1号店を出店して以来、赤字など収益低迷が理由で閉店した店はひとつもない。

・生産者、消費者、地域、従業員の「四方良し」を実現

・最終的には100円で売れた作物の売り上げのうち、生産者が手にするのは30~40円というのが一般的だ。・・・
 そもそも中間マージンがない分、手取りも多い。販売価格の約70~80%が生産者の手元に残る。既存流通のおよそ2倍だ。

・大手スーパーで売れ残っても、一度出荷した作物は「返品」されない。しかし、「よってって」では、在庫リスクは生産者にある。売れ残ってしまった場合、生産者が引き取ることになるので、常に同じレベルの粗利が保証されるわけではない。

・和歌山県に誕生した「野田モデル」は、その後、奈良県、大阪府へとエリアを広げている。

・野田氏は2017年に公益財団法人「プラス農業育成財団」を設立した。・・・
 その目的は「和歌山県内における農業の振興を図るため、青年農業者等の育成・確保を推進し、農業者の経済的及び社会的地位の向上と農業の持続的な発展に寄与すること」だ。

・「野田モデル」
 ①売り切れを気にするな。機会損失があっても構わない
 ②少しくらい野菜が曲がっていても販売できる
 ③同じ作物でも生産者によって値段はバラバラ
 ④売り場に同じ作物が多数並んでいてもいい

感想
 農作物は売り手が価格を決めているのかと思っていました。買い手だったのですね。

 農業が儲かるとなれば多くの人が、若者も参入するでしょうね。

日本は米国に止められたら直ぐに食糧危機ですね。

追記1;キョクトウ株式会社(正露丸)に医薬品製造業の業務停止 23日間 ⇔アクティブファーマは業務停止なし

2024-04-27 11:47:17 | 社会
追記1;
 虚偽の試験記録を作成した理由について、担当者は「検査責任者は既に退職しており、作成を指示した理由は分からない」と話した。  
 正露丸を含む胃腸薬4品目に関しては、原料を仕入れた際に品質試験をせず、原料メーカーの試験を転記する違反もあった。 
 検査をチャックする仕組みが無かったようです。
また、不正指示に従った社員もいたということです。
つまり、不正が行える仕組みであり、不正に対して鋭敏な会社の文化でなかったようです。
 原料試験の転記も同じ検査責任者なのかどうか?
また、不正に追い込む会社の問題点もあったのでしょう。

既述;2024-04-26 19:38:00

 県は本日付で、県内企業に対して、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づき、業務の停止及び業務の改善を命じました。
1.処分対象業者及び業態
業者名 キョクトウ株式会社(代表取締役 福見愛子)
所在地 富山市牛島新町8番10号
業態 医薬品製造業、第2種医薬品製造販売業

2.処分の内容
(1)業務停止命令 医薬品製造業の業務停止
令和6年4月30日(火曜日)から同年5月22日(水曜日)までの23日間
第2種医薬品製造販売業の業務停止
令和6年4月30日(火曜日)から同年5月21日(火曜日)までの22日間

(2)業務改善命令 医薬品製造業、第2種医薬品製造販売業の業務改善
違反事項の原因の究明及び改善
法令遵守体制の抜本的な改革・組織体制の構築
  • 責任の所在の明確化
  • 製造・品質業務が適切かつ円滑に行われる体制の構築
  • 責任者等が業務及び遵守事項を確実に遂行できる体制の整備
  • 継続的な教育訓練による法令遵守意識の浸透
  • 法令遵守を優先する企業風土を醸成するための方策の策定
  • 実効性のある内部通報制度の整備 等
是正措置及び再発防止策を含めた改善計画の策定(1か月以内に県に提出)

