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万博工事でガス爆発!地下には毒灰・毒土が埋められ、メタンガスも噴出…自見大臣は「適切な対応取ります」ノホホン答弁の過去 ”万博開催中にメタンガス爆発で犠牲者になるのは万博に参加した自己責任?”

2024-04-01 20:04:44 | 社会
3/31(日) 22:01配信Flash

 大阪・関西万博の会場となる夢洲の建設現場で、3月28日、爆発事故が発生した。日本国際博覧会協会の発表によると、グリーンワールド(GW)工区の屋外イベント広場横のトイレで、溶接作業中に発生した火花が、配管ピット(パイプなどがまとめられたスペース)に溜まった可燃性ガスに引火して爆発。1階床が破損したが、けが人は出なかった。 
 現在、GW工区では火花が発生する作業はすべて停止。可燃性ガスが溜まらないよう再発防止策を徹底したうえで、作業を再開するという。会場予定地では、GW工区のみ一部が廃棄物処分場となっているため可燃性ガスが発生しているが、ほかのエリアでは発生していないという。  
 今回の可燃性ガスはメタンガスだと思われるが、爆発事故を受け、Xでは批判が吹き荒れている。 
《危惧していたことが実際工事現場で起きたってことですよね》 
《安全重視とか再発防止とか言ってるけどどうやって?》 
《ゴミから発生する可燃性ガスといえばやっぱりメタンですよね。SDGsを掲げる万博会場から、最強の温室効果ガスが湧き出す。皮肉なもんですね》 
《メタン万博》 
《入場者が喫煙所でタバコを吸ったらドカンとならないかコレ?》 
 「万博会場である夢洲(ゆめしま)では、以前からメタンガスの問題が指摘されてきました。  
 たとえば、会場の最寄り駅となる地下鉄の新駅を作るにあたり、大阪市は、当初、工事費を約250億円と見込んでいました。ところが、地盤沈下への対応や、メタンガスの防爆対策などで、さらに約96億円が必要と判明し、2022年の段階で約346億円まで膨らみました。  メタンガスは地中から噴出するわけですから、この額ですむかどうかはわかりません」(政治担当記者)  
 GW工区は、埋立地としては「夢洲1区」と名づけられている。本誌は、2023年10月、地元の市民団体に話を聞いている。 「『管理型最終処分場』である夢洲1区内には、袋詰めされた泥が積まれているエリアがあり、その量は3立方メートルの袋詰めが1万袋あると言われています。  
 大阪市によると『中程度のPCBが含有されている土』で、今後は50cmの土で覆い、その上をコンクリートで固めて万博、IRの駐車場にする計画だそうです。  
 国と大阪市は、このまま汚染を封じ込めてしまうのでしょう。とくに1区には、有毒な焼却灰や飛灰などが860万トンも埋まっているとされ、有毒の『メタンガス』も放出されているので心配です」  

 会場でのメタンガスの危険性は、国会でも追及されていた。2023年11月29日の参院予算委員会で、社民党の福島みずほ氏は、万博会場でメタンガスが出たことはあるかと質問。  
 自見英子万博担当相は、「会場の建設工事においてメタンガスが発生したという事実は報告は受けておりません」と答弁。続けて、仮にメタンガスが発生した場合、「施工者がただちに必要な対策をおこなうと同時に、博覧会協会をはじめとする関係者間で情報を共有するなど必要な適切な対応を取る」と、危機意識に欠けるような発言をした。  
 すぐさま福島氏は、「メタンガスに火がついたら爆発します」と突っ込んだのだが、まさにこのときの追及が現実となった形だ。  
 爆発事故が起きたいま、大臣の言葉を信じれば適切な対応がなされるはずだが、今回の件で工事の進捗に影響が出るのは間違いない。トラブルまみれの万博は、はたしてどこに向かうのか――。

感想
 工事中にまたメタンガス爆発が起きる危険はないのでしょうか?
また万博開催中にメタンガス爆発が起きる危険はないのでしょうか?
もし、起きて自分が被害を被っても、それは万博に参加した自己責任になるのでしょうか?

川魚から暫定規制値を超えるメチル水銀 新潟県、詳細公表せず ”平均値が基準を下回っていたので公表しないとの説明”

2024-04-01 00:50:50 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b664339a610b236e9211b401669839eb3de335c 3/30(土) 6:30配信 毎日新聞

 新潟県が2021年度に実施した阿賀野川の魚に含まれる水銀の調査で、新潟水俣病の原因をつくった旧昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)鹿瀬工場の排水口付近で捕まえたウグイ10匹のうち、3匹から国の暫定規制値をわずかに超えるメチル水銀などが検出されていたことが取材で判明した。県は、県版の環境白書に概要のみ記載し、詳細を公表していなかった。厚生労働省は、暫定規制値を超えた魚を食べても、少しなら健康を害する危険性はないとしている。【中津川甫】 

