・ボクの障害は三つに分類できます。
・明らかに父からの遺伝である不器用
・全体が見えないこと
・生真面目
・対処方法
・不得意場面を回避すること
・障害・不器用を猛練習で乗り越えようとする努力
・他の優れた能力を使って、不器用をカバーする工夫です。
・仏教青年会の奉仕活動
「我々が奉仕する相手は、我々のなかに潜んでいる菩薩心が陽の目をみる縁を与えて下さる方だから、拝む気持ちで接しなさい」
・小野寺直助(九州大学名誉教授)
・「処方は、一見して横長になるのがいい。短冊に書くような処方はダメ」
病む生体のある一点を動かせば後は生体の治癒力が働きだす。だから、対処療法に追われていては医者の上達はない。
・「医者の技術と徒手空拳で発揮されるものである。器具や臨床検査のデータは、徒手空拳の技術を確認して磨くための道具であり、それに頼って診断をしてはダメ」
体温計で測定する前に触って体温を推定することと、血圧計で測定する前に指先で血圧を推定する練習をしてずいぶん誤差が少なくなっていました。
・「精神療法面接のコツ」
・「誤ったデータを正しい論理で処理すると、必ず誤った認識に到達する。粗雑な論理で処理するとまぐれ当たりがあるけど・・・」
・診断は三種
・共通言語としての診断
・治療行動を導く診断(見立て)
・負因と成育史と病前性格
・発症状況
・現症
・当事者への説明としての診断
・観察領域
・行動・生理領域
・気分・情緒領域
・言語領域
⇒
・三領域が互いに調和して変動しているなら気分障害を疑います・
・三領域間にちぐはぐさがあるならば統合失調症を疑います。
・三領域のどれか一領域だけの変動が表に出ずに潜められた状態像なら神経症レベルを疑います。
・三領域のどの一つであれ、領域内がまとまっていなくバラバラや矛盾を示している時は身体性の基盤のある病歴を疑います。
・異常が一領域に限られるか、それとも二領域三領域にまたがるかは病状の深刻さの指標だと考えます。
いまひとつ、診断者への心的距離のとり方、「くっ付く」「離れる」「ひねくれる」、を加味すると、秒速で大略の見立てをすることができ、続けて、見立てに合わせた診断面接の手順を選べるようになり、面接に無駄が少なくなることを経験しています。
・面接の有害性
精神療法に魅かれて精神科医になりましたので、面接に熱中しました。すると、診断名が何であるかを問わず、すべての患者が悪化しました。不眠・不穏だけでなく、夢幻状態や心身症や幻覚が出現しました。
しばらくして、有害であるのは「作用」があるからだと思いつきました。有害作用とは作用の証拠であり、作用メカニズム解明の好機である、と考えるようになり、今日まで続くボクの方法論となりました。
・「わかった!」は患者自身が発する言葉のはずだと気づきました。患者がその言葉を発する、正確には言葉の背後にある体験をする、その方向へ導くのが治療であると考えるようになりました。
・ミルトン・エリクソンの技法
相手の秘めている可能性を引き出し活用する方策があります。
フラクタルの考えを援用して、相手の言動のなかから可能性の萌芽を見出すようにしています。
・発生練習は最終段階はホーミー(モンゴルの歌唱法)との出会いでした。
倍音を伴うので二つの声が発生られる、魔法のような歌唱法です。
・自然治癒力とは「生きている」という機能が異常事態に呼応して発動されている姿である、とのこれもまた平凡な洞察に至りました。
・パデル先生が常に注目しておられるのは、患者の内部に表象として映し出されている外界でした。外界との関わりや葛藤とは「表象として外界」との関わりであり葛藤でした。
・表象(コトバンクより)
外界に刺激が存在せずに引起された事物,事象に対応する心的活動ないし意識内容のことで,以前の経験を想起することにより生じる記憶表象,想像の働きにより生じる想像表象などが区別される。刺激が現前せずに生じる意識内容という点で,夢,幻覚なども表象の一つとされる。また場合により具体物に対する関係の程度に応じて心像,観念とほぼ同義に用いられる。ただし刺激が現前した場合に生じる知覚像をも表象に含ませ,知覚表象の語が用いられることもある。
・フッサール現象学
・「抵抗」「防衛」などの言葉は治療者のなかに攻撃的な気分を引き起こすことに気づき、抵抗を「馴染めぬ」、防衛を「工夫」と言いかえることで指示的な気分を引き起こせると気づきました。
・フラクタルとの出会い
自然界がフラクタルの構造をしているなら、人の心身世界もフラクタルで構成されている筈である。
・土井健郎先生より
「神田橋君の文章は、いつも手品だねぇ」
・「『現場からの治癒論』という物語」