3.主な違反内容
(1)医薬品製造業
  • 製造した医薬品の試験結果が承認規格に不適合となったにも関わらず、適合したとする虚偽の試験記録を作成して出荷したこと
  • 原料受入試験の一部を実施せず、虚偽の試験記録を作成したこと
  • 県の調査員に虚偽の記載のある文書を提示したこと
  • 製造業者の業務の適正を確保するために必要な体制の整備等の措置を十分に講じなかったこと
  • 製造・品質関連業務を適切に実施するための人員を十分に配置しなかったこと
  • 医薬品製造管理者が従業者を適切に監督せず、必要な注意を怠ったこと
(2)第2種医薬品製造販売業
  • 試験結果が承認規格に適合しない医薬品を製造販売したこと
  • 医薬品の品質管理に関する業務を適正に遂行するために必要な体制の整備等の措置を十分に講じなかったこと
  • 品質管理業務を適正かつ円滑に遂行するための人員を十分に配置しなかったこと
  • 法令に従い適正に製造販売が行われるよう必要な配慮をすることを怠り、医薬品の品質管理を適正に行わなかったこと
  • 医薬品総括製造販売責任者が、品質管理業務を適切に行うことを怠ったこと
信頼ある製品開発と限りない発展をめざして
私たちキョクトウ株式会社は、医薬品製造メーカーとしてより安全で有効な医薬品を経済的に安定供給することにより、皆様の健康をサポートいたします。
現在、OEM商品、PB商品の積極的な開発や国内のみにとどまらず製品の海外輸出にも取り組み、着実な前進を遂げています。
2 処分に至った経緯・原因 
 令和4年(2022年)7月及び8月の富山県による弊社工場へのGMP調査を契機として、自主的な 社内調査を実施しました。その結果、試験結果の改ざん、原料受入試験の未実施、製造記録の虚偽記録等 が判明いたしました。これまでの調査において、製造の継続及び出荷を優先し、法令及び手順書上の手続を経ることを避けようとする企業風土が、上記の違反行為を生じた一因となりました。また、慢性的な人手不足により、GMP遵守に対する意識が形骸化した企業風土となり、改善がされなかったのは、経営者 による薬機法に対する法令遵守への対応と人的補充が欠けていたものでした。 
 社内調査におけるヒアリングを通じて、経営者及び従業員、特に製造部門や品質管理部門の作業員に共通する問題意識として明らかになったのは、作業人員数に比して生産数が過多であり、生産計画の逼迫 が常態化しているために、業務に余裕がないということでした。
 作業員は、生産計画及び納期に追われ、 目先の作業をこなすことに精一杯の状況でした。 この度の一連の弊社の調査内容を富山県に報告して参りましたところ、上述1(3)を違反の理由とし て行政処分を受けました。 

3 現在流通している弊社製品について
  弊社製品の「正露丸」については、令和4年(2022年)9月に、安定性モニタリングの定量試験の結果、承認規格外となる可能性が否定できない一部製品ロットについては自主回収を実施し、既に終了しています。なお、試験結果の改ざんが行われたものは当該回収の対象品目に含まれています。その他の 品目も含め、現時点で有効性及び安全性に問題はなく、健康被害の報告も受けておりません。 

4 再発防止策 
 弊社は、今般の行政処分を重く受け止めますとともに、二度と同様の違反行為が行われないよう、原因 究明および再発防止策の策定を進めて参ります。 
 今後の対策として、試験検査記録や製造記録に限らず、データ不正につながる変更や逸脱を回避するた め、組織全体が法令遵守への意識の向上を図り、医薬品の品質を最優先する文化の醸成に努めて参りま す。 
 今回の法令等の違反行為に至った原因につきましては、その根底には役職員の法令遵守意識の欠如、会社として法令遵守をさせる体制の構築不備が要因と考えております。 近年、企業に対する社会的責任(CSR)の重要性の高まりの中、単に法令だけでなく、社会的規範や 企業倫理など、企業が活動していく上で求められるさまざまな「規範」、「倫理」を含めた広義なコンプライアンス遵守が求められております。弊社では内部通報制度を立ち上げ、顧問弁護士等の協力を得な がら運用し、健全な経営を目指します。 あらためて、消費者の生命・健康に関わる医薬品の製造、販売を行う企業であるという意識を常に強く持ち続け、関連法令を遵守する体制を確保するため、法令遵守のための方針、役職員の行動規範、製造販 売業者・製造業者としての責務、責任役員の責務、総括製造販売責任者・医薬品製造管理者の責務及び権 限をそれぞれ明確に規定し、関連法令及び社内規定を遵守して業務の適正を確保するための体制及びその監督に係る体制を構築いたします。

 キョクトウ株式会社(本社:富山県富山市牛島新町8番10号、取締役執行役員:福見勉)が製造・販売しております「キョクトウ正露丸」におきまして、一部ロットの安定性モニタリング(使用期限内での安定性確認試験)にて一部有効成分の定量試験において承認規格を外れる結果が得られました。
 他のロットにおいても使用期限内において、承認規格外となる可能性が否定できないことにより、別紙のロットについて自主回収いたします。
 尚、承認規格値から逸脱している量はわずかであり、安全性に影響はなく、重篤な健康被害が発生する可能性はないものと考えております。
 また、現在までに本件に起因する健康被害の報告はございません。
 この度は、お客様をはじめ、お取引様及び関係各位には、多大なるご迷惑をお掛けいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
■回収開始日 2022年9月6日 (火)




感想
 同じ富山県なのに、アクティブファーマには業務停止がありませんでした。
アクティブファーマも隠蔽して、県の調査員を騙していたのです。
 試験記録の偽造が大きいと判断したのでしょうか。
それとも秋田県のニプロファーマ大館製造所の試験実施していないに偽装しても業務処分が無かったので、それを見習ったのでしょうか。

 2022年7月、8月の県の査察で問題が発覚したようです。
処分まで1年9か月もかかっています。県も人手不足のようです。
回収だけはすぐに行っています。
ただ、回収理由に不正があったことは説明されていませんでした。

信頼ある製品開発と限りない発展をめざして
美辞麗句を並べることが会社の方針になっています。
方針を守ることなのですが。

 今回も「責任役員」の責任を追及されていません。
なんのための責任役員なのでしょうか?
沢井製薬さんには厚労省が、「総括変更」と人事にコメントしています。
今回はそれもありません。
 処罰のバラツキが大きすぎるように感じています。