◇水銀調査、どんな結果だった?  
 県は新潟水俣病が公式に確認された1965年から、阿賀野川の魚に含まれる水銀の調査を毎年続けている。毎日新聞は2017~21年度のウグイの水銀保有量の調査結果を入手。阿賀町の鹿瀬工場排水口付近で10~15匹を捕まえ、新潟水俣病の原因物質のメチル水銀と、総水銀の保有量を調べており、20年度までは国の暫定規制値(メチル水銀0・3ppm、総水銀0・4ppm、ppmは100万分の1)を超える個体はいなかった。  一方、21年度は10匹のうち3匹が暫定規制値をわずかに超え、メチル水銀が最も高い個体で0・39ppm、総水銀で0・5ppmだった。10匹の平均はメチル水銀で0・26ppm、総水銀で0・32ppmだった。  

◇資料館に事実と異なる記載  
 県立の新潟水俣病資料館(新潟市)のパネルには「94(平成6)年以降は水銀の暫定的規制値の0・4ppmを超えるウグイは見られていません」と事実と異なる記載になっていた。
 県のホームページで公開されている小中学生向けのパンフレットにも同様の内容がある。県は今後、暫定規制値を超える個体があったことを伝える記載に修正するという。  
 また18年度には、鹿瀬工場排水口から約18キロ下流の佐取近くで捕獲したウグイ15匹のうち1匹から、暫定規制値をわずかに上回るメチル水銀が見つかっていたことも取材で判明した。  
 県によると、阿賀野川の魚の水銀保有量の調査結果は県版の環境白書「新潟県の環境」に概要を記載して公表していたが、調査したウグイの検体数、暫定規制値を超えた個体の数、具体的な保有メチル水銀量などは説明していなかった。暫定規制値を超えた3体が確認された21年度の調査結果については「平均値は下回りましたが、一部の検体では上回るものがありました」と概要のみ記していた。  
 具体的な調査結果を公表しない理由について、県生活衛生課は取材に「検体全体の平均では国の暫定規制値を下回っており、問題はない。阿賀野川の安全宣言と魚の食用抑制が解除された1978年当時と著しく状況が変わっているわけでない」と説明。また「メチル水銀は自然界にもある。原因は不明だが人工的汚染は解消されている」とし、原因企業の工場排水と暫定規制値を超えるウグイとの因果関係を否定した。県によると、ウグイは長寿で川底にいることが多いため水銀を多く摂取する傾向があるという。  
 ウグイの捕獲は毎年、地元の漁協に依頼。直近の22年度調査では1匹も暫定規制値を超えていなかったといい、県は「規制値超えのウグイが見つからない年も多く、他の河川と特段変わりはない」としている。  
 一方、新潟水俣病に詳しい新潟信愛病院の丸山公男医師(元新潟青陵大教授)は、「川が水銀で汚染されている可能性がある場合は川魚も規制の対象にするべきだ。阿賀野川のウグイの一部個体から暫定規制値を上回る水銀保有量が近年見つかっているので、慎重な取り扱いが必要ではないか」と問題提起する。  

◇なぜ「暫定」規制値  
 県が評価に用いている国の暫定規制値は、1973年に厚生省環境衛生局長(当時)が通知した「魚介類の水銀の暫定的規制値について」と題した文書の基準となっている。  通知から半世紀たつが「暫定」が続いており、そもそも河川産の魚介類(湖沼産除く)は「適用しない」と明記されている。  そのため県は「川魚の水銀規制値はない」(生活衛生課)としているが、この暫定規制値を「行政上の指導指針」として扱い、食用抑制を判断する「参考」に使い続けてきた。  厚生労働省によると、川魚を適用除外とした理由について明確な記録はないが、海魚と比べてスーパーなどの市場に出回ることが少なく、「市場への流通性がない」(食品監視安全課)などの理由が挙げられていたという。  厚労省は魚介類の水銀について議論した2010年5月の部会の資料で、国内で流通する魚の調査結果から、メチル水銀の暫定規制値を超えた魚の一覧を公表している。  阿賀野川で見つかったウグイよりも高い値を示す魚も多く、一部のクジラやマグロなどは妊婦が大量摂取することに注意を呼びかけているが、暫定規制値を超えた魚を食べても「偏食せず少しなら健康を害する危険性はない」(同課)としている。  一方、「国の暫定規制値は高い値のままで安全ではない」(丸山医師)との声もある。

感想
 厚生労働省は、暫定規制値を超えた魚を食べても、少しなら健康を害する危険性はないとしている。

 暫定と言えども、何のための規制値なのでしょう?
①形だけ
②注意を与える
③出荷禁止
 今回の状況は①ということなのでしょうか?

なぜ増えたのかをきちんと調査するための暫定規制値を捉えてぜひ原因を追究していただきたいです。