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「卑しい魂胆しか見えない」大阪・吉村知事「0歳児に選挙権」提案 透けてみえる「家父長男尊女卑」に猛批判 ”民主主義を理解していない、維新、吉村府知事に政治を任せて大丈夫でしょうか?”

2024-04-26 18:14:44 | 社会

 4月25日、大阪府の吉村洋文知事が、記者会見で、人口減少への抜本対策として「0歳児からの選挙権」導入を訴えた。  前日の24日、有識者でつくる「人口戦略会議」が公表した分析結果では、全国で744の自治体が「消滅可能性自治体」とされ、そのなかに大阪府内の12自治体が含まれていた。  
 吉村知事はこの点を問われ、「もっと次の世代のことを考えた政治をやるべきだ。いまの自公政権は、それをやっていない」と指摘。個人の考えとして、こう持論を展開した。 「0歳から選挙権を持ってもらうべきだ。そうすると、若い世代に政治家が向くことになる。親・保護者が代理で選挙権を行使する。僕は子どもが3人だから、4票の影響力がある。少子化の問題を抜本的に解決するなら『0歳児選挙権』だと思う」

 吉村知事は「0歳児選挙権」について、自身が共同代表を務める日本維新の会のマニフェストにも加えるよう提案していくという。  この提案に、維新の会の音喜多駿政調会長は同日、自身のXでこう反応した。 《維新はすでに0歳児投票権こと「ドメイン方式」の導入検討まで踏み込んでいる唯一の政党ですが、さらにはっきりとした形でのマニフェスト掲載まで検討していきます。》  
 だが、吉村知事が「0歳児選挙権」を提案したことに、タレントのフィフィは同日、自身のXでこう疑問の声をあげた。 《それって、子供が選んで投票するのと違うじゃん。むしろ親の思想を押し付ける事にもなりかねない。》  
 吉村知事が「0歳児選挙権」を導入し、「親が選挙権を代理で行使する」と述べたことに、SNSでは批判的な声が殺到している。 
《いろいろ突っ込みどころ満載なんだけど一番嫌なとこは【0歳から成人までは投票権を親が「代理行使」することを想定】だわな。これ子どもの自由な意思決定を阻害してる。子どもは親の所有物じゃ無い。子どもの人権という意識ゼロ いかにも維新。この人『弁護士』なん?》 
《どこまでも自分達に都合の良い組織票大増計画なん 親を使って代理投票って…卑しい魂胆しか見えない》 
《これって「俺が自分の子どもの票を使って多数票を投じる」と宣言してるのと同じだよね。要するに「思考能力のない年齢の子どもの票」を使って「選挙の不正がしたい」と述べてる訳で》  
 吉村知事が、「僕は子どもが3人だから、4票の影響力がある」と述べたことにも、ツッコむ声がSNSで上がっている。 
《こういう時にしれっと自然体で女親側の権利が無視されるところに日頃の考えが透けて出てくるよな。吉村知事は4票分で奥さんは1票分なの?》 
《妻に子の票一切渡さんナチュラルな家父長男尊女卑 政治が若い人に向くといいつつ成人するまで親が投票代行の矛盾 マニフェストにご提案、どうぞどうぞ。益々維新が憲法音痴行政音痴と分かりやすくなって、むしろ親切》 
《え、妻の影響力ゼロなん?で、子が多い父の意見が最も反映される政治にするってことでしょ?しかも共同親権なら離婚後の子どもの投票先に別居親の許可が必要??家父長制を一気に引き戻したいこと、もう隠す気がない…》  

 立憲民主党の米山隆一衆院議員も同日、自身のXにこう書き込んだ。 
《これ何の気なく選挙権は「保護者などが代理で行使」としていますが、少なくとも婚姻中は保護者は二人おり、意見が一致するとは限らないというか、一致させる為の話し合いを強制したら「投票の秘密(憲15(3))」を犯す事になります。兎も角思い付きで凡そ現実味がありません》  
 吉村知事をめぐっては、府内に滞在する訪日外国人観光客を対象に、オーバーツーリズム対策として、新たな「徴収金」制度の導入を提案するも、専門家からは慎重な意見が相次いでいる。知事なのだから、もっと現実的な提案をしてはどうか……。

感想
 ここまで考え方がおかしいと思いませんでした。
民主主義とは子どもを多く持っている人の意見が反映されるのでしょうか?
吉村府知事をもう相手にせずに、吉村府知事を選んでいる大阪府民の問題でしょうね。
 大阪府民のレベルが低すぎるというか、もっと考えていただきたいです。
大阪万博は大きな赤字が目に見えています。
そしてカジノで貧困と犯罪を増やします。
それが大阪府民が子どもたちに残したい大阪ですか。

追記1;准看護師のできること /誤投薬で乳児が10日間入院 取り違えた准看護師、報告せず 滋賀 ”近江八幡大丈夫? スーパーと警察、そして病院”

