追記;
4/12(金) 5:02配信 読売新聞
小林製薬が工場の床にこぼれた材料を使って、食品向けの「紅麹原料」を製造していたことがわかりました。 小林製薬をめぐっては紅麹原料を使った「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に腎疾患などの症状が相次ぎ、これまでに5人が死亡し、221人が入院しています。
■「床にこぼれた材料」使い食品向けの「紅麹原料」を製造
原料の一部からは青カビからつくられ毒性があるとされる「プベルル酸」が検出されており、小林製薬は先月、原料を製造していた大阪工場に立ち入り検査を実施しました。
小林製薬によると、大阪工場では去年、機械の蓋を閉め忘れたことで床にこぼれた材料を使って、食品向けの紅麹原料を製造していたということです。
小林製薬は去年5月、こぼれた材料を使った紅麹原料120キロ分を納品しましたが、その翌月、119キロを回収したということです。
また、材料を培養するタンクを温める温水がタンクの内部に混入していたことも明らかになっていて、小林製薬は引き続き健康被害の原因を調べています。
感想;
小林製薬はこの情報をいつ掴んだのでしょう?
トラブルは3H(初めて、変更、久しぶり)に起きると言われています。
私はそれに2H(普段と違う、不正なことを行う)を追加し、5Hと呼んでいます。
原因調査ではこの5Hを調べます。
床に落ちたものであれば、雑多な菌が入ったでしょう。
中国のマクドナルドのチキン製造所で、床に落ちた鶏肉を拾って交ぜたことがありました。
現地の人の意見は下記でした。
「混ぜれば、薄められて微生物試験に合格するから問題ない」
酷い! レベルが低すぎる! 教育できていない! マネジメントができていない!
でも、日本政府は福島第一原子力発電所の汚染水を海水で薄めて基準以下にして放出しましたので、同じレベルですが。
通常、落としたものは使いません。
でもそれを行ったということは下記が考えられます。
①失敗に対して厳しく、叱責ボーナスなど減らされる。
②経営陣がコストと納期に厳しく、品質トラブル対応を理解していない。
こんな情報が今頃出てくるのは、情けないというか、隠す経営方針というか、他の製品も大丈夫か?と思ってしまいます。
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