・生き物はみな、己の資質と環境の間に、調和を図りつつ生きている。植物は、自ら変化することで環境に順応するだけである。動物はその名のとおり、自分に適した場所へ移動することができる。さらには環境を操作し、自分にあうように変えてゆくこともできる。この第三の能力が異様なまでに肥大シタノガ、ヒトである」
・離魂融合
・往診や患者の椅子やベッドに寝てみるなど、場を共有する。
・間取り図や写真などで場のイメージを共有する。
・姿勢や語り口を真似てみる。
・離魂融合
の順序で自分の感受性を育成しなが、平易から何度の高い方へと練習すればだれでも習得できる技術です。
・ドーマン法
・しゃべりながらでも観察と聞き取りが維持できるように努力しました。
っスーパーヴァイジーの話を聞いていて、中途でどんどん連想をしゃべるようにしていることです。
・自分の資質に最も相性の良かった時代を回想し、そのときの生活のありようを想起して、そのような生活を健康法として、すこしばかり生活の中に呼び戻すことを精神療法の骨格としました。ところが、階層の作業をしているだけで、まだ生活の修正にいたっていないのに病状が軽くなる人、が多いのです。
・焦りに由来する職場復帰は止めるべきで、資質由来の意欲としての職場復帰は後押しすべきですから、両者の見極めが治療者の技量ということになります。
・次の三点を指標にして職場復帰をすすめるようになりました。
・職場復帰と仕事復帰は異なるなぁと実感でき、職場以外の日常生活のなかで、仕事したあとの充実感が味わえるようになっていること。
・心身の余裕の表れとしての好奇心の発露が増えていること。
・治療の中で発見した健康法として生活部分が実現していること。
・屋久島の春ウコン
・ビール酵母
・漢方治療
・バッチ・フラワーレメディ
・操体法
・治療者の作業
「妨げない」「引き出す」「障碍を取り除く」の順
感想;
カウンセリングの達人と言われています。
神がかったような要素があり、評価は分かれているようですが、実績をあげられているようです。
ご本人は障害を抱えておられましたが、それを生かすこと、学び続けられることにより、独自のカウンセリング技術を身に付けられ、多くの人を助けて来られたようです。
何か問題があると思えば、自分が変わっていくことなのでしょうね。
・明らかに父からの遺伝である不器用
・全体が見えないこと
・生真面目
・対処方法
・不得意場面を回避すること
・障害・不器用を猛練習で乗り越えようとする努力
・他の優れた能力を使って、不器用をカバーする工夫です。
・仏教青年会の奉仕活動
「我々が奉仕する相手は、我々のなかに潜んでいる菩薩心が陽の目をみる縁を与えて下さる方だから、拝む気持ちで接しなさい」
・小野寺直助(九州大学名誉教授)
・「処方は、一見して横長になるのがいい。短冊に書くような処方はダメ」
病む生体のある一点を動かせば後は生体の治癒力が働きだす。だから、対処療法に追われていては医者の上達はない。
・「医者の技術と徒手空拳で発揮されるものである。器具や臨床検査のデータは、徒手空拳の技術を確認して磨くための道具であり、それに頼って診断をしてはダメ」
体温計で測定する前に触って体温を推定することと、血圧計で測定する前に指先で血圧を推定する練習をしてずいぶん誤差が少なくなっていました。
・「精神療法面接のコツ」
・「誤ったデータを正しい論理で処理すると、必ず誤った認識に到達する。粗雑な論理で処理するとまぐれ当たりがあるけど・・・」
・診断は三種
・共通言語としての診断
・治療行動を導く診断(見立て)
・負因と成育史と病前性格
・発症状況
・現症
・当事者への説明としての診断
・観察領域
・行動・生理領域
・気分・情緒領域
・言語領域
⇒
・三領域が互いに調和して変動しているなら気分障害を疑います・
・三領域間にちぐはぐさがあるならば統合失調症を疑います。
・三領域のどれか一領域だけの変動が表に出ずに潜められた状態像なら神経症レベルを疑います。
・三領域のどの一つであれ、領域内がまとまっていなくバラバラや矛盾を示している時は身体性の基盤のある病歴を疑います。
・異常が一領域に限られるか、それとも二領域三領域にまたがるかは病状の深刻さの指標だと考えます。
いまひとつ、診断者への心的距離のとり方、「くっ付く」「離れる」「ひねくれる」、を加味すると、秒速で大略の見立てをすることができ、続けて、見立てに合わせた診断面接の手順を選べるようになり、面接に無駄が少なくなることを経験しています。
・面接の有害性
精神療法に魅かれて精神科医になりましたので、面接に熱中しました。すると、診断名が何であるかを問わず、すべての患者が悪化しました。不眠・不穏だけでなく、夢幻状態や心身症や幻覚が出現しました。
