元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が11日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。埼玉県議会の自民党県議団が9月議会に提出していた、子供だけでの留守番などを放置による虐待と定める「虐待禁止条例」の改正案を取り下げると発表したことに言及した。
改正案は、罰則はないが、「児童を住居、その他の場所に残したまま外出すること、その他の放置をしてはならない」とあり、小学校1~3年生の子供だけでの登下校、子供だけで公園で遊ぶこと、子供だけでおつかいに出かけることも違反ととしていた。条例案は、違反を見つけたら通報する義務も課していた。4日に自民党県議団が提案し、6日の県議会福祉保健医療委員会で自民、公明両党の県議団が賛成し可決。13日の本会議で改正案の採決が行われる予定で、自民党県議団が過半数を持っていることから成立する見通しだった。
しかし、他会派が「追い詰められる親が増える」と指摘したり、子育て世代からは「負担が大きくなる」と批判が殺到。県によると、10日午後2時の時点で条例について県庁に1007件の意見が寄せられ、うち1005件が反対の内容。改正案に異議を唱えるインターネット署名も8万件を超えるなどしていた。
条例案の撤回に追い込まれた自民党県議団の田村琢実団長は10日の記者会見で、取り下げの理由について、「議案の内容等に関しましては、私は瑕疵(かし)はなかったと感じておりますけれども」と改正案の内容に問題はなかったとし、「説明が不十分であり、その不十分さが広く伝わったことによって、国民や県民の皆さま方にご心配や不安が広がった」と説明不足だったとした。
MCの谷原章介が「今って女性の労働力を活用しようって方向で世の中、動いてるわけじゃないですか。それに逆行しかねないなと思うんですけれども?」と聞くと、若狭氏は「おっしゃる通りだと思いますよね。これからは多様化ですから、いろんな家族のスタイルやなんかは違うわけですから」と言い、「そもそも結論を言うと、虐待という言葉の捉え方が間違っていると思う。虐待というのは子供に対しての愛情がない形で放置したりすると虐待ということになり得ますけれども、子供に対して愛情を注いでいる、そういう状態において留守番をさせざるを得ないという時には、虐待という言葉自体、絶対にあり得ないんですよ。そもそも捉え方が全然できてないってところに根本的な問題、欠陥、瑕疵があるんだろうと思います」と自身の考えを述べた。
感想;
条例取り下げを説明する田村議員の常識と能力に疑問を持ちました。
今回の事案は多くの反対で阻止出来ましたが、この人がまた他のことを考えて行動起こすとそれは、県民にとってマイナスの可能性が大きいと思います。
他の自民党議員、公明党議員のレベルも同じなのでしょう。
埼玉県民として恥ずかしく思いました。
防ぐよい方法は、次回の選挙で投票しないことなのですが。
日本人はすぐに忘れてしまいます。
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