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【新聞を語る㊥】ボクシング元世界王者の村田諒太さん 一覧性が世界広げる "好きな作家は、ビクトール・フランクル”

2023-04-07 17:14:44 | 社会

むらた・りょうた 1986年生まれ。奈良県出身。2012年、ロンドン五輪ボクシングミドル級で金メダルを獲得。13年プロデビュー。17年に世界ボクシング協会(WBA)世界ミドル級王者となる。日本人ボクサーで初めて、五輪金メダリストのプロ世界王者となった。趣味は読書。

 活字にのめり込むきっかけは、2012年のロンドン五輪の金メダル獲得だった。金メダルを取れば充足感に満たされ、その後の人生を満足して生きていける。そう信じていたが、現実は違った。
 ボクシングは、肉体は強くなっても、名声を求め、誰かと比較して自分の優位性をアピールする競技だ。プロに転向し、成功すればするほど傲慢(ごうまん)になり、ひずみが生まれて精神性を欠いていく気がした。その原因を理解し、戒めとするために読書を始めた。
 好きな作家は、ナチスの強制収容所から生還したビクトール・フランクル。「夜と霧」「死と愛」などを愛読している。事実ベースで、生き方や人間性の表れたものが好きだ。
 数年前からは、人にお薦めの本を聞いている。自分の好きな本ばかりでは、世界を狭めてしまう気がするからだ。偏った知識で変に理論武装しないよう、バランスに気を付けている。
 本や新聞は、手触りやにおいなど感覚を使って読めるところが好きだ。デジタルにはない魅力だし、これからも大切にしたい。
 今のインターネット社会では自分の趣味嗜好(しこう)が読み取られ、アルゴリズムで最適化された情報ばかりが流れてきがちだ。世界とつながるためのネットが、逆に世界を狭めているという危機感を感じている。
 その点、新聞は一覧性がある。興味がないことでも、自然と目に入る。いろいろなものを読み比べ、自身の考えを決めていけばいい。
 物事の裏側まで明らかにするような、深掘りした記事を期待している。専門性こそが、これからの新聞の魅力になると思う。

感想
 ヴィクトール・フランクルが始めた心理療法”ロゴセラピー”はまさに生き方を考える心理療法です。
 生きる意味を見出せない。
 自分の価値を見出せない。
そんなとき、ヒントを与えてくれるかもしれません。  

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