しばらくして、有害であるのは「作用」があるからだと思いつきました。有害作用とは作用の証拠であり、作用メカニズム解明の好機である、と考えるようになり、今日まで続くボクの方法論となりました。
・「わかった!」は患者自身が発する言葉のはずだと気づきました。患者がその言葉を発する、正確には言葉の背後にある体験をする、その方向へ導くのが治療であると考えるようになりました。
・ミルトン・エリクソンの技法
相手の秘めている可能性を引き出し活用する方策があります。
フラクタルの考えを援用して、相手の言動のなかから可能性の萌芽を見出すようにしています。
・発生練習は最終段階はホーミー(モンゴルの歌唱法)との出会いでした。
倍音を伴うので二つの声が発生られる、魔法のような歌唱法です。
・自然治癒力とは「生きている」という機能が異常事態に呼応して発動されている姿である、とのこれもまた平凡な洞察に至りました。
・パデル先生が常に注目しておられるのは、患者の内部に表象として映し出されている外界でした。外界との関わりや葛藤とは「表象として外界」との関わりであり葛藤でした。
・表象(コトバンクより)
外界に刺激が存在せずに引起された事物,事象に対応する心的活動ないし意識内容のことで,以前の経験を想起することにより生じる記憶表象,想像の働きにより生じる想像表象などが区別される。刺激が現前せずに生じる意識内容という点で,夢,幻覚なども表象の一つとされる。また場合により具体物に対する関係の程度に応じて心像,観念とほぼ同義に用いられる。ただし刺激が現前した場合に生じる知覚像をも表象に含ませ,知覚表象の語が用いられることもある。
・フッサール現象学
・「抵抗」「防衛」などの言葉は治療者のなかに攻撃的な気分を引き起こすことに気づき、抵抗を「馴染めぬ」、防衛を「工夫」と言いかえることで指示的な気分を引き起こせると気づきました。
・フラクタルとの出会い
自然界がフラクタルの構造をしているなら、人の心身世界もフラクタルで構成されている筈である。
・土井健郎先生より
「神田橋君の文章は、いつも手品だねぇ」
・「『現場からの治癒論』という物語」
・生き物はみな、己の資質と環境の間に、調和を図りつつ生きている。植物は、自ら変化することで環境に順応するだけである。動物はその名のとおり、自分に適した場所へ移動することができる。さらには環境を操作し、自分にあうように変えてゆくこともできる。この第三の能力が異様なまでに肥大シタノガ、ヒトである」
・離魂融合
・往診や患者の椅子やベッドに寝てみるなど、場を共有する。
・間取り図や写真などで場のイメージを共有する。
・姿勢や語り口を真似てみる。
・離魂融合
の順序で自分の感受性を育成しなが、平易から何度の高い方へと練習すればだれでも習得できる技術です。
・ドーマン法
・しゃべりながらでも観察と聞き取りが維持できるように努力しました。
っスーパーヴァイジーの話を聞いていて、中途でどんどん連想をしゃべるようにしていることです。
・自分の資質に最も相性の良かった時代を回想し、そのときの生活のありようを想起して、そのような生活を健康法として、すこしばかり生活の中に呼び戻すことを精神療法の骨格としました。ところが、階層の作業をしているだけで、まだ生活の修正にいたっていないのに病状が軽くなる人、が多いのです。
・焦りに由来する職場復帰は止めるべきで、資質由来の意欲としての職場復帰は後押しすべきですから、両者の見極めが治療者の技量ということになります。
・次の三点を指標にして職場復帰をすすめるようになりました。
・職場復帰と仕事復帰は異なるなぁと実感でき、職場以外の日常生活のなかで、仕事したあとの充実感が味わえるようになっていること。
・心身の余裕の表れとしての好奇心の発露が増えていること。
・治療の中で発見した健康法として生活部分が実現していること。
・屋久島の春ウコン
・ビール酵母
・漢方治療
・バッチ・フラワーレメディ
・操体法
・治療者の作業
「妨げない」「引き出す」「障碍を取り除く」の順
感想;
カウンセリングの達人と言われています。
神がかったような要素があり、評価は分かれているようですが、実績をあげられているようです。
ご本人は障害を抱えておられましたが、それを生かすこと、学び続けられることにより、独自のカウンセリング技術を身に付けられ、多くの人を助けて来られたようです。
何か問題があると思えば、自分が変わっていくことなのでしょうね。
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