「私から電話があったことをおっしゃらないでください」森喜朗元首相が、岸田首相「事情聴取」の全容を明かした! ”やる気ない岸田首相”

2024-04-27 01:06:44 | 社会

「総理は早く結論を出して(4月8日からの)訪米にそなえたい気持ちが強かったのでしょう。だから、私にも真実を確認するためにやむをえず電話をかけてきて、それで済んだ、という形をつくろうとしたのだと思います」 
  4月18日、森喜朗元首相が都内の事務所でノンフィクション作家の森功氏のインタビューに応じた。  その中で森元首相は、自民党の政治資金パーティを巡る裏金問題について、4月上旬に岸田文雄首相から電話で聴取をされた際のやり取りについて詳細に明かした。 「岸田総理からの電話は、『例の問題について、森先生の話を聞いたかどうか、質問が集中しますので、含みおいてください』というような内容です」

「私が裏金作りを始めたと言っているのは誰なんだ」


 岸田首相は、これまでマスコミ各社の取材などに対し、森元首相には、裏金作りへの関与について、直接尋ねたと説明してきた。  しかし今回、森功氏が、「(岸田首相から)『キックバックを知っていたか』、あるいは『裏金システムそのものを作ったのではないか』という質問はなかったのですか」と確認すると、森元首相は「はい」と認め、上記のように詳しい内容に踏み込んだやり取りはなかったと答えた。  
 岸田首相としては気遣ったつもりかもしれないが、調べる立場の自民党総裁として事実関係をきっちり問いただすべきだろう。森元首相は次のように補足した。 「ただ岸田総理も、私の関与がなかったことについては、だいたい分かっているんです。電話があったのは訪米前が初めてではありません。私に聞けと野党が騒ぎ始める前から、総理には『私の会長時代には、派閥ぐるみの裏金作りなどありませんでした。それは私がいちばんよく知っています』と話してきました。(中略)もし国会に呼ばれたら、『森が裏金作りを始めたと言っているのはいったい誰なんだ』と言いたいです」

「強いてお目にかかることはありません」

 岸田首相が4月上旬に改めて電話をかけてきた理由について、冒頭のように訪米にそなえたい意向が強かったのだろうと推測した。 「総理はこう言っていました。 『私から森先生に電話した事実を言わなければならない事態になれば、それを公表させていただきます。それまでは、私から電話があったことをおっしゃらないでください』  私は『承知しました』とだけ答えました。あとは『ご体調はいかがですか』とか『強いてお目にかかることはありません』というようなことを言われました」

岸田首相はこれまで聴取について、「森氏の(裏金問題への)具体的な関与は確認できなかった」と説明。国会でたびたび追及を受けた際には、「記録はございません」などと語り、会話の内容については一切明かしてこなかった。しかし森元首相の今回のインタビューから、事情聴取の実態がお粗末なものだったことがよくわかる。

「キックバック復活」への関与は?
 ノルマ超過分のキックバックは、安倍晋三元首相が中止するよう指示したにもかかわらず、2022年8月5日に下村博文氏や世耕弘成氏、塩谷立氏、西村康稔氏ら派閥幹部が会合を開き、復活が決まったとされる。キックバックが復活したことについて、森元首相が関与していたのではないかという疑惑には、次のように語った。 「キックバックを復活させるかどうか議論したとされる会合の日、私は東京オリンピックの後始末のために静岡県の下田へ行っていました。会合にも出ていませんし、話し合いがあったことすら知らなかった。どんな経緯で再開されたか、本当にわかりません。下村君一人だけが、私がそこに関係しているかのように言っているわけです。あの会合に参加している他の誰も、私が関与したなんて言っていません」  

 240分にわたってインタビューに応じた記事「 森喜朗元首相『裏金問題』真相を語る」 は、5月10日発売の「文藝春秋」6月号に掲載するほか、「 文藝春秋 電子版 」では、4月26日に先行配信を行い、 全文を公開 。森元首相は、自身が清和政策研究会の会長を務めていた頃に始まったとされる裏金作りについて詳細に語っている。  さらに、昨年7月、清和研の会長になることを望んだ下村元文科相から、2000万円の入った紙袋を持参された際のやり取りの詳細や、今年1月、塩谷元座長に対して、「(裏金問題の)全責任を取って仲間を救ってやれ」などと説得したことについても明かしている。
「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2024年6月号

感想
 当時の自民党安倍派は森元会長が知らないところで、キックバックの裏金作りが始まったとのことです。
 責任者は責任をとらないようです。
 国民がそんな人を指示するかどうかですね。
細田元会長の後継者を支持することは「裏金作りは適切だ」ということになるので、 
 小渕優子選挙対策委員長も必死のようです。「ドリル優子さーん」のヤジにも頑張っておられます。きちんと説明すると言われていましたが、いまだにされていません。
小渕事務所は今もパソコンを更新や廃棄するとき、ドリルで穴をあけておられるか尋ねていただきたいです。