2024-04-26 10:36:18 | 社会
追記1;
https://recruit.nurse-senka.com/html/content/article/504
准看護師の資格で「できること」「できないこと」
 准看護師ができることとして業務の範囲や勤務先に関して正看護師との差はありません。
 しかし、基本的に准看護師は『保助看法第6条』で「医師・歯科医師又は看護師の指示のもとで、傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行う」とされています。看護師は自らの判断により看護を提供できますが、准看護師は自らの判断による看護業務はできないという違いがあります。
 そのため求人状況においては、病院の看護師の有効求人数が約8万人なのに対し、准看護師の有効求人数は約4,000人。診療所においては看護師約1.8万人なのに対し、約2,500人。介護・福祉関係(介護老人保健施設、デイサービスなど)は看護師約3.1万人に対して約5,000人の有効求人数となっています。
 保健師や助産師の資格取得や、スキルアップとして専門看護師や認定看護師の取得は准看護師資格だけではできません。看護師養成課程修了と看護師国家試験合格が必須となります。
 准看護師は医師又は看護師の指示のもとで行うとなっています。
間違えた時点で指示を仰がないといけません。
 病院において、准看護師を看護師と同じように働かせていた可能性もあります。
また、准看護師を看護師への支援などが弱かった可能性もあります。
 問題起こした准看護師だけでなく、院長や理事長の病院経営や指導にも問題があったと思いますが、どうでしょうか?

既述;
 滋賀県の近江八幡市立総合医療センター(同市土田町)は25日、女性准看護師(50歳代)の誤投薬で乳児が10日間入院する医療事故があったと発表した。 
 センターによると、3月11日午前、同市内の乳児が聴力障害の有無を調べるため耳鼻咽喉(いんこう)科に来院。脳反応検査にあたって鎮静剤の「トリクロリールシロップ」を飲む予定だった。  
 しかし、准看護師が同科内の冷蔵庫にあった「80%トリクロロ酢酸液」を誤って飲ませた。乳児が嘔吐(おうと)したので、小児科に同シロップを取りに行って飲ませた。乳児は帰宅後も不調で同日夕方、センター救急外来を受診。一旦帰宅したが、12日も口の荒れが目立ったため、再度受診しそのまま入院した。口腔(こうくう)内と下あご皮膚に炎症が起き、21日まで入院治療した。  
 同酢酸液は強酸性でできものなどを取り除くために使う。准看護師は「トリクロ」が共通する薬を取り違えて投与したという。また13日までこの事故についてセンター側に報告していなかった。  
 センターの白山武司院長は「考えられない薬の取り違えで深くおわびする。また医療ミス後すぐ対応する必要もあった。原因を徹底究明し再発防止に努める」と述べた。【伊藤信司】 



感想
 こういう問題を起こす病院は、他でも問題を起こしているように思ってしまいます。
明らかに名前も違うし、見た目も違います。
また、トリクロロ酢酸は劇物です。
個体を溶解させて80%濃度にしたのでしょう。
きちんと”劇物”との赤字での表記をしていれば防げたかもしれません。
小分けした場合の表示ができていません。
これは小分けした時の病院のルールに問題があるのではないでしょうか。
また危険なものとシロップを同じ場所に置いている、病院の管理にも問題があります。
耳鼻咽喉科ではトリクロロ酢酸をアレルギー対応で塗布するものですが、飲ませるものではありません。
個人の責任にするような病院の院長にも問題があるように思いました。

 近江八幡市のスーパーの泥売棒扱い、近江八幡市警察の82時間拘束、近江八幡市の平和堂は競合相手の不適切な対応に”いいね”を押すレベルの低さ、そしてあり得ない誤投与の病院。
 なんか近江八幡市は大丈夫かな?と思ってしまいます。
近江商人が泣いているでしょう。

「学び直し高校物理 挫折者のための超入門 物理に挫折したあなたに」田口 善弘著 ”想像したより高度でした”

2024-04-26 08:35:35 | 本の紹介
https://honto.jp/netstore/pd-book_33117623.html#productInfomation 学び直し高校物理 挫折者のための超入門 物理に挫折したあなたに 田口 善弘著 Honto

