「コーヒーと楽しむ心が「ホッと」温まる50の物語」西沢泰生著 ”流石！ 鶴瓶師匠”

・誰かを思って祈ることで、自分の悩みを忘れることができる。

・利他の精神が自分を救う。

・達磨
「うむ、わかった。では、私がおまえの不安を消してあげよう。その不安とやらをここに出しなさい」
「師匠・・・。だめです。不安な心をここに出すことができません・・・。
「それでいい。もともと、不安など、影も形もなかったのだ」

・寄付（主旨に賛同できない団体から）を迫られた漫画家（サトウサンペイ）
「わかりました。匿名で寄付します」
「あのう・・・寄付というものはですね。コッソリしてこそ美徳になるんでうよネ、本来・・・」
「ええ、まあ」
「では、匿名の寄付が着いたら、それがボクの寄付です。全部僕のです！」
この言葉を聞いた相手。
「ウッ」と言葉を詰まらせて、そのまま電話を切ったそうです。

・1人のファンが鶴瓶師匠におにぎりを手渡します。新幹線が発車する前に、そのおにぎりをほおばる師匠。
その姿を見たさんまさん。新幹線に乗車してから、鶴瓶師匠に「ファンから渡されたものは怖くて食べられへん」と言うと、師匠はこう答えたそうです。
「たしかに何か変なもんが入っているかもしれへんな。オレも怖いよ。でもな、オレはファンを信じて食べんねん。見ているところで食べてあげると喜んでくれるやろ」
そう言った鶴瓶師匠。新幹線が発車すると食べかけのおにぎりをさっとしまってしまいます。それを見たさんまさんが、今度は、「もう食べへんのか」と尋ねると、鶴瓶師匠、笑いながらこういったのだとか。
「見てないところで食べてもしゃないがな。オレは今、あんまり腹空いてないねん」

感想；
鶴瓶さんは流石だと思いました。
ファンをを信じて食べんねん。

その気持ちがきっとファンにも伝わっているので根強いファンを持たれているのでしょう。
また多くの人が親しみやすいと感じておられるのでしょう。

達磨大師の言葉、確かに不安は取り出せません。
不安は自分で創り大きくしているのかもしれません。