この本は、高校物理の挫折者や、履修はしなかったが、あらためて学び直したいという初学者を想定して書かれたものだ。
基本コンセプトは天下りにしない、ということに尽きる。高校の物理の教科書はややもすると「世界はこうなってる」という法則や公式が「どん!」と与えられて「信じる者は救われる」とばかりに話が進んでいく。疑問を提示すると「じゃあ、実験で実際にそうなっていることを確認しなさい」といなされてしまう。しかし、実際に実験で確認できたからといって納得感があるかというとそれは別問題だろう(実際のところ、高校物理の教科書の立て付けでは実験をすることが推奨されているが、現実は教育の現場で実験が多用されることは稀である)。(中略)
「こうなりました。昔の人が考えた結果です!」じゃなく、「改めて一から考えたら今の公式や法則って自然な考え方ですよね」と納得できたら、物理に対する苦手意識が払拭できるのではないだろうか。
「なぜそのように考えるか?」の「理由」を説明することができれば、よいレシピを学ぶことで自作の料理を考案できるように、目の前の現実に対して「自分で考えて答えを出す」ことができるようになるかもしれない(中略)。
教科書というよりは楽しんで読めるように、たとえ話や歴史的なエピソードを交えて、随分とかみ砕いて解説した。高校物理の教科書にお馴染みの数式や無味乾燥な記述も極力控えた。
本書が想定しているのは、高校物理の挫折者や物理に対する憧憬を捨てきれない文系物理ファン、そして高校物理の無味乾燥で天下り的な記述に違和感を覚えている読者である。数式や計算式などをがっつり盛り込んだ本格的な高校物理の解説書を期待される方には、「思っていたのと違う」となってしまうので、別の成書をご覧になることをお勧めしたい。
  • 第1部 力学編
    Chapter 1 物理は質量がすべて(質量とはなにか)
    Chapter 2 曲がっていても実は真っすぐ(等速直線運動)
    Chapter 3 兵器とは切っても切れない力学(斜方投射)
    Chapter 4 飛行機はなぜ飛ぶのか?(揚力)
    Chapter 5 トラックと乗用車が衝突すると、なぜ大事故になるのか?(運動量保存則)
    Chapter 6 隕石はなぜ爆発するのか?(エネルギー保存則)
    Chapter 7 実はよくわかっていない摩擦のしくみ (摩擦力)
    幕間劇 力学と電磁気学のあいだ(重力と静電気力)

    第2部 電磁気学編
    Chapter 8 「電流の向き」間違えちゃいました! (電荷と電流)
    Chapter 9 点電荷の間の静電気力(クーロンの法則)
    Chapter 10 ブラウン管で知る「電場」の謎(電場)
    Chapter 11 エジソンと白熱電球(電流・電圧・電力)
    Chapter 12 電気回路に不可欠の電子部品「コンデンサー」の 謎を解く(電気容量)
    Chapter 13 知名度は低いけど、身近に存在する電磁気学的な力(ローレンツ力)
    Chapter 14 テスラとエジソン 電流戦争の死闘 (直流と交流)
    幕間劇 電磁気学と熱力学のあいだ

    第3部 熱力学編
    Chapter 15 雲はなぜできるのか(熱力学第二法則ほか)
    Chapter 16 深海魚はなぜ水圧に押しつぶされないのか? (圧力)
    Chapter 17 いまとなってはトンデモ仮説 熱素説を科学者が信じたのはなぜ?(熱力学の第一法則)
    Chapter 18 マクスウェルの悪魔はいなかった (熱力学の第二法則)
    Chapter 19 「モーターにはまだ負けません!」熱機関が現役でいられる理由(熱機関)
    Chapter 20 冷蔵庫はなぜ冷えるのか?(冷却)

    第4部 波動編
    Chapter 21 なぜ、人は音を見ることができないのか? (光の直進性)
    Chapter 22 宇宙と野球とドップラー効果の意外な接点 (ドップラー効果)
    Chapter 23 アルゴリズム体操から学ぶ屈折のふしぎ

    第5部 原始・分子編
    Chapter 24 なんとも不条理な「不確定性原理」
    Chapter 25 この世の物質は「波」である! 
感想
 想像していたよりも高度でした。
でも物理のことを知ることができました。
 今の生活の多くのことが物理の基礎があり、そしてそれを研究したり、応用してきた科学者のお蔭で今の便利な生活があるのです。

 エジソンは、電気を送るのに”直流”に固執してしまったために自分の起こした会社GEを追放されました。元々はエジソンGEだったのですが、エジソンの名前も削除されてしまいました。
 今の”交流”を研究開発したのがニコラ テスラ(エジソンとテスラの競争)でした。自動車のテスラと同じです。
自動車の会社テスラの名前は、この科学者の名前を採用したそうです。
 テスラはエジソンの下で仕事をしていましたが、直流と交流で意見が合わず、飛び出しました。エジソンと対立会社だった、ウェスティングハウス社が彼を採用して、”交流”での電力事業を進め成功しました。
 エジソンが自分の考えに拘らずに、テスラを活用していたら、エジソンはさらに偉大な科学者であり実業家になっていました。

 本田宗一郎が2サイクルに固執し、若手研究者と対立しました。
その時副社長だった藤沢武夫が本田を説得して4サイクルエンジンに方針を切り替えました。これが無かったら、あるいは判断が遅かったら、今のホンダはなかったと思われます。
 エジソンには藤沢武夫のような人がいなかったようです。

わかりやすい例えを使って説明されていました。